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光熱費の節約術 



食器洗い乾燥機で節約をする


食器洗い乾燥機のコスト

「食器洗い乾燥機は水の使用量が手洗いの1/5」などという宣伝は
よく見るものの、食洗機は手洗いではかからない電気代もかかるわけだし、専用の洗剤も必要となると、いくら水の使用量が少なくても結局はランニングコストが高くなるのでは?と思われる方が多くいるようです。

この、実際のところ「本当に節約になるのか?」というのか考えてみたいと思います。


公式データから見る経済性

結論から言ってしまうと、公式に出ているデータ等では、圧倒的に食器洗い乾燥機を使用した方が安いと出ています。

(財)省エネルギーセンターの「家庭の省エネ大辞典」によると、

1年間のコスト差は

手洗い 23,470円
食器洗い乾燥機 14,020円

年間差額9,450円



給湯器(40度)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給湯接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合(手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日)

ちなみに65Lの水量というのは、水道を5分強流していると出る水の量です。
この他(社)日本電機工業会や各メーカのデータなどを見ても、金額に多少の差こそあれ、食器洗い乾燥機に軍配が上がっています。

つまり電気代だけで計算すれば手洗いは全く電気を使用しませんが、食器洗い乾燥機はかなりの電力を必要とします。
しかし、水道料やガス代から見ると圧倒的に食器洗い乾燥機が少ないのです。
綜合的に見て食器洗い乾燥機は節約になるということになります。

なぜランニングコストが安いのか?

食器洗い乾燥機は、水を噴水のように噴射して食器の汚れを落とします。この水は庫内で循環させて使うため、非常に使用する水量が少ないのです。

ですが、たしかに使用する水の量が少なくなったとしても、その水道代のみでこれだけの差が出るわけではありません。

普通手洗いの場合、夏の暑い時期を除いてほとんどが湯を使用して食器を洗っているかと思います。
この湯が意外なコスト高の原因。実はお湯を使用する場合、水道料金よりも、その水を常温から40度くらいまでの湯にするために使用する給湯器のガス代の方がずっと多くかかっているのです。

例えば蛇口から出るお湯を1日1分間だけ節水した時の年間の節約効果は、水道代が1,000円、ガス代が1,980円、トータルで2,980円となります。
給湯器の湯を使っている場合には節水をすることがイコール倍近い金額のガス代の節約になっているというわけです。

給湯機からお湯を供給して節約
食器洗い乾燥機はお湯で食器を洗いますが、湯の温度は洗浄時には40〜50度程度、すすぎの時には80度以上の高温にして使用します。
そのため、食洗機内部の電気のヒーターで湯を沸かすのですが、電気を使って湯を沸かすのはかなり消費電力が大きくなります。
給湯接続をして元から高めの温度の湯が庫内に入ればそれほど電気代はかかりませんが、真水をひいてしまうと一気にコストが高くなりますので気をつけて下さい。

短時間で洗う設定にする

乾燥時も、できるだけ短い時間で済ませるように設定をしましょう。すすぎには高温の湯を使用しますので、すすぎ終了後すぐに開放すれば乾燥をしなくてもほとんど水分が蒸発します。

食器洗い乾燥機を使用する時は、給湯接続にしてなるべく給湯器の温度を高めにすること、乾燥はなるべく短時間にすること、これらに注意すれば電気代を抑えることができます。









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