バリ島 2022年12月 旅行記
プラマ・サヌールビーチ 2022年12月23日~30日
イントロダクション
今年の3月末で仕事を定年退職し、行きたいときに海外に行ける身になったもののコロナが気になります。しかしコロナ禍も3年目、相変わらず今日の感染者数などが報道されていますが、以前よりは落ち着き、日本も含め各国の入国条件が緩和されてきているところ、旅行会社もツアーを再開し始め「もう我慢できない!年末ならなんとか大丈夫だろう」と、前回覚えたエアトリでバリ島行きのチケットを探し始めました。
7月の時点でガルーダインドネシアは直行便は運行していない、12月の予定も全くわかりません。マレーシア航空は大丈夫そうですが、前回使ったKLからの便がなく、到着は翌日になってしまいます。他社便も同日着はありません。そして仕方がありませんが全体的に料金も高くなっています。相方の休みを確認し12月23日発で検討したところ、やはりマレーシア航空のビジネスクラスで行くことにしました。
成田からは前回と同じ、11:05発共同運行のJAL便です。18:10にKLに到着し、16時間後の翌日の12:25発でバリには15:25着です。帰りは前回と同じで、16:25バリ島発、KLで乗り継いで翌日の朝7:15成田着です。ホテルはいつものプラマ・サヌールビーチ、今回はデラックス・シービューの部屋がとれました。その後何回か調べてみましたが、航空券は埋まったりまた空席がでたり、もちろん料金も変動していましたが、ホテルの方は年末ということもあってか順調に部屋がなくなっていき、9月には同じ料金でもデラックスはガーデンビューしかなくなってしまいました。予約時点では日本への再入国に当たりPCR検査の陰性証明が必要で、まあそれは近くなってから予約することにしました。
7月頭に予約を確定したので早速席を決めてしまおうとシステムに入りました。前回は共同運行のJAL便は席の指定ができなかったのですが、今回は大丈夫、まだ早いのでガラガラで好きな席が選べました。帰りのKL発の機材は前回のエアバスA380からA350になっていました。さすがにあの巨大な機体の運行は維持できないのでしょう、でA350のシート配置を見ると…これは、噂の「王様シート」ではありませんか。相方ととなり同士じゃなきゃやだ!なんて歳ではないので、速攻で王様シートを2つ押さえました。
ところが9月頭になってマレーシア航空から「成田発(JAL便)の機材が変更になったのでシートチェンジをしました」と二人とも窓側から通路側の席にされてしまいました。そもそも前回と同じSKY SUITE Ⅱだと思っていたので窓側にしたのですが、ボーイング767-300(763)になったようで、シートはSKYRECLINERになったようです。このシートなら、トイレの近い私は通路側の方が都合がいいのですが、シェルタイプでないのはすごく残念です(シートを指定したときは前回と同じという思い込みでSKY SUITE Ⅱだと思っていましたが、機材は763だったと思います。たぶん私たちの予約クラスが一番下の「Z」だったため、あとから高い席を買った人が窓側をリクエストして、私たちは押しのけられたのでしょう。)
シートは残念でしたが、いいこともありました。ワクチン3回接種で帰国時の陰性証明は必要ないことになりました。早々PCR検査の手配をしなくてよかった。
10月の3連休で痛めた膝がいつまでも痛いので仕方なく病院に行きました。診断は「右膝半月板断裂」入院して手術が必要とのことです。「早くて11月末にできますよ」といわれましたが、退院まで順調にいって2~3週間、そのあとリハもとのことなので「12月末に旅行をするので」といって手術は年明けにしてもらいました。ということで、バリ島には痛い足を引きずって行くことになってしまいましたが、何より久しぶりにダイビングをしようと思っていたのができなくなってしまったことが残念です。
11月になりました。KLでの16時間ラウンジで過ごそうと思っていましたが、やっぱり横になりたい、でも安いホテルは空港から出なければならないので躊躇していましたが、改めて調べてみるとマレーシアへの入国はほぼフリーみたいなもので面倒がないことがわかりました。そこで検討してCapsule Transit KLIA2のLandsideをとることにしました。しかし、エアトリでは何度やっても、条件を変えてもAirsideしか出てきません。そこでたまたま広告で表示されたagodaで調べてみると逆にLandsideだけが出てきました。ダブルで12時間利用でき、料金は日本円にして4,100円(税・サ込)とリーズナブルな部屋があったので、こちらで予約しました。
それでも一応推奨されているアプリを入れておくかと思い、MySejahteraをインストールして、ワクチン接種の承認を取りました。
12月になったのでマレーシア航空のウェッブサイトから改めて予約確認、あれ?行きの成田発の機材がボーイング787-8になっている。早速調べると確かにJL723便はB787-8/SS8です。わたくし勘違いをしていたのかな?でも結果オーライ、SKY SUITEで行けます。よかったよかった。
