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オーストラリアを知るための参考書(ビギナー編)
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シドニー・オリンピックが開催されたおかげで、2000年はオーストラリア関連の書籍が多く発行された年でした。また11月にはAmazon.comが日本でもサービスを開始したので、「書籍を探し、注文する」ということが簡単にできるようになりました。

ここでは、オーストラリア初心者向けと思われる書籍や雑誌の紹介をしてみようと思います。ここでいう「初心者」とは、オーストラリアへの旅行経験があまりなく(せいぜい2、3回目)、ツアーに乗っていくという人です。表記のルールは以下のとおりです。

書名 シリーズ名(シリーズ番号)または年度表示
著者/翻訳・監修者
出版社/定価(税抜き)/ページ数/発行日(年・月・日)/ISBNコード
コメント
これらの本は、全て私の手元にあるものです。中にはまだ読んでいないものや、ずいぶん前に読んだきりで中身の紹介に自信がないものもありますが、その場合はコメント欄に「未読」や「要再読」とつけた上でコメントを書いておきました。

本の並びはそのジャンルの中でのおすすめ順です。中でも「読みやすいし使いやすい、また内容がいい」という本には、おすすめ本と表示を付けておきました。図書館で見つけることができるようならご覧になってみてください。ガイドブックは改訂版が出されれば内容も変わりますので、改訂版を見つけ次第、コメントを更新するようにします。2001年9月末に大幅なページ更新を行い、評価も変えました。

INDEX
旅行ガイド
紀行文
社会・生活紹介
歴史紹介
アボリジニ

関連ページ: [情報はどこにある? ] [ネット上での情報収集 ] [初心者向け参考書] [リピーター向け参考書]



旅行ガイド

シドニー・ゴールドコースト・ケアンズワールドガイド〈7〉 おすすめ本
JTB/¥1,600/288p/2001・02・01/ISBN: 4533037321

同シリーズのオーストラリア編は内容が今いちだったが、こちらは本文記事にも取材のあとが見られいい仕上がりになっている。拾っている物件の質もよく、オーストラリア東海岸のこれらの地を訪れる人には一番のオススメ本。

●るるぶオーストラリア 2001●るるぶ情報版 海外 18 おすすめ本
日本交通公社出版事業局/¥905/142p/2000・11・01/ISBN:4533036368

多くのベストセラー・ムック本を出すJTBのオーストラリア・ムック。ムックは、年によってガイドブックのできにムラがある地域もあるが、このオーストラリア編は毎年いい情報を掲載している。ここに載っている地域しか訪れないなら、値段も安いしこの1冊でじゅうぶん。

オーストラリア東海岸地球の歩き方〈85〉2001‐2002版
『地球の歩き方』編集室 (編集)
ダイヤモンド・ビッグ社/¥1,640/331p/2000・12/ISBN:

収録地域はケアンズ、ゴールド・コースト、シドニー、グレート・バリア・リーフ、メルボルン、エアーズ・ロックとメジャーどころの観光地を網羅。最新版は本のスタイルががらりと変わり、使いやすいとは言いがたいものになってしまった。ホテルは高級どころしか載っていないし借りポジも多い。

オーストラリアワールドガイド’99-’00
JTB/¥1,700/447p/1999・07・01/ISBN:4533033040

手堅い作りの本だが改訂頻度が低いのがネック。後発のガイドブックだけに、見せ方の工夫は同種のコンセプトのガイドブックの中ではベスト。そのままWebサイトに流してもいいくらい、情報がきれいにまとまっている。しかし、肝心の内容は具体的記述に欠けるものが多く、現地取材ではなく資料に頼って書いていると思われる記事が多い。パッケージ・ツアーの人向けの本。

ぴあMAPオーストラリア 2000〜2001最新版 (2000) Pia mooks ぴあMAPトラベルシリーズ 3
ぴあ/¥1,480/171p/2000・08・01/ISBN:4892159964

シドニー・オリンピックに合わせて発行されたため、地域により情報の偏りがはげしいのがネック。シドニー情報はかなり充実している。またお店で使えるクーポン(カード)があり、これを提示すると割引でサービスが受けられるのがありがたい。

