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過去の日記置き場です。 いちおうしばらくは置いときます。 |
2月3日(土): ばかばか撮影隊・突撃取材!(雪まつり・準備中写真つき)
2月10日(金): ばかばか撮影隊・西へ(道頓堀の夜を激写!の写真つき)
はたらく若者(2月4日) 昨日ときょうと、札幌はほんとうに寒かった。 それでもきょうは昨日よりだいぶ暖かくて昼間はマイナス6度くらいだったのだが(・・・・)、昨日はどうも一日中ぜんぜん気温が上がらなかったようで、外に出ると「ぴーん!」と空気が凍っていて「これは相当寒いな!」とわかる感じだった。 ちなみに、こういう寒い日に外を歩いていると恐ろしいことにだんだん慣れてきて寒さが平気になってくる。外気温がマイナス8度くらいの日に外出すると、外から家に帰ってきたとき不思議と「うちの中、暑いなぁ!」と感じてしまってすぐには暖房をつける気がしなかったりする。いや、冷静に考えるとそんなわけないんだけどさ。じっさい暖房機についてる温度センサーは「14度以下」のところが点灯してるし。 思うに、あんまり内と外の温度差が大きいと自律神経がびっくりしちゃって(?)体の温度感覚の調整が狂っちゃうのかもしれない。 なんか体に悪そうだなぁ。 まぁそんなことはこの際どうでもいいのだが、昨日の寒さの中でワタシが驚嘆したことがひとつある。 それはなんと、マイナス10度以下になっている街でバイト青年がティッシュを配っていたということだ。 うひゃー、すごい! ワタシ、思わず「マッチ売りの少女」を思い出してしまった。 いくらおカネのためとはいえコレは厳しいだろう。たいした時給とも思えないし。 「寒さにはある程度順応できる」っていっても歩いてるのと立ってるのじゃ全然違う。1ヶ所に立ちっぱなしでいたらマジで凍っちゃうよ。 かといって配ってるのがティッシュじゃ例の女の子みたいに火をつけてあったまるわけにもいかないし、火をつけたってやってくるのは天使でもおばあさんでもなくケーサツだろう。 そうそう、ガソリンスタンドのバイトも大変そうだ。 零下10度だろうがなんだろうが、彼らは基本的に外で働かなくちゃいけないんだもの。 まぁ、関東地方でも九州でも冬場の外のバイトは基本的に寒いものだとは思うけど、北海道で野外バイト(?)をする場合ぜったい「北国割り増し」をもらわなきゃソンじゃないだろうか。 あれで他の地方と同じ時給じゃ、やってらんないと思うのだが・・・ でももらってないんだろうな。職安で見た給与水準からして、そんなラッキーなことは考えられない。 北国の若者たちは、同じバイトするにもずいぶんとカラダをはっているのだなぁ。(?) ・・などとバカなことを考えたせいか、「おねがいします!」とティッシュを差し出す兄ちゃんの姿に例のアンデルセンの薄幸の少女を幻視してしまい、思わずホトケ心が湧いたワタシは、いつもなら無視する美容院のティッシュを2個ももらってあげてしまった。 ティッシュオッケー!ティッシュは役に立つよ! たとえばこのティッシュがあれば、アイノがケツにウンコくっつけてきてそれを床にころがしちゃったりなんかして、さらにそれを「しゃー、しゃー」と埋めようとして思いっきりすりこんじゃったりしたときにも安心だし! スオミが軟便をぶらさげてきて、ザブトンの上に落っことしたりしたときも安心だ!(←今日の実話) がんばれよー、北のバイト青年たち! またタダでティッシュくれよー!待ってるぜ!(←?) |
