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過去の日記置き場です。 いちおうしばらくは置いときます。 |
「猫、だいじょうぶですか?」(10月16日) そろそろ真剣に本土への引越しを計画しなくてはならない。 北海道から本土への引越し。それはすさまじい金額がかかる恐怖と戦慄の宴(←?)である。移動キロ数だけの単純計算でもシャレにならないほどのお金がかかるうえ、我が家はおそろしく荷物が多い。・・ついでに猫も多い。しーん。 もっとも今回の引越し費用はちゃんとダンナの会社から支給されるので、とりあえずいくらかかっても安心だ。しかし複数の見積もりをもらったうえで、会社に提出して承認をもらわなくてはならない。 めんどくさいなぁと思っていたら、この週末ダンナが戻ってくるという。もちろん猫の顔を見るためである。(・・・・・)それじゃちょうどいいや、見積もりもらってそのまま東京に持ってってもらおう!と早速引越し業者二社に見積もりを依頼した。見積もりなんて一時間もかかんないよな、と一時間おきにアポを取る。完璧だ。・・・とこのときは思っていた。 かくて、土曜の午前中にまず一件目の業者さんがやってきた。しかし我が家は恐怖の猫屋敷。玄関先でおそるおそる「あのー、猫が・・・いっぱいいるんですけど、猫だいじょうぶですか?」と聞いてみたところにこやかに「ああ、大丈夫ですよ」という答えが返ってきた。っていうか、もしダメだったとしても「ダメなんです・・」と言って引き返す営業マンはいないだろう。泣けるぜ、営業マン! しかし。業者さんが中に入ってくると、スオミ以外の猫たちは「さーっ」と潮が引くように何処かへ消えてしまっているではないか。これはいい。このまま隠れててくれるといいなぁ。しかしカールあかおの姿も見えないというのは意外だった。アイツはお客さんとかヘイキってタイプに見えるのに。 ・・・・と思ったら、業者さんの足元を「すーっ」と移動する赤い影。 すたすたといつもの歩調で台所に向かい、カリカリとキャットフードをかじっている。 ヘイキとかそういう問題じゃなく、しらない人がいるという事実をまったく気にしていない。 か、カール・・・・おまえ・・・・・・・・ もしかしてコイツは我々のことも個体識別してないんじゃないかというコワイ考えが浮かんだが、そのことはあんまり考えないようにしたほうがお互いシアワセかもしれない。そうだ、考えない考えない。(・・・) 気をとりなおして居間に戻ると、作業服愛好家のスオミ様とこゆめ様がいきなり突撃取材をしようとしているところではないか。こゆたん、どっかに隠れてると思ってたのになんで出てくるんだよぅ!! しかもこゆめは、大胆にもおにいさんの座った椅子の背もたれとおにいさんの背中の間の空間に「ぴょーん」と飛び乗った。さすがにコレはまずいので「うわっ、ダメダメ!」とあわてて降ろすと「だだーっ」とダッシュで隣の部屋に消えていった。よし、これで一機撃墜!と思っていると今度はスオミが、業者さんがパンフレットをひろげているテーブルの上に「しゅたっ」と飛び乗ってパンフをおもいっきり足蹴にする。 もうワタシとダンナの顔はムンクである。 アンタたちはナニを考えているんですか!! あわててスオミを拘束したところ、意外なことが起こった。 いつもは抱っこ嫌いのすおちゃんなのに、あまりにもおにいさんに興味津々のせいかワタシに抱っこされていることも忘れて「じーっ」と黙って観察に入ったのだ。 いまだかつて、ここまで長時間にわたって円満にスオミを抱っこできたことがあっただろうか! ああっ、シアワセ。 こんなときに何ですが、シアワセです。 でもね。こうして抱っこしてみたら、4キロ超のスオミはけっこう重かったよ・・・しあわせって重いものなのね。(←?) 次の攻撃は業者さんが各部屋をまわって実際の荷物をチェックしているときに起こった。和室に入り、中を見てもらうために押入れを開けたとたん! 背後から飛んできた猫巡航ミサイル二基(黒いのと赤いの)が速攻でダイブして、あっというまにするするーっと押入れの奥に消えていった。 