バリ島への入国はアプリがあるのは知っていましたが、ワクチン接種証明の紙を用意していたのでそれでいいかと思っていました。でも、1週間前になってやっぱりアプリを入れておくかということで、PeduliLindungiをインストールしてワクチン接種の承認をとりました。そして、VOAも事前にe-VOAで取得しておけば入国の時の手間が一つ省けるということで、カード手数料ということで10%割り増しになるのですが、やっぱり事前に取ることにしました。その後、今度は日本への再入国に当たってVisit Japan webに登録しておくとスムースに再入国ができるということで、こちらも登録です。あらかじめワクチン接種証明書やパスポートの画像を用意するなどちょっと面倒でしたが、マレーシアやインドネシアの登録時の時のものが使えたので、スムースとはいえませんがなんとかなりました。
12月22日(木)
お天気が心配でしたが夕べからの雨もやんで、駅を18時半に出発する高速バスで新宿に、そして山手線で日暮里に行って宿泊しました。
12月23日(金)
8時前に空港に到着、JALカウンターはすいていましたが、なぜかビジネスカウンターには列ができていました。行き先別に一人一人入国時に必要な書類やアプリの確認をしていて時間がかかっていました。
出国は、日本人はパスポートの顔写真との顔認証でスムースでした。以前登録した指紋認証はどうなった?
![]() | ![]() | ![]() |
今回はサクララウンジを利用しました。1階はガラガラ、2階の食事スペースは食事を取るところに短い列ができていましたが、座るところに困るほどではありませんでした。噂のカレーは欧風、サラダのドレッシング、クロワッサン、どれも「これが俺の個性だ、どーだ」という押し出し感はなく、口の中でゆっくりと上品な味が広がる感じでした。飲み物は1階でも飲めるのですが、飛行機を見るなら2階です。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
11:20搭乗開始、機体はボーイング787-8、シートはスカイスイートです。前回のスカイスイートⅡよりやや広い感じでした。12:00離陸、一路クアラルンプールまで行きます。
![]() |
12:45アルコール類の提供開始、いつも通りヱビスビールをお願いしました。
![]() |
13:05アルコール類を飲まない人から食事の提供開始、続いて飲んでる人にも提供開始、今回も和食をお願いしました。まずは「雪籠 冬の前菜盛り合わせ」です。
上左は、帆立真丈、ふぐ唐揚、丸十甘露煮、椎茸、えび芝煮、豚フィレ柔らか煮赤味噌掛け、茄子揚げ浸し、春菊、赤蒟蒻、黒豆
上右は、ズワイガニ、ほうれん草、白胡麻餡、炒り胡麻
下左は、鮭南蛮漬け、赤黄甘唐辛子、玉葱、土佐酢ゼリー
下中は、煮鮑、鮑出汁の餡
下右は、鴨つみれ、人参、山椒醤油餡となっています。
![]() |
続いて台のものです。鶏と皮付き蓮根、みぞれ掛け、銀鱈漬焼き、小松菜、蓮オリジナル〆カレーです。手前の包みにはご飯が入っています。他、味噌汁と香の物がつきます。
![]() |
最後に甘味です。苺、黒みつ寒天、白胡麻ソース、それに緑茶ですがコーヒーにしてもらいました。おいしゅうございました。
![]() |
食後のお昼寝タイムで機内が暗くなりました。15時頃トイレで目が覚めたのでついでに(お好きなときにの)ワインとチーズをお願いしました。ちなみにトイレはウォシュレットがついていました。初めて飛行機に乗ったときのトイレは流すときに青い洗浄液が大量に出てきて、それがテフロンコーティングで「ゴー、ジュワッ」と吸い込むタイプになり、今回初めてウォシュレット付きを見ました。
![]() |
到着が近くなってきた18:30、アイスクリームが配られました。そして19:22(現地時刻18:22)に無事クアラルンプールに着陸しました。
さて、ホテルに行くにはまだ早いのでゴールデンラウンジで休もうかと思ってカウンターに行くと、次の便が翌日なので今日は入れないと断られてしまいました。相方が飛行機酔いで具合が悪いからもうホテルで休みたいというのでホテルに行くことにしました。しかし、当初はラウンジで夜明かしをしようと思っていたので、ホテルを取っておいてよかったです。
メインターミナルまでエアロトレインで行って、久しぶりにマレーシアに入国しました。カウンターで入れておいたアプリの画面を見せると「そんなものはいらないよ」といった表情、税関の紙は機内で配られないし空港にも置いてないのでどうなってるかと思って歩いているうちに外に出られてしまいました。
![]() | ![]() | ![]() |
次はKLIA2に行くためのシャトルバスに乗るのですが、ターミナルへの行き方がわかりにくい。なんとかたどり着くと4番にちょうどバスが止まっていました。