みんなの狩猟能力(2月5日) 猫たちをじゃらしているとつくづく思うのだが、ニンゲン同様猫にも明らかに運動能力の優劣・・・というか、狩猟能力の優劣みたいなものが厳然として存在するようだ。 それは遊んでいる姿を見ただけで明白である。 スオミはわりと運動神経が良い。狩猟本能的なものも発達していて、遊び方にもなんというかホントの狩りのような緩急がある。たぶん実際狩りをさせてもばっちりなんじゃないだろうか。 猫じゃらしの羽根をどんなにぶんぶん動かしても視線が常にぴたっとエモノに合っていて絶対に見失ったりしないし、エモノが激しく動いているときは目で追うのみでまず飛びかからない。ところがちょっと動きを緩めてみると、たちまち「ばしっ!」と飛びついてくるのである。 しかも一度つかまえたエモノはすぐに放す。どうするのかと思えば、とことことちょっと離れたところに陣取ってまた狙いを定めるところからはじめたがるのだ。エモノまでの距離が近ければ一撃必殺を狙って長時間じーっとタイミングをはかりながら好機を待つし、エモノとの距離があるときはなんといっちょまえに匍匐前進で距離をつめてから飛びかかる。 その姿はまさにサバンナのメスライオンかジャングルの黒ヒョウか!・・・というカンジではあるがいかんせん三毛柄なので、いくらかっこよくホフク前進してもなんとなく笑えるところが哀れである。 ・・三毛柄の件は本猫のせいではないのでまぁ良いとしよう。とにかくその遊び方はまさに「狩りの練習」という風情があり、すごく猫的でかっこいい。 しかし我が家にはそんなスオミ以上に運動神経がいい子がいる。未来の逸材、こゆめだ。 敏捷性とかジャンプ力などの基礎能力はほんの仔猫の時分から非常に高いのだが、残念ながらまだ経験値が足りない。そういった点から、狩りの動作という意味ではまだスオミに一日の長がある。 しかし最近こゆめはスオミもやらない遊び方をするようになってきた。 それはなんと、ジャンピングアタックである。じゃらしの位置を見定めて、ちょっと離れたところから「ぴょーん!」とジャンプして飛びかかり、上から両手で抑えこむのだ。 その姿はまさに「サバンナの猛獣・感動の子育て!」なんつー動物特番に出てくるライオンとかヒョウの狩り。猫科大型獣のみなさんがが獲物にとどめをさすときの「ジャンプ一閃、獲物の首筋に食らいつくっ!」・・・なんて場面でよく見るあのスタイルである。 さすが猛獣・こゆめ!さらなる精進により、いずれは立派なミニライオンになれるかもしれない。 これからもいろんなワザをスオミおねえさまによく教わってね。 それぞれに優秀な女性陣に対して、まったくどうにもならないのがアイノである。 こいつはホントにトロい。運動神経の悪い猫、なんてのは近視のコンドルとかカナヅチのウミガメとか飛ぶのがヘタクソな鳥なんかと同じくらい情けないが、アイノはまさにそれだ。 その時点ですでに猫という種族としてのアイデンティティがかなり損なわれているといえよう。 とにかくアイノの遊び方はまったく芸がない。体力の続く限り、がむしゃらに追って追って追いまくるのみ!・・・ある意味男らしいといえないこともないかもしれない。・・・・・・あまり慰めにならないな。 それにちょっと猫じゃらしを振りまくるとすぐに標的を見失ってきょろきょろしはじめる。最初にコレを見たときはほんとうに驚いた。アイノの目の前で振っていたじゃらしを「ささっ」とアタマの上のほうに動かしてみただけなのに、このぼうやはいきなり見失って「???」とふしぎそうにあちこち見まわしている。 アンタ、ばかかい?(いや、ばかなんだけど) スオミならば絶対考えられないことだ。 この「がむしゃら体力勝負こぞう」アイノがやってきて以来、スオミの遊び心はまったく満たされない日が続いている。 なにしろスオミがせっかく緩急つけてエモノを仕留めるタイミングをはかろうとしていても、ぱかぱかアイちゃんが「ぴょ〜ん」と飛んでいってしまうのだから。 こゆめの狩りスタイルの場合は少々アイノがうるさくてもそれなりに楽しめるようなのだが、スオミのスタイルだと無理だ。それもあって「・・・・」とスオミはあきらめたように遠くに行ってしまうのである。 あんまりかわいそうなので、最近ではスオミだけ別室に連れていって思う存分遊ばせてあげるようにしている。ごめんねすおちゃん。 しかしアイノはほんとにイエネコでよかった。野生動物だったらぜったい生きていけないと思う。 たぶん女にもモテないしね。オスとしてぜんぜん話になりゃしないよ。 ・・・・嗚呼、アイノ。ワタシはトロくても気にしないからね〜。よちよち。 でもいいかげんにワタシたちの顔くらい、覚えてね・・・・ |
