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[ 2008.12.27 updated ]
- ◆さなぎ
- 久しぶりのNews更新です。この秋は2009年に向けた準備を水面下でいろいろと進めていました。 10月からEx Nuncというスタジオで踊りはじめました。 モダンダンスのテクニックを基礎にした動きをJoan van der Mastから習っています。 実はこの夏、日本に戻ったときも沢山ダンスのワークショップに参加しました。
来年はダンス作品も発表しようと思っていて、作曲と振付を併用する創作スタイルにシフトしていきたいと考えています。前から考えていたことに向け、 やっと実際に動き始めることができました。
そしてEARTH MOVE初めての展示企画『LIFE AREA』を来年の3月にハーグで開催できることが決定しました。 東京の美術作家、須釜陽一から誘ってもらい、メールやインターネット電話でミーティングを重ね計画を進めてきました。 会場探しからスタートしたのですが、ようやく開催の目処がたったところです。
これにあわせて須釜さんが12/8-21までハーグに滞在し、主催者との打ち合わせや会場確認、 素材となるロッカー探しなどを一緒に進めました。
こうしたプロジェクトで使えるように電子音楽の知識や技術をつけたいと思い、 今シーズンはSonology関連の授業ばかり選択しています。またLIFE AREAの技術スタッフでもある福田拓人さんから、 ソフトフェアMax/MSPの個人指導をしてもらっています。
最近では11月29日から12月7日まで電子音楽の講習会「De Musica 2008」に参加することになってローマへ行ってきました。 僕にとっては初めてのイタリア。どこもかしこも歴史的な建築。美味しい料理も味わって充実した一週間となりました。 Flickrに写真も載せましたので 良かったらコメント等ください。
先日14日には中央駅近くにある教会でコンサートが行われ、 僕の編曲による『O Holy Night』も演奏されました。年明け1月4日にもWesteinde 101に場所を移して同じプログラムが演奏されます。来年までの活動情報を分かっている範囲で更新しましたので、Infoページをご覧下さい。
早いもので今年も残すところあと数日。 来年もどうか応援よろしくお願いします。
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[ 2008.09.11 updated ]
- ◆2年目のハーグ
- 8月のお盆明け、『秋吉台の夏2008』の作曲マスターコースに参加してきました。湯浅譲二先生のレクチャーをはじめ、
レッスンやコンサートなど充実したプログラムでした。初めての山口県でしたが萩や湯田、秋芳洞への観光もしたし、
YCAMにも遅ればせながら行くことができて大友良英の展示を見れたり、とても良い時間になりました。
月末に日本を発ち、一週間オーストリアとドイツの都市を鉄道で何カ所か回ってオランダへ戻ってきました。
旅先での思いがけない出会いも沢山し、建築・美術・歴史などいろいろ見聞を広めることができました。
毎年恒例のGaudeamus Music Weekもアムステルダムへ聞きに行き、
同世代の作曲家達の作品を聞きました。
さて、9月14日に『綾の鼓』の再演を予定しています。
再び朗読を担当する機会をいただきました。詳細はInfoページをご覧下さい。 2年目となるオランダでの留学生活。実り多い日々が過ごせるように頑張りたいと思います。
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[ 2008.08.06 updated ]
- ◆蝉もまた鳴いて
- 7月末は東京に滞在して、先生や友人と会ったり、音楽や映画や美術を見てきました。
26日のコンサートへ来てくださった皆様ありがとうございます。楽譜で意図を伝えるというのはなかなか難しいものですね。
甲野善紀/田中聡さんの「身体から革命を起こす」(新潮社、2005年)を旅のお供にして、
横浜で行われたAAPAのワークショップに参加したり、
ファブリス・イベール「たねを育てる」展や
映画「崖の上のポニョ」を観たりしていると、
発生学の三木成夫さんのことを思いだすのでした。 私たちのからだが忘れてしまった世界の捉え方をもう一度探し出し、
生きることをどう感受していくのかが問われているようにも思えます。
「祈りの痕跡。」展
は内なる声を文字として刻む人間の営みを、映画「ぐるりのこと」 は家庭と法廷という視差が、
どうしようもなく歪みを抱え込んでいく現代を立体的にみせてくれました。
さて来週12日、カフェパルルで『風の国の便り〜オランダ談話の夕べ』が開かれます。
文化経済学がご専門の濱田さんと共に、オランダについてお話しさせていただくことになりました。
昨日は彼女と会って、大まかな流れや写真の使い方などを打ち合わせしてきました。
日本との違いをどうやって伝えたらいいものか考えています。お時間ありましたらご来場いただければありがたいです。
そして、瀬戸のコミュニティーFMの番組にも呼んでいただけることになりました。