すごいスピードで走って、約20分でKLIA2に到着しました。建物に入って左に進んで突き当たりがカプセルホテルです。バウチャーを見せると、チェックリストで「チェックアウトの時刻、部屋では静かに…」など確認され、サインをしてスムースにチェックインできました。事前の情報でデポジットとしてマレーシアの通貨RM100(100リンギッド)が必要ということで用意しておきましたが、RM50といわれました。以前はマレーシアによく行っていたのでリンギッドの残りがあってよかった。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
部屋のキーとロッカーのキー、それに各自手提げ袋に入ったタオルと歯磨きセット、500mlのペットボトル1本が渡されました。袋はあげるけどタオルは返してねと言われ、まずはカウンターの正面にあるロッカールームに大きい荷物を入れてしまいます。部屋への通路のドアはルームキーを近づけるとロックが解除されます。中は薄暗くちょっと迷路みたいでしたが、部屋番号の案内に従ってたどり着けました。各部屋の入り口はロールスクリーンになっていて、ルームキーを差し込むと電気がつけられるようになります。各部屋上下2段で上の部屋ははしごで上り下りします。広さはまあ眠るだけなら十分です。部屋の冷房の吹き出しはスイッチで切ることができましたが、建物全体が冷えているので私には寒いほどでした。
シャワー、トイレは男女別の共同で汚くはありませんでした。シャワールームはバスマットのようなものはなく床がぬれているので、足がぬれてもいいようにしていった方がいいです。目の前にも部屋があって、近くの部屋は一晩中うるさいだろうなと思います。私たちの部屋はシャワールームから離れていたのでいいのですが、それでも私は足音や話し声など気になってしまい熟睡できませんでした。
12月24日(土)雨
![]() | ![]() |
12時間利用で7:30チェックアウト、A10番でKLIA行きのシャトルバスに乗りました。途中職員の駐車場でしょうか、停留所があって、とても広い駐車場なので職員の方がここから空港までバスに乗っていました。各エリアが「コンコルド」とか「フォッカー」とか飛行機の名前の看板が立っており、女性専用のエリアもありました。
空港についてマレーシア航空のチェックインカウンターに行きましたが、エコノミーの表示しかない。こういうときは奥にあるに違いないと奥に行くとビジネスのカウンターがありました。すいていて、カウンターでインドネシアで必要な何か(早口でよくわかりません)をインストールしろとQRコードを示されましたが、空港のwifiが全くつながらない、あきらめて後でラウンジでやってということになりました。これ、結局すでに済ませてある税関の電子申告のQRコードでした。
イミグレーションを済ませて、メインターミナルからエアロトレインに乗ってサテライトターミナルにいって、今日は文句は言わせないぞとゴールデンラウンジに行きました。すると、次に乗る飛行機がメインターミナル発なのでそちらのラウンジに行けといっているようなので、ここに入りたい(以前メインターミナルのラウンジに入ったときに狭くて…)と伝えると、「じゃあ1時間前にはメインターミナルに移動してね」と念を押されて入れてくれました。
![]() | ![]() | ![]() |
朝ということもあってすいていました。装飾はクリスマスっぽくなっています。
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
朝メニューということで品数少なめです。でも、ヌードルも作ってくれるし、別室でアルコールも提供してくれます。
![]() | ![]() |
集合時刻の1時間前、10:30にラウンジを出てメインターミナルへ移動開始、ですが、エアロトレインが動いていない!インフォメーションで聞くとバスがあるのでそれに乗るように指示されました。案内板の指示に従って進んでいき階段を降りるとC5にいましたバスが、乗車して間もなく出発、エアロトレインのレールの横をビュンビュン飛ばしてメインターミナルに行きました。
H2ゲートに行くと9時頃発のシンガポールエアーの飛行機がまだいます。11:30にゲートが開いて待合のフロアに、そこでさらに待たされて12:30にやっと搭乗開始になりました。機材はボーイング737、約3時間のフライトです。
![]() | ![]() | ![]() |
12:45離陸、まもなくリンゴジュースが提供され、「他に何がありますか?」と聞くと、いろいろ言う中に「コーンスープ」と聞こえたのでこれは珍しいと思って「コーンスープ」というとCAさん「コーン…?」、私「Yes,コーンスープ」、CAさん「???」、CAさん「ビアー?」、私(もうビールでいいや)「Yes,beer.」、CAさん「Oh, Beer! Carlsberg.」出てきたのは"Carlsberg"でした。なんで「カールスバーグ」が「コーンスープ」に聞こえたんだろう?
