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山川建築工務店

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施工事例 家の傾き解消工事

今回この家の傾き解消工事には、3パターンの傾き解消工事を載せています。
最初の家の傾き工事は、既存の家を浮かして、地盤改良から行い、 基礎も増設、土間部分にも鉄筋を編み込みコンクリートを打ち万全です。
次の平屋の建物傾き解消工事は、地盤は建ててからだいぶ経つので、 平屋だったこともあり、土台から上の部分のみ上げました。
最後の床の傾き解消工事は、建物はそのままで影響の大きい一つの部屋 今回は、台所ですがその床のみを水平にやり換えました。
予算は、パターン別にかなり変わります。

施工事例内の他のリンクは、メニューバーかこのページの下にあります。

家の傾き解消工事

今回の家の傾き解消工事は、家1件をまるごとリフォームでした。
写真をほとんど撮っていなかったため、少ししか載せれませんが、 まず今回のリフォームの現場が、階段を1階分くらい上った高台にあり 現状の家が地盤沈下の影響かかなり傾いており、 既存の家を家の傾きを解消して使うか解体して新築にするかでしたが、 施主の意向により既存の家を使って、全面リフォームの形になりました。
家を丈夫にするために、今後家が傾かないように、新たに基礎に鉄筋を入れて、 全体にコンクリートを打って基礎をやり直しました。
その後家がかなり傾いているため直すのに壁などを破って、 家全体をジャッキなどを使って持ち上げて家の傾きを解消しました。
その後は下地を残して、外壁、内壁や天井、階段床など すべて解体して、新たに丈夫に補強または、新設して 家1件まるごと大規模なリフォームを致しました。

またこの家の傾き解消工事の平面図や鳥瞰図、3D立体イメージなどは、 CAD図面集内の家の傾き解消工事に掲載しております。
リフォームなどのご参考になれればと思います。

家の傾き解消工事コンクリート打ち前家の傾き解消工事コンクリート打ち前

この上の写真は、全体にコンクリートを打つ前の内部の写真です。
前は布基礎のみで、地盤沈下の影響か家が傾いていました。
今回は既存の基礎に鉄筋を細かく全体に配置して、鉄筋を家全体に配置しました。この後コンクリートを打ちます。

家の傾き解消工事コンクリート打ち前家の傾き解消工事コンクリート打ち前

この上の写真は、全体にコンクリートを打つ前の外部の写真です。
建物の外まで、家全体を支えられるように全体に配置してます。
今回の場所が高台にあるため擁壁(ようへき)があり、そこまで鉄筋を配置し基礎全体で持つように計画しました。

家の傾き解消工事コンクリート打ち後家の傾き解消工事コンクリート打ち後

撮った写真が少なく、見苦しい写真も多く申し訳ございません。
この上の写真が、全体にコンクリートを打ち終わりベタ基礎にした写真です。
ベタ基礎をうち終わり次の家全体を持ち上げに入った所です。
既存の壁などをやぶり、丸太などを支えにして持ち上げた所です。
これをかなりの箇所に配置して、新たに基礎部分をやりかえました。

家の傾き解消工事コンクリート打ち後家の傾き解消工事コンクリート打ち後

この上の写真は、家を持ち上げている所の写真です。
写真のように丸太や木の梁ぐらいのでかい木材を使って、写真のように丸太などから木を上げられるに配置して、 それを、写真のようにジャッキをかまして少しずつ上げて行きます。

このぐらいしか写真はありませんが、ここから作業は続き本格的な大規模リフォームになります。
終わった後はすごくよくなり、施主にも喜んで頂けました。

平屋の建物傾き解消工事

今回の平屋の建物傾き解消工事は、地盤が傾いて下がっている所と 下がっていない所で、傾きが発生していて、その解消工事でした。
今回の建物は事務所みたいな所で、平屋建ての建物です。
建ってからだいぶなり、地盤はこれ以上下がらないのではとの判断になり、 一回現在の水平の傾きをレーザーにて測り、これを控えて半年後にもう一度水平の傾きを測り、 誤差がなかったため基礎はそのままに土台から上の部分のみに壁や床を一部つぶして、ジャッキをかまして上げました。
傾き解消後は元通りに復旧して、床は貼り換え壁はクロスを貼り換えました。
今回の平屋の建物傾き解消工事は、クロスはクロス屋さんに、その他の傾き解消工事などは、自社(山川建築工務店)で施工しました。

