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オーストラリアを知るための参考書(リピーター編)
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こちらでは内容的にちょっと踏み込んでいるものや、長期滞在の方向けに書かれた本を紹介します。ひとつのテーマについて詳しく紹介した本や、辞典のような本は「専門書」として紹介しました。

書名 シリーズ名(シリーズ番号)または年度表示
著者/翻訳・監修者
出版社/定価/ページ数/発行日(年・月・日)/ISBNコード
コメント

これらの本は、全て私の手元にあるものです。中にはまだ読んでいないものや、ずいぶん前に読んだきりで中身の紹介に自信がないものもありますが、その場合はコメント欄に「未読」や「要再読」とつけた上でコメントを書いておきました。

本の並びはそのジャンルの中でのおすすめ順です。中でも「読みやすいし使いやすい、また内容がいい」という本には、おすすめ本と表示を付けておきました。図書館で見つけることができるようならご覧になってみてください。ガイドブックは改訂版が出されれば内容も変わりますので、改訂版を見つけ次第、コメントを更新するようにします。以下のコメントは11月上旬での評価です。

INDEX
旅行ガイド
紀行文
社会・生活紹介 一般的な話題、ガイド的紹介本、生活体験の紹介、オージー論、社会問題
歴史紹介
アボリジニ
自然
専門書

初心者向けおすすめ本のページ

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旅行ガイド

●オーストラリア●ナショナルジオグラフィック海外旅行ガイド おすすめ本
ロフ・マーチン スミス (著), Roff Martin Smith(原著)
日経ナショナルジオグラフィック社/¥1,900/399p/2000・07・01/ISBN:4931450083

ご存じナショナル・ジオグラフィック発行の旅行ガイドブック。旅行ガイドとは言っても、日本のマーケット(東海岸中心の集客)は全く考慮されていないし、ショッピング情報もなし。まあ、読み物でしょう。リピーターにとっても実用性は低いが、本の内容の面白さと写真の素晴らしさは最高。

オーストラリア地球の歩き方〈4〉2001‐2002版
「地球の歩き方」編集室 (編集)
ダイヤモンド・ビッグ社/¥1,640/832p/2001・04・27/ISBN:4478050597

初心者にはあまりおすすめできないが、オーストラリア中を回る予定なら必携のガイド。アコモデーションやレストランはバックパッカー向けの格安物件が多い。

●オーストラリアおいしいガイド●毎日ムック
毎日新聞社/¥952/137p/2000・04・01/ISBN:4620791482

なんだか唐突に発売されたムック・タイプのグルメ本。シドニーとメルボルンのレストランを掲載している。掲載物件は、今まであまり紹介されてきていない新しいものが多く参考になるが、シドニーのレストラン業界は目まぐるしく動いているので、掲載情報は決して最新というわけではない(すでに古くなりつつある、という意味)。

●ケアンズとグレート・バリア・リーフ●地球の歩き方リゾート〈305〉
「地球の歩き方」編集室 (編集)
ダイヤモンド・ビッグ社/¥1,640/252p/2000・08・01/ISBN:4478032688

タイトルのとおり、ケアンズとGBRの島々を訪れる人には頼りになる1冊。通常の地球の歩き方よりも横に大きいサイズなので、紙面にも余裕があり読みやすい。この地を個人旅行で訪れる人におすすめ。

オーストラリア マル得!フリープラン地球の歩き方 旅マニュアル〈253〉
「地球の歩き方」編集室 (編集)
ダイヤモンド・ビッグ社/¥1,540/272p/2001・10・12/ISBN:4478034087

特徴のあるレストランやショップ、ホテルなどと、現地で参加できるツアーを紹介した本。東海岸のメジャーな都市に加え、アデレードとパースの情報もあるが、アリススプリングスやダーウィンの情報は全くない。ユーザビリティが非常にいい本だが、見どころ情報が全くないのでこれ1冊では旅行は難しい。オーストラリア編の副読本という位置づけか。

