エルキュール・ポワロはお好き?

エルキュール・ポワロ

Agatha Christie's Poirot

シリーズ 3 (1990-1)

作品名 あらすじ 舞台になった場所
あなたの庭はどんな庭?
How Does Your Garden Grow?
チェルシー・フラワー・ショー。ポワロと名づけられた新種のバラが発表されるとのことで、ポワロも式典に招かれた。ポワロが会場をぶらついていると、ミス・アメリア・バロビーという名乗る女性から、種が1つも入っていないストックの種袋を手渡される。そして、その日、帰宅すると、そのアメリアから手紙が届いていた。数年前から体が不自由になり、姪のメアリー夫妻が同居するようになった。また、1年前、話し相手としてロシア人のカトリーナという女性を雇っているが、家庭内のある問題に心を悩ませているとのことだった。が、詳細を手紙を書くことはできない。助けていただけるなら、どうか、尋ねてきてください、との依頼であった。翌朝、彼女の家を訪れることにしたポワロだったが、残念ながら、その晩、アメリアは薬を服用してしばらくしてから苦しみだし、死んでしまった。 ジャップ警部、ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場 ※チェルシー・フラワー・ショーで、ポワロという新種のピンクのバラが登場 ロンドン(C.F. TRUMPER、チェルシー)、チャーマンズ・グリーン・ローズ・バン(南のサリー州に近い場所)
100万ドル債権盗難事件
The Million Dollar Bond Robbery
ロンドン・スコティッシュ銀行のショー氏が、イギリス最新の旅客機、クィーン・メアリ号に乗ってアメリカまで100万ドルの債権を運んでいくことになった。そんな彼が、ある日、赤のスポーツカーに危うくひき殺されそうになる。わざとひき殺そうとしたのでは?、と心配した上司のババソワ氏は、ポワロに調査を依頼。その最中、今度はショー氏のコーヒーにストリキニーネが混入され、2週間の安静を余儀なくされた彼の代わりに、部下のリッジウェイがアメリカに赴くことになった。ババソワ氏からアメリカまで彼に同行してほしいと頼まれたポワロも同行するが、もうすぐニューヨークに着くという晩、債権の入ったトランクが開けられ、債権が盗まれてしまった。 ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場 ロンドン(Threadweedle St)〜ニューヨーク
プリマス行き急行列車
The Plymouth Express
一代で巨万の富を築いたオーストラリア人のゴードン・ハリデーが、ある日、ポワロの元を訪れ、離婚間近の、ひとり娘であるフローレンスに言い寄っているロシュフォード伯爵の調査を依頼した。彼のたっての願いとあって、ポワロは許諾。彼の調査を開始する。その週末、フローレンスは、友人の招待でパディントン発12:14の列車に乗ってブリストル経由でプリマスへ向かう。ブリストル乗換えのはずだったが、ブリストルでは降りず、メイドに、折り返し列車で戻るから待っているようにと伝えたきり、姿を消してしまった。そして、翌日、彼女は死体となって列車の座席の下から発見される。持参したはずの彼女の宝石はなくなっており、メイドは、彼女のコンパートメントには男がいた、と証言した。  ジャップ警部、ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場
ロンドン(Ducane Court)、ブリストル駅、ウエストン
※フローレンスの住んでいるマンションという想定で、ロンドンのDucane Courtが登場。
スズメバチの巣
Wasps' Nest
メイベル・ヒル・パークの夏祭り。ヘイスティングズ、ジャップ警部と一緒にでかけたポワロは、知人のジョー・ハリスンに出会い、フィアンセのモリー・ディーンを紹介された。モデルのモリーは、1年前までは、その付近に住む新鋭の彫刻家、クロードと婚約していたが、破局し、今はジョーのフィアンセとなっていた。そんな愛憎劇があったにもかかわらず、ハリスン氏とモリー、クロードの3人の仲は良好で、その日も、ハリスンは、クロードに、庭に出来たススメバチの巣を退治してくれと頼み、クロードも快く引き受けた。が、無性に何かが気になるポワロには、殺人事件が起こりそうだという予感が次第に高まっていくのだった。 ジャップ警部、ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場 ロンドン、Mable Hill駅
マースドン荘の惨劇
The Tragedy at Marsdon Manor
宿屋を営むサミュエル・ジェームズ・ノートン氏から、3人の農民が毒殺されたという殺人事件で呼び出されたポワロ。が、実は、それは、彼の書いた小説の話であった。気づいたのは最終列車が出たあとのこと。「はるばる125マイルもやってきたのに・・」、と嘆くポワロであった。そして、翌日。ロンドンに帰ろうとするポワロの乗った車と警察の車が鉢合わせした。警察は、マースドン荘の主が、突然死したという知らせで現場へ向かう途中だった。マースドン荘は、庭のヒマラヤスギの近くで、その大木のてっぺんから身を投げた若い娘の幽霊が出るという噂の館。主は、その大木の木の側で亡くなっていたのだった。 ジャップ警部、ヘイスティングズが登場
※地元の蝋人形館で、ポワロの蝋人形が登場。似ているような、似ていないような・・・
マースドン荘
二重の手がかり
The Double Clue
