トップページへ
09年分へ
08年分へ
07年分へ
04/05年分へ
00/01年分へ
00以前分へ

不精者の彼岸 11/28/03
ソフト本体は買ってもいないのにちょこちょこillustratorの練習をして参考書などを探している今日この頃だが、私がまず(唯一かもしれない)このソフトでやりたいことは、ミュシャ風の幾何学的な枠飾りのような物を楽に作ることだ。しかし見てみると大抵の参考書は可愛かったりセンスが良かったりリアルだったりする「イラスト」の描き方が中心になっている。テクスチャー中心の物はかなり気に入ったところもあるが、そういうのは大体しつこく使っていれば自然に覚えてしまう。これはphotoshopで遊んできた経験もあるからだろうが。で、もっとかっちりした物をというと今度はいきなりグラフとか表とか、そういうお仕事関係の方に行ってしまう。その中に一つだけ「ミュシャ風の絵を描く」という章をもうけてある本があり、期待して読んでみた(表紙にもミュシャの絵が使ってあり、かなり気合が入っていそうである)。「ミュシャの絵はillustrator向きである」というような記述もあり、ますます期待が膨らんだのだが、読んでいくと、結局ミュシャの実際の絵のトレースに終始していて、背景の枠やら幾何学模様も絵の通りになぞっていくという描き方なのだ。私としては、ミュシャの、長方形の枠の、上の2つの角が三角に切られ、角は丸みを帯び、内側の線がアーチになっていたり、その間にアーチに平行した弧を持つ円が配され、更にその円は2つの同心円になっていて、その中にぐるりとデフォルメした花などの図形が描かれているというような「図」を出来るだけ規則的に楽に作りたいのだ。それなのにこの本は「デジタルで描くというのは楽をすることではありません」などとお説教してくれるだけで、とにかくアナログな苦労をさせようとしている。不精者の私としては個々のオブジェクトを作るなどの苦労はしてもいいが、先々楽をするための苦労をしたいのであって、苦労してトレースして終わりでは、それはベジェには慣れるかもしれないが、いかにもつまらない。やはり地道に初心者向けの参考書から始めて自分で手抜き方法を考えるしかないということなのだろうが、大きな問題は無料体験版が使えるのがあと一週間ほどしかないということであった。

心の罠 11/11/03
私には不評だったphotoshop6ですが、それでもベクタレイヤなどというものがフィーチャーされているとなんとなく今までまったく理解出来ず無視していたパスだのなんだのという物のことが気になってくる。adobeにはillustrator10の体験版も置いてあったので今度はそれで遊んでみることにした。
昔よくあった体験版というのは機能が制限されていたり、特にセーブは出来ないと決まっていたようだが、ここに置いてある様々の体験版は有効期限が30日というだけで、機能もフルのようだし、もちろんセーブも出来る。気前がいいようだが、これは実はかなり卑怯な罠ではないだろうか。
絵を描くソフト、特にillustratorのようにいろいろな機能があって習熟に時間がかかるようなソフトで、セーブが出来ないとなれば、私などその場でさっと触って「ああ、わからん、難しい」で終わってしまう。だが、セーブが出来て一月ほどじっくり取り組めるとなれば、「じゃあとにかく何日かかけて一つ仕上げてみようか」ということにもなる。作業をしていると自然慣れてくる。そうなると、せっかく慣れたのにその知識が無駄になるのは惜しい、という気になる。また、作品が出来てしまうと、その中にあるオブジェクトはこれからも部品として使うことが出来るし、その時は使わなかった他の機能も使ってみたくなってくる。ペットなどをしばらく預かっているとだんだん愛着が湧いて返したくなくなる、というような感じである。ようするに、見事に罠にはまってillustrator貯金を始めようとしている私がいる、ということなのであります。

/*11/08↓への付記:教わったところによるとフェードはちゃんと存在して以前より細かい設定が出来るそうです。でも結局その度にたたまれてしまうそうで、パレットを並べて描きたい人間には向かないようです。教えてくれた方の感想も「勝手にしまうなっ」でした:-)*/