●シドニーから広がるオーストラリア鉄道の旅●毎日ムック
毎日新聞社/¥952/137p/2000・03・01/ISBN:4620791431

こちらもムック・サイズの鉄道紹介本。しかし変なタイトルが示すとおり、シドニーを起点とする列車をメインに紹介しているので、他の地域を旅する人には意味がない。本文は写真も多く、旅のイメージはつかみやすい。

旅の指さし会話帳〈7〉オーストラリア7 巻
榎本 年弥 (著)
情報センター出版局/¥1,200/127p/2000・02・01/ISBN:4795815836

オージー・イングリッシュの言い回しもよく拾っているし、発音表記も独特の個性的な会話本。実用性ということでは初心者には少し難しいかも。

●愛しきリゾートホテル●タイ/バリ/ハワイ/オーストラリア/フロリダ
津田 政広 (その他), 梶 洋哉 (その他)
文化出版局/¥1,600/87p/2000・06・01/ISBN:4579207181

オーストラリアでの滞在が目的なら、物件数が少ないのでわざわざ買って読むほどのことはない。雑誌掲載記事の焼き直し本?

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紀行文

●三大「大陸鉄道」豪華寝台特急の旅●
桜井 寛 (その他)
世界文化社/¥2,800/205p/2000・06・01/ISBN:4418005102

鉄道作家の桜井氏がレポートする鉄道本。オーストラリアはケアンズ〜ブリスベン〜シドニー間を結ぶグレート・サウス・パシフィック・エクスプレス(GSPE)、つまりオーストラリアのオリエント・エクスプレスが紹介される。ちょっと個人的な話が多いが、分量・内容ともにGSPEを紹介するものとしては本書がベスト。

●おもしろ大陸オーストラリア―コアラの経済学から宇宙基地まで●知恵の森文庫
リックタナカ (著)
光文社/¥619/243p/2000・09・01/ISBN:4334780385

ちょっと変わったオーストラリア紹介本。「オーストラリア版路上観察日記」的に、オーストラリアのおもしろランドマークが紹介されている。

●体感オーストラリア自転車旅行―24,467.6km走破!●
白井 修 (著)
彩図社/¥1,280/199p/2000・09・01/ISBN:4883921077

ブリスベンを出発点に、1年2カ月かけてオーストラリアを1周した体験談。個人的体験がつづられているが、一気に読むことができた。

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社会・生活紹介

一般的な話題

●オーストラリアを知るための48章●エリア・スタディーズ おすすめ本
越智 道雄 (著)
明石書店/¥2,000/282p/2000・07・01/ISBN:4750313157

いくつかのトピック・タイトルをたててそれにふさわしい話題を紹介している。各章は5ページくらいのボリュームなので、拾い読みも簡単にできる。現地の状況を的確にとらえている好著。おすすめです。

●もっと知りたいオーストラリア●
中野 不二男 (編集)
弘文堂/¥2,301/291p/1990・05・01/ISBN:4335510306

要再読につき、コメント保留。

ガイド的紹介本

●オーストラリア―暮らしも遊びもオージースタイル●ワールド・カルチャーガイド〈7〉 おすすめ本
WCG編集室 (編集)
トラベルジャーナル/¥1,800/222p/1999・07・01/ISBN:489559467X

伊藤氏や北畠氏らがメインに書いている、ガイドブックの枠をこえたオーストラリア紹介ガイド。日常生活や流行などについて、日本人の視点から解説が加えられている。読みやすく、紹介されているエピソードの数々も面白い。

●オーストラリア(フロンティア)辺境物語●
大津 彬裕 (著)
大修館書店/¥1,700/205p/1998・04・01/ISBN:4469244260

読みやすいオーストラリア紹介本を執筆し続けている大津氏の近刊。アウトバックや大自然について説明している。ただし本人の体験ではなく、「調べて」書いている個所も多く、前作に比べると新鮮味に欠けるかもしれない。

●オーストラリア暮らし入門●外国暮らしのための生活情報
ICS国際文化教育センター (編集)
大修館書店/¥1,600/178p/1998・07・01/ISBN:4469244295

