おいしいハワイ島・おいしい香港2006/11その4

　ホテルのカーテンは寝るときには少し開けておきます。立派なホテルほど遮光が完璧で、朝が分からないのです。
携帯電話のスイッチをONにして、目覚まし代わりにセットします。 2段重ねのふかふか枕。すぐにぐっすりです。

おいしい香港2006/11　その４

　　[天上の大仏]

　朝は携帯目覚ましとともに起きました。
　今日は昼前に友人と待ち合わせしているのですが、まずは朝食。香港ではやはりお粥と、香港島上環に向かって出かけました。
　目指すお店はMRT駅の近くらしいので今日は地下鉄です。友人が以前紹介してくれたお店で、分かりにくい場所にあるのですが、ガイドブックにも載っていたのですぐに見つけることができました。
　小さいお店はすでに地元客でいっぱいです。外のメニュー表を見てめぼしをつけていると、テイクアウトと思われて注文を聞かれました（・・ようです）中を指差してここで食べていく意志表示です。
私はカニが1杯入ったお粥。カニの出汁がたっぷりです。夫は魚のすり身団子が入り。とろとろに煮込んであるお粥がなんともいい感じです。

　食後は急いで乾物街へ。同じような店構えのお店が並んでいるので、以前どのお店に行ったのかまるで分かりません。適当なところでホタテとエビ、それに大地魚を身振り手振りで買いました。このあたりでは英語はほとんど通じないのです。急いでホテルに戻って友人を待ちました。

　今日の目的地はランタオ島。
　新しく開業したゴンピン360のゴンドラに乗って大仏を見に行く予定です。出発地は空港のすぐ近くの町、東涌です。MRT駅近辺は新興住宅地で、いくつかのマンションとショッピングセンターがあります。ショッピングセンター内にはアウトレットモールもあります。
　ランチはショッピングセンター内の中国風ファストフードです。食券を購入して、注文する料理の種類によって並ぶ場所が違います。社員食堂かスキー場の食堂のようにカレーとかラーメンとかそんな感じです。かなりたくさんメニューがあるようですが、乱暴に言うと機内食のメイン料理といった風情。ご飯とお肉などの料理が一皿に乗っています。味もまあまあ・・。友人も仕事のときはこの手のお店でランチを済ませることが多いようです。

　食事の後はいよいよゴンドラへ。
　ゴンドラの駅に向かって長い列です。まず、通路のエスカレーターに乗る前で通行規制があり、それからも長い列です。列はチケットを買う人の列なので、前売り券などを持っているとすぐに通してもらえるようです。乗車定員は18人と聞きましたが、座席は10人くらいでしょうか。スキー場のゴンドラに乗り慣れているので、まさにそれです。

　違うのは、非常に規模が大きいこと。動き出してまず海越え。それから路線が次のケーブルに接続され左折。山の上まで柱がありません。上のほうは雲でかすんでいます。上まで行くともうひとつ上がって、そして今度は下り。周りには家もなく風の強そうな山の斜面。山の上は完全に雲の中なので、まるで別世界に向かっているようです。

　少し下りになって景色が見えてくると前方に山の上の大仏が見えてきます。天上の不思議な世界に舞い降りたようなそんな気分でした。
　ですが、ゴンドラを降りると、そこはテーマパーク状態！ゴンドラに合わせて開業した真新しい中国風のショッピングモールが続き、ものすごい賑わいです。スターバックスまであったのには笑ってしまいました。

　大仏は少し歩いた先なのですが、新しいのはゴンドラ駅周辺だけで、その先には昔ながらの古いお寺などがあります。ゴンドラができる前は香港中心部から船で近くの町まで来て、それからバスに乗り、狭い香港なのに２時間以上もかかっていた山寺だったようです。

　大仏までの270段もの長い階段を上がると海が開けます。外にある大仏で世界一という話ですから奈良の大仏より大きいのでしょう。
　下りてからは由緒あるお寺へ。ここの豆腐花が昔から有名のようです。ポイントは山奥で水がきれいというところらしいのですが、日本と同じような理由なのですね。