1) 「開発教育とシステム思考」 new (「開発教育とシステム思考融合の可能性」、 『開発教育システム思考研究会報告書』、拓大IDEC、2012) より <第1節目次> 1 開発教育とシステム思考 (1)本稿のテーマと構成、(2)なぜ、システム思考か、(3)システム思考の可能性 <参考> ●開発教育とシステム思考融合の10の可能性(研究報告会パワポ資料より) −− 1 開発教育とシステム思考 (1)本稿のテーマと構成 @ 本稿のテーマをめぐって 拓殖大学国際開発教育センター(拓大IDEC)「開発教育システム思考研究会」では、2010年度から「開発教育とシステム思考融合の可能性」について研究してきた。本稿は、研究会の2年間の集大成として、その成果と課題の整理を試みるものである。 ・・・ 2) 「学習する組織と対話(ダイアログ)」 new (「開発教育とシステム思考融合の可能性」、 『開発教育システム思考研究会報告書』、拓大IDEC、2012) より <第2節目次> 2 開発教育と学習する組織(学び合う学校) (1)社会構成主義と対話(ダイアログ)、(2)学習する組織から学び合う学校へ、(3)システム思考で深める学び <参考> ●これからのファシリテーションに関連する4つの課題(研究報告会パワポ資料より) −− 2 開発教育と学習する組織 (1)社会構成主義と対話(ダイアログ) @ 時代の要請課題と社会構成主義 今日の教育課題に「生きる力」の育成がある。これは変化の激しい時代に対応する力と考えることができる。これまでのように、方向性に疑問を持つ必要なく力を合わせるだけではなく、変化に対応して道を切り拓いていく創造的な力が求められている。ゆえに、近代の教育が追求してきた”ひとつの解”を効率的に覚え込む学習を超える学びが問われている。 ・・・ 3) 「これからのファシリテーター」 new (「開発教育とシステム思考融合の可能性」、 『開発教育システム思考研究会報告書』、拓大IDEC、2012) より <第3節目次> 〜改訂ダイジェスト版〜 3 これからの開発教育ファシリテーター (1)ダイアログ・ファシリテーター、(2)ジェネレイティブ・ファシリテーター、(3)地域と世界をつなぎ、世界に羽ばたく <参考> ●その他の参考文献一覧(研究会報告書、PP.22-23) −− 3 これからの開発教育ファシリテーター (1)ダイアログ・ファシリテーター @ 対話(ダイアログ)とファシリテーター 今日の教師は、teacher というよりも learning facilitator であると言われる。教師は基礎知識を身につけた生徒の主体的学びを支援するのである。ここでは、生徒を受容し持てる力を引き出して深めるファシリテーションが授業実践の方法論となっている。大学の教職課程や私自身の授業でも課題は「参加型でいかに深めるか」だ。実際に、初等教育の授業では明らかに子ども主体を志向する傾向が出てきている。 ・・・ 4) 「開発教育のカリキュラムとESD」 new (『開発教育で実践するESDカリキュラム 〜地域を掘り下げ、世界とつながる学びのデザイン』、学文社、2010) 原稿構成: 1 開発教育カリキュラムの歴史に学ぶ (1)国際社会の動向を反映する開発教育 (2)1980年代の成果に学ぶ−開発教育カリキュラムの誕生 (3)1990年代の成果に学ぶ−開発概念のとらえ直し (4)2000年代の成果に学ぶ−総合学習としてのカリキュラム 2 持続可能性に対応するカリキュラムの課題と学習指導要領 (1)開発教育カリキュラムの今日的課題 (2)新学習指導要領とESD (3)ESDに関する基本的留意事項 3 「地域を掘り下げ、世界とつながる」カリキュラムに向けて (1)カリキュラム・デザイン案(ねらい、目標、内容) (2)地域と世界をつなぐ展開例(方法、評価、単元構成) 4 まとめ −− 本章では、これまで地球的諸課題に向き合ってきた開発教育のカリキュラムの系譜を吟味し、成果と課題を整理する。さらに、持続可能性が問われる時代に対応する新しい展開について検討する。 本書は「グローバリゼーションに向き合う足元からの開発教育の学び」をESDの学びとして提案するが、歴史的成果を発展させた「ESDカリキュラム」はどのように構想できるだろうか。 ・・・ 5) 「社会認識をいかに深めるか」 (『教育評論 8月号』 VOL628、アドバンテージサーバー、1999) 原稿構成: 1 初期社会科に学ぶ 2 今日の社会科教育の苦悩 3 総合学習カリキュラムと子どもの学習権 4 カリキュラムの国際化 5 注目したい取り組み事例 6 社会認識を深めるためのテーマとスキル 7 経験と知識の統合 8 枠を超える学習 −− 「総合的な学習の時間」は、横断的・総合的な学習として総合学習を提起している。従来の教科の系統性の枠を越えて現実的課題に取り組むこと、さらに、課題解決のために主体的な学びの方法を重視することなどは、学校における授業のあり方への革新的な問題提起を含むものとして注目すべきであろう。一方、「総合的な学習の時間」 はこれまでの一元的な能力主義の行き詰まりを打開しようとするもので、「関心・意欲・態度」 中心の学力観に立って、各々の子どもの能力に応じるところにその特徴がある。このことは、この時間が単に子どもの興味・関心等に依拠するだけの、体験主義の学習に終始してしまう危険性と表裏一体である。 ・・・ |