ランチメニューは"Red Snapper Curry Indian Style"(インド風鯛カレー)、"Roasted Chicken Thigh"(鶏もも肉のロースト)、"Stuffed Canooelloni with Spinach Ricotta"(ほうれん草のリコッタを詰めたカンネローニ)でした。「フィッシュ、チキン、ベジタブル?」と聞かれたので「フィッシュ」と答えるとCAさん鯛カレーを取り出してカバーを外すと困った顔、"Today, Chicken Curry, sorry."、いえいえ何の問題もありません。マレーシアらしくていいですね。ビールを飲みながら素っ気ないグラスだなあと思っていたら、底にマレーシアエアーのマークを発見しました。
30分遅れでングラライ空港に到着。天気は雨。待ちに待ったバリ島、3年ぶりに見る景色です。
![]() | ![]() |
イミグレーションではe-VOAを取っていたので専用レーンに並びましたが、こちらもすでに長い列です。VOA購入、紙のVOAの方はさらに長い列なので、これでもいい方かな。そうはいっても抜けるまで1時間半、旅行客が戻ってきているのでこのイミグレーション、なんとかして欲しいです。次の税関は事前登録のスクショを見せてスムースに通れました。ちなみに、空港のwifiはビジーで全くつながらなかったので、事前に登録しておいた方が安心です。
旅行会社のお迎えもたくさんいましたが、日本人の名前は見当たりませんでした。空港の外に出てタクシーを拾おうと思っていたのですが、すごい雨なので空港のタクシーカウンターで料金を聞くと、サヌールまでRp350KとかRp300Kとかふっかけてきます。Rp250Kと答えたドライバーさんがいたので、もうこの人でいいやとタクシーに乗り込みました。道路はすごい渋滞でホテルには19時頃やっと着きました。こちらも久しぶりのプラマ・サヌールビーチです。
![]() | ![]() | ![]() |
入り口には手洗いが作られていました。他のホテルや町中にも手洗い所が見受けられました。アルコールも置いてあってマスク着用と表示してありますが、もうみんなパンデミック前に戻っています。インドネシアでは今年中に収束宣言を出しそうだということでした(その後、12月30日にマスク着用やワクチン接種証明の提示などコロナ関連規制を全面的に終了しました)。部屋はプール前の4階の810号室、いつもプールに入りながら見上げていた部屋です。前回は「デラックスガーデンビュー」、今回は「デラックスシービュー」で部屋の造りは変わりませんが、明日の朝にはベランダから海が「ドーン」と見えるはずです。
![]() | ![]() |
ウエルカムドリンクはBamboo barで引き換えてもらえる券をくれました。外はまだ雨が降っていたのでBamboo barにいってウエルカムドリンクをもらって、久しぶりにBamboo Burgerを食べました。まだゲストが少ないのか、ホテルのクリスマスイベントはなく、各レストランが特別メニューを用意していました。
12月25日(日)雨
![]() |
朝になって部屋のカーテンを開けるとそこには一面の青い海…のはずでしたが「雨」、まあ雨季ですから仕方ありません、そのうちやむだろうととりあえず朝食を食べに行きました。
![]() |
なかなか雨がやむ気配がありません。仕方ないので傘をさしてまずはPopulaに水などの買い出しに行きました。ひどい嵐でもあったのかホテルの庭の木があちこち倒れたり、枝が折れたりしていました。スタッフ用通用門は、外部からのBamboo barへの入り口になっていました。さすが、プラマの稼ぎ頭です。
![]() |
今回は洗濯物を街の洗濯屋さんにお願いしてみました。ホテル前のお店で2.5kgでRp65300、明日できるということです。次の日取りに行くと、仕上がりがとてもよくいい匂いがしました。そのままサークルKまで両替のために雨の中散歩に出かけました。通りの店は閉まっているところが多く、雨もあって人もほとんどいませんが、像の石像の先になると開いている店が増え賑やかさが戻っていました。
いつものサークルKについたのですが、もう両替はしていないのでこの先の店に行くように言われました。COCO martのところに電光掲示板でレート表示があったので、そこで聞くと店の奥の方で両替ができました。スタッフが珍しそうに「Jananese Yen?」と言ってお札をしっかり確かめていました。レートは112.25、途中の両替屋では116を出しているところもありましたが、安心・安全が一番です。
