1.フルマラソン大会別サブスリー率 7.フルマラソン完走時間と年齢分布(全完走者)
2.国際女子マラソン大会別サブスリー率、完走率 8.100kmウルトラマラソン10時間内完走率
3.フルマラソン女子完走率(男女比) 9.ウルトラ完走時間と年齢分布(上位 完走者)
4.フルマラソン5歳単位別ゴールタイム 10.ウルトラ完走時間と年齢分布(全完走者)
5.フルマラソン10分単位別完走者 11.ウルトラ参加県別完走時間と年齢分布
6.フルマラソン完走時間と年齢分布(上位 完走者)  

3. フルマラソン女子完走率(男女比)
 二十数年前、東京国際女子マラソンが行われるまで日本のフルマラソン大会の女子参加者は極めて少数だった。大会も増え年々女子の参加も増え、ダイエットブームなどの影響で女性ジョガーをどこでも見るようになり、マラソン大会では女性ランナーが溢れているように感じる。ところがフルマラソンの女性完走者となると今だに全完走者の10%前後なのである。

主な大会のフルマラソン女子完走率(男女比)
 下のピンクの横棒グラフはフルマラソン女子完走率である。ヨロンマラソンがずば抜けてが高い。ヨロンの女性が一般 女性より運動能力が勝っているとしか思えない。女子完走率の高い大会にはヨロンも含めて荒川市民、京都木津川、淀川市民など制限時間がない大会が目立つ。作州・加茂郷マラソンは高低差300mもあるタフなコースなのになぜか女子完走率が高い。女子完走率が低い大会は制限時間も厳しく競技志向の強い大会が多い。
 ヨロンは別格としても女子完走率が高い大会と低い大会とは2倍以上の差がある。地域により女性ランナーの比率が大きく違うとも考えづらい。 女子が多く参加する大会はどのような大会か考えてみた。
1. 制限時間のゆるい大会
  ――ヨロンの最終走者は約11時間。
2. 参加賞やその他サービスの良い大会
  ――作州・加茂郷などは参加賞、飲食物が豊富
3. 国際女子マラソンと開催日が離れている大会
  ――5月の洞爺湖、8月の北海道などは率が高い。
4. 風光明美なコースの大会
  ――洞爺湖などは景色が良さそうである。

  以上、2002年5月現在データの取れた完走者300人以上の大会。大会名の頭の数字は開催年度、かっこ内の数字は最終ランナー完走時間。館山若潮のみは昨年のデータ。

最終完走時間と女子完走率の分布
  制限時間と女子完走率は明らかに関係がある。分布図を見ると明らかなように制限時間を延ばすと女子完走率が高くなる。
年度別女子完走率(男女比)
  いくつかの大会別に全完走者に対する女子完走率を見ると人気のある福知山や小笠・掛川などは年々女子完走率が高くなっている。
泉州国際市民はほぼ横ばいである。尼崎シティ国際は年々女子完走率が低くなっているようである。やはり女子が減ると男子も減るのか、全体の参加者も減り続けている大会である。

 

 
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