過去の日記置き場です。
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おせちもいいけどカレーもね。?


1月16日(水): アイちゃん、ふたちゅ

1月17日(木): 地球の中心

1月18日(金): またやった

1月20日(日): 続・またやった

1月21日(月): アイちゃんぶるぶる

1月24日(木): 傷だらけ

1月25日(金): フトン猫養成中

1月29日(火): アイノ・なぞの行動

1月31日(木): こねこ・なぞの行動


 アイちゃん、ふたちゅ
(1月16日)

 きょうはアイノの誕生日だった。っていうか、実はこれを書いているのはすでに17日のど早朝なのだが(・・・・)、実際にアイノが生まれたのはまさに17日のど早朝だった模様なので、今こそ真にアイノの誕生2周年の瞬間(?)といえないこともない。
 特に告知もしてなかったのに、するどく気づいてお祝いのメールやらメッセージをくださった皆さん、ほんとうにありがとうございます!

 こんなふうにアイノは妙にみんなから愛される猫である。
 以前からたびたび「アイノくんかわいい!」とか「アイノくんがすきです!」などというありがたいお言葉の数々をいただいてきたアイたろうだが、なんだか人面知性のカケラもないナマアイノをつぶさに見続けている我々としては、そんなお言葉をいただくたびに「みなさん、ホンキですか・・・?なにか美しく誤解しているのでは・・・??」とちょっぴり心配になってしまう。

 これまで何度も書いてきたことだけど、客観的にみてアイノはあまり器量もよくないと思うし知恵もない。さらに運動神経もぶち切れ気味である。
 顔面がしろっぽくてアイラインもないために目がちっちゃく見えるし、やや平坦なノル顔が災いして(?)のぺーっとしたカンジのまぬけなツラをしている。
 それでも成長とともに少しは目も大きくなってきてだいぶ可愛くなったと思うのだが、ちびの頃はホントに将来を心配するようなアレであった。ホントである。(←なぜか力説)
 特に暗がりにいるアイノは、奇しくも以前遊びにきた友人が指摘したように人面を通り越してサル顔といえよう。おめめくりくりでかわいらしいスオミや、魔性の瞳を持つ美少女こゆたんに比べるとかーなーりーやばい。


 ルックスだけでもそれなのに、内面はといえば究極のおばかちゃんである。知恵遅れ疑惑(・・・・)までかけられるほどぼけーっとしたヤツであり、他の猫がどんなイヤそうな顔をしていてもめちゃくちゃ無神経にとびついていってしつこく毛づくろいしまくる、デリカシーのカケラもないヤツだ。

 たとえば、最近のこと。
 いつもみんなに逃げられているアイノ、しまいには仔猫たちに授乳しているために逃げ場のないこゆたんにつかみかかってしつこく毛づくろいするという暴挙に出やがった。しばらくはじっと耐えていたこゆたんだが、あまりのうるささに耐えかねてついにヒョウタンツギの目になり「しつれいしちゃうわねー」とこねこを放棄して逃げ出してしまった。母に去られて「ピキュー」とかなしげに鳴く仔猫ズがあわれである。

 ひ、ひどすぎる。いったいこれがオトナの猫のやることか。こんなことが人道的に、いや猫道的許されてよいものだろうか!(・・・・・)

 とにかくアイノは、このようになにかが間違った猫である。ヤツを見ていると「猫」という生き物の持つ一般的な美しいイメージすべてがガラガラと音を立てて崩れ去っていくような気さえする。

 しかし不思議なもので、我々にとってアイノはめちゃくちゃカワイイ。たまらなくカワイイ。究極にカワイイ。
 顔がまずくてもアタマがわるくてもとろくさくてもカワイイ。

 思うにアイノの目は、ある意味いつも澄み切っている。なんつーか純粋なのである。意思のかがやきとか知性のひらめきがまるっきり感じられないかわりに、邪気というものがカケラもない。女の子たちのまなざしにありがちな、「おねだりの光」とか「スネスネ光線」とか「おぼえてらっしゃいの目」などとはまったく無縁で、いつもただ目の前のものを見て甘えたりこわがったり喜んだりしているのだ。

 そう、アイノはまさに「無邪気」を形にしたような猫なのである。

 そんなアイノを見ていると、いろんな意味でふーっとチカラが抜けるカンジがして、ものすごくなごむ。
 我々ココロけがれたニンゲンたちは、ぺったぺったとまぬけに歩き回るアイノの姿に非常に癒されているのです。

 そんなアイちゃんの無邪気さが他の猫にもわかるのか、これほど無神経にご迷惑をかけまくっているアイノなのになんとなくスオミからもこゆめからも「しょうがないわねぇ、この子ばかだからねぇ・・・」と寛大に許されているようなのがおもしろい。

 アタマはわるいけど気のいい猫・アイノ!
 ヒトを癒す天使のような猫・アイノ!
 キミみたいな子がウチに来てくれてほんとうによかったよ。アイちゃん、いつもありがとうー!
 あと、いつもいっぱいネタを提供してくれてありがとうーーー!いつまでもそのまま、ぼけらったなアイちゃんでいてね!

 というわけでやっと2歳になったアイノであるが、アイノの場合アタマの中味もニンゲンの2歳児相当と思われるため、なんとこゆめのこねこズに同じレベルで遊びをふっかけているのがなんだかせつない。

 アイちゃん、来年はがんばって3歳児レベルまで成長しようね。(・・・・・・)

見返りアイノ
ん?よんだ??



 地球の中心
(1月17日)

 昨日のアイノの誕生日にはホントに大勢の皆さんが暖かいメッセージを寄せてくださいました。
 せっかく「アイノくんに会いたい!」といってくださる奇特なお客さんがきても希少動物・アマミノクロウサギのごとく山中深く(?)に隠れ住み、めったにその姿を見せてさえくれないというケチケチ野郎だというのに、なぜ・・・
 まことにありがたいことである。

 この果報者め!アイノ、おまえはしあわせなやつだよ。
 アタマの中味もシアワセで常春だけどね。(・・・・・・)

 それでは、そんな愛される猫アイノくんの誕生日はどのようであったかというと!