/*11/07↓への付記:いろいろと6のドロー機能で遊んでいるうちに以前はあったブラシオプションのフェードが消えていることを発見(あるのかもしれないけど私には見つけられませんでした)。これじゃパスに沿ってすっと消える線とか描けないじゃないですか。ほんとに6以降のぽとしょはマンガ絵向きじゃなくなってきてます。ちょっと切れました(笑)。簡単なドローは5にあるペンツールで同じことが出来る(むしろシンプルな分使いやすい)ので、もう5に戻しましたよ。ああ落ち着く(笑)。*/
/*ちょっとおかしかったこと:6で遊んでいる時に、フリー素材として出回っているpaint shop proのブラシは種類がとても多く使える(筆として使うというより模様になっているような物が多いらしい)というので、いくつか拾って読み込んでみた。確かに、オーナメントとか、花束だとか動物など、よくスタンプやステンシルにあるような「絵」が多く、効果などもいろいろあり、使いやすい。実はpaint shop proのブラシファイルは拡張子がぽとしょの物とは違うのだが、それを直してしまえば問題なく読み込めてしまうのである。
これは有難かったので、5に戻してからもそのブラシファイルだけコピーして読み込もうとした。ところがいくつか「形式が違うので読み込めません」と言ってくるファイルがある。5では騙されてくれないのか、と思ったが後で見ると読めないファイルは元々6に付いていたブラシファイルだった…ええと(笑)。*/

/*11/05↓への付記:Adobeのオフィシャルページに7の体験版(30日間無料)があったので落としてみた。結果=更に改悪…ブラシパレットはますます一覧しにくくなっている上、エアブラシはブラシの一部に組み入れられて切り替えが面倒になっている。どうしてこう余計なことするかね…と思うのはマンガお絵描きにしか使わない者の言い分なのだろうが。とにかくこれで7へのバージョンアップは絶対しない決意をしたのでお金を使わなくてすむのは有難い(だからと言って買ったつもりでそのお金を使うのはやめなさい^^;)。ゆがみフィルタと、ベクタレイヤとパターンの保存がなければ5に戻したいんだけどねえ。*/

二長一短 11/03/03
長いこと(ほんとに長かった)使ってきたマシンが壊れて買い替えを迫られ、ようやくいまどきの最低限の環境を整えたところで、やっと前のマシンでは危険すぎて入れられなかった(メモリが…)photoshop6にバージョンアップ出来た。
5からの変更点はいろいろとチェックしていて、5.5への時とは違ってよさそうなところが多かったのでバージョンアップをしたわけだし、実際使いやすくなっている点や新しい機能もあり、基本的には満足している。だが「なんでこれ変えるねん!」という点もいくつかある。
一番困るのは、いろいろなブラシパレットがクリック→ドラッグで選ぶ形になってしまい、前のように常時画面に出しておけないことだ。基本的に絵を描くソフトではないのでしょうがないのかもしれないが、私のような使い方だと、パレットはいつも全部手元に置いて見ながら選びたいのである。ツールバーまでカーソルを持っていかなくても、shift+右クリックで独立したパレットを出すことも出来るのだが、それはそれで、クリックしたカーソル位置にパレットが出るので、画像の現在描いている部分を隠してしまい、ブラシを選んでも何か次の動作をするまで消えてくれないので、塗る動作に余計な躓きが入ることになり、ストレスになる。さらに、ドラッグしたパレットを見ても、今自分の使っているのがどのブラシなのかわからない。これはさすがに不評だったようで、アップデート版では直っていたのだが、今度はパレットを出すアクションが右クリックになっていた。今までは右クリックはブラシの塗り方(通常だとか乗算だとか)を選ぶアクションだったのである。すっかり慣れ親しんでいるのを勝手に変えられては、困るのだ。また、ブラシと鉛筆が一つの箇所にまとめられてしまい、切り替えに1クッション入るというのも、絵描きに使う者としてはストレスの元だろう。その他、ラインツールがドローツールに組み込まれてしまい、ペイントでは直線を引けなくなっているのも困る。
貧乏なので当分は7へのバージョンアップはしないつもりだが、もしこれらの点が改善されているのならすぐにでもしたい今日この頃である。