党員30名!(2月6日) このあやしいホームページを開設して苦節(?)1ヶ月半、なんと三毛猫党員が30名を突破した! カンゲキである。 はじめたときは 「いったい集まるのだろうか」 「っていうか、いつまでたってもスオミだけだったりしたらさむすぎる・・・」 などと悩んでいたのに、掟破りの「賛助会員制度」を導入してからというもの、増える増える。 1ヶ月半で30名ってことはほぼ毎日のように入党者が殺到してくれちゃったということではないか! ありがたい。ありがたすぎる。 そしてこのペースで行けば1年で300名も夢じゃない?!・・っていうか明らかに夢だね、それは・・・ 実は軽い気持ちではじめた三毛党なのだが、色々な方から色々な猫ちゃんの写真を送ってもらって、そのたんびにホントに心から「かわいい!」と思うジブンに気づいた。 ほんとにお世辞とかじゃなくて、どの子を見ても「うわー、かわいい!」と叫んじゃうのである。 今まで特に欲しいなと思ったことのない毛色の子も、写真を見ると思いがけないくらい可愛くて「いいなぁ!」と思っちゃう。 うーん、どうやらワタシはかなり猫好きだったらしい。(いまさら何を・・・) いろんな子を見れば見るほどつくづく猫愛(?)が募ってきて、「猫ってやつぁ、なんてかわいいんだいチクショウめ!」と思わず江戸っ子になってしまったりするのである。 飼い主のみなさんがつけてくれるコメントにも、それぞれの愛情があふれていてとても良い。 どの子もみんな、飼い主さんにとってかけがえのないたったひとりの子なんだな、というのが伝わってくる。 猫と暮らすってのは思えば「無償の愛」である。 いくら可愛がったって猫が老後をみてくれるわけじゃないし、家事をかわりにやってくれるわけでもない。それどころかまさに「家庭環境ハカイダー」で、箱があれば突撃するわ、テーブルの上のものは落っことすわ、コパさんの風水置き物は買ってきた早々ぶち割るわ(実話・・)破壊の限りを尽くす。そればかりかそこらへんにゲロ吐いたりウンコ落っことしたりしてムダな仕事は増やしてくれるし、忙しかろうと疲れていようと「かまってかまってぇ!」とアソビを要求されちゃったりもする。 ここまでされても耐えているというのに、もっともっと困ったこともある。コレ、普段はあんまり考えないようにしているのだが猫の寿命は人間よりだいぶ短いようだ。たいていの場合、いつかは置いていかれてしまうのである。もう想像しただけで「ウワー!!」と楳図かずお風に絶叫しつつ床にごろんごろん転がって神様にダダをこねたくなるくらいイヤでイヤで悲しい。 それでもヒトは猫と暮らすのである。猫がいるとシアワセだから。 猫をボウガンで撃っちゃったりするヒトは、このシアワセを知らないんだろうな。他の哺乳類は好きだけど猫だけを殺すほどキライ、ってことはあんまりないと思うので、犬なんかを愛したこともないんだろう。 かわいそうに。 まぁ最初から知らない愛情はうらやましいとも思わないだろうからそれこそ余計なお世話だろうけど、とってもかわいそうだ。 人生のヨロコビをひとつ最初から失っているもん。 猫がいる生活ってほんとうに幸せだよね。 きっと党員の皆さん(の飼い主さん)もそう感じてると思う。 幸せな猫が30ぴきと、幸せなニンゲンがいっぱい。 うーん、すごくいい! もっといっぱいシアワセな猫とヒトが集まるといいな。 |
