1992年8月26日発売 東芝EMI TOCT-6623
1998年9月23日発売 東芝EMI TOCT-10432
1stアルバムと2ndアルバムからのベスト的選曲によるリミックスアルバム。 『結晶』発売からわずか3ヵ月後のリリースで、はじめて見かけた時は「もうニューアルバム!?」と心底びっくりしました。この連続リリースには、この時期の創作意欲の高さが伺われます。それは、『結晶』ではじめてメジャー・ミュージシャンとしてのアルバムを創造できたことの開放感がそうさせたのでしょうか。 リミックス陣の顔ぶれには、オリジナル・ラヴの交流の広さ、期待の大きさがそのまま表れています。そしてアレンジには、クラブミュージックが浸透しはじめたころの空気がそのまま封入されています。オリジナル・ラヴがかつて「渋谷系」と呼ばれていた理由がここには残されています。 プロローグ/エピローグ的挿入の「ピアノ弾き語りヴァージョン」は、ライヴでも披露されました。ソングライトの名コンビであった田島と木原。作曲家が歌い作詞家が伴奏していたのが興味深いです。さらに全体がシンメトリーな構成になっているのもにくい。 あまり知られていませんが、DJ 御用達的なアレンジを集めたアナログ盤の『SESSIONS』もありました。 |
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