自衛策 09/23/03
ユッカスヤルビ(Jukkasjalvi)というのは、スエーデンの地名で、12月から3月までの間だけ営業する氷のホテルがあることで有名なところである。毎年、近くの湖の氷を切り出してきては建てているそうで、とにかく部屋の壁から床、天井、ベッド、バーで出されるグラスまですべて氷である。寝る時はそのベッドの上に毛皮だのなんだのを敷き、寝袋に入って寝るらしい。ベッドの形は白鳥の首がついていたり、ハート型だったりいろいろ凝っているがだからなんなんだという気もする。オーロラが見られるということもあり、人気は高いらしい。
寒さが大嫌いでオーロラにも興味のない私がこんなことを書いているのは、まあ面白いところだしオーロラということでロマンチックな気もするので、いつか何かに使うことがあるかもしれないが、その時までこの聞き覚えのない名前を覚えておく自信が完璧に無いからである。ユッケカルビに似ているなあ、と今は思っているが、それではぐぐっても絶対わからないし、一月もたてばその事すら忘れている自信がある。大体、国すらも最初は「ノルウェイ…?アラスカ…?」と、怪しかったのだ。要するに、いちいちまた「氷、冬季、限定、ホテル」などという面倒な探し方をしたくないのでメモしているというだけである。

バカにつける薬3 07/05/03
ここを見る人の中には私のことを全然知らない人もいるのだから、たまには私が賢い人間であると勘違いさせるような内容を書きたいと思うのだが、実際に賢くないと、そのような事が起こらないので難しい。反対に馬鹿を証明するような事ならすぐ書けてしまう。
少し前、出来事コーナーにも書いたが、新しいファクス(兼電話)を買った。10年ぶりくらいの買い替えなので、ウラシマな私には目新しい機能満載である。その中に、着メロ設定があった。携帯の時もそうだったが、私は、電話機なら、よくかける相手の番号を登録するというような、基本の大事なことで、自分でやらないとしょうがないような物は面倒でなかなかやらないのに、着メロとか、留守録になるまでの着信音の回数とかいうような、デフォルトがあるのだからわざわざやらなくてもいいようなどうでもいい設定は、すぐに一所懸命になってやってしまう。RPGで、主人公の名前を考えるのに2時間くらいかけ、そういう自分で設定出来る部分が多いほど良いゲームだと考えがちなタイプである(そんなタイプというのがあるのだろうか?)。それで、その機種の持っている全部のメロディをいちいち試聴してみて、とりあえず気に入ったものを設定した。更に、これは以前の機種でもやっていたことだが、出かける時いちいち留守設定にするなどという行為は忘れっぽい自分には出来ないとわかっているので、留守モードの着信音回数をデフォルトの2回から5回に増やし、いつも留守モードにしておく。
さて、お待ちかねの電話がかかり、設定した着メロが流れる。「おお、これこれ」と満足して聞く私。5回分は聞いていても大丈夫なはずだが、まあ1回分聞けばいいや…と思っていたら、なんと曲の半分くらいで留守録になってしまった。「あ、もしもし、すいません」とあせって出る私。
とにかく会話が終わり、びっくりしたまま、何か(地震雷からマシントラブル、遊びの誘い等々)あると繋ぐ、パソ通のチャットまがい掲示板に直行する。ここは、10年以上前から存在する、みんな顔なじみの村のようなところなので、早朝を除くと大体一日のいつでも多くの人々が、会社のマシンで仕事をしつつ覗いたりとか、家でもなにかしらの隙があると無駄話をしに入ってたむろしているのである。その時は確か夕方あたりで、割と人もいたので、私はすぐに「着メロの一巡と着信音の長さって違うんだね?」と人々に衝撃を伝えた。だが人々はなぜか私の反応の方に衝撃を覚えたようで口々に(画面の文章でだが)「すごい!」「さすが、時間の観念のない人だ…」などと言うばかりである。「あなたには着メロが聞こえてても、向こうには普通にベルが聞こえてるんですよ」と、馬鹿に物を言うようにわかりきったことを言う人まで出てくる始末だったが、馬鹿なので何も言えない。私だって相手に着メロが聞こえるなどとは思ったことがないが、単に何も考えていなかっただけである。そして3人くらいから同時に「着信音の時間は、ベル1秒と休止2秒の3秒単位」と、別にそこまで知らなくていいんだけどという、えらく正確な知識を伝達されてしまった。後で自分が選んだ着メロの一巡タイムを計ってみたら約30秒であった。半分くらいで留守録になったと思った自分の判断は正しかったとわかったが、だからといって何もならないのだった。

バカにつける薬2 03/21/03
あるところで見たジョークネタがおかしかったのでコピーして保存しようとしたら、以前にも同じネタを保存していたことを発見しました。物覚えの悪さと進歩の無さとどっちを先に嘆いたらいいのかわかりません。
もうどうせならここにもメモしておくです…:-)
The UNIX Guru's View of Sex:
# unzip ; strip ; touch ; finger ; mount ; fsck ; more ; yes ; umount ; sleep