怒んないで〜!(2月7日) だいぶ前の日記にも書いたのだが、我が家には「基本的くしゃみ権」がない。(1月5日の日記参照) どういうわけだかスオミ様がワタシのくしゃみ音声だけに過剰反応なさるからである。 「はくしょん!」とくると「呼ばれてとびでてじゃじゃじゃじゃ〜ん!」・・とあやしいアラビア風のおやじが飛び出す・・・わけではなく、いつもいい子の三毛猫ちゃんが「ぅにゃ〜ん・・・」とかなしそうに抗議するからだ。ちくしょう、ハクション大魔王が出てくれるんならいいのになぁ。でも大魔王はぜんぜん役に立たなかったような気がするな。どうせ出るならアクビちゃんのほうがいいな。しかしなんであんなオバQみたいに役にたたないヤツが大魔王なんだろう。そういえばオバQってアイノに似ているなあ。 ・・・・・ そんなことはどうでもいい。 とにかく、くしゃみが出来ないのだ。 最初の頃はてっきり「風邪ひいたのね、気をつけなきゃダメよ♪」・・とけなげにも気遣ってくれてるのかとシアワセな勘違いをしてみたりなんかもしたが、どう見てもコレは心配してるんじゃなくてイヤがっている!・・・ということに気づくのにそう時間はかからなかった。 それでも今までは、スオミが同じ部屋の中にいなければ「ハクション!」と思いっきりくしゃみをしても大丈夫だったのである。 ところがきょう、スオミがいないことを確認してから居間で「ハクション!」と思いっきりくしゃみをしたら何処からか「にゃ〜ん」とカワイイ声が聞こえる。 ま、まさか・・・? 折悪しく、すぐにもう一度くしゃみ発作が襲ってきたので試しにまた思いっきりくしゃみしてみた。 「にゃ〜〜ん!」 たしかに聞こえる。 アクマの声が!! しかもこの部屋の中からではない! めちゃくちゃイヤな予感がしながらスオミの姿を探した。隣の部屋にもいない。廊下の手前の部屋にもいない。 がーん。スオミ様は、居間からいちばん遠い部屋でおやすみになっていらっしゃった。 そんなあ。そんな遠くから抗議されるってことは、ワタシはこの家の中では決してくしゃみをしてはならない!ってことになるではないか。 あんまりだ。くしゃみくらい思いっきりしたっていいじゃないか。 ごはんもあげてトイレの掃除もして猫じゃらしも振って、こんなに尽くしているのになぜこんな目にあうのだろう。 しかもワタシばっかり目の敵にしやがって。不当だ。埼玉県警や神奈川県警のように不当だ。 そういうわけでワタシはきょうから戦うことにした。もうくしゃみをガマンするのはやめてやる。これは言論(?)の自由を獲得するための戦いである。スオミが慣れるか、ワタシがあきらめるかのふたつにひとつだ。 ・・・とはりきってみたものの、その後くしゃみ発作が来ていない。でも次にくしゃみしたくなったときは絶対思いっきりやってやるぞ。どうなるか、こうご期待である。 でも、なぜか戦わずしてすでに敗北の予感がしているのはどういうわけだろう・・・ ああ、なんでちょっと猫が好きってだけで猫に勝てないのだ。くやしー。 相手がケモノだろうとなんだろうと、恋(?!)はたくさん惚れたほうが負けなのね・・・・ |
飽食の猫たち(2月8日) うちの猫たちはゼイタクだ。 ナマイキにもキャットフードのえり好みをしやがるのである。 思えば最初からこうだったわけではない。うちに来た当初のこゆめなんか、なんでもがつがつよく食べた。よく食べるあまり、アイノやスオミの皿にもアタマをつっこんでむさぼり食っていた。 こゆめはニンゲンが食べているものにもどんどん顔を近づけてきてくんくんニオイを嗅ぎまくる。「ダメ!」といってもちいさなお鼻がくんかくんか動いているさまは、まるでげっ歯類の小動物のようで、まじめに叱ろうと思ってもなんかまぬけで笑えてしまって困る。いや、ハムスターとかリスとかって口元が妙に落ちつきないでしょ。あんな感じ。 とにかく、この子はカワイイ顔してハイエナか?!・・と我々を震えあがらせた(?)ものであった。 ところがいつのまにかそんな食欲魔人こゆめもドライフードの選り好みをするようになってしまった。・・しかもニンゲンの食事の邪魔をするところだけは直っていない。 