タイトルのとおりオーストラリアで生活しようと思う人のために書かれた本。生活のために必要な手続きや準備が紹介されている。

生活体験の紹介

●コアラの国で暮らしてみたら―オーストラリア、いま、ありのまま●ちくまプリマーブックス
佐藤 真知子 (著)
筑摩書房/¥1,100/200p/1996・10・01/ISBN:4480042059

要再読につき、コメント保留。

●シドニー郊外暮らし―夫婦ふたりで海外移住●
北畠 博照 (著), 北畠 みゆき (著)
双葉社/¥1,500/291p/1999・06・01/ISBN:457528968X

現在シドニーで旅行会社を営む北畠氏の体験談。オーストラリアでビジネスを行う苦労話や旅行業の面白み、友人の話などが紹介されている。

●オーストラリア的生活術●
岡上 理穂 (著)
出窓社/¥1,524/245p/2000・07・01/ISBN:4931178316

ポーランドから移住した一家が体験したオーストラリア移住記。一般に、移住体験談は自身の感想や友達紹介に終始し、途中で飽きることもあるが、この本は面白く読むことができた。

オージー論

●オーストラリア人●カルチャーショック〈12〉おすすめ本
イルザ シャープ (著), Ilsa Sharp (原著), 坂本 憲一 (翻訳), 村上 和久 (翻訳)
河出書房新社/¥2,500/302p/2000・09・01/ISBN:4309910726

様々なオージー(オーストラリア人)について語る本があるが、その中でもおすすめの1冊。ライフスタイルやモノの考え方が当のオージーによって率直に語られている。

オーストラリア人のまっかなホント
ジョゼフ・ケネス・ハント (著)/高野 昌子 (翻訳)
マクミランランゲージハウス/¥980/103p/2000・04・01/ISBN:489585843X

シリーズ化されている「○○人のまっかなホント」のオーストラリア編。日本人がイメージしているオーストラリア人像にないことが紹介されているので、ちょっと違和感を覚えるかもしれない。長期滞在を試みる人には役に立つ1冊。

●オーストラリアでうまくやる法―内から覗いたオージー文化●
池 大吉 (翻訳)
大修館書店/¥1,300/117p/1988・09・01/ISBN:4469242535

けっこう皮肉のきいた、オージーとの付き合い方紹介。マニュアル本ではなく、読み物として考えましょう。オージー紹介本としては最もあくが強いかな?

社会問題

●残酷な楽園―ライフ・イズ・シット・サンドイッチ●おすすめ本
降籏 学 (著)
小学館/¥1,500/299p/1997・04・01/ISBN:4093792143

オーストラリアの社会問題を鋭くえぐった作品。長期滞在の予定で現地を訪れる人は読んでおくべきだろう。「楽園」ではないオーストラリアの状況が克明に描かれている。

●楽園汚染―オーストラリアは安全か 日本人と犯罪・事故事件簿●
高木 和男 (著)
教育史料出版会/¥1,700/227p/2000・09・01/ISBN:4876523916

日本ではそれほど報道されていない、オーストラリアでの事件・事故をレポートした本。過去の事件を追跡取材した記事もあり興味深いが、いかにも新聞記者らしい視点がちょっと気になる。最後に「事件が起きるのは東南アジア移民のせい」というような論調もあり、「??」という読後感が残る。

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歴史紹介

●物語オーストラリアの歴史―多文化ミドルパワーの実験●中公新書
竹田 いさみ (著)
中央公論新社/¥860/296p/2000・08・01/ISBN:4121015479

大学の講義のサブテキストのような本。いろんなデータが多いためか、なかなか本文の内容がすっきりと頭に入ってこない。

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アボリジニ

●狩人の大地―オーストラリア・アボリジニの世界● おすすめ本
小山 修三 (著)
雄山閣出版/¥1,922/251p/1992・09・01/ISBN:4639011091