 すみません、ほとんどいつもどおりでした。スペシャルなことはなんもナシです。

 朝はこゆめが「はらへったー」と訴えにくるまでほったらかしだし、昼間は適当にそこらへんに寝てただけ。夜は一応猫缶を食えたけどそれだって子育て中のこゆめと離乳食推進中のこねこズのおまけにすぎない。
 難しい年頃のお子様なら「ぼくのことが大事じゃないんだ!グレてやる!!」と暴れて夜の街に飛び出していきそうな扱われようだ。

 しかし、今我が家の中心にいるのはアイノでもスオミでもこゆめでもないのだから仕方がない。ましてや出張中のカールあかおであろうはずもない。(カール〜、げんきかーー!!しくしく)

 そう、いまや世界はアメリカでもローマでもなくこゆめの仔猫たちを中心に回っているのである!
 こゆめ一家を中心にかつてない繁栄を築いたこの時期を、必ずや後世の人々はパックス・ハーヴェイリアーナ(←?!)と呼ぶであろう!・・・あ、こゆめの本名は「ハーヴェイリヤ」です。知ってました?

 アホな予言はともかくとして、とにかく今我が家はちびっこギャング団に蹂躙されまくっている。ヤツらときたら起きているときはわんぱくの限りを尽くすので目が離せないし、寝ているときはあまりにもカワイすぎて目を離せない。なんという恐るべき存在だろうか。
 いきおいワタシもついついちびっこギャングに振り回される生活が続いており、とてもお祝い行事どころではないのである。

 思えばスオミの誕生日のときもちょうどこゆめがいまにも出産しそうな状況だったなぁ。おかげで結局スオミ様ご生誕記念式典(?)は中止された都市博のようにうやむやのまま終わってしまったんだった。
 そして今度はアイノの誕生日までもこゆめファミリーのためにうやむやである。これでグレるなと言われても無理がありますねぇ・・・

 ごめんよぉぉぉ!!決してキミたちのことをないがしろにしているわけではないんだよぉぉぉ!!!
 ・・・って、結果的にしてるんだけどさ。しーん・・・

 仔猫たちもとりあえずトイレはほぼ覚えた模様だし、ついにふやかしゴハンも食べられるようになってきたので、いちばん手のかかる時期は過ぎたかなぁというカンジではあるがやっぱりまだなかなか目が離せません。カワイイしね。ひひひ。どのようにカワイイかはまた後日、徹底的に。(←笑、おやばか)

 他の猫ズにはホントに申し訳ないが、いましばらくはこのちびっこギャング団が我が家の中心に居座り続けそうだ。ごめんねすおちゃん、キレて粛清しないようにね。アタマにきたらとりあえず心の中でゆっくりみっつ数えて(←?)、それでもダメなら気晴らしにアイノでも殴ってガマンしててね!(・・・・)



 またやった
(1月18日)

 今日は天気が良かったですね。(注:関東地方)
 本日の日記は、そんなさわやかな日和とうらはらに、平和だった我が家に突然発生した悲惨な事件の記録である。

 ことの起こりはスオミだった。
 現在我が家はこねこズのトイレトレーニングのため部屋中にミニサイズのトイレを置いているのだが、困ったことにでっかい赤ちゃん猫スオミが妙にこのちっちゃいトイレを使いたがるのである。
 いくらなんでもタダの紙箱にすおちゃんの大量おしっこなんかをされた日にゃー浸水事故が起きかねないので、ワタシが見ているときは必ず「やめなさーい!」と使用を阻止していたのだが、ときどきやたらとでっかいウ○コとかめちゃくちゃ巨大な砂のカタマリなどが発見されることから、見てないときにそーっと使用していることは明らかであった。

 それだって別に、ちゃんとトイレの中におさまってるんなら許すさ。
 しかしっ!!今日のはひどすぎた。

 背後で「ざっざっざっ」と砂をかく音がして「むっ!?」と振り返ったときには時すでに遅し。
 すおちゃんがミニトイレの中で神妙な顔をしてふんばっている最中ではないかぁぁ!
 っていうか、ケツが半分以上外にとびだしているぅぅぅ!!!
 しかもそのトイレの設置場所は、タタミの上なんだよぉぉぉぉ!!!ウ○コなんかくっついたらなかなか取れないぞーーー!

 ユメの中で走るときのように、「すおちゃぁぁん!」と叫んで立ち上がろうとするワタシの動きはほとんどスローモーションのように感じられた。焦燥感だけが先走る。
 ああダメだ、まにあわない・・・!

 「ぎゃああああ!!!!」というワタシの断末魔の悲鳴をよそに、すおちゃんはみにゅーっとおもいっきりブツをタタミの上に排出してしまった。
 その瞬間ワタシの顔がおもいっきりムンクになり、さらに口からタマシイがフキダシ状になって漂い出ていたことは言うまでもない。

 ああ、スオミ・・・いい年をしたオトナの猫のスオミ様・・・いまさらこんな粗相をするなんて。アンタはトイレトレーニング中のあかちゃん猫と同レベルですかぁぁ。

 しかし。とかく猫と暮らすニンゲンというものは、こうしてヤツらが引き起こす予想外のご無体な行為の後始末をするために存在するといっても過言ではない。
 これも運命、それも運命。
 ワタシは泣きながら、しかしとりあえずスオミを鬼のように叱りつけることだけは忘れずに(・・・)黙々と出したてホカホカのブツを片付けるのであった。

 ここまでだって十分事件なのだが、今日の本題は実はココからである。

 この事件のしばらく後になって、急にこゆめがにゃーにゃー騒ぎはじめた。
 ワタシは例によってヒザに仔猫ズみっつをのっけているので動けないからはっきりわからないが(・・・・)どうも廊下のほうでうにゃうにゃむずかっているようである。「こゆたーん、なんなのー?こっちにおいでー」と呼んでも来ないし、「こら、うるさいぞー!」と叱ってみてもにゃごにゃご言い続けるばかりで一向に収まらない。さらに時折、ガリガリとなにかをひっかくような音までしているのがなんともあやしい。

 どうしたんだ、こゆめ。
 ま、まさか・・・まだ子育て中だというのに、次の発情が来てしまったのか!?