そろそろ業者さんの笑顔もひきつっていたような気もするが、その場で引きずり出すのはどうみてもムリだ。しょうがないから押入れの襖を猫のアタマひとつ分くらい開けてその場はおしまいとなった。 まぁそのように色々とジャマされながらも見積もりはつつがなく進んだのだが、予想よりかなり時間がかかってしまったせいか場の空気に慣れてきたアイノまで「ぬーっ」とあらわれてうろうろしはじめた。最悪だ。 くんくんくん、と業者さんを嗅ぎにくるなれなれしい三毛猫。押入れ収納中のくろいのとあかいの。部屋の扉の影から顔はんぶんのぞかせて、まっくろい目でじーっとみつめる不気味なしろねこ。 我ながらなんてあやしい家なんだ!! 猫が平気=猫好きではないわけで、スキでないなら限度ってもんがある。 猫がちょっとでもキライだったら、二度とこの家には足を踏み入れたくないと思うことだろう。 とにかく一件目の見積もりがようやく終わろうとしていたところでひとつ問題が起こった。あまりにも時間がかかってしまったためになんと玄関先で次の業者さんとバッティングしてしまったのである。がーーん。 「スミマセン、スミマセン」と笑ってゴマカすワタシに、「いえいえ、よくあることですから」とあくまでサワヤカな営業さんたち。ああ、営業マンってホントにエライですね! しかし非常にあせっていたワタシは、次の業者さんに冒頭の定番質問「猫がいるんですが、だいじょうぶですか?」というひとことをかけるのをすっかり忘れてしまっていた。 そういうときに限って当たっちゃうというかなんというか、我が家に足を踏み入れた二番目の業者さん、見積もりを続けるうちになんだか鼻がグズグズいいはじめたではないか。 ワタシもダンナも「あっ・・・・」と思ったがどうしようもない。まずいなぁ、悪いことしたなぁと思いながらもとりあえず荷物を見てもらって居間に戻ってくると。 ああ、ナゼなの。ちょっと見ないうちに居間がねこねこ大集合になっているではないか! ひとりめの業者さんで「お客さん」がいる状態に慣れてしまったらしく、完全にみんな平常心に戻っている。今度の人は作業服でなく背広姿だったせいか、おもいっきり興味を失ったスオミ(・・・・)は窓辺でくつろいでいるし、部屋のまんなかにはカールとこゆめがころがってるし、アイノまでぺったぺったと部屋の中をあやしく横切っていったりする。 このリビング猫毛テロに、業者さんのハナが一気に悪化したことはいうまでもない。 ああ、ごめんなさい〜。アポの順番を逆にしてあげればよかった・・・・・ ちなみに最初に来た業者さんは一時間もうちに滞在していたが、二番目の業者さんは三十分たらずで帰っていったことを書き添えておきたい。ごめんね、ホントに猫毛ダメだったんだね。・・・・ やっぱり猫を飼っているおうちでは、いかに動転しているときでも猫がダメな人への配慮を忘れてはいけませんという教訓でした。今後は気をつけます。ハイ。 |
領土問題発生(10月20日) 昨日も今日も「ちょっとだけ横になって・・・」と思ったが最後、きわめて深い眠りに落ちてしまって朝までぐっすり寝てしまった。きょうはかろうじて4時半(・・・・)に目が覚めたので、あわててコレを書いています。っていうか起きるな、そんな時間に。・・・・ しかーし! ワタシが思わず眠ってしまったのには理由がある!! 話せば長いことながら、短くスッキリ説明しよう。(ホント?) これほどこじんまりと狭い3LDK内に暮らしていても、さすがは猫。どうもうちの猫ズ、家庭内にそれぞれの主要ナワバリ設定を持ち合っているようなのだ。 といってももちろんその線引きは厳密なものではなく、お互いに侵食しあっているというか気分しだいで適当に混ざっているという程度のものではあるのだが、一応各々に「この場所についてはコイツの優先順位が高い」と推測される「お気に入り地帯」みたいなものがあるような気がする。 たとえば、和室のすみっことリビングのテレビ前のスポットはこゆたんのお気に入りの場所。リビングの窓際とソファのザブトン上はスオミ様の鎮座まします場所。等々、日常的に好んで占有する場所はだいたい決まっているもんだ。そのへんをよく観察していると、あのひかえめ大魔王スオミ様でさえもそういう「定位置」を他の子に取られちゃう確率はかなり少ない。 