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第3話 特別個室の秘密

■ストーリー
特別個室の患者は女優。大学の教授からの紹介。入院や病状は極秘。だから紹介された直江が診るし、限られた看護婦(倫子)しか対応させない。直江が倫子を指名したのは信頼しているからだ。相手の女優はわがままでナースコール押しまくり。倫子は当直からずるずる残り、気が付けば夕方。ぐったりしている。そこに直江が食事に連れて行く。

で、私的にはこの回のメインの「オセアノート」。二人の共通項の「川」と「ボート」の話。「川は友達」と話す倫子に「ボートに乗ってた」と話す直江。
彼が自分のことについて話すのは初めてではないだろうか。おそらく自分のことはほとんど回りの人間に話していないだろうから、
【自分のことを語り出す直江】
彼の変化が見える。

■感想
やっぱりもう直江はバリバリ倫子が愛しいって感じがする。そもそも倫子に対する話し方がすごくやさしいもの。
倫子を気にかけて食事に誘ったり、「いい看護婦だ」と言ってみたり、川原で泣いている倫子のそばに行ったり。
食事に誘うのもよしとしよう。まあ医者が看護婦を励ますのもありかもしれない。でも、川に泣きに行くと知っていて、明らかに落ち込んで泣いているところに行くっていうのはやっぱり心配だから。それも、特に励ますでもなぐさめるでも話を聞くでもなく、ただ、そばで空を見上げるなんて。
二人で空を見上げてボートに乗れたらと同じことを思う。それってかなり通じ合ってるってこと。

それから、この回のタイトル「特別個室の秘密」 。一昔前のちょっと古臭い感じがするのは気のせい? じゃあどうすればよかったかっていうと。。。なるほどこの回は難しいかもしれない。

■ツボ
宇佐美繭子の処置をする直江先生が消毒液のビンを口で開ける。かっこいい。
倫子とレストランに行っても直江は食事をしない。ビールだけ。薬の副作用で食欲がないのかもしれない。医者は激務だろうに、それで大丈夫なのだろうか? 当直の日に栄養剤でも点滴して補充しているのだろうか。

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