バカにつける薬 03/04/03
最近どこかで、YesのTales from Topographic Oceanの最初の部分がお経だというのを読んで、そういえば昔家で歌っていたら親に「なんだそのお経は」とからかわれてがっかりしたことがあったが、本当にお経だったのか、とあらためて驚いた。当時はお経と言えばお葬式やお彼岸にお坊さんがぶつぶつ言う、なにやら抹香臭いというか辛気臭いという物という認識しかなく、「プログレッシブ・ロック」とは結び付かなかったのだ。だが今になって知った、当時の西洋の東洋思想への傾倒を考えれば、というよりも、無心に聞いてみれば、これは実際、お経である。親は素直に感想を述べただけだったのだ。そうなると今度は、じゃあそれは何経なんだろうと気になり始めた。毛唐の読みそうなポピュラーなお経だろうし心経とかかなあと思ったが内容を考えると違うような気がした。こういう時にはgoogleである。歌詞として出てくる最初の文章(歌では歌われていないので、そんなものがあったことにはずっと気がつかなかった^^;)のshrutisというのはvedaと同義らしい。リグ・ヴェーダのvedaであって、厳密には「お経」とはちょっと違うようである。まあJonくんのインドかぶれを考えればまずそっち方面を考えるのが妥当だった。しかも更に調べていたら、ロックに出て来る文献資料、のようなページが見つかって、「結局、この曲の歌詞は、大量のヴェーダの中から自分で選んだわけではなく、ポピュラーなヨガの本の有名な注釈部分にヒントを得て書かれたものであろう」ということだった。
この曲に関してはそういうことだったが、調べている最中、ヴェーダとかマハーバーラタとかウパニシャッドなど、今まで名前はよく聞くがあまりちゃんと正体を知らなかった物の説明を読むことになって、それは良かったと思っている。特に英語のわかりやすいページだと、バカにもわかるように説明されているので助かる。バカに一応整った説明をして納得させる文章は、日本語より英語の方が優れているような気がする。もちろん宗教のことだから、英語の言葉では完全に言い尽くせない何かがあったりするのかもしれないが、「とりあえずこういう物」ときっぱり教えてくれる方が私には有り難いのである。

努力と報酬 01/05/03
去年の大晦日(2時間ほど今年に食い込んだが)、やっとThe BeatlesのAnthologyを読み終わりました。なにしろやたら大きくて重い本なので、お出かけの時に携えて電車の中で読むとか、寝る前に布団の中で読むとかが出来ません。さらに英語は私には母国語でないので読むのに非常に時間がかかります。概算で日本語を読むのの50倍はかかっている気がしますし、それ以上に読み出すまでの心の敷居のようなものが非常に高い。割と活字中毒気味の私は、とりあえず読むものがそばにあるとなんとなく読んでしまうのですが、英語の本だとなかなかそうはいきません。ということで、購入したのは約2年前なのですが実読時間は1/12くらいだと思います。
これを読んでいて「へえー、知らなかった」と思った内容がいろいろ沢山ありましたが、その中には以前に読んだ別の本(日本語)に既出のこともありました。結構感動的なエピソードだったりするので、後にその本をたまたま見て自分でも何故忘れるかと呆れましたが、日本語だとすらすら読めてしまう分、記憶への引っかかりも少なくなるのかもしれません。同じ日本語同士でも軽いミステリーなどは、昔読んで印象深かったものは別として、最近は読んだ端から内容を忘れ果てたりするのですが、SFなどだと割と内容が頭に残ったりするのと同じようなものでしょうか。それではこれからは英語の本ばかり読むようにすればいいかというと、よほど内容に魅かれるものがない限り、読み始めたとしてもすぐ嫌になって放り出してしまうことは目に見えているのでした。うまく出来ています。いや、うまく行かないものです(笑)

