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はとぽっぽさんが書いたサイドストーリー 「君に伝えたいこと」


■ なおえおとうさん 1

ぼくのなまえは、しむらようすけ。もうすぐ3さい。
おかあさんは、ぎょうだびょういんというところでかんごふさんをしています。
ぼくはおかあさんがだいすきです。
あまりいっしょにあそべないのはさみしいけど、おばあちゃんもいるのでそんなにさみしくないです。

きょう、ほいくえんのおともだちのゆうちゃんがぼくにいいました。
「ようすけくんのパパはなにをしてるの?ゆう、あったことないね」
「おとうさんはいないよ」
「そうなの?りえちゃんちみたいにリ・コ・ンっていうのしたの?」
ぼくはちょっとまよった。ゆうちゃんにはいってもいいかな。
(・・・・)
「ううん。びょうきでね、ぼくがうまれるまえにしんじゃったんだって」
「そうなの?」

ゆうちゃんはももぐみでいちばんのだいすきなともだちだ。
おおきくなったらおよめさんにするってきめてるんだ。
ゆうちゃんはびっくりして、ごめんねってなんどもいった。

「ぼくはなんともおもわないよ。」
「ようすけくんはえらいね。ゆうだったら、パパがいなくなったらさみしくて、きっとないちゃうよ」
「さみしくないよ。ほかのひとにはみえないけど、おとうさんはいつもそばでみててくれるんだ」
「そうなの?」
「うん。こころのなかにいるんだって、・・・おかあさんがいってた」

ゆうちゃんがびっくりしたかおをしたから、いつもみたいにぼくはそれだけいった。
「なおえおとうさん」はいつもいうんだ。
ほかのひとがびっくりするから、そういいなさいって。

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