 信じたくないがこの騒ぎようは尋常ではない。こまったなぁ。仔猫が完全に手を離れて少し体重が増えてこないことには、心配で避妊手術もできないっていうのに。
 ワタシはしぶしぶこねこをそーっとヒザから落として、廊下のほうへ行ってみた。
 しかし、どういうわけかこゆめの姿がない。姿はないのに、依然として声だけは聞こえ続けている。ついでにガリガリという音も断続的に続いている。

 こ、こゆめ!?
 まさか!!!

 ワタシは急に思い出した。・・スオミのウ○コを片付けたあと洗面所で手を洗ったな。それはもうがしがしと洗った。真剣に洗った。(・・・・・)それから、いつものように洗面所の戸をばっちり閉めた。戸をあけっぱなしにしておいて洗面所だの風呂場だのに仔猫が迷い込むとキケンなので、今我が家の洗面所は開放厳禁なのである。

 あーーっ!!!もしやあのときに!?

 ワタシはあわてて洗面所の戸を開けた。
 中にはずばり憔悴しきったかわいそうなこゆたんがいて、「にゃーん・・」と何事か訴えながらうらみがましい目でワタシを見上げたのである。ああ、ごめんねこゆたーーん!!
 そしてこゆめの足元にワタシが見たものは!
 なんとか脱出しようと必死で床をカキカキガリガリした結果、無残に剥がれて床の木材がむき出しになったクッションフロアの変わり果てた姿であった。・・・・・・

 ・・・・・・
 いいの。べつにウチなんかどうなっても。
 猫と暮らしたその日から、そういうことは全部あきらめているの。
 タタミがウ○コ染みになろうとゲロ染みになろうと気にしないし、床材の一枚や二枚はがれたって。
 はがれたって・・・!
 だけど涙がでちゃう、だって女の子だもん。(←?)

 ちょっぴりショックだったけど、今回の件に関してはこゆめが洗面所に入ってきたことに全然気づかずに監禁してしまったワタシに非があるので、こゆめのことはまったく叱りませんでした。色即是空、空即是色。カタチあるものはすべて壊れる。なむなむ。(←??)
 それにしても猫監禁事件ってのは後を絶たないもんですねぇ。コレとかコレとかコレとか。(←もっとあるかもしれないけど、とりあえずみつかっただけ列記。いくらでも出てきそう・・・)

 っていうか!そういえばワタシって猫に監禁されたこともあったっけ。逆監禁だ。くそー、過去日記見てたら克明に思い出してムカついた。
 でも今後は気をつけよう。いや、いつも気をつけてるつもりなんだけど・・・・・・

ローンがあと何十年(?)も残っているのにー!えーん!!
はがされた床材の証拠写真。・・・・



 続・またやった
(1月20日)

 突然ですが、緊急事態発生につき前回の日記の続きです。

 無事こゆめ様が救出されてめでたしめでたし!でもニンゲンはちょっとショックだぞ!!・・・というカンジのブルーな結末を迎えた「こゆちゃん床かきむしり事件」に更なるおそろしい後日譚があったのである。

 前にも書いたとおり、今我が家は猫トイレだらけになっている。
 もちろん我々が急に猫トイレマニア(?)になってしまったというわけでは全然なく、これは仔猫のトイレトレーニングのためにやむをえず敷いた「トイレシフト」だ。
 うちはこねこたちを24時間放し飼い状態にしていて全然ケージに入れていないので、こねこが「トイレいきたいよ!」と思ったらすぐ最寄の猫トイレに駆け込めるようにしておかないと部屋のすみっことかで「みゅーっ」とやっちゃうのである。そのために、しっかりした紙箱などを再利用して部屋のあちこちにミニトイレを設置した。
 結果として仔猫のみならず大猫スオミまでもがちっちゃいトイレを使いたがり、あまつさえ粗相までしやがるという困った弊害もあったが、おかげさまで仔猫たちのほうはすっかりトイレ使用を覚えてくれました。よかったよかった!

 しかしとにかくそのように家中トイレだらけの環境なので、昨今は「なんだかちょっぴりくさくない・・・?」と思うことがあっても「きっとミニトイレがにおっているんだろうな」ということであまり深く考えないようにしていたのである。まずそこに問題があった。
 だけどミニトイレはかなり頻繁に掃除してるし、仔猫の出すものなんてちっちゃいからもともとたいしたクサさじゃない。冷静に考えてみればそんなににおうわけはないのだ。
 さらにワタシもダンナも鼻炎持ちのために、日ごろからあまり臭気には敏感でないということも今回の敗因(?)のひとつとして分析されよう。

 このウカツさがどんな結果を招いたかというと!

 こゆめ救出後、ふと開けてみるたびに「なんか洗面所がクサイなぁ・・・」とは思っていたのだが、洗面所のすぐそばにもひとつミニトイレが置いてあったのでそのせいだろうと思い込んでいたお気楽ごくらくな我々は、そのために想像を絶する恐怖の事態に遭遇することになったのである。

 明けて翌日の朝。
 「やっぱりなんだかクサイよ、ヘンだよ」と洗面所の中を調べていたダンナが見たものは!!

 床に置いた洗濯籠の中に放り込んであったワイシャツの上の本ナマのブツ(排泄後約半日経過)!
 しかも分量からして明らかに仔猫ではなくオトナ猫の放出した激クサのウ○コである。

 ああ・・・・・・
 きのうあんなにこゆたんが騒いでいたのは、こういうわけだったのね。
 ついこの間の事件から得た教訓がまったく生かされていない我が家って・・・

 しかもよりによってこゆたんが非常用トイレとして選んだワイシャツは、正月過ぎてからおろしたばかりのぴかぴかの新品であり、さらに柄ナシの真っ白なものだったのである。
 その純白の胸元にくっきりとばっちりとすりつけられた目にも鮮やかなウ○コ色のシミ!!!