番組パーソナリティーをされているATL亀田さんには、 昨年のメディアパフォーマンス・ワークショップの際にもお世話になりましたので、
久しぶりにお話しできるのが楽しみです。今日は原爆の日。土砂降りの雨が止んで涼しくなった名古屋に蝉たちがまたざんざめいています。
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[ 2008.07.18 updated ]
- ◆夏は夜 月のころはさらなり
- 「日本の夏は亜熱帯である。」と内田樹氏は喝破しておられますが、 こんな温暖化の時代には清少納言の言葉に共感しちゃいます。
6月の末に帰国して、もう3週間が過ぎました。
モラトリアムな僕と違って、忙しく働いている友人、知人、先生方に時間をつくっていただき、 近況などを報告してまわっている今日この頃です。
10ヶ月程度で人はそう変わるものではありません。 ただ、オランダでの生活を何度も説明しながら、
やはり貴重で充実した経験をさせてもらえていると改めて感じています。
9月からはハーグで2年目を過ごすことになりました。新たな表現方法を試したり、将来の活動へ向けた布石を打っていく年にしたいです。
さて、7月26日に東京で僕がアレンジした曲が演奏されます。ヴァイオリン、クラリネット、
ピアノによるTrio Allureの「真夏の夜の夢コンサート」。
僕も会場にいる予定です。また、8月には名古屋のカフェパルルでオランダ報告会を行うことになりました。
ご都合つきましたら是非お越しください。暑サニ負ケズ、いい夏にしましょう!
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[ 2008.05.04 updated ]
- ◆春の恵み
いろいろ順調に進んでいます。
328のメロディカ・カルテットも無事に終了。 SpringFestivalでの
『メタクシュ』と『死と鏡』の発表も二曲とも好評でした。
再演を重ねることでより曲に対する理解が深まり、学ぶところがあるのもいいことですし、より多くの人に聞いてもらうことができるのもまた幸せなことです。
来年度に向けた準備もいろいろ。 IELTに初挑戦。引っ越しも二週間かけて完了。

四月は他にもCodarts見学。
Asko 9×7を聞いたり、Rosasを初体験。
ライデンでのSOSでローリー・アンダーソン。
Sanderと朗読ワークショップ。
いつの間にか誕生日も過ぎ、30日には友人達を招いて新居でホームパーティーと盛りだくさんでした。
昨日はチューリップで有名なキューケンホフ公園へ行ってきました。 春は自然からエネルギーがもらえます。とても良い気分です。
さて、6月1日に橋本が朗読を担当する作品がハーグで初演を迎えます。
生演奏と映像と共に、三島由紀夫の近代能楽集より『綾の鼓』のテキストを語る舞台作品です。セリフのある舞台出演なんて相当久しぶりなのですが
(高校の演劇以来か?)、 作曲家のSanderと何度も相談を重ねながら仕上げていっています。お楽しみに。
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[ 2008.03.18 updated ]
- ◆メロディカ・カルテット活躍中!
- イースターが近づいてきて、卵やらチョコやらを友人から最近もらっています。春ももうすぐそこですね。
今月初めにPOW Ensembleのための新曲を書き上げたところです。
タイトルは『METAXU』(メタクシュ)。フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユが使ったギリシャ語で“中間にあるもの”を意味します。
この曲は4月のSpring Festivalで初演される予定です。
SF期間中には『死と鏡』も再演することになりました。
作曲の友人達と結成したメロディカ・カルテットですが、Korzoでのデビュー以来おかげさまで順調に活躍の場を広げております。
先月25日、実験的な音楽とヴィジュアルアートの紹介をしている<>TAG(Den
Haag)で演奏をしてきました。 いままでTAGのキュレーターだった方がいなくなるとかで、
この日は"Goodbye Peggy"と題したエレクトロニクス系のプログラム。
僕らはオープニング・アクトとしてPieter Du Buckがつくったオリジナルの楽器と、メロディカ三人で共演しました。
来る3月28日(金)には2月にKorzoで初演した"verriere de vapeur"を再演できることになりました。
橋本はメロディカ演奏します。話題沸騰だった初演を見逃した方は、この機会にぜひお越しください。詳しくはInfoページをご覧ください。
最近はボディー・パーカッションの曲を作曲&振付しています。今日、友人達に協力してもらって試演してみましたが、楽しい作品になりそうです。
来年度に向けてのプランも練っているところ。英語ももっと上達したいものです。では、また〜。
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[ 2008.02.14 updated ]
◆オランダ初演奏終了!
