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オーストラリアのホテル利用法
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宿泊施設として考えると、バックパッカーやB&Bからホテルまで様々なものが入ってくるので、ここでは「パッケージ・ツアーに使われるような中級〜高級ホテル」と限定して紹介することにします。

「オーストラリアのホテルだからという利用が難しい」という意味での特殊性はありません。むしろ使うと便利なものがあるので、ご紹介しておこうと思います。フロントまわりのデスクの機能は、日本型ホテル(旅館型ホテル)の利用に慣れているとたらい回しにされているような気になるかもしれないので、細かく紹介することにしました。

INDEX
フロントまわりの機能
ベルコンシェルジュレセプションキャッシャージャパニーズ・ゲスト・リレーションズツアー・デスク

部屋の使い方
便利な備品〜湯沸器、アイロン
タオルの交換
水道の水
壁のコンセント

ルーム・チャージにする時の注意
  ルーム・チャージの方法
 厳しいチェックを受けた

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フロントまわりの機能

オーストラリアならではの仕組みというのは特にありません。日本ではホテルのレセプションのことを「フロント」とひとくくりにして呼んでしまうことがありますが、海外ではもっと機能分化しています。参考までに細かく分けた場合の呼び方と役割を簡単に紹介しておきます。

ベル(ポーター)

ドアを開け閉めしたり、タクシーを呼んだり荷物を運んでくれたりする役割のセクションです。コンシェルジュ・デスクとベル・デスクが一緒の場所にあるケースが多いと思います。ひときわ立派な身なりをしている人がいれば、その人は「ベル・キャプテン」と呼ばれる立場の人で、ホテルによっては名物ベル・キャプテン(客の名前をよく覚えているとか)がいることもあります。

コンシェルジュ

一番接点があるのは道を尋ねたり、レストランの予約を入れてもらったり、ハガキや手紙を出すための切手を買ったりという時でしょうか。チェックイン・チェックアウトや宿泊料の精算以外のことは全て請け負っていると言ってもいいセクションです。

レセプション

チェックインの受付を行う場所です。簡単な質問(館内案内)程度であれば答えてくれますが、レストランやお店の情報を聞いたりしても「それはコンシェルジュ・デスクで聞いてください」と言われると思います。

キャッシャー

チェックアウトの精算や外貨の両替を担当するセクションです。ここでは切手を買うことができないことが多いと思います。

ジャパニーズ・ゲスト・リレーションズ

わざわざ違うカウンターをしつらえているホテルはまれですが、日本人または日本語ができるスタッフが常駐するデスクです。日本語で様々なことが相談できるので、コンシェルジュと同様の役割を果たすと考えていいと思います。

ツアー・デスク

普通はコンシェルジュがツアーの相談や予約を受けてくれますが、ホテルによってはわざわざカウンターを分けている場合もあります。

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部屋の使い方

オーストラリアの習慣やシステムのために、他国のホテルではあまり見かけない備品や仕組みがあります。ここではそういった「あれ、何これ?」とちょっと戸惑いそうなものについて説明を加えます。

便利な備品

ご存じのように、オーストラリアはイギリス文化の影響を強く受けているため、お茶(紅茶)を飲む習慣があります。そのため、ホテルには湯沸器が付いていることが多く重宝します(紅茶のティー・バッグも置いてあります)。またこちらの理由はわかりませんが、アイロンとアイロン台も部屋に備えつけてあることが多いので、出張でスーツを持っていく時には助かります。

タオルの交換

ホテルによっては環境への配慮を理由に、「使えるものならタオルを再使用してください」と呼びかけているところもあります。

具体的には、「タオルの交換が必要ならバスタブの中に置いてください。再使用なさる場合はタオルかけなどにかけておいてください」という表示があります。その場合、バスタブに入れておかないタオルは交換せず、ただ畳み直してタオルかけに置いたままにされることがあります。

水道の水

厳密に言うと「オーストラリアの水道は飲用には適していない」とみなされていると聞きましたが、実際は大丈夫です。ただし地域によっては塩辛い水(パース)だったり、ちょっと泥っぽい水(マウント・サプライズ)だったりということがあるので、飲用の水はミネラル・ウォーターの類を用意しておくと安心です。

壁のコンセント

オーストラリアのコンセントは必ずスイッチがついています。部屋に備え付けの湯沸器や自分で持ってきた電化製品を使おうという場合、スイッチをon(オレンジ色の表示が出るようにする)にしないとコンセントの差込み口につないでも電気が供給されません。ご注意ください。部屋のスタンド(電灯)がつかないという時は、壁のコンセントのスイッチがオフになっている可能性大ですから、そちらを確認しましょう。

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ルーム・チャージにする時の注意

ホテルでは飲食や買い物を部屋にチャージ(ツケにしてもらう)ことができます。それほど特殊なことはないと思いますが、イレギュラーな体験をしたことがあるので、そういった例をご紹介しようと思います。

ルーム・チャージの方法

「方法」と言っても難しいことはありません。飲食や買い物の際に「部屋にチャージしてください Please charge to my room.」と伝えるだけです。ただ用心深いホテルは、「(チェックインの時に渡した)ゲスト・カードを見たい」とか「確認に時間がかかるけどいいか」とか聞いてくることがあります。

まあ普通は伝票にサインするだけとか、部屋番号と名前を名のって相手がそれを確認する、という程度のチェックで済みます。どちらかというとレストランでの飲食の方がチェックは甘いように思います。だいたいは「お勘定お願い」というと、そのまま書き込んで使える精算伝票を持ってきてくれます。

厳しいチェックを受けた

ゴールドコーストのコンラッド・ジュピターズというホテルでの体験です。このホテルは24時間営業のカジノを併設しているために人の出入りが多く、レストランやショップも多く入っています。

厳しいチェックはその中のショップでルーム・チャージをお願いした時に起こりました。ルーム・チャージにしてほしいと伝えたところ、確認を取るから待ってくれと言われたのです。お店のスタッフはゲスト・カードを見た上でレセプションに電話をかけ、我々のことを確認していました。別に疑っているわけではなく、通常のチェック手順を踏んでいるだけの様子でしたが、初めての体験でした。

ちなみにこのホテルではチェックインの時にルーム・チャージを利用するためのゲスト・カードを渡されます。このカードにはサイン欄があるので、本当はチェックインの時にレジストレーション・カード(宿泊登録カード)に記したのと同じサインを書いていなければいけないのでしょうが、特に説明を受けていなかったために何も書いていませんでした(部屋番号だけは記入してありました)。

その時そのゲスト・カードを持っていたのは、「もしかすると宿泊客の確認のために提示を求められるかも…」と思っていたからですが、運が悪ければ「ここにサインがないから」という理由で、ルーム・チャージの手続きを拒否されたかもしれません。

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