イン・ザ・プール  |
[COMEDY]
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2005.05:日本映画(日本ヘラルド映画) |
監督:三木聡 原作:奥田英朗 「イン・ザ・プール」 |
CAST-1:松尾スズキ/オダギリジョー/市川美和子/田辺誠一/MAIKO |
CAST-2:藤田陽子/きたろう/戸田昌宏/江口のりこ/綾田俊樹/中村優子/嶋田久作 |
CAST-3:ふせえり/鈴木一功/松岡俊介/木下ほうか |
CAST-4:ちはる/真木よう子/岩松了/三谷昇/田中要次 |
CAST-5:森本レオ/他 |
松尾スズキ氏・初主演のコメディー映画、滅茶苦茶いい加減、テキトー、かつ凶暴な精神科医、本能の赴くまま…遊んでいるとしか思えない行動の末に…、その場で笑い、あとでイロイロ考えないで見るのがよいかも… |
【STORY】 ■スライド[現在、都市生活を営む人々の多くは…心に何らかの闇を抱えている、そんなモヤモヤが…奇妙な症状になってあらわれる…]精神科の講義風景…
■[伊良部一郎]伊良部総合病院、地下奥深くに位置する精神科…担当医にして病院の跡取息子、ヒョウ柄のシャツ&ブーツに白衣姿、「性格」いい加減、凶暴、滅茶苦茶、「診察態度」テキトー、人の話を聞かず…自らの話題で暴走、注射を見ては恍惚の表情、モデル立ち(女王様風?)ナースのマユミちゃん…医療行為以外は伊良部をシカト(唯一の接点…注射が趣味)、「家庭」お見合いPartyてせ知り合った美人(?)妻と離婚…係争中、「最近」近所のプールで泳いでいる…
■[プールで泳ぐ男]大型アウトレットモール開発、仕切る若きエリート管理職・大森和雄、ストレス解消のために始めた水泳…泳ぐと調子が良い!仕事中に時間を作ってプールへ、顔見知りの管理人、「毎日泳がないとダメな体になっているんです」と、上機嫌…たまには妻・尚美と会話でもするか…、自分もプールに行きたいと妻、気が進まない大森…
■[患者1:継続性勃起症]中堅メー力一に勤務する営業マン・田口哲也、ハッキリものが言えない性質(タチ)…上司&部下の女性にイイようにあしらわれるある日々、ある日突然…24時間勃起したまんまに!取り合えず伊良部総合病院・泌尿器科を受診、パンツを下ろす抵抗感、「継続性勃起症」!原因不明、たらい回し…病院の奥深くの神経科、「はい、いらっしゃい!」の声、脈略ない話、パンツは下ろしたが…診察してるの?伊良部への電話…離婚に伴う慰謝料の件、怒りまくる伊良部?、自分も離婚したと田口…同僚と浮気した妻・佐代子、去って行く妻に…結局ナニも言えなかった田口、あなた「何か心に引っかかる事があるんじゃないですか?」の問い、未だ元妻を夢見る…佐代子が回転して目を廻すのを昂奮して見下ろす田口…こんなこと言えない、取り合えず注射…それを昂奮して見つめる伊良部 ■夜、元妻への未練?佐代子(&再婚相手)が住むマンションに足が向く、2人が帰ってくるのを隠れて見つめる田口 ■会社、接待旅行で温泉行きを命じられる田口、何も言えず…当日、露天風呂に向かう若い女性・女性・女性…パニック!どうする?火災報知器を押して…取り合えず危機回避、しかし状況は悪化するばかり、病気が治る気配なし、やっと元妻のことを伝える田口、伊良部は言う…「その別れた女のところへ行っておもいっきり怒鳴りつけてやりましょう!」と…
■[患者2:強迫神経症]ルポライターの岩村涼美、生真面目で努力家、取材先に向かうタクシー内…ガスの元栓を締めたか不安、Uターンして仕事をキャンセル、反省が…より深みにハマル結果、これは何?調べまくる岩村、「強迫神経症」?伊良部総合病院・精神科へ…「はい、いらっしゃい!」、自ら「強迫神経症」と述べる岩村、呆れつつ若い女性患者に(症状を茶化して)盛上る伊良部、喫茶店へ誘い、診療は? ■会社に復帰、岩村を買っている編集長、新たな取材(家電製品の不法投棄)を命じる…、策を講じる岩村、指差し呼称の徹底も…何度も自宅に戻る始末、取材の決定的チャンスを逸する ■病院…「今にあたし、とりかえしのつかないことするんですよ〜ぉ!」訴える岩村、手渡されるカブトムシ…何? ■タクシー内、外出前の確認行為をビデオに治めるも…カブトムシ飼育箱のレンズが気になる!再び仕事をキャンセル ■病院、自宅に電話して繋がれば問題ないと伊良部、納得の岩村、心配しすぎ…私なら漏電の方が心配との…余計な一言、症状に拍車、「近所のタバコ店への依頼(自宅が火事になっていないかの状況報告)は…さすがに断られる ■病院、家電製品の不法投棄の取材が進まない岩村、繁盛する隣の病院をおとしめる取材を依頼する伊良部、却下!それでも強引に隣の病院に向かう、治療と称し「悪徳病院に石を投げてやれ〜!」の指令、ガラスの割れる音、逃げている伊良部、追いかけ逃げる岩村…
■[プールで泳ぐ男-2]仕事の忙しさに比例…プールの回数が増え&時間も長くなる、佳境の仕事、息抜きのプール、トラブル発生…女性スタッフ・中島を叱る大森、総掛かりのフォロー ■プールを目前に…携帯が鳴る、愛人宅…深刻な顔の中島、叱ったことが原因?突然…「病院へ行って欲しい」と?町の泌尿器科、性病の診断、抗生物質を渡される大森、当然プール禁止、泳ぎたいのに泳げない、トイレの掃除用流しに溜められる水…腕を浸して我慢、積もりゆくストレス…
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だいぶ前から情報を持っていて…面白そうと期待を抱き、見ようと決めていて…、でもイロイロと忙しく…見ようとした日も、壊れた洗濯機の替わりを購入のため電気店に…、それから子供の誕生日祝いの買い物、親へのプレゼント購入とバタバタ、間に合うハズが…気付けば既に予定時間OVER、「もう来週にしたら…」の妻の言葉、一瞬そうしようかなとも思ったが、来週は来週で…どうなるやら、「次の回を見てくる」と…映画館へ
面白かった!…が、たぶん映画館の中での限定…会場内は笑いに包まれてました(TVで1人で見たら笑えるかは???)、破天荒というか、滅茶苦茶な精神科医…本当に?訪れる患者をオモチャ代わりに遊んでいるとしか思えないが…気付けば完治?「継続性勃起症」の営業マン“田口哲也”に…オダギリジョー、「強迫神経症」のルポライター“岩村涼美”に…市川実和子、「プール依存症」のエリート管理職“大森和雄”に…田辺誠一、そして主人公、精神科医“伊良部一郎”に…映画初主演・松尾スズキ、映画的に主人公はドウカナ?と多少なり心配はしていましたが…あまり問題なく笑いにいけました(少しはガマンしてね…)、ただし1800円で見ると…笑えるかは保証できないような気もしてきた…、なるべく安く見られる手段を講じて…映画館で笑ってストレス解消してみては? |
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公開初日、第1回(16:40〜)、221席の映画館に120人程度の入り(シネセゾン渋谷) |