逆転有罪 11/22/02
トップページの出来事のところにも書いたのだが、作業中BGMを流していてふと歌詞の一部が頭に入ってくることがある。大体決まったアルバムしか聞かないのでほとんどの歌詞は覚えているのだが、たまに覚え違いをしていて「あれっ」と思う時もある。今回の場合は歌詞はちゃんと覚えていたのに意味を取り違えていて、何十年ぶり?かでそのことに気づき驚いたのだった。
曲はJohn Lennonの「Isolation」で、サビの「I don't expect you to understand/After you caused so mush pain」の'cause'を、私はなぜかずっと「経験する」のような意味でとらえていた。それで、このサビ全体としては、後の「But tnen again, you're not to blame/You're just a human, a victim of the insane」と合わせてなんとなく「お互い生きていくというのはつらいことだよな」という感じに聞いていたのだが、気づいてみれば実際の歌詞は「おまえのせいでつらいことになったんだ」と言っているではないか。このyouは発表後30年も経ってから曲の本当の意味を知る間抜けなファンのことかもしれないと思う今日この頃です。

めも 08/26/02
ロンドンの舞台に立つハリウッドスターKyle MacLachlanへのインタビュー(real player)。

メモ 08/24/02
次に行くまでに(ラジオでかかるとかして復習できて)歌えるようになってるといいなあというカラオケ新曲(自助努力はなしかい…笑)
・Vanilla Sky/Paul McCartney
・Keep Yourself Alive/Queen
・Big Jet Airliner/Steeve Miller Band
・Ballroom Britz/Sweet
・Quiet Life/Japan
・Waterloo/ABBA
・Black Water/Doobie Brothers
・森へおいで/谷山浩子(ライブバージョンで:-))

シェイクスピアいろいろ 08/05/02
私の好きなKyle MacLachlan(ツインピークスのクーパー捜査官)の出ている映画「ハムレット」をWOWOWでやっていたので見ました。彼の役はハムレットの叔父で悪役なんですが、ファンの贔屓目かどうしても悪い人に見えません(笑)。わかっていても最後、ハムレットに殺された時は悲しかったです(ヲイ)。
それはともかく、この映画は舞台は現代のニューヨークで、王国は会社、王は会長という設定になっているだけで台詞はシェイクスピアそのままです。Dicaprioのロミジュリもそうだったし、Ian McKellen(指輪のガンダルフ様)のリチャード三世も、現代ではなく'30〜'40あたりにしてますが、とにかく時代設定を変えて台詞だけそのまま、という作りでした。元々舞台劇なのを映画にして、さらに時代や背景も変えて台詞だけそのまま、という、独特な作りを楽しむのがシェイクスピア映画というジャンルなのでしょうか。シェイクスピアの戯曲の台詞は音韻がきっちり構成されているので、聞いているだけでも耳に心地よいです。
先日やっていた「マクベス」という映画は、ちゃんと当時のイギリスを舞台にした史劇の作りでしたが、台詞はそのままでも、モノローグの台詞は内心の声として入れていて、こちらの方が逆に映画らしく作っていたのがなんだか面白かったです。

役者さん 07/31/02
レンタルビデオになってやっと「ハリー・ポッター」を見ました。文句無く面白く、この映画について言うことは別にありません。あ、John Creeseがちょっとしか出てなくて残念とは言っておこう。まああの役ならしょうがないけど(笑)。それはさておき、私が個人的にびっくりしたのはクィレル先生を演じていたのがIan Hartという役者さんだったということです。この俳優さんのことは、John Lennonを演じた映画(下で書いている「The Hours and Times」と「Backbeat」)でしか知らなかったので今回まったく気づかず、後で知ってかなり驚きました。しかも見ている間は「ちょっとBrian Epsteinに似てるなあ」とすら(?)思っていましたのです。Johnを演じてる時にはまるでJohnにしか見えなかったのに…。今更ながら役者さんてすごいわあと思ったのでした。こんなことで思われても迷惑だろうが…:-)

文章の力 07/26/02
とあるところで短い小説のような文章を書きました。版権とか人格肖像件に抵触しまくっている、一般には、というよりも一般にはあまり使用されない言葉で表現すると、「ボーイズラブSS」とでも呼ばれる類の物です。
小説仕立ての文章は、1、2度ごく短い物を書いた経験があるだけなので「今日は朝起きて歯を磨いて朝ご飯を食べて」というレベルなのですが、それでも何人かの方が、キャラクターの一人を「可愛い」と誉めて下さいました。
絵を見て「可愛い」と言われるというのはわかるのですが(言われたことはなくても…)、文章上から「可愛い」と言われるのはなかなか不思議なものですね。まあ、この場合はかなりの部分実在するモデルのイメージに助けられているわけですが、少しだけ小説家のひとの気分がわかったような気がします(笑)。