これは要するにシツケに失敗したということか。猫だからシャブはやらないと思うので、せめてワイドショーネタにだけはならなくてすむことは幸いである。 で、キャットフードの話に戻るが、現在我が家ではみっつのお皿にだいたい3種類のフードを出してあげている。 参考までに内訳は、テクニカルのアダルトとプロパックのアダルト・キツン・ヘアボールのいずれかひとつとネイチャーズのアダルトだ。 最初はどれもがつがつ食ってたものなのだが、この頃では「ざーっ」と新しいフードをお皿に出してあげても、特にこゆめなんか「くんかくんか」とひとつひとつニオイを嗅いでから 「けっ」 というかんじで口もつけずに立ち去りやがったりするのである。 ムカつく。 そのくせホントにおなかがすくと「しょうがねぇなあ」という風情でカリカリ食べるのだ。 まじムカつく。 3種類もフードを並べてるのだって、元はといえばコイツらが「またコレかよー」という反応をするから、少しでも目先を変えてあげようという涙ぐましい努力のあらわれなのである。 なのにコイツらは、感謝の色がなーい! 思わず、アフリカにはゴハンが食べられない子がいっぱいいるんですよ!・・・という定番の説教をはじめたくなってしまう。 ずーーっと前、まだアイノもいなくてスオミが1歳になる前くらいのころ、夜の9時頃コンビニに出かけたときにマンションのごみ捨て場でノラの仔猫を見てしまったことがある。 まだ生後4ヶ月くらいじゃないかなー、という小さな子だったが母猫も兄弟猫も一緒ではない。ゴミはいくつか出ていたが、残念ながら(?)その日は燃えないゴミの前の日だったので、多分収穫物はなかっただろう。 それがなんと三毛こねこだったからたまらない。 もうホントに心からたまらなくなって、しばらくじーっと見守ってしまった。 もしもスオミがいなかったら連れて帰っちゃってたかもしれない。でももうスオミはウチにいたし、すおちゃんのことが何より大事だったので、病気の危険とかいろいろ考えたら安易にノラの子をうちにあげるわけには行かなかった。 かといって放ってもおけない。 よしっ、待っててね!・・とワタシはとりあえず目的のコンビニに行き、買い物のついでに「ペット用にぼし」と牛乳もゲットして大急ぎでゴミ捨て場に戻ってきた。ノラにエサなんかあげると文句をいう人もいるかもしれないが、ココはウチのゴミ捨て場だ。文句があったら言ってみろオラ!いつでも勝負したるでぇ!!・・・という気持ちだった。いや、ウソだけど。 しかし戻ってきたときにはもうその三毛仔猫はいなかった。 試しに呼んでみたけど、もちろん出てくるわけはない。 どうしよう??・・と少し迷ったが、もしかしたらまたここに戻ってくるかもしれない。とりあえず煮干しの袋を開けて、ゴミ捨て場のすみっこにひとつかみ置いてみた。それしかしてあげられないことに後ろ髪をひかれる思いでウチに帰ったら、スオミが「おかえりー♪」と廊下を走ってくる。 まじナミダでそうだよ。 スオミも三毛で、あの子もおんなじ三毛で、あの子なんかすおよりずーっとちっちゃいのに外で一人で食べるものを探している。スオミはあったかくて安全なおうちで「あそんで♪」とおなか出して甘えている。 カミサマは不公平なのである。 さらに泣けたことに、コンビニで売ってたペット用煮干しをスオミにもあげてみたら「くんくん・・・」とにおいを嗅いで「いつものヤツのほうがイイ」といわんばかりのカワイイ顔でワタシを見上げて、食べなかったのである!! このゼイタク者がぁぁ!!! ワタシがそれから「すおちゃん、そこにすわんなさい。いいかね、キミ・・・」と定番説教をしたことはいうまでもない。 ところで翌朝そのゴミ捨て場をのぞいてみたら、煮干しは昨夜置いたまんまの状態で残っていた。 戻ってこなかったんだな、とそのときは一抹のさびしさと共に思ったけど。 もしかしてあの煮干し、ものすごくマズかったのでは・・・・・ 安かったし、わざわざ「ペット用」って書いてあったもんな。それってニンゲンは食わないほうがいいよ、ってことだよね。 ・・・・・・・・・ と、とにかく、飽食はいけませんな。うん。 |
