《次のページへ》        《 ホームぺーじへ戻る》
Digital Photo Gallery  八ヶ岳の詩・御柱特集

2004年 諏 訪 地 方 ・ 小 宮 御 柱 祭 A

[お 祭 の カ オ]


諏訪地方各地の小宮祭で見かけたお祭りを楽しむ人たちの顔

[街 角 風 景 ]


富士見町乙事 乙事諏訪神社の祭礼で7年に一度のシャッターチャンスに臨む母子。(9月23日)



諏訪市街 手長神社の祭礼で通りかかる人に、企業も個人も「飲んでって!」「食べて行って!」
何処の地区でも祭りの参加者への接待奉仕は盛んで、本宮祭の時の沿道の比ではなかった。(9月25日)


諏訪市四賀 足長神社の祭礼で演じられる「普門寺御騎馬保存会」による奉納騎馬。(9月12日)


下諏訪町高木 津島神社の祭礼日、同地区のあちこちの街角で演じられた仮装行列の演技。(10月10日)

[御柱の曳き上げ]


足長神社 40度以上の急な階段と斜面を200m余、ワイヤーと滑車を使って境内まで引き上げる。
昔は4本の柱で引き上げ競争をやったらしいが今回は勝負をするには至らなかった。(9月12日)


津島神社    一之御柱だけは日没後の曳行にとって置かれる。約2d、13mの松の大木は
数ある小宮祭でも最大級。標高差100m、距離にして約200mの急坂を地区民総掛かりで曳き上げた。(10月10日)


熊野神社 石段の狭い参道を避け、山の斜面を約100m、引き綱に頼って次々と曳き上げられた。(10/23)

[雨 の 建 て 御 柱]


大星神社二之御柱 ひときわ激しい雨を浴びて建て御柱は続けられた。(9月5日、午後)


八剣神社一之御柱 狭い境内に輻輳する4本の松の大木、降りしきる雨の中で建て御柱の準備が続く。(9/27)


高森諏訪神社一之御柱 看板にフェスティバルとの表記も珍しかったが、神官とパラソルの取り合わせも
伝統行事しては大胆な構図に写った。境内はストーブとたき火が燃やされ、寒い一日であった。(10月3日)

[木 遣 り 三 様]


子ども隊 企業や商店の店先で高唱しては喝采を呼ぶ。(9月25日、諏訪市内)


三世代合唱 実際の家族ではないかも知れないが、目出度さを強調できた。(10/23、下諏訪町東山田)


建て御柱の典型 神楽山でしんどいヨイトマケ衆、安全第一の建て方衆、格好良い乗り手の衆、
一致協力でお願いだ!6本の大オンベが小宮祭最大級の御柱に花を添える。(10月11日、下諏訪町高木)

  《次のページへ》 


◇[04上社里曳き祭]へ             ◇[04上社川越し]へ

 ◇[04上社木落]へ       ◇[04御柱祭 序章]へ

   ◇[04下社木落し]へ      ◇[04下社山出し祭]へ  

◇[04下社里曳き祭]へ      ◇[98' 御柱祭]へ

 ◇[ホームページ]へ      ◇To English Edition

◇[04小宮祭 @]へ    ◇[04上社山出し祭]へ

◇[2010年 御柱祭]へ

◇[2016年 御柱祭]へ



「御柱祭の面白さ、楽しさは小宮祭にあり」と春の本宮祭の時、地元の人たちから何度
か聞いた。村や部落単位の祭で、身近なお宮だけに氏子の熱の入れようが一層高いとも。
実際、私が訪ねた小宮祭では、御柱用材は地区により入手しやすい大木ということで、モミ
・アカマツ・カラマツに分かれるが、いずれも「一之御柱」は直径60〜80cm、長さ10〜
13m、重量1〜2dあった。 @伐採してA山から運び出しB木作りしてC神社に曳行
それをD建てる。 木遣りが音頭を取り 長持ち踊りが華を添える−− という祭の
基本は諏訪大社の本宮祭と同じだった。御柱が本宮より小ぶりなのは、曳き子の人数に
合わせてのこと。それでも大木に変わりない。お宮のある場所、氏子の住む場所の環境が
祭の特徴を創り出しているように思えた。急斜面の山の中腹にお宮のあるところは、御柱
の引き上げに力の結集を要し最大の見せ場を作る。広い農耕地を曳行するところでは、子
どもを乗客にトラックターに曳かせる演出もあった。参加者は全て顔見知りで同族・仲間意
識が強く出るところ、観光地に相応しい祭りを展開するところ、開拓農家の素朴さ丸出しの
ところなど、伝聞通り個性的な祭が多く、楽しかった。 「寄ってください!食べていって!」
「飲んでって!」のお誘いに甘えて、ご馳走になってしまったり、酔っぱらってしまったりもし
た。街道宿場町から養蚕製糸、精密機械産業へ。さらに今、観光と情報工学産業化へと変
身を遂げていく諏訪地方は、いずれその小宮祭の個性も変わらざるを得ないだろう。
次回、2010年が楽しみである。                                  


Ver.2           May 1, 2005

Copy Right     A.hattori  2005.