●オーストラリア●ブルーガイドわがまま歩き
ブルーガイド海外版出版部 (編さん)
実業之日本社/¥1,860/479p/2000・06・01/ISBN:4408012165

シリーズの作りは個人的には非常に評価したい本だが、オーストラリア編のできは今ひとつ。新しい物件も紹介しているし、きちんと現地取材をやっていると思うのだが、デスティネーション紹介のガイド・ページが読みづらい。まるでムック本でやるべきことをガイドブックに押し込んでいる感じで、窮屈な誌面。

オーストラリア個人旅行  ’00-’01
昭文社 /¥1,857/527p/2000/04/01/ISBN:4398114661

見やすく理解しやすいレイアウトとコンテンツの並び、地図のできのよさが長所だが、改訂されてもあまり内容が変わらないので、2回目に使う本としてはおすすめできない。また紹介物件もあまり新しいものが入っていない。「個人旅行」と銘打っているが、実際にはパッケージの旅行者が使いやすい作り。

オーストラリア地球の歩き方〈4〉2001‐2002版
「地球の歩き方」編集室 (編集)
ダイヤモンド・ビッグ社/¥1,640/832p/2001・04・27/ISBN:4478050597

オーストラリアのガイドブックとしては日本一の情報量を持っていると言っていい。しかしせいぜい10日程度の旅行者が使うには過剰なボリューム。こちらでの評価の順位が低いのはそのためで、本そのもののできは決して悪くない。また南オーストラリアやノーザンテリトリー、タスマニアの情報が少し古い。この地域、アップデートはなされているが、新しいアトラクションの紹介がないのがネック。

オーストラリアマップルマガジン ’00-’01
昭文社/¥905/143p/2000・03・01/ISBN:4398228489

ムックとしては無難な作りの本。気に入った記事があったら使うといいでしょう。ショッピング・センターの見取り図が掲載されている点は他誌にない特徴。

オーストラリアニューガイドワールド
弘済出版社/¥1,524/239p/1999・03・01/ISBN:4330435977

昔のスタイルのガイドブック。

オーストラリアは超大陸世界マルチメディア紀行 CD-ROMブック
センチュリー/¥3,689/49p/1996・11・01/ISBN:4915966224

CD-ROMが流行り出していたころに出版されたCD-ROM本。まあまあ面白い作りになっているが、わざわざ買わなくてもいいでしょう。

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紀行文

旅大陸 オーストラリアおすすめ本
伊藤 伸平 (著)
凱風社/¥1,800/326p/1998・02・01/ISBN:4773622091

アジア・オセアニアに造詣の深い筆者、伊藤氏の本。ガイドブック的な情報も掲載されているが、メインはオーストラリア各地を訪れた時の紀行文。オーストラリアが好きな筆者の温かい視点が見える。

熱風大陸―ダーウィンの海をめざして講談社文庫
椎名 誠 (著), 山本 皓一 (その他)
講談社/¥514/205p/1991・05・01/ISBN:4061849042

バーク探検隊の話に刺激されてオーストラリアを訪れた筆者たちの紀行文。けっこうな点数の写真も掲載されており、ビジュアルの情報もある。

ワインを飲みにオーストラリア
森枝 卓士 (その他)
早川書房/¥1,700/111p/1997・11・01/ISBN:4152081244

要再読。ワインの紹介本としては比較的とっつきやすい本。筆者はオーストラリアの食の取材をずっと行っている。

時のない島―オーストラリア、ノーザン・テリトリーの旅
谷村 志穂 (著), 山口 昌弘 (その他)
TOKYO FM出版/¥1,456/184p/1995・03・01/ISBN:4924880434

ちょっと感情的過ぎるところも感じられるが、まあ読みやすい、アボリジニをテーマにした本。アボリジニ居住区を訪れた体験談をつづっている。せっかく現地に行っていろんな人に会っているのに、あまり情報の裏を取っていないのが残念。ガイドブック的には使えません。