ばかばか撮影隊・西へ(2月10日) とつぜんですが、大阪に行ってきました。 しかも滞在時間は24時間を切っているという勿体なさ。いや、猫もいるし。そんなに留守にできないし。 そんなにムリしてまで何をしにいったのかというと・・・・・実はあるコンサートを聴きにいったのであった。 そうなのだ、すでに回りの人々には思いっきりばればれかもしれないが、実はワタシは「おたく」なのである。相当アタマおかしいのである。ほんというと、思いつきでウィーンまでコンサート聴きにいったことさえあるという、筋金入りのヘンな人なのである! ああなさけない。 しかし、そこまでした甲斐あって、昨夜のコンサートはベリースペシャルグレート名演奏であった。 ばっちりだ。札幌−大阪間の飛行機代とホテル代をかけてでも行ってよかった。 ウィーンに行くよりだいぶ安かったし。もうプー太郎だから有休も取らなくてすんだし。(・・・) よしっ、わが人生に悔いなし!! とまぁ、そんな具合に楽しんできたのではあるが、大阪まで行って手ぶらで帰ってくるばかばか撮影隊だと思ってもらっては困る。 素晴らしい演奏を聴いたあとは、あほらしい写真に限るのである。 そんなわけで、我が撮影隊は夜の道頓堀を激写してきた。 めちゃくちゃにぎわう金曜の夜の道頓堀。 通りに唐突に現れた巨大グリコの電飾を通りすぎた我々が目にしたのは恐怖の巨大生物であった。 ![]() 青丸部分に注目してほしい。 なんと、かに道楽本店である!! 全国の街で多くの人々の目をくぎづけにしたであろうこの巨大ゆでガニ。(だって赤いもん) 思えばなんつーあほらしい姿であろうか。そのうえ、いったいダレがこの足を動かそうなどというぶっとんだアイディアを出したのか。 大阪人のすごさを全国に知らしめたといわれる記念碑的存在、かに道楽。 そのかに道楽の、これが総本山だ!・・そう思うと我々の足は震えた。(←?) しかしカニにみとれていたワタシの背後に、なにかすさまじい気のようなものが渦巻いていた。 「そこかっ!」 スーパーロボット大戦コンパクトをちまちまとモノクロのワンダースワンでプレイ中のため、ついアムロ=レイのように振り向いてしまったワタシの目に、そのモニュメントは飛びこんできた。 ![]() まがまがしくも美しく、闇に浮かび上がるその姿は・・・! 我々は何かに引きつけられるようにフラフラとその方向へ歩いていった。 そこにあったのはまぎれもない先史文明のモニュメント・・・! ![]() ・・・・では全然なくて、あのくいだおれ人形であった。 なぜシマシマなのか。なぜメガネなのか。トンガリ帽子に意味はあるのか。 数々の未解決の謎を秘めて、くいだおれ人形は「でーん、でーん」とものがなしくタイコを叩きつづけていた。 この時点ですでにへとへとのワタシは、さらに前方に得体の知れない殺気を感じた。 こ、こんどはなんだ?! そこにいたのはあやしく空に浮かぶ超古代の魚・・・! ![]() ・・・・ではまったくなくて、あの「づぼらや」のフグであった。 夜空にぼんやりと浮かぶその姿は、まさしく悲劇の飛行船ヒンデンブルグのごとく巨大で優雅である。 なんということだろう。我が撮影隊は、道頓堀にやってきてわずか数分の間に大阪を象徴するなぞのオブジェすべてをフィルムに収めてしまったのである! これ以上何を取材すればいいというのか。 ・・・というわけで我々は「何かを達成した」という満足感と共に、安くてウマい焼き肉屋にとっとと吸い込まれていったのであった。 ありがとう大阪!さようなら大阪!また来る日まで、ふぉーえばー大阪!! ・・・しかし大阪っておもしろいですねぇ。どうせだったら大阪に生まれたかったかも。 |