アボリジニの集落に住み込んで調査(生活)を行った様子をつづった本。アボリジニ社会の考え方や生活感がよくわかる1冊。

●隣のアボリジニ―小さな町に暮らす先住民●ちくまプリマーブックス
上橋 菜穂子 (著)
筑摩書房/¥1,200/200p/2000・05・01/ISBN:4480042377

未読につき、コメント保留。

●コンピュータ・ドリーミング―オーストラリア・アボリジニ世界への旅●
久保 正敏 (著)
明石書店/版元切れ/226p/1995・09・01/ISBN:4750307386

未読につき、コメント保留。

●ミュータント・メッセージ●
マルロ モーガン (著), Marlo Morgan (原著), 小沢 瑞穂 (翻訳)
角川書店/¥1,200/213p/1995・06・01/ISBN:404791228X

いわゆる「トンデモ本」。アボリジニの一部族と生活を共にした時のことをつづったベストセラーだが、残念ながら非おすすめ本です。著者は同行した人たちのことを考えて、あえて匿名性を出し内容もぼかして書いていると主張するが、当のアボリジニたちからは、内容はデタラメとの批判を受けている。
※ http://www2.comco.ne.jp/~micabox/bun/ms1.html に具体的な指摘があります。

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自然紹介

●オーストラリアの花―世界・花の旅●JTBキャンブックス おすすめ本
柳 宗民 (著)
日本交通公社出版事業局/¥1,750/159p/1996・10・01/ISBN:453302534X

ユニークな形のものが多いオーストラリアの花の紹介本。9月〜10月のワイルドフラワー開花の時期に現地を訪れる方はぜひ持っていきましょう。

●オーストラリア・ニュージーランド花の旅●
柳 宗民 (著)
筑摩書房/版元切れ/136p/1990・05・01/ISBN:4480871519

JTBから花の本が出ているので、わざわざ探すほどのことはないでしょう。

●NHK 地球大紀行〈2〉
/残されていた原始の海(オーストラリア西海岸);奇岩にひそむ大気の謎(中国・大石灰岩地帯)●
NHK取材班 (著)
日本放送出版協会/版元切れ/175p/1987・03・01/ISBN:4140085096

同名の番組を解説したムック本。レーザー・ディスクも販売されていたが現在の入手状況は不明。オーストラリアの奇景がどのようにできたかがよくわかる。

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専門書

●魅惑のオーストラリアワイン●
高橋 梯二 (著)
時事通信社/¥2,330/267p/1996・09・01/ISBN:4788796376

現在入手できるものとしては、一番詳しく頼りになるオーストラリア・ワイン紹介の本。

●オーストラリア英語辞典●
森本 勉 (編集)
大修館書店/¥3,100/337p/1994・06・01/ISBN:446904136X

オーストラリア英語(オージー・イングリッシュ)を解説している辞書。解説が平易で読みやすい。

●オセアニアを知る事典●
平凡社/版元切れ/360p/1990/08/01/ISBN:4582126170

オセアニアのことを取り上げた事典。大学のレポート作りなどにいいかな?

●オーストラリア映画史―映し出された社会・文化・文学●
佐和田 敬司 (著)
オセアニア出版社/¥4,900/567p/1998・08・01/ISBN:4872030672

オーストラリア映画について実に詳しく書かれた評論本。力作!!

●オーストラリア生活便利帳 ド〜モ 2001年版●
飛鳥出版/¥2,000/400p/2001・03・01/ISBN:490000068X

現地のホテルに置いてある「DOMO」という日本語電話帳の市販本。現地生活に役立つ情報満載なので、現地での長期滞在を考える人は事前に入手しておいて損はないと思う。

●オーストラリア初期建築探訪●建築巡礼〈45〉
岡本 美樹 (著)
丸善/¥2,800/110p/2000・01・01/ISBN:4621047183

シドニーやホバート、メルボルンに残る歴史的建造物を紹介した本。あらためて紹介されると、「この建物はこういうものだったのね」と妙に納得。街歩きが楽しくなる(?)1冊。

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