BOX SET

カラー・チップス

COLOR CHIPS
ORIGINAL LOVE LEGEND 1991-1994

 1995年12月13日発売 東芝EMI TOCT-9265〜9269
 1996年12月11日再発売


<ORANGE>

  1. サンシャイン ロマンス
  2. 月の裏で会いましょう (Album Version)
  3. スクランブル
  4. LET'S GO!
  5. WALL FLOWER
  6. The Best Day of My Life
  7. Winter's Tale 〜冬物語〜
  8. DEEP FRENCH KISS
  9. I WANT YOU
  10. 微笑みについて (Rare Version) <未発表テイク>
  11. 夜をぶっとばせ (LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER)
  12. 朝日のあたる道 AS TIME GOES BY

<BLUE>

  1. LOVE VISTA
  2. ミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ (U.F.O. Remix)
  3. スキャンダル (Brand New Heavies remix)
  4. It's a Wonderful World (田島貴男Remix)
  5. 月の裏で会いましょう (ピアノ弾き語りVersion)
  6. FAT LOVE STORY
  7. DEEPER (New Version)
  8. SWEAT AND SUGAR NIGHT
  9. LOVE VISTA (Interlude) <未発表テイク>
  10. GIANT LOVE
  11. ORANGE MECHANIC SUICIDE
  12. LOVE SONG
  13. セレナーデ

<RED>

  1. ヴィーナス
  2. 接吻 (Single Version)
  3. WITHOUT YOU
  4. フェアウェル フェアウェル
  5. 砂の花 Desert Rose
  6. 二つの手のように
  7. Affair
  8. I WISH
  9. 心 ANGEL HEART
  10. Sleepin' Beauty
  11. フレンズ
  12. いつか見上げた空に
  13. ティアドロップ

<YELLOW>

  1. 心理学
  2. BLUE TALK
  3. BODY FRESHER
  4. 灼熱 the body for sunshine
  5. The Rover
  6. Two Vibrations
  7. 妖精愛 Grow up with me
  8. 時差を駆ける思い
  9. JUDGEMENT
  10. フィエスタ
  11. TIME
  12. DARLIN'
  13. JUMPIN' JACK JIVE
  14. 愛のサーキット

<GREEN> (オリジナル・カラオケ集)

  1. DEEP FRENCH KISS <未発表オリジナル・カラオケ>
  2. 夜をぶっとばせ
  3. 月の裏で会いましょう <未発表オリジナル・カラオケ>
  4. ヴィーナス
  5. Winter's Tale 〜冬物語〜
  6. サンシャイン ロマンス
  7. ティアドロップ <未発表オリジナル・カラオケ>
  8. LET'S GO! <未発表オリジナル・カラオケ>
  9. 接吻 kiss
  10. The Rover <未発表オリジナル・カラオケ>
  11. 朝日のあたる道 AS TIME GOES BY


 「在庫一掃」ここに極まれり。東芝EMI の全曲収録BOX。

 オリジナルそのままではなく、各曲を4つのタイプに分けて収録しているのがポイント。それにオリジナル・カラオケ集を加えて、計5枚セットとなっています。

 各カラーにコンセプトがあるのかは明記されていませんが、おおよそ次のような特色と思われます。

 ORANGE:ポップな曲、シングル曲
 
BLUE:クラブ系、アダルト系
 
RED:バラード系、なごみ系
 
YELLOW:熱狂/狂乱系

 個人的には「RED」を愛聴しています。「GREEN」も「Let's Go!」「The Rover」の濃密な演奏をじっくりときける楽しみがあり、興味深い内容ではあります。

 しかし、全体としてみた時、低調な内容であるのは否めません。まず、曲の組み合わせ方。たしかに「自分ならこうする」というのは人それぞれにあるでしょうし(実際に自分でやってみるとなかなか楽しいものでした)、全曲を収めなければならないという制約もあったのでしょうが、『SUMMER LOVE』のインパクトの後だけに、いまひとつ統一感が弱いです。

 ヴァージョンの取り上げ方もどこか一貫性を欠いています。「スキャンダル」「Million Secrets of JAZZ」「It's a Wonderful World」がオリジナル版を無視してリミックス版だけを収めているのは不満です。それなのにどういうわけか、名アレンジの傑作『Sunny Side』からはわずかに1曲(それも違いがわかりづらい「DEEPER」new version…)。

 また、この手の企画のセールスポイントである未発表テイクはたったの2曲。しかも、「微笑みについて」の差異は微妙ですし、「LOVE VISTA」に至っては1分少々のインスト曲という、大してありがたみのないものです。

 もうひとつの「売り」であるはずのブックレットも、歌詞カードに詳細でないディスコ&バイオグラフィが付いただけの内容。権利の関係からなのかもしれませんが、田島のグラビアがないのは致命的です。しかも名前に反してモノクロ印刷なのは、お粗末とさえ言いたくなります。

 もしあなたが「これを買えば東芝のオリジナル・ラヴは全部揃う」と考えているなら、安くなったQ盤ですべてを(『セッション』『Sunny Side』込みで)揃えるべきです。もちろんカラオケ盤が欲しいのなら、話は別なのですが…。

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Page Written by Kiku^o^Sakamaki