定義:Rにおける位相概念間の関係 

内点・外点・境界点の関係/内部・外部・境界の関係

点集合の内部・外部・境界と、その補集合の内部・外部・境界との関係

触点と内点・外点・境界点との関係/閉包と内部・外部・境界との関係


【内点・外点・境界点と集積点】



触点・閉包と、集積点・孤立点



【無限集合・有限集合と集積点】


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 ある点集合の集積点は、その点集合の内点か境界点 

・ 《R部分集合E》に対して、 
 すべての《E集積点》 は、《E内点》であるか、または、《E境界点》。    

   aR  「aが《E集積点》 」aは《E内点》、または、《E境界点》」 [小平『解析入門I』§1.6-b(p.58):R2]
   aR  「aE導集合aInt E またはaE
   aR  「aE導集合a ( Int E E ) 」
  
・ということは、
 
 《R部分集合E》に対して、 《E導集合 Int E E   


【文献】
・小平『解析入門I』§1.6-b(p.58):R2
 


位相概念間関係
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ある点集合の内点は、その点集合の集積点

・ 《R部分集合E》について、 
  すべての《E内点》 は、《E集積点》である。    

   aR  「aが《E内点》 」aは《E集積点》」

   aR  aInt E  aE導集合


・ということは、
 
 《R部分集合E》に対して、 Int E E導集合》    


【文献】

 ・奥野鈴村『ミクロ経済学I』数学付録5.A(p.275):「Aの内点は、定義により、Aの集積点」
 ・吹田新保『理工系の微分積分学』6章§1(p.155);
 ・小平『解析入門I』§1.6-b(p.58):R2
     「Eの内点はすべてEの集積点。」 
      つまり、xが「Aの内点」⇒xがAの集積点 
 ・黒田『微分積分』問8.1.4(iii)(p.275):Rn一般:int A《Aの導集合》  



位相概念間関係
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ある点集合の境界点は、その点集合の集積点か孤立点

・ 《R部分集合E》に対して、 
 すべての《E境界点》 は、《E集積点》であるか、または、《E孤立点》。[吹田新保『理工系の微分積分学』6章§1(p.155):R2]
    
   aR  「aが《E境界点》 」aは《E集積点》、または、《E孤立点》」
   aR  「aE aE導集合またはaE孤立点の集合》」
   aR  「aE a ( 《E導集合E孤立点の集合》 ) 」

・ということは、E( 《E導集合E孤立点の集合》 )
 

・ 《R部分集合E》に対して、 
  E = (《E導集合》−Int E《Aの孤立点の集合》 [黒田『微分積分』問8.1.4(iii)(p.275):Rn一般]


・ 《R部分集合E》に対して、 
   aR  「aが《E境界点かつ aの元ではないE  」aは《E集積点》」 [小平『解析入門I』§1.6-b(p.58):R2,証明付]

       ということは、( E EE導集合》 

【文献】

 ・吹田新保『理工系の微分積分学』6章§1(p.155):R2
      「Eの境界点は、Eの集積点か、Eの孤立点」 
 ・小平『解析入門I』§1.6-b(p.58):R2,証明付
      「Sの境界点PがSに属さないならは、PはSの集積点」
 ・黒田『微分積分』問8.1.4(iii)(p.275):Rn一般



位相概念間関係
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ある点集合の外点は、その点集合の集積点でも孤立点でもない。

・ 《R部分集合E》に関して、 
 すべての《E外点》は、 《E集積点》  でも、《E孤立点》でもない。
          [吹田新保『理工系の微分積分学』6章§1(p.155):R2]

・《R部分集合E》に関して、
  E導集合》とExt E は、互いに交わらない(互いに素)

     《E導集合 Ext E = φ   [黒田『微分積分』問8.1.4(ii)(p.275):Rn一般]

【文献】

 ・吹田新保『理工系の微分積分学』6章§1(p.155):R2
 ・黒田『微分積分』問8.1.4(ii)(p.275):Rn一般 

   

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