 あまりのことに一瞬絶句したワタシだが、いちおう「洗おうか?手洗いしてシミ抜きしてから洗濯すればなんとかなるかも・・・」と提案してみた。しかしダンナは「・・・こんな真っ白なヤツだと、いくら洗っても・・・」と悲しげにつぶやき、すさまじい異臭を放つソレを速攻でゴミ袋に封印したのであった。ああもったいない。だいじょうぶだと思いませんか、女性の皆さん?
 確かにおもいっきりすりこんであったけどさ。(・・・・・・)

 しかも悲劇はそれだけではなかった。
 同時に放り込んであった靴下(黒)にイヤな気配を感じたらしいダンナは、反射的に手にとって思いっきりニオイを嗅いでしまった。

 次の瞬間ゲホゲホと激しくむせかえるダンナ!!
 おそろしいことに、靴下やシャツまでもが戦慄のこゆめおしっこの洗礼を受けていたのである!!

 至近距離でアンモニア化学兵器の兇悪な臭気を吸い込んでしまったダンナは、マジで涙目になっていた。

 そのすさまじい破壊力を目の当たりにしたワタシは完全に腰が引けてしまったが、勇気を出しておそるおそる他のものを確認してみたところ確かにクサい。強烈に猛烈にクサい。
 思えばこのところ栄養強化のためにマグロの落ちを食わしたり牛乳をあげたりして雑食気味になっているこゆたんの排泄物は、ほかの子と比べてもひときわクサかったのであった。ああよかった、ワタシは目の前で嗅がなくて。これもダンナの尊い犠牲の賜物であることよ。なーむー。(・・・・・・)

 もっとも被害がその前日から入れっぱなしだったワイシャツや衣類だけにとどまり、昨日知らずにダンナが追加で放り込んだぶんが無事だったことはささやかな朗報といえよう。っていうか、これってもしかして毎日洗濯しないワタシの罪ですか??しーん。
 ちなみにおしっこづけになった衣類のその後(?)だが、そのくらいじゃ別に捨てるこたぁないので、「えー・・・」と不満そうなダンナの手から没収してすべてが洗濯にまわされることになった。当然ですよねぇ、女性の皆さん。

 それにしてもこゆめ、キミはどうしてトイレ代わりとしてあんな場所を選んだのだろう。だって洗面所と風呂場なんだよ?他のどこでやったとしたってすぐ気がついただろうし簡単に回収できたし被害も極小で済んだはずなのに・・・

 もっとも、あらゆるケースにおいて「もっともその行為をしてほしくない場所」を信じられないほど正確に選び出してばっちりそこでワルサをしてくださるのが猫ってイキモノなんだよね。ああ〜。これが猫と暮らすってことなのね・・・(遠い目)

 もしかしたらヤツらは我々ニンゲンを試しているのではないだろうか。「こんなことしてもわたしを愛せる?こんなことされてもガマンできる??できないならわたしと暮らす資格はなくてよ!ほほほ!」・・・ってカンジですか?しくしく。そんなことしなくても、じゅうぶん誠実に真摯にお仕えしているつもりなんですけど・・・

 猫にお仕えする身の皆さん、つらいことも多いけど(・・・)これからもお互い頑張りましょうね!(←?)



 アイちゃんぶるぶる
(1月21日)

 この週末、たまたま二日続けてお客さんがあった。どちらも猫好きさんである。
 我が家に猫好きのお客さんが来る場合、ワタシが必ず事前に準備すること。
 それはアイノの囲い込みである。(・・・・・・)

 スオミもこゆめもお客さんがいたところでほとんど平常心というカンジで、隠れたりこわがったりすることはまずない。すおちゃんなんか大抵の場合あられもない「はらだしラッコ寝り」まで披露してくれるというスペシャルサービスぶりで場を和ませてくれるいい子ちゃんだし。・・・ただし、特にサービスを必要としていない作業員さんにも無理矢理サービスしてしまうという難点があることはナイショである。(←?)

 しかしアイノはちがう。まるっきり180度違う。放っておくと「ぴんぽーん」と玄関の呼び鈴が鳴った瞬間にダッシュでベッドの下に隠れ、あとは梃子でも出てこなくなってしまうのである。
 さすがにお客さんの滞在時間が長きにわたった場合は「そーっ・・・」と夜間人家の庭先に姿を見せる野生動物のようにおそるおそる顔を出すこともあるが、下手をすると気配を消したまま何時間でも隠れ続けることから、ヤツは通称「マボロシのしろねこ」と呼ばれており、運良くヤツの姿を見たものには幸運が訪れると言われていることは周知の事実であろう。(←そうか?)

 客が特に猫に興味がない人だった場合はアイノにも好きにさせておいてやるのだが、猫好きさんならおそらくいっぴきでも多く猫を見たいはずである。たぶん。いや絶対そうだ。ワタシは見たい。いろいろいっぱい山ほど見たい!(力説)
 そのためお客様サービスの一環として、日頃から「他の部屋を封印してアイノの隠れ場所をなくす」という第一次囲い込み政策を行っているのである。いわゆるエンクロージャーである。なかなか気が利いているでしょう?(・・・・・・)

 さて、二日続いたお客さんの一日目には特に問題なかった。っていうか、いつものようにめちゃくちゃこわがって隠れまくったけれども、まぁちょっと涙目になったくらいなのでたいしたことはなかったといえよう。(←鬼?ワタシって鬼ですか??)

 問題は二日目だった。
 この日のお客さんもすごい猫好きさんで、あっちにもこっちにも猫がいるうえにそこにもここにも仔猫がちょろちょろしているというこの世のパラダイスのような我が家の状況をとても喜んでくれた。
 しかしアイノは今日も今日とて例のごとく籐椅子の後ろで四分の一スケールになってガチガチに固まっている。

 ああアイちゃん。キミはどうしてそうサービス精神ってものがない子なの!