![]() | ![]() | ![]() |
両替の帰りにワルン・クチルでランチ、2ベジタブル1ミートのナシチャンプルとアイスティー、2人分でRp90Kです。
![]() | ![]() | ![]() |
帰りはビーチロードに出てみました。道が広がっていて、部分的に分かれて歩行者と自転車を分けていました。砂浜にあったお店も撤去、公的なテナントで管理するようです。パンデミックで立ち入り禁止になっていた間に、勝手に小屋を建てて営業していた店を整理したそうですが、あのごちゃごちゃした感じがよかったんですがね。JACK FISH他、たくましく小屋を再建または商品台だけ作って営業しているところもありました。
午後になると雨がやんで少し暖かくなったので少しだけプールに入り、後は部屋でまったりしていました。
![]() | ![]() | ![]() |
17時半、小雨なのでJ&Cに行くことにしました。通り道にあったお店は閉まっていたり他の店に変わっていたりしていましたが、J&Cは変わらずやっていました。アボガドジュース、マンゴジュース、チキンハーフ、チャプチャイ、ナジゴレン、そしてサンバルマター、しめてRp194,040(税込)です。前回より少し値上がりしましたね。帰りは雨はやんでいました。明日はもう少し晴れて欲しいな。
12月26日(月)雨のち曇りのち晴れ
昨夜は一晩中「トゥオン、トゥオン」と四分音符のリズムで太鼓かかねかをたたくような音が鳴り響いて熟睡できませんでした。あとでそれは蛙の鳴き声だと判明したのですが、何年もバリ島に通っていて初めて聞いた鳴き声です。この声に毎晩悩まされるの?
空が明るくなって窓の外を眺めると雨、朝食中に雨が激しくなり「今日も雨なのかなぁ」とさすがに残念な気持ちに、すると雨が弱まってきて7時半頃には日が差してきました。10時くらいには曇っていますが、蒸し暑くなってきて南の島らしくなってきました。
![]() | ![]() | ![]() |
11時に散歩を兼ねてビーチロードを歩きました。雨がやんで人通りも多くなっていて、呼び込みのおばちゃんたちも張り切って声をかけていました。お隣のメルキュールは立派なトイレハウス、滑り台などの遊び場等がビーチにできていて、かなり感じが変わっていました。その先では何か大きなものを作る工事をしていました。新しいリゾートホテルでも建つのかな?広場手前のお店も半分くらい開いていました。街でも見かける「バクソー」ではなく「肉まんやシューマイ」などを売る屋台もいました。
![]() | ![]() | ![]() |
そのままパダン料理屋に行ってランチです。昨日までとは違ってすっかりと暑くなってきて、窓から入ってくる風が心地いい感じでした。
![]() | ![]() | ![]() |
午後もいい天気なので散歩に行きました。ホテルのクラブルームの方の庭はまだ嵐の片付けが済んでなくて、折れた枝などが散らかっていました。そんな中、アヒルは元気に毛繕いをしていました。街に出ると、祈祷をしているお店がありました。何かの厄をはらってもらっているのでしょうか?バクソー屋さんは健在です。
![]() | ![]() | ![]() |
夜は相方がBamboo barのホットドッグが食べたいというので、Bamboo barに行きました。パンデミック前は毎晩Bamboo barでDJとかダンスとか何かイベントがあったのですが、今はやっていません。BGMもおとなしめで、昨日、一昨日はスタッフがサンタ帽をかぶっているだけで、サンタガールもサンタクロースもいませんでした。でも、ホットドック、ホットサンドは相変わらずおいしかったです。
12月27日(火)雨のち晴れ
今日は今回のバリ旅行唯一のイベント、バロンダンスツアーです。ダイビングができないのでバリビューさんに問い合わせると、1日カーチャーターという形でいきたいところに連れて行ってくれるということで、出発前にお願いしておきました。
朝から雨でしたが、とりあえずバロンダンスは室内なので大丈夫です。8:30ホテル出発予定でしたが年末になって道路が混んでいるので8:15出発になりました。確かに道路はすごい渋滞です。しかし、雨の中9時にはバロンダンス会場に着きました。