これはつまり、狭い空間で同居するにあたって自然にナワバリわけが実施され、猫間関係にうまく折り合いをつけた結果なのではないだろうか。猫には猫のやりかたってものがあるんだよね。多分。うんうん。 ところが、ここに新たなる挑戦者が現れた。 カールルドルフあかお4世である。名前もいかにも侵略者チックだ。(・・・・) 不凍港を求めてクリミア半島に進出せんとするロシアかはたまた二度にわたってウィーンを包囲したオスマン・トルコ帝国かという勢いで現れた若獅子・・・っていうか、若キタキツネ・あかお!(まぬけ・・) ヤツの登場により、これまで絶妙のバランスをもって成り立っていた三国同盟は崩壊の危機に直面したのである。 なにしろカールは図体ばっかりデカいが中味は赤ん坊。こねこ感覚で「おにーちゃーーん」「おねえちゃーーん」と先住猫ズにすりよっていくが、先住猫ズからみれば「なんだか自分と同じくらいでっかい新参者が馴れ馴れしく寄ってくる!」としか思えない。この瞬間まさにバルカンは・・・っていうか我が家は火薬庫と化し、空爆カウントダウン的一触即発状態を迎えたのである。 や、やばい!!たすけてPKO!!!(←?) ところが。意外とカールはアタマが良かった。というか、アイノよりはだいぶ空気の読めるヤツだったのが幸いした。(・・・・・) みんなに冷たくあしらわれたカールあかおは、日々「きゅーん、きゅーん・・」と仔犬のようにさびしそうにむずかり鳴きをしながらも、甘えたいときには猫でなくニンゲンに甘えることであまり他の猫たちにムリ押しをしなかった。さらに辛抱強くみんなに「あそんで光線」を発射しつつ下手に出まくる作戦をとったカールは次第に場に溶け込んでいき、ついにその存在を認知されるに至ったのである。 あかお、よくやった! しかしまだ重大な問題が残っている。領土問題だ。 以前に猫が増えていった過程を見てもしみじみ思うのだが、どうも仔猫の時分には「ナワバリ感覚」というものが非常に希薄らしい。平気で他の猫の聖域にずかずかやってきて「ままー」と甘えてイヤがられたり、くつろいでいるところに「ぴょこっ」と現れて、先にそこにいた猫がむっとして立ち去る・・・という光景を目にすることが多かった。 カールの場合も、まだそこらへんの感覚がよくわからないようなのだ。 もう少しカールが(精神的に)大きくなって、他の猫との不干渉地帯をカラダで覚えるまではどうしても「ナワバリ、とるかとられるか」の仁義なき戦い的緊張状態が続くことは避けられない。 こんなビミョーな時期に引越ししちゃうんだもんなぁ。ああ、我が家に平和の来る日はいつ・・・? ・・・というところでやっと本題に戻る。(やっぱり、短くスッキリ説明できてない・・) 実はワタシのフトンは、おもにアイノのナワバリだったのである。 あんまりストレートにあまえてくれない女性陣にくらべて、アイノのあまえはもろに直球勝負。 ワタシが寝に行くときはとことこついてきてゴロゴロいいながらひっついて寝たり、逆にワタシが寝ようと思ってふとみるとアイノがどまんなかでとぐろ巻いてて寝られなかったり(・・・・)というような非常に微笑ましくも愛に満ちた蜜月のときを過ごしてきた我々であった。 しかしココに乱入してきたのがカールあかおだ。 むずかりゴロゴロあまえ猫のカールは、アイノが先に寝てようがなんだろうが「ぅにゃーん・・・」とかなんとかカワイイ声を出して平気でフトンに飛び込んでくるのである。 これにはさすがのばかばかアイノも引いた。 ごろごろちゅぱちゅぱしながらワタシにくっつくカールを見てすっかりくさるアイたろう!! おおっ、アイノが。あのアイノが、カルたろうにエンリョしている!これはもしや、アイノにも知恵がついたのか?!!驚愕である。(←ひどい) アイちゃーーん!!と呼んでも「・・・・・」とスネスネになって立ち去ることもしばしばで、ワタシは「まさかアイノのこんな姿を見る日が来ようとは・・・」と感慨を抱くとともに一抹の寂しさを覚える毎日であった。 しかしさすがはぽけぽけアイノだ。カールを無視してそのまま寝てくれたりするようになるのにさほど時間はかからなかった。 