東南アジア占領史関連文献・資料目録Last Update/ 19
December 2005
フィリピン、インドネシアを中心に
中野 聡
1.東南アジア占領史一般/フィリピン・インドネシア以外
a.研究文献
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1966 Joseph Sivlerstein (ed.), Southeast Asia in World War II: Four Essays, New
Haven, CT: Yale University Southeast Asia Studies, 1966.
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1975 小林英夫『"大東亜共栄圏"の形成と崩壊』お茶の水書房、1975年。
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1977 ジョイス・C・レブラ:村田克己ほか訳『東南アジアの解放と日本の遺産』秀英書房、1981年。Joyce
C. Lebra, Japanese-trained Armies in Southeast Asia Hong Kong: Heinemann
Educational Books, 1977.
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1980 Alfred W. McCoy, ed., Southeast Asia under Japanese Occupation, New
Haven, CT: Yale
University Southeast Asia Studies, 1980.
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1983
田中宏編『日本軍政とアジアの民族運動』アジア経済研究所、1983年。
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1984
鈴木静夫・横山真佳編著『神聖国家日本とアジア』勁草書房、1984年。
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1985 袖井林二郎編『世界史のなかの日本占領』日本評論社、1985年。
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1985 中村平治・桐山昇編『アジア1945年「大東亜共栄圏」潰滅のとき』1985年。
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1985
クリストファー・ソーン:市川洋一訳『太平洋戦争とは何だったのか』草思社、1989年。Christopher
Thorne, The Issue of War: States, Societies, and the Far Eastern Conflict
of 1941-1945, London: Hamish Hamilton Ltd., 1985.
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1988
信夫清三郎『「太平洋戦争」と「もう一つの太平洋戦争」』勁草書房、1988年。
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1989 岩武照彦『南方軍政論集』厳南堂書店、1989年。
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1991 矢野暢編『講座東南アジア』9,10引文堂、1991年。
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1993 岩波講座『近代日本と植民地』1-7岩波書店、1993年。
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1994 小林英夫『日本軍政下のアジア』岩波新書、1994年。
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1995
疋田康行編『南方共栄圏―戦時日本の東南アジア経済支配』多賀出版、1995年。
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1996
波多野澄雄『太平洋戦争とアジア外交』東京大学出版会、1996年。
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1997
倉沢愛子編『東南アジア史のなかの日本占領』早稲田大学出版部、1997年。
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2001
明石陽至編『日本占領下のマラヤ・シンガポール』岩波書店、2001年。
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2002 安達宏昭『戦前期日本と東南アジア』吉川弘文館、2002年。
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2003 武島良成『日本占領とビルマの民族運動―タキン勢力の政治的上昇―』龍渓書舎、2003年。
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b.資料
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1985 防衛研究所戦史部編著『戦史叢書史料集 南方の軍政』朝雲新聞社、1985年。
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1989 参謀本部編『杉山メモ』原書房、1989年。
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1990
伊藤隆ほか編『東條内閣総理大臣機密記録』東大出版会、1990年。
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1998
軍事史学会編『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌(上・下)』錦正社、1998年。
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1998
明石陽至編・解説『渡邊渡少将軍政(マラヤ・シンガポール)関係史・資料(全五巻)』龍渓書舎、1998年。
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1998
榊原政春『一中尉の東南アジア軍政日記』草思社、1998年。
c.その他
2.インドネシア占領史
a.研究文献
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1958 Harry Benda, The Crescent and the Rising Sun: Indonesian Islam under
the Japanese Occupation 1942-45 (The Hague: Van Hoeve Ltd., 1958).
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1959
西嶋重忠・岸幸一『インドネシアにおける日本軍政の研究』早稲田大学、1959年。
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1967
ジョージ・カナヘレ『日本軍政とインドネシア独立』鳳出版、1976年。
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1971 増田与『インドネシア現代史』中央公論社、1971年。
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1980 永積昭『インドネシア民族意識の形成』東大出版会、1980年。
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1989 後藤乾一『日本占領期インドネシア研究』龍渓書舎、1989年。
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1992 倉沢愛子『日本占領下のジャワ農村の変容』草思社、1992年。
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b.資料
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1942 『富公報』シンガポール;復刻版 龍渓書舎、1992年。
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1943 『馬来公報』シンガポール;復刻版 龍渓書舎、1992年。
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1943 『軍政下ジャワ産業綜観』ジャカルタ;復刻版 龍渓書舎、1990年。
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1943 『全ジャワ回教状況調査書』ジャカルタ;復刻版 龍渓書舎、1992年。
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1944 『新ジャワ』ジャカルタ、1944-45年;復刻版 龍渓書舎、1992年。
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1977 斉藤鎮男『私の軍政記』同書刊行会、1977年。
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1980 『特定研究 文化摩擦インダビュー・シリーズ』東京大学教養学部、1980年。
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1991
インドネシア日本占領期史料フォーラム編『証言集』龍渓書舎、1991年。
3.フィリピン占領史
a.研究文献
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1946 Hernando J. Abaya, Betrayal in the Philippines (New York, 1946).
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1965 Theodore Friend, Between Two Empires (Yale University Press, 1965).
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1965 テオドロ・A・アゴンシリョ:二村健訳『運命の歳月:フィリピンにおける日本の冒険
1941-1945』勁草書房、1991年。[Teodoro A. Agoncillo, The Fateful Years:
Japan's Adventure in the Philippines, 1941-45 (Manila, 1965).]
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1967 David Joel Steinberg, Philippine Collaboration in World War II (University
of Michigan, 1967).