 ジマンじゃないがワタシはサービス精神のカタマリである。会話が途切れれば何か話題を振らないと気がすまないし、ギャグが飛ばせそうな場面ではたとえ自爆ギャグであろうとも笑いをとらなきゃ気がすまないし、メールを書けばムダに長くなる。ついでに日記も長くなる。(・・・・・)
 そんなワタシの弟子(いつから?)でありながら、アイノよ!オマエはなんて修行が足りんのじゃ!
 そもそもこんな猫好きさんたちがキミにどんな危害を加えるというのだ。失礼なヤツめ。

 そこでワタシは、椅子の脇から手をつっこんでアイノをひっぱりだそうと試みた。しかしアイノは「いやーん」というフキダシがみえそうなカンジでぎゅーっと目を閉じて石のように固まっており、いつもの十倍くらいの重さになって必死で床にしがみついている。
 「なにがコワイんだよ・・・アンタはホントにこまった子だねぇ」と半ばあきれながらなだめるようにアタマをなでていたワタシは、あることに気づいてしまった。

 なんとアイノ、恐怖のあまりぶるぶるふるえているではないか。
 誇張とか比喩ではなく、ホントに物理的にふるえているんですのよ、奥様。
 がくがくがく、がくがくがく、と小刻みにふるえるアイノの背中!!

 あ、アイノ・・・・・・
 いったい何がそこまでキミをおびえさせるのだ。
 すおちゃんなんかあっちでおなか出してひっくりかえっているのに・・・
 これじゃほとんど虐待じゃないかぁぁぁ。

 あまりのことにすっかり戦意(?)を喪失したワタシは、アイノを強引にひっぱりだしてお客さんにお見せすることをすっぱりあきらめたのだった。

 しかし猫もホントにこわいときにはぶるぶるふるえたりするんですねぇ。初めて見ました。かわいかったぁ。(←!?)
 それに、アレですな。ああいう臆病で怖がりで知らない人には全然懐かないような子が、ワタシだけにはゴロゴロでスリスリで甘えまくって「ごろーん」とおなかを出して添い寝したがるってのがまたたまらないもんでしてねぇ、お奉行さま。・・三毛猫屋、そちも悪よのぅ。ふぉっふぉっふぉっ。(←意味不明)

 というわけで、本日は「社交的な子も非社交的な子も同じくカワイイものである!」という予定調和的かつ猫ばかな結論でしめさせていただきます。ああかわいいかわいい。みんなカワイイねぇ。

 それにしてもあそこまで怖がる姿を見てしまうとさすがにちょっとかわいそうなので、これからはあんまり無理強いしないことにします。つまり今後うちに遊びに来る皆さんにとってアイノ目撃はますます困難になると思うので、是非運試しだと思ってがんばってみてくださいねー。(?)



 傷だらけ
(1月24日)

 最近、じっと我が手をみつめてしみじみ思い出したことがある。
 働けど働けど楽にならざり我が暮らし。はぁ。・・・ではなく!!
 こねこがいる家のニンゲンというのは傷だらけになってしまうものだったなぁということだ。

 思えばすおちゃんが我が家にやってきて間もない頃、よく我々は無謀にも生身ですおちゃんをじゃらしたものである。ひっくりかえしておなかをわさわさしたり足でちょいちょいしてやったりすると「きゃー、あそんでるの?あそんでるの?」とニンゲンの手を抱え込んでかみかみケリケリしてくるのがそりゃーイタかったもんだ。しかし我々はその痛みに耐えた。耐えて耐えて耐え抜いた。満身創痍になりながら、なぜそこまでするのか!?

 じゃれスオミが超絶的にかわいかったからだ。(・・・・・・)

 くりくりのお目目で「むーっ」と上目づかいにこっちを見ながらワタシの手だの足だのをそりゃもうかわいらしいちっちゃな猫手でこう、がしっ!とつかまえて、乳歯で軽くかみかみしながら元気にじゃれつくスオミといったらアナタ、かわいいなんてコトバじゃ表現しきれないくらい可愛かったですから。うっとり。
 じゃれてるうちに興奮してきて、後ろ足をぴったりそろえて見事なウサキック(・・・つーか、これがいわゆる猫キックってやつですね)をかまされるともうイタイのなんの!でもその姿のぷりちーなことといったら!!!

 そんなわけで、ワタシもダンナも「いででででで」と叫びながらも生身ですおちゃんをじゃらす快楽からは逃れられなかったのである。たいへんキケンですのでよい子は真似しないでね。

 しかしそんなことをすると当然の結果として、手も足も壮絶に傷だらけになった。特にお風呂なんか入ると、足の甲のツメ跡にえらくお湯がしみて泣けたもんだ。
 そもそも猫のツメ傷ってやつは、ホンキでひっかかれたものでなくても意外と治りが悪くていつまでも痛かったりしますよね。深さのわりに跡が残りやすい点も要注意だ。現にワタシの手には、大昔にすおちゃんにつけられたと思われる古ーい傷跡がいまだにうっすら残っていたりする。いや、いいんだけどね。これはスオミ様との愛の証だから。うふっ。(←ばか・・・)

 そんなこともこんなことも、うちの猫ズがみんなオトナになった今日この頃はすっかり忘れ果てていた。
 しかしっ!
 恐ろしいことにいまや我が家は仔猫だらけだ。こいつらがまた、徒党を組んでニンゲンの手でじゃれたり足を這い登ってきたりつかみかかって猫キックかましてくれたりする恐怖のひっかきギャング集団なのである。こいつらのあるところ、ニンゲンに安息はないうえに手も足もはげしく傷だらけにされてしまう。

 たとえば、我々にはゆっくりメシを食うという小さなヨロコビすら残されてはいない。いただきまーす、となごやかに食卓を囲んでいれば、ダンナの足に「ぴょーん」とモモンガのように飛びついたくろこちゃんとくろたくんが競争でがしがし登ってきてテーブルまで到達しようとする。「だめー!」と我々がヤツらの阻止に気を取られているスキに、とびこちゃんが「ひょいっ」と素早く反対側の足づたいに上がってきてお皿に突撃しようとする。まるでアイスクリーム強盗だ。これじゃ気が休まりやしない。消化にわるそうー。(?)
 さらに、仔猫にさんざん登攀されたダンナが「か、かゆい・・・足がかゆい・・・」と言い出すし。そうなんだよねぇ、猫の爪あとってなんだかとってもかゆいんだよねー。そういえば昔はよく「かゆい!すお蚊にさされた!!」とか言ってたなぁ。ほのぼの。(←!?)