ああ、コレって、シアワセ二倍? そんなわけで昨日も今日もワタシが眠っちゃったのは、ワタシがちょっと横になったらアイノとカールが来て一緒に寝はじめたせいで動けなくなり、ついそのまま寝てしまったというのが真相である。(・・・・・・) くだらない。我ながらめちゃくちゃくだらない理由だ。こんなのでココまでひっぱるとは・・・! でもでも!!おなかのところにアイノがコテン寝りしてて、カールが枕にアタマのっけて添い寝してくれてるんだよぉぉぉ。これで起きられたら猫好きじゃありませーーん!!! ああ、長い説明だった。(・・・・・・) だが、我が家の領土問題はこれで終わったわけではない。 ワタシのフトンの領有権は果たしてどちらに渡るのであろうか・・・!!! っていうか、出来ればフトンは中立地帯にしてください。そんですおちゃんもこゆたんもみんな来てください。ホントに。ニンゲンからのささやかなお願いでした。 |
カール巨大化(10月23日) このところカールの成長が著しい。 といってももちろん精神的に成長したとかいうわけでは全然なく、もっぱら体がでかくなりつつあるというだけの話なのだが、なんだかしらないがあっというまにむくむくむくむく大きくなってしまった。それはまさに「シルバー仮面」がある週から突然「シルバー仮面ジャイアント」になってしまったくらいの衝撃である。(←?) ・・なーんていっても、実は毎日見てるワタシはあまり意識していなかったのだが、先週一時帰宅(?)していたダンナが「あかお、でかくなった!スオミより大きい!!」というではないか。 「ええっ?そうかぁ??」と改めて眺めてみると、たしかにデカいような気がする。すおちゃんのほうが頭がおっきい(・・・・)ので並んでるところを正面から見てもあまりそういう印象はなかったのだが、背中側から見てみると「・・アレ?!」というカンジだ。 そんなときにカールが「ごそごそごそ」と紙袋に自ら収納されてしまったので、これはちょうどいい!とばかり袋ごと例のあかちゃん体重計に載せてみたのです。 そ、そしたらなんと!! 4.6キロもあるではないかぁぁぁ!!!! そんなバカな・・・・ ついこの間はかったときには3.95キロだったのに。あれってあれって、いつだっけ!? たしか前回体重を量った直後に日記のどこかで書いたなぁ、と思って過去日記の中を探してみたら10月3日だった。 な、なんと・・・・ 二週間ちょいで、4.6キロですって〜?! ちょっと奥様、お聞きになりまして?そんなこと信じられます?? カールあかお、いつのまにかホントにスオミ(4.3キロ)を軽く抜いていたのである。 このままでは程なくしてアイノ(4.8キロ)よりでかくなってしまうではないか!ああアイノ、いろんな意味でオトコとして新入りに負けまくりのあわれなヤツめ・・・ でも。アイノには悪いが、カワイイ顔のまんま果てしなく(?)デカくなるってのもノルウェージャンのミリョクのひとつだと思うので、このまま行くとかなりでっかくなりそうなカールの存在はけっこううれしい。でっかくってゴロゴロでもみもみ猫・・・イイ!すごくイイではないか!よーし、でかくなれよカール!期待しているぞ!! ただ、ひとつだけ問題が・・・ コイツ、こんなにデカくなってもまだ「恐怖のちゅぱちゅぱ猫」なんです。 でかい図体で「うきゅーーん」とかあまえ声を発しながらヒザに登って、ひとりでモミモミしつつジブンの体を「ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ・・・」とやる姿は果てしなくマヌケでナミダが出ます。はっきりいって他の猫ズも、ちゅぱちゅぱやってひとりで悦に入っているカールロを見て「・・・・・・」とすごくしらけているのがまた情けなさに拍車をかける今日この頃。(・・・・・) ああカール、オマエは5キロになっても6キロになってもちゅぱちゅぱ猫のままなのか!? それってもしかして強度のマザコン?!うわあ、それはダメだ。オトコとして終わっているぞ!! べつにもみもみでもいいんだけど、ちゅぱちゅぱだけはなんとかならないもんだろうか。4歳5歳の中年猫になっても「ちゅぱちゅぱちゅぱ」とかやっていたらほんまもんのヘンタイではないか! カールの行く末が果てしなく心配なワタシであった。ああ〜。 |