オーストラリアって、おもしろい!
坂井 昭彦 (著)
新泉社/¥1,700/165p/1996・10・01/ISBN:4787796240

要再読につき、コメント保留。最近、改訂版が印刷されたようす。最初に読んだ時は個人的体験談に終始している印象を受けた。

オーストラリア大自然の旅とんぼの本
橋本 よし元 (著), 桐山 秀樹 (著)
新潮社/絶版?/ISBN:4106019752

おなじみ「とんぼの本」に入っているオーストラリア本。ネット上での検索では取り扱い中止になっていたが、市場在庫はあるかも。内容は古いが、オーストラリアの雰囲気が伝わってくると思う。

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社会・生活紹介

オーストラリア―多文化社会の選択岩波新書 新赤版 (682) おすすめ本
杉本 良夫 (著)
岩波書店/¥660/214p/2000・07・01/ISBN:4004306825

岩波新書からの出版だが、内容的には最近のオーストラリア事情がよくとらえられているし、読みやすくできている。オーストラリアの今を知るのにいい1冊。

オーストラリアA to Z丸善ライブラリー〈087〉 おすすめ本
堀 武昭 (著)
丸善/¥620/206p/1993・06・01/ISBN:4621050877

頭文字をキーワードにオーストラリアの様々なことを紹介する本。好きなトピックを拾い読みできるので、読みやすいし理解しやすい。

オーストラリア100の常識おすすめ本
デビッド デール (著), David Dale (原著)/小林 健 (翻訳), 久村 研 (翻訳)
大修館書店/¥1,800/240p/1998・12・01/ISBN:4469244376

こちらもテーマ(キーワード)ごとに短い文章でオーストラリアの暮らしや物事を説明する本。ちょっと皮肉の効いた文章が多く、オーストラリアを知れば知るほど面白く読むことができるはず。初心者でも飽きない作り。

オーストラリア人物語
大津 彬裕 (著)
大修館書店/¥1,500/185p/(1996・07・01/ISBN:4469243892

要再読につき、コメントは保留。年度が古い本ですが読みやすい内容という印象があります。

オーストラリア変わりゆく素顔
大津 彬裕 (著)
大修館書店/¥1,700/254p/1995・07・01/ISBN:4469243647

要再読につき、コメントは保留。年度が古い本ですが読みやすい内容という印象があります。

オーストラリアの日々―複合多文化国家の現在NHKブックス〈542〉
堀 武昭 (著)
日本放送出版協会/¥750/208p/1988・01・01/ISBN:414001542X

要再読につき、コメント保留。今読むともう内容が古いかな?

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歴史紹介

オーストラリア物語―歴史と日豪交流10話平凡社新書 おすすめ本
遠藤 雅子 (著)
平凡社/¥720/235p/2000・07・01/ISBN:4582850502

日本とオーストラリアとの関係をからめて書いており、様々なエピソードも興味深い。読みやすくかつわかりやすい本。

恐るべき空白●ハヤカワ文庫 NF (48) おすすめ本
アラン・ムーアヘッド (著), 木下 秀夫 (翻訳)
早川書房/¥740/370p/1979・10・01/ISBN:4150500487

オーストラリア縦断に挑戦した、バーク探検隊の探検の様子を再現した好著。探検にかけられた期待と、失敗するまでの行程、探検そのものの評価などが語られている。オーストラリア探検史の本としてベストでしょう。

オーストラリア歴史の旅朝日選書〈407〉
藤川 隆男 (著)
朝日新聞社/¥1,300/273p/1990・08・01/ISBN:4022595078

要再読につき、コメントは保留。読みやすく内容も理解しやすい本だったと記憶している。

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アボリジニ

ユーカリの森に生きる―アボリジニの生活と神話からNHKブックス〈697〉 おすすめ本
松山 利夫 (著)
日本放送出版協会/¥864/254p/1994・05・01/ISBN:4140016973

図版も多く、難しいアボリジニの生活感や風習を理解しやすい1冊。入門本としては最適でしょう。

オーストラリア・アボリジニの伝説―ドリームタイムおすすめ本
ジーン・A. エリス (著), Jean A. Ellis (原著)/森 秀樹 (その他), 国分寺翻訳研究会 (翻訳)
大修館書店/¥2,000/222p/1998・12・01/ISBN:4469244368

アボリジニの伝説を集めた本。平易な語り口になっているし、本文の前に簡単なサマリー(概要)がついているので、伝説の内容と意義がよく理解できる。

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