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実験7‐すべての物事になる
次の実験は、1972年にダグラス・ハーディングがデザインした二人のためのワークシート、「信じられない仮説をテストするための道具セット」から引用しています。「信じられない仮説」という言葉は、テニソンからの引用で、彼は、「呼吸よりも、手足よりも近いものが、彼(神)である」と言っています。
一人がもう一人に次のように指示し、質問する
くつろいで、快適にすわって、静かにして、目を閉じ、次の質問に答えてください。声に出して答えたいときだけ、そうしてください。
「現在の証拠にもとづいて、あなたは今、どんなふうですか?」
「あなたはいくつの足、腕、頭、体をもっているか(もしもっているとすれば)発見することができますか?」
「あなたはどれくらいの大きさですか?」
「それにもかかわらず、あなたは、『I Am=私は存在する』と言えるのではないでしょうか?」
「自分は存在しているという感覚は、自分をあれやこれだと見たり、考えたりしているときに比べて弱まっているでしょうか? おそらくむしろ、今ずっと強くなっているのではないでしょうか?」
「それはあなたの何かの感覚に依存していますか?」
「この、『I Am=私は存在する』は、それを、あなたの人間のある面や他の何かと結びつけるような、何らかの特徴をもっていますか? それとも、そういった特徴などがどれほどどこで享受されても、それは、『I Am=私は存在する』とは、違うものではないでしょうか?
このように自分自身の中心にいることは、またあなたはすべての存在している物事、あらゆる存在の中心にいることであり、彼らの手足よりも彼らの近くにいるのではありませんか?
「そして、あなたは、私の手足よりも、私の近くにいるのではありませんか?」
あなたの鼻はここの顔に、くついていますか?
あなたが自分の鼻を見るとき、顔にくっついている単一のものである代わりに時に不透明で、時に透明で、ときに世界のこちら側に、時に世界の向こう側についている、何かぼやけたものを見るのではないでしょうか?
これらのいずれも、顔にくっついていますか? それらはどこからともなく、現われるのではないでしょうか?
あなたのぼやけた鼻のようなものの、あなた側の神秘的場所に注意を払ってください。ここはあなたの最も内奥の本質、あなたがいつも訪れている秘密の場所です。そこには何かの物質性、形、名前、位置がありますか?
これらのぼやけたもの、私たちの「鼻」は、この誰もいない国への途上にある最後の辺境です。でも、この空間の「最も内奥の場所」から、最も遠い星はどれくらい遠いでしょうか?