 うーん、なんだかなつかしいこの手の痛みとかゆみ。・・・と思って改めて我が手を見れば!!
 うわあ、なんだこのボロボロの手は。縦横に走るケモノの爪あとかさぶたと化してはりつき、見るも無残なありさまではないか。
 っていうか、買い物とかしてお金払うときもはずかしくて手がみせられません・・・

 手なんかまだいい。ワタシ脱いでもスゴイんです。(・・・・)ヤツら、足はもちろん腕とか背中にも這い上がってくるので、フトモモといわず二の腕といわずとにかく全身カサブタだらけなんだよぉぉぉ。ああなさけない。

 いえいえこれも愛のため、なにを恥じることがありましょう。この傷はワタシの勲章だわっ!・・・とはあまり思えないが、あんまりじゃれ姿がカワイイのでつい手を出してしまったりしているこちらも半分くらいは責任がある。あとの半分は、じゃらしてもいないのに勝手に手足にしがみついてくる仔猫ズのせいだけど。っていうか、登ってきたら「だめー!」と拒否しておろしてしまえばいいんだろうか。やっぱり拒否しないニンゲンが悪いのか??
 でもあんなもん、どうやって振り払えというのだ。出来ない!ワタシには出来ない。あんなちっちゃっこくてカワイイものを無下にするなんてぇぇぇ。(・・・・・・)

 このように猫は小さくても猫。殺傷能力(!?)だってそれなりに持っているし、猫ばか悩殺能力はオトナ猫以上の強力さなのだということがよくわかりますね。油断禁物、気をつけなくてはいけませんね。

 しかし、しばらく銭湯とか温泉とか行けない体になってしまったなぁ。温泉行きたいよ・・・しくしく。



 フトン猫養成中
(1月25日)

 皆さん、冬ですね。
 冷凍庫の中にいるようだったたのしい去年の冬とは大違いで、カケラも寒いと思えないためにいまだにぺらぺらのナイロンパーカーを羽織って外出するワタシだが・・・ちなみにナゼこのパーカーを羽織るのかというと、さすがに上着ナシで歩いてるとヘンな人だと思われそうだから、という100パーセント世間体を気にしただけという極めてなさけない動機だったりする。・・・話がそれた。とにかくこのパーカーさえいらないと思うこともしばしばの信じられないような暖冬とはいえ、いちおう冬である。

 猫好きさんにとっての冬の醍醐味!
 それはフトン猫!!
 入ってくれれば身も心もホッカホカ、シアワセ気分で寝坊は必至というフトン猫効果に猫好きさんのストレス値を大幅に下げる効果があることは、過去に「おもいっ○りテレビ」や「ある○る大辞典」でも取り上げられたためかなり有名になっている。(←ウソ)

 以前はまったく布団に入ってくれなかったつれないうちの猫ズだが、昨年ラッキーにも北海道の寒さのおかげでいっせいにふとん猫化した!・・という喜びの報告をしたことは(ワタシの)記憶に新しい。しかし、ふたたび本土の住人となるという悲運に見舞われた今年の冬はどうであったかというと!

 スオミとこゆめには思いっきり去られました。(・・・・・・)

 あったかければワタシなんて用なし?用なしなの??がーーん。

 それでもあまえんぼちゃんのアイノだけはいつも添い寝してくれるのがせめてもの慰めである。ああ、はやくカール帰ってこないかな。アイツは絶対添い寝してくれるもんな。いいんだいいんだ、女の子なんて、女の子なんて・・・!

 ところが最近、ワタシは思ってもみなかった幸運に見舞われることになった。
 それはなんと、こねこズ連合軍による連日のマイ布団上陸作戦である!

 実のところ、寝室はごちゃごちゃしてるしベッド下に隠れられたりすると発見が難しいという理由からこれまでずっと仔猫たちの立ち入りを禁止していたのだが、とはいえ完全に閉め切ってしまうとすおちゃんやアイちゃんたちまで来てくれなくなってすっごくさびしいので(・・・・)ワタシは一計を案じてみた。高さ40センチくらいの障害物を扉にはさんで、ドアに小さい隙間を作ってみたのである。
 これだとオトナ猫が入りたいときは「ぴょーん」と障害物を乗り越えて出入りできるが、ちびちび仔猫たちにはまだ登れないのでそこで足止めされることになる。バッチグーだ。

 しかし、仔猫ズの成長はワタシが思っているよりずっと早かった。今週半ばごろから仔猫たちも平気で障害物を越えて寝室に侵入してくるようになってしまったのである。
 これはイカン!・・と思ったのも束の間、このおかげで思ってもみなかった究極のシアワセがワタシに訪れたのであった。

 なんと仔猫ズったら仔猫ズったら。なぜかみんながみんなよちよちベッドによじ登ってきて、もぞもぞ布団に侵入するではないかぁぁぁぁ。
 足元にとびこちゃん、おなかのところにくろこちゃん、そしてくろたくんが腕枕ーー!!
 カワイイーーーー!!!そしてあったかいーーーーー!!!(仔猫の体温は高い)
 ときどきフトンの中で格闘デスマッチがはじまったりして、とばっちりを食ったニンゲンもイタイ目に遭ったりするけど、カワイイから許すー!!(・・・・)

 ご無体な猫ズにお仕えして苦節?年、こんなしあわせが許されるなんて・・・これまでの苦難の日々(?)を補って余りあるこのヨロコビ。よもや我が猫好き人生に、さんびきの仔猫に添い寝してもらえる日が来ようとは!

