収束列の極限値どおしの演算に関する公式


4.収束列の積の極限

・「数列{an}が収束列かつ数列{bn}が収束列ならば
 それらの積の数列{anbn}も収束列

・「数列{an}が実数αに収束かつ数列{bn}が実数βに収束ならば
 それらの積の数列{anbn}は、実数αβに収束する。
 
  記号を用いて表現すると、

  「anα (n→∞) かつ bnβ (n→∞)anbnαβ (n→∞)」  
 

 
 
 
 






   lim an=αかつ lim bn=β   lim (anbn)=αβ= lim an 
lim bn
n→∞ n→∞ n→∞ n→∞ n→∞

※なぜ?→証明 
数列{an}、数列{bn}が収束しない場合→詳細 

 




[文献]

 ・黒田『微分積分学』§2.5.3定理2.8(pp.47-8):証明詳。
 ・杉浦『解析入門I』定理2.5(2)(p.14):証明付
 ・松坂『解析入門1』2.1-E-定理3(b)(p.63):証明付
 ・笠原『微分積分学』1.2命題1.8(ii)(p.11):証明付
 ・赤『実数論講義』§5.3定理5.3.1(iii)(p.123)証明付
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』定理2(3)(pp.8-9):証明付
 ・小平『解析入門I』定理1.19(1) (p.33)
 ・高木『解析概論』定理5(3)(p.7):証明付
 ・青本『微分と積分1』命題1.16(p.13):証明は数列の具体例についてのみ。
 ・永倉・宮岡『解析演習ハンドブッ ク[1変数関数編]』3.1.7(p.91):証明略。
 ・斎藤『数学の基礎:集合・数・位相』2.5.3命題3(p.53):証明略。順序体一般において。
 ・神谷・浦井『経済学のための数学入門』定理2.2.1(p.69):符号反転,和積,逆数。証明付。
 ・岡田『経済学・経営学のための数学』定理1.2(p.6)和差積商。証明付。商の証明は逆数。


 ・細井『はじめて学ぶイプシロン・デルタ』2章演習問題2-3(p.18):和差積商。



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証明:「収束列の積の極限」

 


   右記文献参照。

 




[文献]
 ・黒田『微分積分学』§2.5.3定理2.8(pp.47-8):証明詳。
 ・杉浦『解析入門I』定理2.5(2)(p.14):証明付
 ・松坂『解析入門1』2.1-E-定理3(b)(p.63):証明付
 ・神谷・浦井『経済学のための数学入門』定理2.2.1(p.69):証明付
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』定理2(3)(pp.8-9):証明付
 ・小平『解析入門I』定理1.19(1) (p.33):証明付
 ・笠原『微分積分学』1.2命題1.8(ii)(p.11):証明付
 ・赤『実数論講義』§5.3定理5.3.1(iii)(p.123)証明付
 ・高木『解析概論』定理5(3)(p.7):証明付
 ・青本『微分と積分1』命題1.16(p.13):証明は数列の具体例についてのみ。
 ・永倉・宮岡『解析演習ハンドブッ ク[1変数関数編]』3.1.7(p.91):証明略。
 ・斎藤『数学の基礎:集合・数・位相』2.5.3命題3(p.53):証明略。順序体一般において。
 ・岡田『経済学・経営学のための数学』定理1.2(p.6)和差積商。証明付。商の証明は逆数。
[以下未確認]
 ・細井『はじめて学ぶイプシロン・デルタ』2章例2.3(pp.16-17)


 
 







 

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