●1980年代は10ozのトールボトルズでスタートです。日本では10ozの背高レギュラーと一緒くたにしてロングボトルといっていますが、本国ではこのシリーズをトールボトルズ(tall bottles)と呼びます。この時代のメーンはもちろん6.5〜10ozのレギュラーボトルですが、トールボトルズは広告やイベントPRをプリントした記念ボトルとしてコカコーラの新鮮さをアピールし一時代を築きました。10oz tall bottlesは1980年から92年までの13年間発売されました。1990年代は現在も使われている8ozレギュラーの新ボトルが供用開始されました。 |
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USA・Georgia/これは"Georgia Bulldogs 1980 National Champions"の記念ボトルで このトールボトルシリーズの初年度に発売された7本のうちの1本。フットボール・キャラのブルドッグがコークを飲んでいる楽しいイラスト入りが新鮮でした。10FLoz/1980 |
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USA・Nashville/1970年代に設立された当時公認の全米コカコーラ・ファンクラブが 『コーラ 一族』こと"The Cola-Clan"。その1982年度ナショナルコンベンションの記念ボトル。現在The Cola-Clan は発展的に解散し、全米公認のファンクラブである Coca-Cola Collectors Club になった。10FLoz/1982 |
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USA・LA/1984年のロサンゼルス五輪の記念ボトル。トールボトルに聖火を持つイーグルサムとオリンピックの公式ロゴが3色でプリントされている。10FLoz。/1984 |
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USA/バルティモア。メインのロゴはdiet Coke。ロゴ下にReturn for Refund 10FL OZ 淡いグリーンガラス瓶に紅白2色プリント。旧タイプのボトルなので、底に丸くBALTIMORE-MDとBOTTLE TRADE-MARKのエンボス。1983年製瓶。 |
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USA/グリーン色の硬質ペットボトルに紙シール貼り。広口のアルミSキャップ。容器は軽量プラスチックと書いてあるがかなり厚手の素材。アルミSキャップ。初期タイプのバーコードが入っている。32FL.oz、946mL。年代不詳・1980年代前半と推測。 |
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USA/透明ペットボトル。容器素材はポリエチレン=いわゆるPet Bottle。底に黒いボトムカバーがついている。ラベルは胴巻きタイプでこれもPS(プラスチック)ラベル、キャップはスチール製のスクリューキャップ。1.25L。年代は1985〜6年と推定。 ※2007年現在、欧米ではPet Bottle という名称は使わず、Plastic Bottle が一般的。韓国やアジアではPet Bottle。 |
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USA1991/コカ・コーラの味が、NEW COKE 以前に戻り、CLASSICと衣替えしロゴに白リボンが入ったクラシックの初期ボトル。リターナブル制度を廃止し、NO REFILL(詰め替えしない)とネックにプリント。容量は8ozだが、瓶の形は従来の旧瓶の形のまま。初期クラシックのサンタ。1991年 |
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USA/CLASSICの第2世代=新型ボトルは旧ボトルより5ミリほど背が低く、容量8ozの後に(237ml)のプリントが入った。クラシックの新ボトルはリターナブル(再使用)しない、ワンウェー緑ガラス瓶なので“いつも新品”だ。クラウントップの瓶口の丸い形が薄いのは新ボトル。1992年 |
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ニューヨーク/CLASSICの第2世代のベーシック・モデル。ジョージアグリーンのガラス瓶で、両面とも白波ラインとCoca-Colaのデザイン。N R (No Return)のボトルで再使用はしない。スーパーなどで発売されるときはすべて無傷のミント状態のニューボトル。このNEWボトル型で2007年現在に至る。クラシック237ml/1993年 |
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USA1993/ボディにCA CASH REFOUND ON-5¢とプリントされている。このボトルは容器代が戻ってくる。白リボン付きロゴで容量は8oz、瓶の形は新ビン。"SEASON GREETING"のクリスマス記念ボトル。ネックに赤で"DECEMBER 1993"のプリント。1993年12月 |
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USA1994/いつものサンタがコークを持っている。"HAPPY HOLIDAYS"のクリスマス記念ボトル。白リボン付きロゴの新ビン。ネックに白で"1994 COMMEMORATIVE BOTTLE"のプリント。N R。1994年12月 |
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USA/「カンザス計画」で1985年4月に発売され、わずか3カ月で発売中止になった「New Coke」。炭酸が弱く甘味が強いのが特徴といわれたが今となっては幻です。その味が同じ調合で1992年に復活し「CokeII」として発売されたのが写真のボトル。PSラベル、王冠、8oz./1993
◆「New Coke」は世紀の大失敗とされ、その後ただちに従来のコカコーラは復権を果たす。再発売された従来のコカコーラにはこのページの記述にあるように「クラシック」の名前が入るようになった。 |
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USA・Georgia/アメリカ・スーパーボウルXXVIII・1994。コカコーラの地元アトランタのGeorgia Domeでの開催記念ボトル。 飲み口の薄い新型ビンのClassic だが瓶代が5¢戻ってくるボトル。場内販売か。8FLoz/1994 |
