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第5話 禁じられた薬

■ストーリー
直江は1週間の謹慎中。その間に石倉の容体が悪くなる。アルブミンが効果的だが既に6本。小橋は他の方法を検討するが、倫子は「直江先生だったらなんておっしゃるんでしょう」と言う。石倉が直江と倫子のことを『いいコンビ』といったように、倫子も直江に全幅の信頼を寄せている。
その信頼に愛情がプラスされていることも考えれば、倫子の心細さが分かる。

直江は石倉にアルブミンを投与するために、小橋に頭を下げて頼む。
【これは生き方ではなく死に方の問題】
石倉のために必死になる直江。これは死に方の問題だ、どれだけの手が尽くされたかを知ることで初めて死を納得する、そういう最期を迎えさせてあげたい。
謹慎中の退廃した姿が嘘のように、直江は全く普段どおりの姿。
涙を流していた彼が嘘のようだが、倫子は彼の涙は忘れない。
【この人は何かを抱えて苦しんでいる】

一人ボートに乗った倫子は直江の「空も水も近くに感じる」ということを体感する。先生の言ったとおりだ。。。だけど、どうしてここに先生がいないんだろう。。。一緒に乗るって約束したのに。どうして。
で、倫子は告白しに行くんだな。 「先生が見えるものを見て、先生が感じることを私も感じて、もし見えるものが違うなら教えてほしい。 先生が何を感じたのか知りたい。」 【いつもそばにいたい】
この告白の途中で、直江は倫子を見る。拒絶するつもりなら、一切見ないのが普通ではないだろうか。
『この子の強さは一体。。。』そして『本意ではないが君を受け入れない』
倫子がガラスのボートに気づくと「迷惑だから持って帰れ」と言う。そのガラスのボートに、倫子の代わりとして救いを求めていたことも話さずに。

■感想
私が好きなのは冒頭あわてて倫子から離れる直江が(多分お酒の飲みすぎで)前のめりに倒れかかるところ。倫子が抱きとめて「私がそばにいます」という。
髪をなでるのがいい感じ。髪をなでる行為というのはけっこう『親密さ』『愛しさ』を表現できる仕草だと思う。

それから、「オレを助けようなんて思うな」や「帰れ」と言った直江先生には動揺が見られたが、後日たずねてきた倫子に「なに?」と問いかける声はいつもの直江先生だった。普通バージョンに戻っていた。すごい。

倫子の告白があるんだから5話のタイトルは「そばにいたい」とかにすればよかったのになぁと思う。禁じられた薬ってフロノスのことかとも思ったけれど、これはアルブミンのことなんだな。本当は投与できないアルブミンを『運用』でまかなおうっていうんだから。それが直江先生の「死に方の問題」という言葉に関係してるってことは分かるんだけど、この回の内容を端的に表しているかというと疑問だ。
倫子は一人でボートに乗ったが、二人で乗る約束はどうしたんだろう。宇佐美繭子が退院したらっていう約束だったのに。直江が謹慎したりで気まずくなって、「一緒に乗りましょう」と言い出せなかったのか? もちろん、直江だって忘れてはいなかったはずなのに。

■ツボ
不思議なことに『前髪をおろすと中居』という方程式が崩れた。5話では前髪をおろした直江先生がバシバシ登場したが、それはやっぱり直江先生だった。
「直江先生ってお休みモードだと前髪おろしてるのね」とは思ったが、「中居くんだ」とは思わなかった。もうすっかり直江先生なんだなと思った。

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