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1967 Armando J. Malay, Occupied Philippines: The Role of Jorge B. Vargas
during the Japanese Occupation (Manila: Filipiniana Book Guild, 1967).
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1970 池端雪浦「フィリピンに於ける日本軍政の一考察──リカルテ将軍の役割をめぐって」『アジア研究』22巻2号(1970)。
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1976 太田弘毅「フィリピンにおける初期の日本軍政」『政治経済史学』122,128,129号(1976,1977)。
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1977 Benedict J. Kerkvliet, The Huk Rebellion (Berkeley, University of
California Press, 1977).
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1978 レナト/レティシア・コンスタンティーノ:鶴見良行ほか訳『フィリピン民衆の歴史III』勁草書房、1979年。[R.Constantino,
The Philippines: The Continuing Past (Manila, 1978).]
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1980 McCoy, "'Politics by Other Means': World War II in the Western Visayas,
Philippines." Southeast Asia under Japanese Occupation (1980).
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1981 皇睦夫『ルソン戦とフィリピン人』楽游書房、1981年。
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1983 友清高志『狂気──ルソン住民虐殺の真相』徳間書店、1983年。
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1984 寺見元恵「日本軍政とマニラの演劇」『神聖国家日本とアジア』(1984年。
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1984 Agoncillo, The Burden of Proof (Manila, 1984).
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1985 皇睦夫『もうひとつのフィリピン戦』自費出版、1985年。
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1985 津野海太郎『物語 日本人の占領』朝日新聞社、1985年。
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1987- 比島文庫佐藤嘉徳編『集録ルソン』1-5集1987-。
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1988 Theodore Friend, The Blue Eyed Enemy (Princeton University Press,
1988).
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1988 M.T.Wada,"The Sakdal Movement, 1930-34." Philippine Studies 36-2 (1988):
131-50; "Benigno Ramos and the Sakdal Movement." Ibid. 36-4 (1988): 427-41.
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1988 M.F.A. Syjuco, The Kempeitai in the Philippines:1941-1945 (Q.C., 1988).
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1988 Grant K. Goodman, "The Japanese Occupation of the Philippines: Commonwealth
Sustained." Philippine Studies 36 (1988): 98-104.
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1989 中野聡「フィリピンの対日協力者問題とアメリカ合衆国」『歴史学研究』600(1989.11)号。
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1990 上田敏明『聞き書きフィリピン占領』勁草書房、1990年。
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1990 Ricaldo Trota Jose, "The Tribune as a Tool of Japanese Propaganda,
1942-1945." Philippine Studies 38 (1990): 135-150.
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1990 M.T. Wada, "The Japanese Propaganda Corps in the Philippines." Philippines
Studies 38-3 (1990): 279-300.
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1990 石田甚太郎『ワラン・ヒヤ』現代書館、1990年。
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1991 川村悦郎『神軍の虐殺』徳間書店、1991年。
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1991
深田祐介『黎明の世紀:大東亜会議とその主役たち』文芸春秋社、1991年。
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1992 L.N. Yu-Jose, Japan Views the Philippiens, 1900-1944 (Manila, 1992).
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1992 石田甚太郎『殺した殺された』径書房、1992年。
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1993 リカルド・T・ホセ「たわめども折れず」『岩波講座 近代日本と植民地7』岩波、1993年。
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1996 池端雪浦編『日本占領下のフィリピン』岩波書店、1996年。
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2004
池端雪浦編『近現代日本・フィリピン関係史』岩波書店、2004年。
b.資料・関連文献
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1939 比律賓協会『比律賓情報』1939-44年。
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1942 『マニラ新聞』マニラ、1942-45年;復刻版 日本図書センター、1992年。
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1943 比島軍政監部『比島調査報告』マニラ、1943年;復刻版 龍渓書舎、1993年。
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1946 U.S.Cong., To Provide for the Rehabilitation of the Philippines Islands:
Appendix to Hearings on S.1610 (Washington, D.C.: USGPO, 1946).
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1965 Mauro Garcia (ed.), Documents on the Japanese Occupation of the Philippines
(Manila: The Philippine Historical Association, 1965).
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1968 金ヶ江清太郎『歩いてきた道─ヒリッピン物語─』国政社、1968年。
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1972 太田兼四郎『鬼哭』フィリピン協会、1972年。
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1969 福島慎太郎編『村田省蔵遺稿 比島日記』原書房、1969年。
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1974 『内政史研究会資料222-227集 福島慎太郎氏談話速記録』1974年。
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1975 「フィリピンゆかりの人にきく:第1回 木原次太郎、第2回 古川義三、第3回 金ヶ江清太郎」『季刊フィリピナス』1-3号1975年。
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1980 望月信雄編「比島の国柱」(自費出版、1980年。
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1981 宇都宮直賢『南十字星を望みつつ──ブラジル・フィリピン勤務の思い出』(私家版)
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1983 萱原宏一『戦中比島嘱託日誌』青蛙社、1983年。
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1994
大沢清『フィリピン邦人社会の戦前・戦中・戦後』びすく社、1994年。
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1994
日本のフィリピン占領期に関する史料調査フォーラム編『インタビュー記録・日本のフィリピン占領』龍渓書舎、1994年。
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1993 『復刻版 比島調査委員会』(龍渓書舎、1993年。
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1996 人見潤介・中野聡・寺見元恵編『第14軍軍宣伝班・宣伝工作史料集』龍渓書舎、1996年、全2巻。
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1999
小野豊明・寺田勇文編『比島宗教班関係資料集 編集復刻版』龍渓書舎、1999年、全2巻。
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