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USA/世界で最初にコカコーラを瓶詰めして販売したのはJ・A・ビーデンハーン(Biedenharn Candy Company) でした。 1894年にミシシッピー州での(店でコーラ原液とソーダ水を混ぜて売る)販売権を入手したビーデンハーン氏は、いち早く人々が夏に冷やした『瓶入りのコカコーラ』を買うであろうと、そして『コカコーラ』が大きな利益になるだろうと考え、コカ・コーラカンパニーのライセンスを受けることなくハッチンソンボトル瓶詰めプラントを設立。この時ビーデンハーン27歳。世界で最初のボトリング事業を開始しました。炭酸水の瓶詰め作業や当時高価だったガラス瓶をいかにして回収するかなど、一人で苦労したビーデンハーンはたびたびコカ・コーラの新オーナーのAsa・キャンドラーを訪ね、コカコーラの瓶詰めを進言するも相手にされず、チャタヌーガが正式な契約をし、コカコーラの瓶詰め販売を開始したのはそれから5年も後のことでした。 現在ビクスバーグ (Vicksburg)にある Biedenharn のコカコーラ博物館には、コカコーラが最初に瓶詰めされた1890年当時の建物が再現され、レトロな雰囲気の中で冷たく冷やしたコカコーラを飲ませてくれます。ビーデンハーン・コカは現在全米で9位の大手ボトラーです。N R、237ml/1994年 |
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USA・ラスベガス/こちらではメジャーな大会・ロデオ40周年記念ボトル。このボトルもボディにCA CASH REFOUND ON-5¢とプリントされているのでビン代が戻ってくる。緑ガラス瓶。クラシック237ml/1998 |
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USA/コカコーラの新オーナーのキャンドラーはビーデンハーンの成功をやっと信じ、ついに事業としての拡大を画策。しかし組んだ相手は別人。1899年、B・F・トーマスに相談してテネシー州・チャタヌーガでコカコーラの瓶詰め生産を開始しました。これが正式なコカコーラ・ボトリング・カンパニー公認(Authorized Bottler)によるフランチャイズ・ボトリング事業の始まりとなりました。この時の契約金はたった1ドルでした。チャタヌーガ (Chattanooga Coca-Cola Bottling Company) はキャンドラーと協力し、近隣の州を制圧、みずから製ビン会社も作り、当時のストレートサイドボトルはもとより、有名なホブルスカート・ボトルが採用されるとさらに大きく業績を伸ばしました。チャタヌーガの100周年記念ボトルは3種類あり、写真はゴールド・キャップと呼ばれるボトルです。237ml/1999年 |
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USA/ジ・アトランタ (The Atlanta Coca-Cola Bottling Company) は1900年にジョージア州の地元アトランタに設立されました。ザ・コカコーラ・カンパニー自身はボトリングを行わず地区別に製造販売権を譲渡したボトラーに原液を供給してきましたが、ジ・アトランタは本家筋のコカコーラ・ボトリング・カンパニーです。N R、237ml/2000年。 ◆やがて瓶入りコカコーラは空前のヒットとなり、コカコーラ・カンパニーは全米に強固なフランチャイズを広げていきますが、キャンドラーはミシシッピー州だけはビーデンハーンの功績をたたえ、進出せず、同州での製造販売を許可しました。 (参考文献/ ビーデンハーン博物館 の歴史より/◆コカコーラ本社ネタ元の「コカ・コーラ帝国の興亡」や「コカコーラ大研究」とは180度異なる黎明期の歴史サイドストーリーです。たった4本のボトルでこんなに楽しめるなんてコカコーラってやっぱりスゴイね!) |
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USA/サンタ・ボトルの1997年バージョン。緑ガラス瓶に白英字ロゴ。ハッドン・サンドブロムのソファーでくつろぐサンタクロースのイラスト、クラシック237ml/1997 | USA/サンタ・ボトルの1998年バージョン。緑ガラス瓶に白英字ロゴ。コカコーラに貼ってある子供たちのメモを見るサンタクロースのイラスト。クラシック237ml/1998 |
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USA・ラスベガス/コカコーラ記念館の来館記念ボトル。クラシックが新デザインに変った。ロゴからダイナミック・リボンが消えシンプルに。従来のシルク印刷に替わる、美しいカラープリント焼付けも導入された。右はWorld Of Coca-Cola 世界共通デザイン。緑ガラス瓶、クラシック237ml/1998 |
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USA・ラスベガス/こちらではメジャーな大会・ロデオ40周年記念ボトル。このボトルもボディにCA CASH REFOUND ON-5¢とプリントされているのでビン代が戻ってくる。緑ガラス瓶。クラシック237ml/1998 |
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USA・ハワイ/クラシックの赤ラベルが胴回りを一周するデザインが登場。これはベーシックタイプで両面ロゴ。237ml/1999 | USA・ニューヨーク/五番街のコカコーラ・ショップで購入。さすがとうなる洒落たデザインだ。クラシック、237ml/1999 |
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USA・ハワイ/1999年のUSAペットボトル3種。左から1リットルPET、PETボトル20oz、ダイエット・PETボトル20oz/重かった〜! |
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USA・ダラス/アメリカ・Fort Worth 150周年記念ボトル。赤い胴巻きプリントラベル。8FLoz/1999 |
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USA・ダラス/アメリカ・1999年レーシング・ファミリー。赤い胴巻きプリントラベル。緑ガラス瓶。クラシック237ml/1999 | USA/サンタ・ボトルの1999年バージョン。緑ガラス瓶に白英字とハッドン・サンドブロムのイラスト、クラシック237ml/1999 |
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