- KC Lab無事に終了しました。大変多くの方にご来場いただけて、ありがたかったです。
アナンシはプログラムの前半でしたが、 後半の最初に演奏しなければいけなくて、
準備の関係で休憩中ホワイエにあまり顔を出せなかったので、 直接感想を聞けたのは数人になってしまいました。 とはいえ、先生方や学校の友人をはじめ、
音楽以外の学外の友人やルームメイトなどからも、いい反応が得られたのは嬉しいことでした。
マイクとリヴァーブの使い方について、いくつか違った意見をいただきました。
「前半より後半が面白くなっていった」という感想が多かったのですが、
これは僕自身が作曲中に使っていたメソッドが後半ほど自由度を高くしていったことに起因しているんじゃないかと思っています。
日本の時よりもより具体的な感想が多かったような気もします。
Grahamの曲の演奏に参加できたのも、とても良い勉強になりました。
音楽的なことはもちろんですが、練習時やマネージメントなどでの英語の勉強にもなって、
自分の曲の練習にもそれが生きたように思います。日本人ほど「計画的な作業」を好む人は少ないようですが、
やっぱり表現をするには「コミュニケーション能力が重要」ということは全く変わりません。
初めての作品発表が終わってほっとしているところです。
次はPOW Ensembleの曲。今月中に仕上げて、4月の本番に向けて準備を進める予定です。
では今日はこの辺りで。
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[ 2008.02.01 updated ]
- ◆KC LAB in Korzo
- 2月11日に開催される
コンサートKC LABで、
フルートとホルンのための作品『アナンシ』を発表できることになりました。
ElskeとElodiaが初演してくれます。 この曲、手法としてはクラシカルですが、
実は『beauty and harmony』という吉田美和さんの歌を素材にして作曲しています。
まあ、たとえ知っていても認識できないぐらいに変容しちゃってますが。。会場はKorzo
Theaterという音楽・ダンス・演劇など実験的なものを多く取り上げている劇場です。
そして今回は自分の発表に加えて、Graham Flettの作品演奏もすることになりました。
なんとメロディカ四重奏の曲。僕は4thパート担当。
年明けからリハーサルをしてきましたが、いろいろなアイディアの詰まった作品で面白いです。
スローモーション編集した西部劇の映像をスクリーンに投影して、それに合わせて演奏します。
僕らの他にも器楽曲、声楽、電子音楽まで沢山の作品が演奏される予定です。入場無料。
詳細はInfoページをご覧ください。
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[ 2008.01.12 updated ]
- ◆変わっていくこと、変わらずにいること
- いつもTOMOTONE(トモトーン)をご覧いただきありがとうございます。初めての方はようこそ。
このサイトでは橋本知久の最新情報(News,Info)、これまでの活動(Bio)、作品リスト(Works)などがご覧いただけます。
ブログや写真なども(TOMONOTE, Gallery)やっていますので良かったらそちらも覗いてくださいね。
橋本本人が不定期に更新しておりますので、気長にときどき覗いていただければと思います。
1月6日東京での佐藤尚美さんのコンサートにお越しいただいたみなさま、 ありがとうございました。
僕は今回はオランダから帰国しなかったので、残念ながら『死と鏡』の再演には立ち会えませんでした。
まだ録音を聞いていないのですが、コンピュータも問題なく動いたそうなので、ほっとしています。
聞かれた方は感想・アドバイスなど送っていただけると大変ありがたいです。
年始は、しばらく連絡していなかった人にメールしたり、 DVD観たり、
英語の勉強などをして家でのんびりと過ごしていました。今週から音楽院の授業も始まりましたが、
国に戻っている人もまだ多いようで、いつもよりも学生が少ないです。
今月、"History of Music"のテストがあるんですが、英語の教科書をたっぷり読まなきゃいけないので、
ちょっと焦っております。今年はオランダでの作品発表も予定しているので、反応が楽しみです。また詳細は後日。
“大事なのは変わっていくこと、変わらずにいること”(槇原敬之『遠く遠く』より)。一つ一つの出会いに感謝して、
いろいろ学んでいきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。
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