 かくて我が家では今「この際だから仔猫ズを立派なフトン猫として養成するぞ計画」(←長い)が進行中である。これで新しいおうちに行っても大絶賛されることマチガイなしだ。これぞまさに一石二鳥!

 ちなみにこの養成計画にもひとつだけ難点がある。それは、あまり長いこと仔猫がニンゲンのフトンで熟睡し続けていると、意外といいお母さんしているブラックこゆたんが心配になって探しに来てうるにゃーうるにゃーとうるさく仔猫ズを呼ぶことである。おかげでニンゲンの安眠が阻害されるうえ、たちまちママが恋しくなった仔猫ズがくちぐちに「ぴゃー」「みゃー」とハイソプラノでなきながらこゆめのところに殺到するため、いきなり寝室の片隅で子育てが開始されてしまうという弊害までついてくるのであった。いや、その姿もカワイイんだけどね。あははは。(←結局ノロケかい!?)

 でも、やっぱり・・・本音を言わせてもらえば。
 最愛のすおちゃんにもまたフトン猫に戻ってほしい・・・しくしく。
 どうしてニンゲンって、今あるものだけで満足できないんだろう。ニンゲンの欲とは、かくも限りないものなのであるなぁ。(←慨嘆)



 アイノ・なぞの行動
(1月29日)

 ADSLに申し込んでもうすぐ2ヶ月が経過しようとしている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか。(←ヤケ)あのY○hooならともかく、他の業者さんなのに・・・
 しかもどうやらうちは光ファイバー引き込みのせいでADSLは引けないというガックリな結論が出るらしいのだが、未だに連絡はない。いや、いいんだけどね。もうわかってるからさ。だけどダメならダメで連絡くらい素早くよこせ。(←深い怒り)名前バラすぞ、くそ業者め!あれからずっとダンナのノートパソコンでダイヤルアップ接続しているワタシの立場は・・・電話代もすごいことになっているし。でもNTTもイヤだ。ISDNに戻すってのは屈辱的すぎる。くそー、ワタシはどうすればいいんだぁぁ。
 以上、愚痴でした。(←おいおい)

 そんなわけで今もワタシは居間のテーブルでノートパソコン使ってアナログ56Kで更新作業をしているのだが、ちょうどパソコンに向かっているときに背後にこゆめがやってきて「きゅるるん、にゃーん」とこねこを呼び集めるといきなり授乳しはじめた。
 こゆたんは(意外にも)ホントにいいお母さんしていて、こねこたちがすっかり大きくなってカリカリも食べられるようになった今でも、ちょっと姿がみえないと「どこにいっちゃったの?」と探しに来ては点呼をとって授乳しているのである。ああこゆめ、かわいいよう!でもその愛情の十分の一でもニンゲンに注いでくれぇ!しくしく。

 余談ながらかわいいこゆめ&仔猫ズの授乳風景がめっちゃ可愛いことはいうまでもないのだが(←おやばか・・・)改めてじっくり見てみるとこねこがだいぶ大きくなった今となっては、なんだかこゆめが食い荒らされているようなすさまじい光景になってきたのがちょっとおそろしい。思わず「・・・・・」と青ざめるワタシであったが、こゆたんもこねこもシアワセそうだ。まぁ当人がシアワセならいいか。ということでワタシも「よしよし」とまた画面に向かったのである。

 しかし、どういうわけかこねこが「ぴきゅーん!」「いにゃーん!!」と口々に何事かを訴えている。なんだろうなぁと思って振り向くと、アイノが仔猫にちょっかい出しに来ていた。アイちゃんはけっこう仔猫たちが好きなようで、一緒に寝たり仲良く遊んだりしてよく相手をしているのが微笑ましいのだが、さすが精神年齢が同じくらいというだけあって時々オトナに対するのと同じ迫力で遊ぼうとするのが玉に瑕である。(・・・・・)
 特にこの場合は単なる授乳のジャマ者でしかないので「アイノ、だめだよ!」と追い払ってあげたのだが。
 しばらくたつとまた「うみゃー!」「みきゃーん!」と仔猫たちの悲鳴がするではないか。うーん、またアイノかなぁと思いつつしばらく無視していたのだが(←ひどい)、こねこズの悲鳴はやまない。しまいにこゆめまで不安そうな声で「にゃー」と訴え始めたので、「おいおい、アイノ!?」と振り向いてビックリ!!

 こゆめにむらがるこねこたち。のさらに外周授乳ポーズ(・・・)でひっつくアイノの姿!!
 しかもよくみれば、こねこズのしっぽがびちょびちょになっているではないか。それもさんびき全員!

 「こらー、アイノ!なにをしとるかー!」と久しぶりにマジで叱ると、びくびくアイちゃんはおしりに火がついたごとく文字通り「ぴょーん」とウサギさんのように飛び上がって何処かへ逃げ去っていった。・・・いつもこわがりのアイたろうくんは怒られるくらいなら悪いことをしないほうがお得だと思っているらしく、日頃まったく悪さやイタズラをしないいい子ちゃんなので怒られ慣れていないのである。そういえばアイノを叱ったのって一年ぶりくらいかなぁ。そもそもマジで叱ったことってあったかなぁ。おおっ、実はいい子だったんだね、アイノ。しみじみ・・・

 と感慨にふけっている場合ではなーい!あせってよく見てみると、すでにこねこたちのしっぽはアイノのよだれでべちょべちょ。・・・を通り越してカピカピで、なんだかお習字の筆の細いやつみたいになってしまっているのが悲しくもなさけない。うわあ、ここまでカピカピになったってことはよほど執拗になめなめカミカミされたんだろうなぁ。さんびき全員均等にカピカピにしているのがまたすごいなぁ。(・・・・・・)

 しかしいったいなぜこんなことを・・・
 アイノはこねこの尻尾に何を見たのか!?
 ナゾは深まるいっぽうである。(←おおげさ)

 幸いかじられたわけではなかったので仔猫たちはすぐにカピカピしっぽのことは忘れて遊んでいたが、全員がカピカピしっぽで走り回るさまはなんともいえないものがあった。
 あっ、もちろんみんなの尻尾はすぐ元通りふわふわになりましたのでご心配なく。でもアイノにカピカピになるまでしゃぶられたという不気味な過去は消えないけどね。ああイヤだ。イヤイヤー!



