筆者は2002年1月、56歳のある朝、突然激しい膝や太ももの痛みに襲われました。
涙も出ない程の激しい痛みです。
父に電話で聞いたところ椎間板ヘルニアではないかと言う事で、整形外科に行くように言われました。
父も経験者のようでした。
そこで、這うようにして近所の整形外科に行きました。
もちろん、会社に行くどころではありませんでした。
医者の診断は椎間板ヘルニア、第3頚椎が圧迫されているとの事でした。
その付近を通る神経が圧迫され、その神経の行きつく先である膝や太ももが痛いと脳が勘違いするのだとの事でした。
そして、『一生ものである』との宣告を受けました。
それから3ヶ月、週に3回の牽引と温熱療法をしました。
牽引とはベッドに仰向けになり、足と脇の下の間を引っ張る事です。
約30秒間一定のチカラで引っ張り、約5秒間休むと言うのを約10分間繰り返します。
温熱療法は第3頚椎の上から遠赤外線を約10分間当てます。
通勤は会社にお願いして、車両通勤と駐車場利用許可を頂きました。2ヶ月。
その後、医者から松葉杖を無料で拝借して電車通勤に戻りましたが2ヶ月ほどで松葉杖の返却を迫られ、考えた末に自作しました。
自作した松葉杖とそれを使う筆者の写真を掲載します。

駅で電車を待つ間、電車の中で立っている時、これに少し体重を預けるとずいぶん楽でした。
さて、その後半年以上週2回、さらにそれからずっと週1回(毎週土曜の朝)牽引と温熱が続きました。
そして発症から4年以上を経過した2006年頃、『このまま死ぬまでではつらいなー』と考え、対策を考える事にしました。
そして考えついたのがトップの写真のものです。
高さは約140cm、幅は約38cm、奥行きは約35cmです。
塩ビコートの鉄パイプをコーナー材でつなげたものを自作しました。
上部の白いところはいわゆるプチプチで、中には発泡ゴムが巻いてあります。
材料はホームセンターで入手しました。
使い方ですが、上の白いところに脇の下でぶら下がります。
下半身の体重で頚椎を引っ張るのです。
そして、それを約30秒続け、1回で終了します。
これを毎晩、風呂上りの就寝前にします。
次がぶら下がっている写真です。

週1回10分間の牽引では、2年以上続けても症状がそれ以上改善する事はほとんどありませんでした。
また、痛みを忘れる事もあまりありませんでした。
土曜日に一時忘れても、翌週の水木金とだんだん痛くなるのです。
これの繰り返しです。
この時の痛みは第3頚椎のあたりです。
但し、顔をしかめるような強い痛みではありません。
それが、毎日これにぶら下がるうち、ほんの少しずつですが痛みが減ってきました。
それから2〜3年後、とうとう毎日ぶら下がるのは終了する事にしました。
1〜2ヶ月に1〜2度くらい、ちょっと痛いなーと言う時にぶら下がるだけになりました。
それもだんだんと忘れるようになりました。
発症から10年近い今日この頃、もうほとんど使う事はありません。
ゼロではありませんが。
ぶら下がり健康器とか伸長器とか言うものに腕を伸ばしてぶら下がった事もあります。
自作を作る前の頃、通っていた会社の物置部屋にあったのです。
これも悪くはありません。
しかし、両腕で30秒間ぶら下がるのは苦しいです。
もし椎間板ヘルニアで苦しんでいる人がいたら、紹介してください。
実は、既に改善した人が筆者以外に1人いるのです。
もしこれを読んでいる貴兄がお悩みなら、即実行ですよ。
自分で作れば5,000円程度で作れます。
カナ切りノコ、または専用のカッターでパイプを切断し、コーナー材に差し込んで専用の接着剤で接着するだけです。
今思うと、手術をしないで良かったと思います。
実は、30分〜1時間の手術で髄液を抜く手術があるのです。
顔をしかめていた患者が笑顔で帰るそうです。
25万から30万との事で、保険はきかないそうです。
しかし、それは骨と骨の間隔がつまったままになるようです。
髄液を抜き過ぎたらしく、どうも骨と骨が当たるような感じがあると言う声を聞いた事があります。
★.NHKのためしてガッテンと言う番組で、『腰痛の原因は椎間板ヘルニアよりもっと別の原因、例えばストレス・・』と言うような話しがありました。
しかし、筆者が最初に感じた激しい痛みは膝や太ももです。
筆者については過去も現在も番組で紹介していたような『激しい腰痛』はありません。