Bands Around The Eagles
バンズ・アラウンド・ザ・イーグルス
おまけ
というわけでおまけ編ですが、ここではライヴ・アルバムなどを中心に紹介したいと思います。 |
![]() EAGLES/HOTEL CALIFORNIA ★イーグルス・ライヴ★ 1980年
このアルバム発表後しばらく間をおいて、1982年にイーグルスは正式に解散しました...。 その後1994年に再結成し、MTVライヴを行い新曲4曲を含むライヴ・アルバムを発表。 |
★POCO LIVE★ 1976年
![]() この頃のポコはカントリー・ロックとコンテンポラリーなウエスト・ロックとの間で揺れていたと思うけど、このライヴ聞くとポコはやっぱりカントリーロック以外の何ものでもないなぁと思ってしまいます。ロック的なギターリフもあるけど、やはり美しいコーラスとラスティ・ヤングののどかなスチール・ギターが光っています。 |
★リトル・フィート・ライヴ★ 1978年
![]() ちなみにCDでは2曲カットされており、その2曲がなんと『ラスト・レコード・アルバム』にボーナス・トラックとして収録されています。 |
★フェアウェル・ツアー・ライヴ★ 1983年
![]() ジェフ・スカンク・バクスタ−のいた頃見に行った日本公演のほうがドゥービーズらしかったな〜。 |
★レガシー★ 1989年
![]() カントリーと呼ばれたり、ロンクンロールと呼ばれたり....あの始まったばかりの頃覚えているかい?...と歌う「When It All Began」で始まるこのアルバム、ひょっとしたらポコの最高傑作じゃないかと思います。20年以上ウエスト・コーストで活躍してきた兵(つわもの)たちが、またこうして一同に会して作り上げた作品集、その感慨たるや何と表現したらいいやら...。 この感動的なアルバム一度聞いてあげてあげて欲しいと思います。けっして派手な魅力があるわけではないけど、頑固なまでにひとつの音楽にこだわってきた正直な音がここにはある...。ちょっと誉め過ぎかな? |
★ソング・オヴ・ザ・イーグルス★ 1993年
![]() ちなみに、このアルバムのヒットが94年の再結成の直接的な契機となったようですよ。 |
★アライヴ・イン・アメリカ★ 1995年
![]() 93〜94年のアメリカ・ツア−を収録したものらしが、バック・メンバーで私が知っているのはピーター・アースキン(Drs. )とコーネリアス・バンパス(T.sax)くらいなのですが、演奏の質は実に高く、録音のクオリティの良さとも相まってライヴであることをしばし忘れてしまうほどであります。さすがライヴ出すからには、完璧なものだすよな〜と感心してしまいましたね。クールでホットというなんとも不思議な1枚です。 |
★ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ/ワイルドライフ・コンサート★ 1996年
![]() Yasuさん(アブラヤボード等でお世話になっている方)に頂いたヴィデオ(CDは持っていません...)で見た限りでは、比較的小さな会場ではありますが、懐かしのドゥービーズを聞きに集まった中高年中心の観客を前にまさに70年代に連れ行ってくれるノリのいいサウンドを聞かせてくれます。ジョン・マクフィー(ここでもアコースティック・ギター、スチール・ギター、ヴァイオリンと多才)も加えたトリプル・リード・ギター、ツイン・ドラム体制で70年代前半の頃のナンバーを中心に、昔ながらの素直なアレンジが嬉しい。マイケル・マクドナルドもゲストで参加して例のブル−・アイド・ソウルなナンバーを聞かせてくれます。 『ドゥービー天国』までのドゥービーズが好きなファンにとってこたえられない1枚。はっきり言って『フェアウェル・ツアー・ライヴ』より好きだな〜。 |
![]() EAGLES/HELL FREEZES OVER ★ヘル・フリーゼズ・オーヴァー★ 1994年
再結成の話は、1990年にもあったという、前述したウォールデンの森林保護運動のチャリティ・コンサートでドン・ヘンリー、グレン・フライ、ティモシー・シュミットが共演してイーグルスの曲を演奏した時らしい。しかし、この時はグレン・フライに気持ちの準備がなく実現にはいたらなかったようです。そして93年に『コモン・スレッド』のプロモーション・ヴィデオ作製のためにメンバーが再び顔を合わせ、さらにその『コモン・スレッド』が成功したことにより、メンバーの中に再結成に意義が再確認されたのでしょう。 このリユニオンのメンバーは、解散時の5人(グレン・フライ、ドン・ヘンリー、ドン・フェルダー、ジョー・ウォルシュ、ティモシー・B・シュミット)であり、バーニー・レドンやランディ・マイズナーには声がかからなかったらしく、最も再結成を喜んだのは、ドン・フェルダー、ティモシー・B・シュミットであるという。(彼らはソロで成功できなかったから?) 新曲4曲にMTVでのライヴを加えた全15曲は、変則的ではあるものの、そのクオリティの高さゆえにファンにとっては満足行くものになっています。特にこの新曲の出来はかなり良くて、このレベルでフル・アルバムつくって欲しいと切に思ってしまいますね。グレン作のカントリー・ナンバー「ガール・フロム・イエスタディ」はJ.D.サウザーに捧げたようです。 ライヴのほうもアコースティック・セットが多いものの、実に堂々と安定した演奏であり、ひとつひとつの音に実に情感が込められています(このあたりはヴィデオを見るとよくわかりますね〜)。なかでも、ハイライトは「ホテル・カリフォルニア」のアコースティック・ヴァージョン(スパニッシュ・ヴァージョンともいう?)。ドン・ヘンリーのインタヴューによれば「もともとレゲエやラテンを意識してつくった」とのことで自然なアレンジとも言えます。このアコースティック・セットの時、こざっぱりと年をとったメンバー5人がフロントで椅子に座って横一列並んで歌う姿には、非常に感慨深いものがあります。クラプトンもそうだけどこんな親爺になってみたいものです....。(笑) この他ドン・ヘンリーのソロから「ニューヨーク・ミニッツ」、アルバムには収録されてませんがジョー・ウォルシュのメローなナンバー「ヘルプ・ミー・スルー・ザ・ナイト」、オーケストラを入れた「デスパラード」など聞き所は数多く、その淡々としながらもどこかドラマティックな構成には思わず聞き入ってしまいます。 この後95年にかけてツアーを行った彼らですが、その後は何してるのでしょうね!グレン・フライはナッシュビルでカントリー・アルバムつくるという噂はあるけど...。 |
バンド編は以上です。
バンズ・アラウンド・ザ・イーグルス〜前編
バンズ・アラウンド・ザ・イーグルス〜中編
バンズ・アラウンド・ザ・イーグルス〜後編