ある日、ジャップ警部がポワロを尋ねてきた。ここ最近、3件の宝石盗難事件が起こっているという。いずれも身分の高い人の屋敷で起こっているらしい。アタートン家で起こったダイヤモンドの盗難事件は、夕食前に主人が確認したときはあったにもかかわらず、夕食後にはなくなっていた。これらの事件を解決しなければ自分の首が飛ぶかもしれないと心配するジャップ警部。その矢先、今度は宝石のコレクターであるハードマン家のパーティーで、ピアニストとオペラ歌手の演奏の最中、エメラルドのネックレスが盗まれてしまう。知らせを受け、ハードマン家に捜査に出向いたポワロは、そこで、ロシアの伯爵夫人に出会い、心を奪われる。 ジャップ警部、ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場
ロンドン、ハードマン家 ※ポワロは連日、庭園や美術館で伯爵夫人とデート
スペイン櫃の秘密
The Mystery of the Spanish Chest
クレイトン夫人が夫に殺されるのでは?、と危惧するレディー・チャタートンとともに、ポワロは、リッチ少佐の家のパーティーに偵察にでかけた。が、肝心のクレイトン氏は、急な仕事でエジンバラに行き、その日のパーティーは欠席とのこと。拍子抜けのポワロだったが、翌日、パーティー会場に使われた部屋に置かれていたスペイン櫃から、クレイトン氏の刺殺死体が発見された。クレイトン氏は、妻がリッチ少佐と浮気しているのでは、と疑っていた節がある。さらに調べてみると、約10年前、クレイトン夫人をめぐり、軍人クラブの体育館で決闘が行われたことがあった。 ジャップ警部、ヘイスティングズが登場
ロンドン
盗まれたロイヤルルビー
The Theft of the Royal Ruby (The Adventure of the Christmas Pudding)
読書と500 gのチョコレートでクリスマスを過ごそうと計画するポワロの前に、1台の車が乗りつけ、同行を求められた。行ってみると、エジプトの殿下がアイリスと名乗る女と食事中、大切なルビーを盗まれたのだという。殿下によると、レイシー家に招かれた際、ルビーの話をしたことがあるとのこと。ポワロは、事件解決を依頼され、伝手でクリスマスをレイシー家で過ごすことになった。レイシー家には、レイシー大佐とその妻のほかに、孫のセアラ、マイケル、リー・ワイリーとその妹、デビッド・ウェルインらが滞在していた。ポワロがレイシー家に到着したのは、幸運を願いながら、クリスマスプディングをみんなで混ぜている最中であった。そして、クリスマス。ポワロは、枕元に「プラムプディングを食べないように」と書かれたメモを発見し、どういうことかと首を傾げる。そして、いよいよプディングを食べる瞬間がやってきた。プディングから、みなが思い思いに入れたコインなどが続々と出てくるなか、レイシー大佐のプディングからは、例のルビーが出てきたのだった。 ロンドン、キングスレイシー
戦勝舞踏会事件
The Affair at the Victory Ball
ポワロは、ヘイスティングズの友人、BBCのディレクターであるアカリー氏に招かれ、戦勝舞踏会に出席した。出席者は、真夜中の12時まで仮面を身につけ、12時とともに仮面をはずし、正体を明かすという趣向。出席者のなかに、クロンショー子爵の一行、6人がいた。クロンショー子爵と、その恋人で女優のココ・コートニー、ココの俳優仲間のクリス・デビットソンとその妻、クロンショー子爵のおじであるユースタス、そして、マラビー夫人という顔ぶれ。彼らはそれぞれイタリア喜劇に登場する人物に扮する仮装をしていた。舞踏会の途中で、クロンショーとココは口論となり、ココはクリスを伴って怒って帰ってしまった。そして、12時。みなが仮面をはずしたとき、クロンショー子爵の死体が発見され、その翌日、ココも自宅のベッドで遺体となって発見される。 ジャップ警部、ヘイスティングズ、ミス・レモンが登場
ロンドン
猟人荘の怪事件
The Mystery of Hunter's Lodge
ポワロはヘイスティングズとともに、ヘイスティングズの友人のロジャー・ヘイバリングに招かれ、猟にやってきた。彼らと一緒に猟をしたのは、ロジャーのおじで猟のロッジの持ち主であるハリー・ペイズ、その異母弟で門番のジャックとおいのアーチーらであった。猟のあと、ロジャーは、5時の汽車でロンドンに向かうつもりだったが、妻に頼まれ、家政婦のミドルトン夫人をジャックの家に送り届け、召使のジョーンを家まで送ってから、アシュビー・ピカード駅から6時15分の汽車に乗った。そしてその晩、ハリーが銃で撃たれ殺害された。調べてみると、6時15分の汽車がアシュビー・レ・ウォルケン駅に着いたとき、だぶだぶのオーバーを着て、もじゃもじゃの髭をはやした男が汽車から降り立ち、駅番の自転車を盗んで走り去ったのが目撃されており、その男と同じ風貌の男がロッジを訪れ、ハリーを訪れ殺害したらしい。そして、警察の事情聴取を受けたあと、家政婦のミドルトン夫人が失踪する。 ジャップ警部、ヘイスティングズが登場 アシュビー・ピカード駅、アシュビー・レ・ウォルケン駅

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シリーズ 1 (1989)
シリーズ 2 (1990)

※以下は、作成中です。
シリーズ 4 (1992)

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シリーズ 6 (1995-6 )
シリーズ 7 (-2000)

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