はまる年頃(いくつだ) 05/15/02
とある巨大匿名掲示板で好みの話題の場所を探して読むのが楽しみの一つになりました。その中で最近特に気に入ったところがあります。Beatlesの話をする場所の中の一つなのですが、どの発言も読むたびにお腹が痛くなります。書き手にBeatlesの曲に関する知識とユーモアが要求されるのでなかなか数が増えないのが残念ですが、あのままのんびりと成長していただきたい場所です。興味のある方は「作曲者以外の3人になりきって楽曲を批評」でぐぐるとすぐわかると思います。どこだかもうわかってる方は当該ボードに直行してそのタイトルを探して下さい(笑)
私が特に好きなのは18、23、24、31、34、36、79、80、105、118、119あたり。

めも 03/28/02
Robert De Niroが「We Will Rock You」というミュージカルを作ってるとかいうnews(real player)。Queenの曲を使ってて、そーゆー(どういう)話らしい。Roger、太ったなあ…^^;
そういえば、アカデミーのパフォーマーで出てたCirque du Soleilというグループって確かYellow Submarineミュージカルをやるって言ってた人達だと思いますが、このグループだったらすごい物を見せてくれそう…と、中継を見てて思いました。新しく出来たコダックシアターがすごいというのもあるけど。あそこで猿之助歌舞伎とかやったらすごそうだなあ(笑)

●マシン・メサイヤ 03/27/02

先日、振り込みの用事があり、たまたま朝起きていたので開業時刻すぐに銀行に行ってみると、人々の列がドアの外にまではみ出している。去年ゴールデンウィークの直前にもこういう光景を見たので、今回も、連休後の給料日で月末にはまた何日かATMが閉まるというので混んでいるんだなと思ったのだが、どうも開業すぐにオンラインがトラブったらしい。ATMは全部止まって、行員さんが「すみませんが機械の故障で…」と説明している。手数料をATMと同じにするというので、その場ですぐ人間のいる窓口に向かう人もいたが、機械よりは時間がかかるだろうと思い、家からすぐの場所なので、またお昼過ぎにでも来てみようと一旦帰った。1時過ぎに、そろそろ直っているといいなと思いつつ行ってみると、お金を出したりとかは出来るのだが、振込関係だけが復旧していない旨、貼り紙が出ている。行員さんに聞くと「向こうの(人間のいる)窓口でやって欲しい」ということなので、何も考えずにそっちに行って番号札を取った。が、ふと、(幸いにも)やはり何か書かないとならないのだろうかという疑問が湧き、そばにいた別の行員さんに聞くと「それでしたらこの紙に」と、振込用の紙を取ってくれた。一瞬、「え、口座番号。知らないぞ」とあせったが、振込カードを見ると相手の口座番号が書いてあった。そんなことには初めて気づいた。振込も多いはずの給料日にATMが故障しているので、窓口も混んでいる。それでしばらく待つうちに、また(幸いにも)、この紙を出しても、お金はどこから払うのか?という疑問が湧いてきた。最初に行員さんに「あちらで」と言われた時には、カード振込をしたい人は、窓口に専用の機械が置いてあってそれでやってもらえるような気がしていたのだが、見ているとどうもそういうことをしている人がいない。またまた別の行員さんをつかまえ(トラブルの最中なので、普段より大勢人が出ているのだ)、「すいません、これは、えーと、機械で現金を出してから窓口で払うということですか…」と聞く。こんなボケた質問にもこういう際なので親切に対応してくれる。当然、通帳も判子も持っていないのではそうするしかなく、ATMの方に行って現金をおろしてきて、順番が来た時にはミスには全然気づかれず、更にATMと同じ手数料で振込をしてもらった。こんなに丁寧にしてもらって、大体、機械が故障しているのが始まりだというのに、ATM振り込みしかやったことのない人間というのは、自分の手書きの振込用紙で窓口に現金で払うという行為には、「どっか別の口座に振り込まれたりしないだろーなあ…」という不安ばかりを覚えるのだった。

