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■彼女はしっかりした人です。看護婦としても,一人の女性としても。
北海道に発つ前日,倫子の母清美は直江に会いに来る。
今時,男性と旅行に行くと母親にはっきり言う倫子を見ればこの親子の関係がわかるというものだが,倫子も決してうわついた気持ちではない。
しかし,清美はやはり心配だった。倫子は真剣に直江を愛しているだろう。あの子はそういう子だ。だが,肝心の直江の気持ちはどうなのか。もし,真剣でないなら早めにあきらめさせたほうがいい。清美はそう思った。

清美は「あの子はまっすぐで危なっかしいところがある」と直江に言った。
しかし,直江は「彼女はしっかりした人です」と答える。

直江は倫子の何を見てそう思ったのか。
3話で「自信持てばいい。いい看護婦じゃないか」と言った。
4話で宇佐美繭子に振り回されている倫子を心配した小橋に対して,「志村倫子は自分の意志を持った看護婦です。振り回されてなんかいません。」と反論した。
もちろん,直江は倫子に好意を寄せていたし,だから,倫子のことを観察(というより,好きな人のことはつい見てしまうという感じかな)し,倫子に対して自分の考える医療や,その意味を伝える。
そのメッセージを,倫子は本人も気づかぬうちに吸収していった。直江が期待する以上に。
だから,直江は倫子を一人前の看護婦と認め,いっそう惹かれていったのだろう。

直江先生の,倫子に対する本音の思い。清美はいつか倫子に伝えてあげるのだろうか。

 

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