![]() | ![]() | ![]() |
チケットは一人Rp15,000、入り口には手洗い場、1番乗りでした。「前の方がいいですよ」というドライバーさんのアドバイスに従い、一番前の席に座りました。ステージかぶりつきです。右側の壁の外に渋い感じのガルーダ像がありました。
![]() | ![]() | ![]() |
トイレはステージ裏にあります。洗面所を通って、手前が女子トイレ、奥が男子トイレですが、小水用が写真中、大便用は洋式に改造してありましたが手桶に水をくんでお尻を洗う昔ながらのタイプです。10年ぶりくらいに見ました。
![]() | ![]() | ![]() |
席は半分くらい埋まってきました。9:30にガムラン演奏開始、そして前座としてバロン登場、しばらくするとサルが出てきてバロンやお客さんと絡みながら喜劇を演じます。
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
10:00本編開始、バロンダンスといっても「踊り」ではなく劇仕立てで、バロンは終盤に少ししか出てきません。台詞の意味はわかりませんが、日本語のあらすじを入場の時にくれましたし、演技も面白いので結構楽しめました。終わるとステージにバロンを置いてくれて一緒に記念撮影ができました。
![]() |
次の目的地はパタンバイです。ダイビングができなくなってしまったので、いつもダイビング後にランチを取る「Topi Inn」でナシチャンプルを食べたくてリクエストしました。
![]() | ![]() | ![]() |
Topi Innの店構えや店内は変わった様子はありませんでした。
![]() | ![]() |
ナシチャンプル(Rp69K)はサンバルマターが付いてさらにグレードアップ。このサンバルマター、B&G他ではライムが入っていないのですが、ここのは正しくライムが入っているので更においしくなっています。マンゴジュース(Rp33K)は混じりっけなしの100%で、ジュースというよりはヨーグルトのようにスプーンですくって食べられるほど濃厚でした。
![]() | ![]() | ![]() |
午後は相方のリクエストで、まずはチャンディダサにあるチョコレート工場にいきました。森の中の舗装されていない狭い道をわかりにくい表示を頼りに進んでいくと、海辺に不思議な形の建物が見えてきました。特徴は海に向かってこげるブランコがあること。ここでお買い物すると自由に乗れるそうです。アヒルもいて、「かまって、かまって」とつついてきます。
![]() | ![]() | ![]() |
ここで作っているチョコレートの説明をされました。手作り感満載です。その後ホットチョコレートをいただきました。甘さの中にカカオのきいたほろ苦さを感じる素朴な味でした。石けんも作っていて、いろいろな香りがあります。チョコレート一袋と石けん一個を買いました。
![]() | ![]() | ![]() |
ブランコや木の上の台の他、船の形をした展望台?も置いてありました。小さい海賊船のようで楽しかったです。
![]() | ![]() | ![]() |
次は"ALAM ZEMPOL"という石けん屋さんです。店内に入るといろいろな石けんの強烈な香りが襲ってきます。相方は職場に配るお土産用の石けんを買っていました。形を整えるときに出てくる切り落とし石けん詰め合わせ1kg、Rp50Kは自分ちで使うように買いました。
![]() | ![]() |
ダイビングの行き帰りにいつも気になっていた道路脇の果物屋さん、お目当てのマンゴスチンはなかったのですがサワックとランプータンを買いました(各500g合わせてRp50K。今回初めてサワックには甘いのと酸味があるのと、もともと2種類あることを知りました。
1日ツアーの仕上げはバリビューの社長さんが誘ってくれた、インナホテルの近くの焼き鳥屋にいきました。3年以上ぶりの再会です。バリ島の文化を意識するために町中の看板などにバリ語表記が増えたり、木曜日はクバヤ(バリの民族衣装)の日ということでクバヤ着用になったり、町中に救急車が増えたなあと思っていたら外国資本の大病院が増えているとか、ビーチロード整備の裏話とか、そのせいでペニダ島にいく船の港が2つに分かれたとか、EVバイクはここ1~2ヶ月で急に増えてきたとか…この3年間のバリ島の変化を楽しく聞かせてもらいました。