痛い腹 03/05/02
amazonでついうっかり「The Hours and Times」という、Brian EpsteinとJohn Lennonの事を妄想した映画を注文したら、お勧めとして「Hedwig and the Angry Inch」を出されてしまいました。なんだかamazonに弱みを握られたような気がしてなりません(笑)
それはともかく、この映画の事を調べていたらBeatles slashのページにぶつかりました。「ほんとにあるんだ、こういうの…」と思い、いくつか載っている小説を読もうとしたんですが、タイトルと粗筋のところまで行ってちらっと内容を見ると、それだけでもう恥ずかしくてクリック出来ません。そりゃ興味はあるので、後日もう一度チャレンジしてみましたが、やっぱり駄目でした。「いくじなし!」(?)と自分を叱咤して頑張ろうとしましたが、どうしても進めません。この年になるとそこらのAVなんてたぶん別に全然恥ずかしくなくて、恥ずかしいとしたら、例えばそれを見てるところを他人に見られるとか、そういう事の方だと思うんですが、これは、一人で誰にも知られないとしてもすごく恥ずかしいんです。自分で描いたりするのは全然恥ずかしくないのに(それもどうかと思うが)、人間の心理って不思議なものですね(爆)

で、後日「The Hours and Times」を見ましたが(ちゃんとした?感想はMy Boom中の映像関係のページに)、これに関しては全然恥ずかしくないんですよねー。って、そんな際どいシーンがあるわけではないですが、それにしても、やっぱりEpsteinさんにあまり関心がないせいなのか。ていうか、元々gayってわかってる人がそういう事(どういう?)してるの見ても、それは結局男女のシーンと同じ扱いになっちゃって感興が湧かないのか?(おい)^^;

●解明された謎と謎のままの謎 02/27/02

ある対談集を読んでいたら「文化人形」という話題が出てきた。ある年代の人々に懐かしい昔の人形だろうということはわかったが、実物がどんな感じなのか見てみたかったのでgoogleで検索してみた。まったく便利な世の中だ。結構ヒットして、基本的にはボンネットを被り、ワンピースを着た単純な人形らしいということがわかった。目がとにかく、少女漫画の原形になったかと思われるように大きく、睫毛バチバチでお星様キラキラなのが興味深かった。そういう人形たちの載っているページには、バービーなども載っていたりするのだが、そこで発見したことがあった。
日本で最初にバービーが売り出された頃、同時にか少し遅れてかはよくわからないが、妹の「スキッパー」や従姉妹の「フランシー」という人形も出ていた。当時、私はバービー人形は持っていなかったのだが、このフランシーを3つ持っていた。親、親戚、親の友人、からそれぞれお人形をプレゼントされたのだが、それが揃いも揃ってフランシーだったのだ。服はもちろん、それぞれ違うものだったのでそれは嬉しかったのだが、肝心の「バービーちゃん」を持っていないというのはなんだか少し淋しい気もしていた。きっと、うちの親とか親戚は妙な好みのところがあるから、人と同じ物を買うのは嫌だと思ったのだろう、お友達の人は、バービーはもう親が買ってくれているだろうと思って違う人形を選んだのだろう、などと推測していたが、あらためてフランシー人形の画像を見て、どうやらそういうことだけではないかもしれない、という気がした。
フランシーは、可愛いのだ。今まで、2つの人形の違いは髪とか目の色くらいで、そんなに違いはないだろうと思っていたが、そうではなかった。バービーは、金髪でまぶたが半分閉じたセクシーな青い目、眉も上がったラインを描く、いかにもアメリカの美人という顔だ。スタイルも胸とヒップは形良く突き出し、ウエストはきゅっとしまっている理想のプロポーション。それと比べるとフランシーは髪はダーク、顔立ちは、フランス系美女ということか、要するに大人し目の親しみ安い顔立ち。プロポーションも控え目に見えるのだ(モード系の服のせいかもしれないが)。日本の大人がこれを売り場で見比べたら、どうしたってフランシーの方が可愛い人形だと思って買うに決まっている。別にキワモノ好みで従姉妹を選んだわけではなかったのだ。それにしてはバービーに比べてフランシーの知名度が著しく低いのはどういうことだという疑問も湧くのだが、まあそのあたりのことは詳しい人々に任せたいと思う私である。

この世で一番好きな曲 02/26/02
ある掲示板で「自分がこの世で一番好きな4曲」というのをみんなで書いていたので(なんで4曲なのか意味は特にないようですが)私も考えて見た。書いていた人々は大体、「まあ、これは今現在のことで」と注釈をつけていて、私のも一応そうかなとは思うが、実は意外に変わらない気もする。特に上3つは。最後の一つはほんとは「Beatlesの曲全部」とか書きたい感じもしてるのですがとりあえず選んで見ましたん:-)
Battle of Evermore -Led Zeppeline
Beauty and the Beast -David Bowie
Olympia -Jon Anderson
Another Day -Paul McCartney