第三者的視点(2月14日) さて、数日間のご無沙汰でした。 友人がやってきて、極寒の雪まつり鑑賞と極限的冷え冷えスキーを泣きながら満喫していたため日記をお休みしてしまったが、ちゃんと夜の雪まつりは撮ってある。転んでもタダでは起きないのである。 転ぶといえば、今回のスキーで今シーズン初の大転倒をやってしまった。 あまりにも寒かったうえあまりにも風がイタかったため、「イテテテテ!」と顔面の痛みに気をとられて、普通ころばないだろう!・・という何の変哲もない中斜面で背中からおっこちて帽子をふっ飛ばしてごろごろりーん、という女子大回転をやってしまった。もうまさに雪上でんぐり返しってカンジ。わらえた〜。 それで思い出したが、スキーってのは転ぶのもコミで面白いんだよね。 すっかり忘れていた。おかげで初心に帰れた。 ・・えーと、何の話をしてたんだっけ。 そうそう、スキーのことは置いといて。 雪まつり報告は写真を選んだりとかけっこうタイヘンそうなので、きょうは「日記リハビリデー」に制定させてもらった。もちろん国連人権デーとは何の関係もないことはいうまでもない。 要するに、ちょっと軽めの話題でエンジンをあっためようという企画である。(?) さて、今回遊びに来た友人は、過去我が家を訪ねた人々の中ではもっとも猫好きだったと思う。 といってもワタシやこのページを見に来る皆さんのように「燃え上がる猫愛!」とか「♪猫のためなら♪ニョーボも泣かす!♪」・・というほどではなく、「まぁ動物はキライじゃないから、いれば少しはかまってみたりなんかする」・・という程度である。 いうなれば、我々が「猫好き(特上)」ならば彼女は「猫好き(並)」だ。 意外にもこのレベルの彼女がこれまでの訪問者で一番の猫好きだった、ということはつまり過去の訪問者たちはたいてい「興味ない」「どうでもいい」「あんまり好きじゃない」・・という反応であったことを意味する。 自分たちがめちゃくちゃ猫好きだから「普通は猫とか犬とか、好きだよね」と思っている皆さんも多いことだろう。 それは違う。(らしい。) 実は我々は少数派なのである。(たぶん。) これは陥りやすい間違いだなぁと思う。ワタシはもちろん野良猫見ても「ねこねこ〜♪」とバカな幼稚園児のようにどんどん近づいていってなでなでしようとして思いっきりイヤがられるタイプだし、でっかい犬とエレベータで一緒になってバウバウ吠えられても、これまでに犬を「コワイ」と思ったことがないヤツなので「あら、吠えられちゃったぁ♪どうしたの?」とへらへらしているタイプでもある。 だけどみんながみんなそうだというわけではない。 まぁ当然なんだけど、これは忘れないようにして気をつけないといけないですね。 さらに話題はズレていくのだが、その「猫好き(並)」の彼女の反応が笑えた。 曰く、 「アイノくんだけ顔がヘン」 「汚れてるみたいなヘンな色」 「ピグミーマーモセットに似てる」 ・・・・・・・・・・・ ぶっちゃけた話、当初からアイノはぶさいくだヘンだと思ってはいた。思ってはいたが、最近はマジで「なんだかカワイイ?」「きれいな毛並みかも?」「アイノ、けっこうイケメン?」と感じるようになっていた。 やっばーい!! それってもしかして慣れただけだったのねぇえええぇえ!!!! がぁぁぁぁあああぁん!!! 特に猫好きでも猫マニアでもない彼女の「普通人的美的感覚」で見るとやっぱり、スオミとこゆめは「猫」で「かわいい」のだがアイノはなんと「サル」で「あやしい」のであった。 少しはショックでもあったが(笑)、おやばかで曇った目には見えなくなっていた真実を突きつけてもらえて良かった。 やはり冷静でにゅーとらるな目は失わないようにしたいものである。 しかし・・・・・ さ、サル・・・・・・・・・・・・・・ 斬新な解釈をありがとう。 |
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