東日本大震災1年半に追悼
平成24年09月11日
もっと前へ!
「上行講」被災地での法味言上と唱題行脚
いよいよ上行講は現地からの要望を受け、各所供養を行いました。震災以来今まで作業着や作務衣での
被災地入りを続け、宗教団体が布教しているなどとのネット上での書き込みを憂慮し、そのようなつも
りはないことを理解して頂きたく作業に従事して参りました。一周忌も福岡の本佛寺で行い、遠くから
御回向をさせて頂きました。そして1年半。ようやく時期がきたことと、現地被災者からの懇願もあり
唱題行脚、2時46分に合掌黙祷。のち拠点とさせて頂いている久円寺様で鎮魂法要をした次第です。
スナップ
午後1時。「上行講」石巻集合。復旧した久円寺様の本堂前にて出発式をしました。
土葬(仮)の地で御回向。ご遺体は全て掘り起こされ火葬されていました。 行脚出発。
14時46分まで海岸を目指し、川沿いを行脚。
石巻市内放送が入り、その時間までお題目を唱える一行。 そしてクラクションの合図で黙祷。
もっとも被害が大きかった街に入り唱題。各所に塔婆を立て、御回向。
歩きながら目にする被害の甚大さに、お題目の声が大きくなる一行。
日和幼稚園のバスが炎上した現場でご遺族と共に読経唱題。
唱題する私達は、次第に涙が溢れていました。報道では知ることの出来ない現実が未だ沢山ありました。
私達だからこそ出来る!させて頂ける!それがこの行動と一同が思いを共有したお参りとなりました。
上行講顧問 佐野前延
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