1.世界史には法則があります。
詳しくは→T:各地域、同時代並行の世界史
2.当然と思われていることでも、いったんカッコに入れて考え直してみると、意外とすっきりします。
詳しくは→U:世の中の仕組みについて
3.上にあげた1と2のことを参考にして、「生きづらさ」について分析してみました。
詳しくは→V:「生きづらさ」について
●世界史とは、アフリカから世界中にひろがった人類が、それぞれ全く異なった生き方をしながら、再びつながりあう再会の歴史です。
●異質の民族や文化が、戦争や交易などで接触しあう場所に、その時代の中心がうまれ、それは順に移動していきました。
●世界の歴史は統一(集中)と分裂(拡散)をくり返しながら、つながりが濃密になりました。
(ピークの時代とは、下の1から5のつ時代です。)
●この変動は、ユーラシア大陸規模・世界規模でおきたので、各地域の歴史を同時代並行で見ることができるのです。
【統一(集中)の時代】
1:古代都市国家(前2000年頃)
2:古代帝国(ローマ帝国・漢帝国)(前300年頃〜)
3:大唐帝国とイスラム帝国(600年頃〜)
4:モンゴル帝国(1200年頃〜)
5:欧米の近代国家(1800年頃〜)
【分裂(拡散)の時代】1・2と2・3と3・4と4・5の間の時期
●(1)→(5)の順で読むことをお勧めします。
●「世界史納得のツボ(現代・近代・人類)」では、各時代のできごとの「意味」について考えています。
●できるだけ先入観を捨てて、現象だけで人や社会を分析してみました。
●常識・科学・法律・正義など、一般に正しいと信じられていることを、いったん「カッコ」に入れて、それらは物語でしかないと考えてみます。すると、少し自由に考えたり行動したりできるようになります。
●お金を中心とする経済の仕組みや、政治の問題について、上の方法を応用して考えてみました。
●いまの社会の問題が、人の「生きづらさ」として現れています。
●たとえば、現在、社会(A)と個人(B)の間には下のような関係があります。
A | B |
---|---|
「組織(制度)」 | 「一人一人の生活」 |
「社会的通念」 | 「人の多様性」 |
「管理(強制)」 | 「変化」 |
Aは「正常」で、それとは対立する(B)は「異常」とみされ、治療や矯正の対象となり、時には排除され、そして排除された者は孤立することになります。
●現代社会は、このことに気づきにくく、自分から自分を「異常」と見なして、自分を自分で追い込んでいく場合が多くなってきています。
●どうしてこのようなことがおきるか、それを分析してみました。
特に、思春期(中学・高校時代とその前後)は統合失調症など心を病みやすい時期です。「生きにくさ」について、思春期の問題を中心に考えてみました。
●(1)は(2)(3)(4)をまとめたものです。(2)→(3)→(4)→(1)の順で読むと、より理解が深まります。