雑感 2002/07 |
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今「異文化コミュニケーション、ちゅーのん……」って、宇宙人が関西弁でしゃべるCM、ありますね。 これ、関西人の僕にとっては、「???」だった。 「……オチ、甘過ぎちゃうん……」 「♪カ〜ラぁス〜、Why Do You Cry?」 とか、 「ヨォクデェキマーシター!」のシゴキトレーニングとか、 いつも爆笑をかっさらってるNOVAのCMにしては、全然ピンと来ない。 おかしい、明らかにおかしい。 どうしてん広告代理店さん――!? などと心配までしてるうち、これが全国区CMかどうかも気になってきた(以前の【マクド】の例もあるし)。 メールで友人に聞いてみよ――。 ……なるほど。 僕が関西人だから、「関西弁」自体でオチてることに全く気づかなかっただけだった。 関西弁が関西圏外の人には漫才に聞こえてしまうコミュニケーション=ブレイクダウンを、うっかり忘れていた。 反対に言えば、関西人にとっては宇宙人だけでオチてるんで、一つも面白くない。 つまり、関西人が聞き流すほど宇宙人へのNOVAの方言指導は秀逸だった(?)ということか―――― アレ? 一回りして、本来の「英会話教室・多言語会話教室」のウリに、辿りついてるじゃないのさ。 先ほどの「ブレイクダウン」で、異文化コミュニケーションを困難にする諸悪の根源=バルバロイ視さえ、暗に指摘されていると考えられなくも……いや、これは考えすぎか。 むむむ、モノスゴイ裏をかいてくるCMだ。 お笑いの本場を自負する関西人にだけ、オチ解析のハードルが高いたぁ、 なかなか味なマネをする。 ともあれ、自分のいる外界の反応に気づくことができた―― これも、「異文化コミュニケーション」、かなぁ。 あ、関西圏外の人、あなたが今これを読んでいるのも。
国民1人30円ぐらいずつ出し合って、今日はでっかいネズミ花火をひゅるひゅるドカーン!―― H2ロケットに比べたら安いもんだ。 いやぁオモシロかった。 バカにしてるんじゃなくて、イイ意味で。 飛行機の開発史で何が面白いかって、失敗の映像は最高に笑える。 もちろん、リリエンタールやチャレンジャー号の悲劇じゃない限り。 開発者にとっては残酷な結果だったけれど、人が乗ってからじゃ遅いんで、これも超高速旅客機開発の大事な研究資料には、なるでしょ。 40億円の失敗、ちゃんと次につないでくださるよう祈ります。 (金が無くて苦杯を嘗めた二宮忠八翁の無念を、思い出して!) しかし飛行船の方も、そろそろマジに考えてくれないかなぁ。 (100km/h程度の巡航能力もあるし、高速バスぐらいに普及しないかな〜) 低成長経済・スローフード・ゆとり教育・癒し…… 時代のキーワードは、「スロー」だぜ。 〔2002/7/20:金額を訂正しました。〕
まだやりますか、誤爆。 結婚式の最中の村人が120人以上死傷―― なんとも酷い。これじゃテロリズムだ。 間違いなら何をやってもいいというのでは、「崩壊したのは予想外だった」ビンラディン氏にも、旅客機激突以降の惨禍までは責められない。掃討戦を空爆主体で展開すること自体に、人間観の歪みが見えてはいないか。 (参考→数々のスージ)
W杯が無事終わって〜、よかった! フーリガン騒動とか暴動が(日本では)ほとんど無くて〜、よかった! スポーツで乱痴気騒ぎできる、愉快な国民性(←関西人だけじゃなかったのネ)が分かって〜、よかった! 日本チームも大健闘して、よかった! 自国チーム敗退後、色んな国のチームをたくさん応援できて、よかった! 韓国チームも大健闘して、よかった! 他国チームにはやや無関心?だっただけに、最後まで残って、よかった! 何より、日本人がいろんな国の人々と喜びを分かち合えたのは、本当によかったです。 ベスト8のあたりで気づいたんですが、W杯のホスト国って、めちゃくちゃ寂しいですネ。 溢れる才能をもった個性的な選手やチームが、どんどん帰っていく。 それぞれの良さを知ってしまって、「また会いたい!」と心から願う……これこそがワールドカップの真の魔力かな?と思います。 ホスト国になってみないことには、ここまで痛感できなかったでしょう。 世界は、すばらしい! そう思える日本も、すばらしい! 今年の年賀状に込めた願いを、あっさり現実のものにしてくれた――。 これにはA.Matsu!、マジで涙チョチョ切れです! 準備や実施に奮戦した、たくさんの方々に、感謝! 日本と韓国に来てくれた、すべてのチームと愛すべき隣人達に、感謝! ……2年に1回くらいにしてくれへんかなぁ!! (ついでながら【うそこN】も、VV(ブイブイ)杯成功祝賀モード)
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