後日、管理人さんのレスで「まとまりがなくて面白い!」というコメントをもらってしまった。うけたのは嬉しいのだけど、書きながら「なんかありがちで似たよーなのばっか…」と結構マジで思っていた私、根本的に間違っているんでしょうか(泣笑)
●躓きの石 02/17/02

世の中には、繰り返し同じタイプの悪い男にひっかかって、繰り返しひどい目にあって泣く女性達というのがいる、という事を聞く。自分でもそのたびに「もう嫌だ」と思っているのになぜか再び同じような男に魅かれてしまうというのだ。私はそういう面での甲斐性はないので、自分とは縁の無い話だと思っていたが、分野が変われば結構似たような目にあっていることに気づいた。
最近、ちょっとしたきっかけがあって昔遊んだRPGの事を思い出していた。あそこが大変だったなあ、とか、あのトリックには詰まった、とか、苦労して面白いゲームをクリアした時の思い出は楽しく懐かしい。そのゲームの場合、苦労の最たるものは、本当に馬鹿な見落としから、あるダンジョンでとっくに使えていた筈の武器を見つけておらず、それさえあればかなり楽だった筈の戦闘が本来の何十倍もつらいものになっていたことだった。いや、実際には、見つけてはいたのだが使い方がわからず無視していて、それを使えるようにしないとゲームの進めようがなくなる、という段になってようやく手をつけたのだ。そのくらいのマストアイテムだったのである。そのハンデというか養成ギブスのおかげで、経験値は、中盤ですでに終盤に必要な数値の10倍くらい稼いでおり、その武器の真価が発揮された時には戦闘はそれはもう楽で、ラスボスとの戦いは一瞬で終わったほどだ。
これだけなら単に微笑ましい話ですむのだが(そうか?)、ふと考えると、後日遊んだ別のRPGでは、これもまたトリックが解けずに、というかトリックにはまっている事もわからず、「何か手に入れていない物を見落としているのか?」とうろうろしている間に、今度は10倍とは行かないがかなりまた経験値を貯めてしまっていて、結果また終盤以降があっという間に終わったという、同様のコースを辿っていた。どちらのゲームもそれをやっている最中はいらない苦労をしていたとは感じず、「ちょっと大変だなあ、このゲーム」くらいに思っていたのだ。ドラクエやFFなどのメジャーなゲームだったら、あまりに厳しければ「これは変じゃないか?」と疑問を持つだろう。また、特に攻略本など見なくても友人と進み具合などを話しているうちに、やり方が間違っていれば(厳密には間違いではないが)、気づくことができる。しかし、私のはまったゲームはどちらもそういう、万人がやっているというゲームではなかったので疑問の持ちようも、気づきようもなかったのだ。そういう私を端から見れば「普通の恋愛が出来ず、また悪い男に利用されているのに自分では苦労していると気付かない女」と同じかもしれん、と思ったことである。


最近読んだ「なるほど」達 02/13/02
・貧しい地区ほど物価が高くなる。(都市部では貧困地区は暴力がつきものなのでセキュリティにかかるお金が大きくなり、保険料も高額になる。また家計に余裕がなくまとめ買い出来ない客が多いので多量仕入れが出来ずコスト高になる。それが売値に反映する。そしてこれらの理由で店舗自体が少ないため、店舗間競争がない)
 -ロサンゼルス 多民族社会の実験都市 矢作弘、中公新書
・最近の幼児の声は昔に比べて3度ほど低くなっている。(この事実に対して著者は生活の向上やマイクなど音響製品の発達により大声を出す必要がなくなると人間の声は低くなるのでは?という仮説を立てている)
 -子供の声が低くなる! 現代ニッポン音楽事情 服部公一、ちくま新書
・オペラにおいてモーツァルトは音楽で人間の「行動」のみを描いてストーリーを見せたがワーグナーは「性格」を固定したものとして描いた。
 -日本オペラの夢 林光、岩波新書






09年分へ
08年分へ
07年分へ
04/05年分へ
00/01年分へ
それ以前分へ
トップページへ