 こねこ・なぞの行動
(1月31日)

 突然ですが、ワタシは再び「ネット接続ばんばんオッケー」な環境に生まれ変わりました。ってことは、ダメだと思われていたADSLが奇跡のように接続可能だったのか、はたまた屈辱のISDN復活か?!と思った皆さん。

 もっと屈辱的なことです・・・
 いまどき新規にテレホーダイ契約しました・・・・・・

 ああ〜、このブロードバンド時代にアナログ56Kでテレホーダイ使って夜間にちまちまと接続しているわたしって、わたしって・・・!
 自らの選んだ道のあまりのミジメさに涙を禁じえないが、もともと深夜帯専門みたいなもんなんだし(・・・)テレホーダイってのはある意味ワタシのようなヤツのためにあるサービスといえるかもしれない。
 でも情けない。ほとんど黒船以前ってカンジですよねぇ。(←?)はやく鉄砲が伝来してブロードバンドにつなげますよーうーに。

 さてここからがやっと猫の話。
 前回おしらせしたアイノのなぞの行動につづいて、今日はこねこのなぞ行動のご報告をしたい。

 突然ですがトイレおぼえたてのこねこって、排泄するときピーピーなくのをご存知だろうか。
 それまではお母さんになめてもらっていたのを自分でひねり出す(・・・)っていうのは、きっと仔猫にとってかなり不快で苦しいものなのかもしれない。ふんばりながらあわれっぽい声で「ぴきゃーん!」となく姿はかわいくもまぬけでちょっぴり笑えるものがあるが、つまり部屋のすみっこなんかで無意味に「みきゅー!ぴきゅー!」とないているときは大抵トイレだとわかるので、これはトイレトレーニングの際に非常に役に立つ現象であった。
 そういえばスオミさんがまだ小さい頃、なぜかピーピーなきながら排泄していたことがあるなぁ。まだまだこねこちゃんだったのね!と思うとめちゃくちゃかわいくて頬もゆるんじゃう(←おやばか)が、3ヶ月も越したころに「にゃーん!」と訴えながらウ○コしてたってのはちょっとアレですね・・・こそこそ。

 とにかく仔猫はトイレでぴーぴー鳴く。ここまではまぁ良い。
 問題はくろたくんである。くろたくんは顔がカールにそっくりなこともあって、「もしかしてアレそっくりになるのか?」・・・と思うとそこはかとなく不安なものがあるのだが、ひときわ大きい鳴き声となんとなくまぬけな行動から既にキャラ立ち路線まっしぐらなところが頼もしい。(←?)もちろんトイレでも誰より大きな声で「ぴきゅーん!」と叫びながらりっぱに排泄していることは言うまでもない。

 そのくろたくん、どういうわけかゴハンを食べながらピーピーなくのである。
 最初に気づいたのは離乳食を食べはじめた頃である。カール直系ってカンジのおっぱい小僧であったくろたくん、離乳もいちばん手がかかったのだが、やっと自分で食べるようになったと思ったらむにゃむにゃ食べながら「うあーん」と大きな声で鳴いている。他の子たちは無言で一生懸命むさぼり食っているのに、いったいコレは?!・・・と不安に思ったワタシはブリーダーさんに聞いてみた。すると、「時々そういう子がいる。たぶん『もっと食べたいよぅ、でもなかなかうまく食べられないよぅ』というもどかしさが鳴き声になっているのではないか・・・」という安心ながらもがっくりするような答えが返ってきたのであった。

 そ、そうなんだ・・・食べたーい、でも食べたりなーい!という心の叫びだったんだ。・・・
 なんかまぬけである。
 さすがこゆめとあかおの子。小さいながらも食欲魔人の素質たっぷりだね!

 かえって先行きが不安になるワタシだったが、幸いにしてくろたくんは着々と食べ上手(?)になっていった。おかげでそんな食欲むずかり鳴きも減ってきた頃になって、新しいゴハン・すなわちカリカリが登場することになった。これはふやかしたってさすがに離乳食より歯ごたえがあるし、最初は食べにくいだろうなとは思ったがいずれは食べてもらわなければならない。よし仔猫ズ、カリカリを食うのだー!・・・と本格的にカリカリをあげはじめたところ!

 案の定くろたくんの鳴きがはじまったのである。
 しかもくろたくんときたら以前よりもっとあわれっぽくデカい声で「あうおーん、うあうおーん」と何事かを激しく訴えながらすごい食欲でカリカリを食べまくっている。

 今度はブリーダーさんに聞かなくてもわかる。
 賭けてもいいが、ヤツは「かたいよぉーん!かたいよぉーん!」となきわめいているのに違いない。
 い、いったいこれって・・・

 ちなみに他の子たちは黙々とゴハン食べています。こんなヘンなリアクションする子はくろたくんだけです・・・

 ついでに近況報告すると、いまや仔猫たちはすっかりカリカリにも慣れており、ふやかしてないフードでも平気でむさぼり食うようになってしまった。いいんだか悪いんだか。ついでにオトナのカリカリもしっかり味見するようになったあたりなかなかこゆめ譲りのブラックなものが漂っている。おもしろいなぁと思うのは、いつも人にゴハンを譲ったりした試しのないこゆめやアイノでさえも仔猫が「みゅーっ」と顔を突っ込んでくると「うーん、しょうがないなぁ・・・」とお皿を譲っちゃうことである。うーん、キミたちオトナだねぇ!

 まぁとにかくがんばってゴハン食べてトイレ行って大きくなりなさいね仔猫ズ。

コワイくらいカールにそっくり!!!わかります??
くろたです。キャラ立ってます。



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