平屋の建物傾き解消工事1平屋の建物傾き解消工事2

上の写真1枚目は、ジャッキアップをして傾きを解消するために床と壁、天井を一部解体して、その部分にジャッキアップに備えて、 柱と梁などを一体化して壁ごと上げるために構造用金物を打ちました。
構造用金物は取り付けられる所にほぼつけたので、地震などには強くなったと思います。
上の写真2枚目は、ジャッキアップしている時の写真です。
土台に止まっているアンカーボルトなどを外し土台から上げられる準備をして、 隣の写真に写っている梁にジャッキ棒をかけて少しずつ上げていき、 上げた隙間に物をかまして、さらに少しずつ上げて水平に直しました。

平屋の建物傾き解消工事3平屋の建物傾き解消工事4

上の写真が土台をジャッキアップにて上げた所です。
ジャッキアップを何回か行い上げれた所です。
土台の角の所には、桧材を防腐剤のクレオソートを塗ってかましています。
ボルトは、上げる度合いが大きい所は、ボルトが足りなくナットが締まらないので、 ボルトを継いで長くしてナットを締めました。
基礎と土台の隙間にモルタルを詰めました。
これで地盤が下がらない限りは、大丈夫だと思います。

床の傾き解消工事

今回の床の傾き解消工事は、地盤沈下の影響か床が傾いており、 建具も調整では無理なほど傾いており、これの傾きの解消です。
今回は地盤からやりなおした方がいいのですが、予算もかなりかかりますので、 建物も古くそこまではとのことなので基礎から下の部分は、砂利を詰めて締め固めるぐらいにして 表の土間部分は、締め固めた後にコンクリートを打ち直しました。
建物も上げたりはせずに影響の大きかった1階の台所部分のみ床を解体し、 床のみ水平にして直しました。
台所から表への掃き出し窓は、新たに水平をきっちり出してやり替えました。
今回は他の部分もかなりやり直しましたが、床の傾き解消工事の内容については 自社(山川建築工務店)の施工になります。

床傾き解消工事1床傾き解消工事2

上の写真は、1階の台所の床を解体した時の写真です。
台所の床下で右のコンクリート側は下にガレージがあり、左側の部分はコンクリートのカケラや土のままになっています。
その境目の部分で、地盤沈下を受けたのか結構な空洞ができていました。
その場所に砂利を敷き詰めて突き固めた状態です。
写真の上の窓側にも空洞があり、そこも埋めて砂利を敷きました。
ここから、床の下地と床を新しくやり換えました。

床傾き解消工事3床傾き解消工事4

上の写真1枚目は台所から外に出て表の土間の部分です。
最初の状態は土間でコンクリートを打っていた状態で、割れていた部分はなかったのですが、 上からちょっとたたくと音が中身空洞のような音でしたので土間を割りました。
上の写真2枚目が、その土間を割った時の写真です。
やっぱり地盤沈下の影響かかなり空洞がひろがっていました。
会所の排水も中のコンクリートが割れていて排水の水が別の土の場所に流れていて、 その影響もあり地盤がしまり空洞ができたと思います。
右上の写真が会所の排水をきっちり補修して、土やコンクロートのカケラで締め固めたところです。

床傾き解消工事5床傾き解消工事6

上の写真は土間部分にコンクリートを打つまでです。
土間の部分にさらに砂利を敷き詰め固めた時の写真です。
その後土間にコンクリート打った時の写真です。
この後台所からの掃き出しの窓からのこの土間に、デッキ材で床を掃き出しの窓からの段差に合わせて新たに作りました。