その1

去年は9月に開催された『Mt.富士ヒルクライム』。今年は季節を変えて6月初旬に開催。 タイム計測地点が去年のスバルライン料金所から手前になり、やや急勾配の区間が増えた。 今年も富士山五合目までの全長約25km、高低差1270mのコースを上る。

冬から定期的に走ってきているので、走りに不安はない。が、週1しか走っていないので自信があるわけでもない。 ただ漠然と走ってきたわけではなく、今年は冬はLSDで心拍の強化、春先からは坂で登板やダンシングの練習などをしてきた。 そんな感じでトレーニングをしてきたつもりだが、結果はどうだろうか。

風邪はひかなかったが、相変わらず仕事で睡眠不足な日々が続き、体調は優れなかった。しかし、あまりよくない傾向だけど これも毎度お馴染みではある。なのでそういうことを言い訳にせずに、そのとき出せる最高のパフォーマンスで走ろうと思った。

6/4(土)

去年のレースではおれがボトルを忘れたり、山田さんがヘルメットを忘れたりと、色々と忘れ物が多かった。 なので「レース持ち物チェックリスト」をエクセルで作って、それを元にレースの準備を行った。 これはメールで永田くんや山田さんにも送っておいた。そして2人共活用してくれたそうだ。


午前9時に山田さんが迎えに来てくれた。今回は山田さんの車の屋根にロードを載せるので、輪行なしで楽チン。 雨が降ると濡れるというリスクはあるけど、この手軽さは魅力的だ。


R246を西へ。伊勢原で永田君が合流し、2台でR246を走っていく。去年は御殿場から東富士五湖道路を利用して行ったが、 今年は抜け道も兼ねて明神峠経由で山中湖へ。車も少ないし、激坂の上りが普通の道よりおもしろい。 明神峠は相変わらずの激坂。山田さんはこの峠を下ったことはあるが上ったことはないので、その勾配に驚いていた。

急勾配の明神峠、三国峠を越えると、山中湖までの爽快な下り。富士山は雲に隠れていたが、山中湖を一望する眺めは素晴らしい。 去年夏に明神峠を越えてきたときは富士山も含めて正に絶景だった。苦労して上ってきたからというのもあったけど。

下りきると、山中湖の北側の県道を進んだ。そろそろ昼時なので、ここらで昼食を食べることに。 ここらで名物と言えば…。

言うまでもなく「ほうとう」。鶏肉入りのほうとうを注文。おいしかった。食後はまったりとおしゃべりなど。 永田君の株投資話がけっこう興味深かった。

今回は山田さんの家の車が使えなかったので2台に分かれて移動。もし4人で行動するなら必然的にこの体勢だろうか。

山中湖からR138を富士吉田方面へ。自走組みのグループを見かけた。皆大きなバッグを背負っていた。 けど、レースの荷物としてはかなり切りつめてコンパクトにしている。

さらに前に別グループ。自走で会場入りできてしまう土地というのも、このレースの魅力の一つだろう。 この道は2002年の北海道〜神奈川ロングツーリング最終日に走った以来なので、とても懐かしかった。

思っていたより手前に「富士北麓公園」の看板があったので左折した。それまではR138の渋滞でつまっていたが この道は空いていて快適。しかも緑に囲まれていて心地よかった。蝉の鳴き声まで聞こえてきて、夏を感じた。 緩い上り坂が長く続いていて、自走グループもけっこうバテ気味のようだった。

レース会場の富士北麓公園に到着。受付会場へ向かう途中、雑誌で紹介するようなロードの撮影現場に遭遇。 かなり遠くから望遠で撮影していた。レフ版を持つスタッフと、倒れそうになったらバイクを救う係?のスタッフも待機。 撮影していたロードはピナレロの新作、4:13やコルナゴなど。

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