12月28日(水)快晴時々スコール
オーシャンフロントの部屋なのに外があまりうるさくないのは天気が悪かったせいかなあと思っていましたが、ここのところお天気はいいのに静かです。そういえば、ホテル前のビーチ脇でやっていたマリンスポーツ屋がビーチロード整備のためかいなくなっていて、ジェットスキーやモーターボートの音がしないせいかと気づきました。夜もBamboo barで毎晩やっていたイベントがないのでそのせいもあります。外にいる人も年末に向け増えてきたとはいえまだ少ないし…ちょっと寂しいです。
朝食時にゲストの白人を改めて見てみると、昨夜社長さんが言っていたように確かにオージーというよりはロシア系の顔立ちをしている人が多い気がします、知らんけど。
![]() | ![]() | ![]() |
朝食はビュッフェなので、みんな好きなものを自由に取ってきますが、お皿にゆで卵山盛りとか、ベーコン山盛りとか、ご飯にミーゴレンをのせるとか(これは焼きそばをおかずにご飯を食べる関西系と同じか)個性的な取り方に興味津々です。かく言う私も今日は珍しい取り合わせで朝食です。(リスもちゃんといましたよ)
![]() |
天気もよく明日は帰るので、今日はしっかりプールに入りました。10時のお茶に戻るとちょうどスコール、すぐに小雨になりましたが昨日買った果物が大量にあるので、そのまま果物とお菓子でランチです。
![]() | ![]() |
午後になって小雨でしたがビーチロードを散歩してPopularに買い出し、お土産のbeng-beng3個入り4袋でRp29,200、昨日手に入らなかったマンゴスチン4個でRp26,368、店を出ると快晴になっていました。ベランダからプールを眺めると、ローラースケートのウエイターが復活していました。
相方はマッサージ、街スパでは基本の60分全身マッサージがRp70KからRp80K~90Kになっていました。それでも日本より遙かに安いです。
![]() | ![]() |
夕飯はジャワワルンに行きましたが、17:30は狭間の時間なのかおかずの種類が少なめであまりそそられませんでした。そこで、目的地を変更してLittle Malsにいってみました。ナシチャンプルのポークがRp55K、シーフードがRp65K、フルーツジュースRp23K×2、2人で税込みRp161Kでした。日本もそうですが、税金が気になるレベルになっています。味の方は相変わらずマイルドというか外国人向けというか、メインの肉の唐揚げにかかっているソースは酢豚の味、インドネシア、バリ料理の顔をした中華料理のような味で、全く辛くなく食べやすいです。
![]() | ![]() | ![]() |
今回最後のサンセットタイムです。
12月29日(木)晴れ
![]() | ![]() |
今回初めて部屋のバルコニーから日の出を見ることができました。風もなく12時のチェックアウトまで快晴でした。
![]() | ![]() |
木曜日はクバヤ(民族衣装)の日、ということでレストランスタッフはクバヤを着ています。やっとバリ島らしくなりました。
![]() |
空港に行く高速道路には両側にモニュメントが立っていました、なんでもG20のために作ったそうです。他にもG20がらみの建造物がたくさんできたそうです。
マレーシア航空はプレミアムラウンジ、私たちの前にいた家族連れはお父さんが何枚かカードを出して交渉していましたが、結局入ることはできませんでした。Priority Passも使えないラウンジが増えてきて、利用条件が厳しくなってきましたね。入り口には「マスク着用」となっていますが、ほとんどの人がつけていませんでした。中は私たちが入ったときはほぼ満席でしたが、1時間半ほどすると一斉に出て行ってしまい、4分の1ほどになってしまいました。
![]() | ![]() | ![]() |
ラウンジのフードです。ミーバクソーは作り方の見本が置いてありました。
![]() | ![]() | ![]() |
肉料理と野菜料理、ナシゴレンは口に入れると「チキンライス?」、しかしモグモグしているとじわじわと辛みが効いてきます。
![]() | ![]() | ![]() |
