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第8話 直江庸介の秘密

■ストーリー
三樹子に注射を打っているところを見られてしまった。三樹子は誰にも言えず、といって直江のことも心配で、かなり厳しい精神状態に置かれている。
一方、倫子は幸せの絶頂にいる。二人きりでマンションにいることなんて、ちょっと前なら考えられなかったことだし(帰れ、出てけ、二度と来るなと何回言われたことか)。

そして彼女の誕生日。またもやマンション。おまけに一緒に帰って、帰りに商店街で買い物までする。
倫子が作ったのはピラフとシチューとサラダ。多分、母親が看護婦をしていたため、彼女は子供の頃から料理をしていたと思われる。だから「料理上手いんだな」という直江の言葉もお世辞ではないだろう。ただ、「料理上手いんだな」と言いながら、直江は料理を残している。

マンションに倫子を残し、病院に行ったがそこで激痛に襲われる。自分で注射が打てない。そこにいた三樹子に打ってもらう。
激痛の後でもあり、またこのことがかなりのショックだったのだろう、直江は帰るなり言う。【オレのそばにいてくれ】
誕生日のプレゼント。喜ぶ倫子。しかし、倫子はレントゲンの山を見つけており、不安にかられている。
【死を恐れている直江と不安な気持ちを抱えている倫子】
二人は翌日お休みらしく、デートに出かける。雨だというのにボートに乗ろうと言い出す直江。しかし、ボートには乗れない。なぜボートに乗ろうとしたのだろう。やはり直江にとっては大切な約束だったんだろうな。「また来ればいい」といったけれど、二人でボートに乗ることはなかった。

■感想
直江の食事シーンは出てこない。多分、あまり食べない(若しくは食べられない)からだと思うが、倫子の作ったものは食べたんだろうな。食欲はなかったと思うけど、彼女のためにも食べたかっただろうし。けっこう食べた方じゃないのかな。こう考えると直江先生の言動はいちいち悲しいなぁ。。。

それからお酒。ガバガバ飲んでいたのに、倫子とつきあうようになってから、すっぱり飲まなくなったみたいだ。ワインは飲んでいたけれど。
倫子を受け入れるまでは細くてくねくねした道を歩いてた感じだけど、倫子とつきあうようになってからは曲がり角を曲がって、後は支笏湖に至る一本道を進むだけって感じがする。それも下り坂。どんどんスピードがつく。

自分のために注射を打ってくれた三樹子(それもまだ余韻でふるえてる)を残して、直江先生が部屋を出ていく。私は「自分だけ倫子のところに帰るのか〜! それちょっとひどくない!?」と叫んでいた。そりゃあなたもショックでしょう。彼女に注射なんかさせてしまって。でも、あなたは倫子がいるからいいわよ。でも彼女を置いていくなんて思いやりがないわっ!」

雨のシーンは意図したものではなかったらしいが、あの物悲しさが偶然だなんて信じられない。本当は晴れた川原でふざけ合うみたいな設定だったらしいが、スケジュールも押し迫り雨での設定に変えたらしい。あのカナルカフェも雨降りじゃなかったらロケに使われなかったのか。不思議だ。

■ツボ
誕生日のプレゼントを買ってくるとはなんと粋なことを。それも倫子が見ていたやつだなんて。でも、きっと倫子が見ていたことは知らないんだろうなと。
痛みと薬と恐怖と自己嫌悪。少し心を落ち着かせてマンションに戻る。もちろん変わったところなど倫子には見せられない。普段どおりの様子で帰らなければ。。。ふと、露店が目に入る。「そういえばここで何か見ていたな」 水色のネックレスが目に止まる。プレゼントは要らないといっていたけれど、これを買っていこうか。
やっぱ女性へのプレゼントはアクセサリーが定番か。リングはサイズが分からないからネックレスが無難と。直江先生プレゼント慣れしてないか!?(やっぱり)
あと、普通ネックレスって引き輪がとめられた状態で店員さんが入れてくれると思うんだけど、しっかり外れていた。思うに、引き輪がうまく扱えずやむなく、「外す」という動作を省いて「とめる」動作だけにしたのでは。

二人で並んで帰るとき、直江先生がカバンをぶんぶんふっている。"直江先生ウキウキ"ってこと? それはちょっと無理があるよなあ。直江先生は既に腕にも転移しているし、そんなことはできないぞ。

直江先生から手をつなぐのもおもしろい行為だ。確かに倫子が手をつなぎたいと思っていても、自分から直江先生の手をとりにはいけないだろうな。それを見越して手をつないであげたのだろうか。ま、直江先生もただ彼女と手をつなぎたかっただけだろうけど(実はけっこうデレデレか)。

,ネックレスをもらったときの顔といい、手をつないだときの顔といい、倫子のうれしそうな顔が炸裂した回だった。

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