フルーツはスイカとパパイヤですが、パパイヤは出されるとすぐになくなってしまします。コーヒーはエスプレッソマシンもありますが、ちゃんとバリコピも置いてあります。
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
クロワッサンにケーキ、カップ麺、シリアル、クッキー…狭いながらも充実していました。
どうせまた搭乗が遅れるのだろうと、集合時刻にラウンジを出てゲートに行ってみると、まだオーストラリア行きの乗客がゲートで待っていました。我々の搭乗予定時刻10分前に空港スタッフが「MH088 New gate 6」とプラカードを掲げて大声でアナウンスし始めました。予想通りゲートチェンジです。そこから1時間半待たされて、やっと搭乗開始になりました。
![]() | ![]() | ![]() |
機内食のカレーは今度はちゃんと魚のようでしたが、カレーは行きで食べたので"Roasted Chicken Thigh"にしました。相方は"Stuffed Canooelloni with Spinach Ricotta"でした。
![]() |
クアラルンプール空港には1時間以上遅れて到着しました。メインターミナルからサテライトターミナルに移動するためのエアロトレインは運行していましたが、2本のうち1本だけの運行でした。しかも、運行時間の張り紙がしてあって、行きの時は運行停止時間だったようです。電車内の液晶画面には「まもなくエアロトレインが新しくなります」といったCMが流れていたので、その工事のために時間を区切ったり、1本だけの運行にしているのでしょうか?
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
帰りのゴールデンラウンジにはスムースに入れました。夕方メニューになっていたので、行くときとは違ったものが置いてありました。フルーツは「ドラゴンフルーツ」が置いてありましたが、なくなるとオレンジになっていました。
![]() | ![]() | ![]() |
ホットサンドは、ヌードルコーナー同様、ハムやチーズなど注文に応じて挟んで作ってくれます。
![]() | ![]() |
KLから成田へ行くMH088便は前回2019年12月のエアバスA380からエアバスA350にスケールダウンしていました。でも、噂の王様シートは両脇が広々していて適度な囲まれ感もあって、私はこちらの方が好きです。機内アナウンスでは、マスクの着用は義務ではありませんがお客様の判断でご着用くださいとなっていました。機内はつける、つけないはまちまちでしたが、成田について空港に出るときにはみんなマスクをつけていました。
![]() | ![]() |
クアランプールの夜景を見ながらビールをいただいて、サテも食べたかったけれど眠りにつきました。
12月30日(金)
![]() | ![]() |
30分遅れで出発したMH088、朝5時に機内の照明がついて、朝食の準備開始です。今回はナシレマを注文しました。これがしっかり辛くて、1日中ナシレマのスパイシーな「ゲップ」が出続けました。
成田には予定通り着陸しましたが、ゲートまでのタキシングが20分、それでも十分早く空港内に入れました。案内の係員の指示通り進んでいくとコロナチェック、visit Japan webで事前に登録しておいたスクショを見せると「青ですね、こちらです」とその後何を見せるでもなくあっという間に通れてしまいました。入国審査もパスポートとの顔写真自動照合であっという間、トイレに行っている間に受託荷物も出てきてピックアップ終了です。
最後の税関審査ですが、相方がe-税関を済ませているつもりでいましたがやってなく、一応機内で紙に書いておいたのでまあいいかと税関を見ると、e-税関のカウンターはすでに列が、でも紙のカウンターは人がいません。e-税関の方が早いはずだったのに、紙の申告であっという間にすんでしまいラッキー!
帰りの電車は1本早いのに乗れたのですが、事前に調べた本来の電車に乗っていたら乗り継ぎが厳しかったので、結果よかったです。でも、その乗り継ぎの電車が線路の点検のため10分遅れ、次の乗り継ぎに間に合わないと思ったらちゃんと待っていてくれました。JRグッドジョブです。
というわけで、3年ぶりのバリ島旅行、いろいろありましたが全体的には順調に、コロナにも罹ることもなく無事いってくることができました。