スオミチェック!(10月29日) 猫ってよく「くっさーい!」って顔しますよね。 うちではよくスオミにやられるんだけど、自分からこっちに近寄ってきて自主的に(←ココがポイント)ワタシの足のニオイなんかを嗅いでおいて、いきなり口を半開きにして「くっせーー」ってカンジの顔をしやがったりする。アレ、めちゃくちゃアタマに来ませんか。 少なくともワタシ的にはアレをされると「くそー、ムリヤリ嗅がせたわけでもないのに!自分で勝手に嗅いでおいてその反応はナンだぁぁぁ!!!」と暴れたくなる。ホント猫ってのは失礼なヤツラである。 とはいえ、猫としても別にニンゲンにイヤガラセをするために口を半開きにしてるわけではなく、ちゃんと科学的?な根拠があるらしい。まずあの口半開きのなんともまぬけな顔は「フレーメン反応」というもので確か猫の口の中にある「ヤコブソン器官」なるものに直接ニオイを取り込んで嗅いでいる、ということだそうだ。よくわからないがなんだか納得できる説明である。(←どっちだ!)また、フレーメンについて説明していたモノの本には「発情期の異性のニオイをキャッチするときにこの反応を起こす」というふうにも書かれていたような気がする。 ・・・といわれると理系的説明にきわめて弱いワタシはまたまた「おお、そうかそうか」と納得しそうになるが、ちょっと待て。どう考えてもワタシの足は発情した猫ではないぞ。(キッパリ) そのあたりを踏まえて(?)普段の行動から推測するに、どうもヤツらは「発情のニオイ」に限らずニンゲンのものにしろ仲間の猫たちのものにしろ何か「生物的なニオイ」を嗅ぎつけたときに「口半開き顔」になっているような気がする。・・・ってことはワタシの足は生物的なニオイがするのだろうか!?ギャー!!なんかむかつくー!!! ワタシの名誉のためにいちおう言っておくが、ワタシの足は別にくさくありません。ホントです。少なくともニンゲンの鼻的にはにおいません・・・・しくしく。信じて。(←なさけない) さて、ここからがやっと本題である。(例によって前置きが長い・・) 昨日すおちゃんがめずらしくワタシのおふとんにやってきてゴロゴロいってくれちゃったりなんかしてとってもシアワセ♪だったんだけど(・・・・)、そのときにスオミが突然「ん?」というカンジで動きを止めた。どうしたんだ?と見ていると、スオミ、おもむろにシーツをくんかくんかと嗅ぎ始めたのだ。かたずを飲んで見守るワタシの前でしばし黙々と真剣にニオイを嗅いでいたすおちゃんが、ややあって顔をあげると! いきなり口が半開きになって「・・・・・」と何か訴えたそうな目でワタシを見ているではないか。 なんだそりゃあぁぁああぁ!!なぜなぜワタシのフトンで?!?! しかもスオミはその後すぐに「こんなクサいところにはいられないわ」とでもいうようにそそくさと立ち去ってしまったのである。い、いったいこれは・・・!と衝撃を受けたワタシは、思わずスオミが嗅いでいたあたりをくんくんと嗅いでみましたとも。 そしたら、仄かになんだかなつかしいニオイが・・・・ このニオイは!! ちょうど一年ちょい前、アイノが発情っぽくなって「おしっこくさい猫」に変貌していたとき、なんとなーーく部屋全体に立ち込めていたあのニオイだぁ!!っていうか、アイノのおしっこのニオイだぁぁ!!! そういえばすおちゃんチェックが入っていたこの場所は!さっきアイノがスリスリしに来たときにさんざんおすわりしたりコロコロころがったりしていたところではないか。がーん。 そういえばアイちゃん、あのときちょっぴりおしっこくさかったような気がする。アイノはケツの始末がヘタクソな子なのでそんなのはよくあること(・・・・・)だからあまり気にしていなかったのだが! いつのまにかしっかりシーツにくっつけられていたんだね。・・・ やっぱり気にするべきでした。 かくしてシーツが速攻で洗濯機行きになったことはいうまでもない。ああ危なかった。(←なにが?) しかしスオミが小姑みたいにチェックして「くさいわよ!」と指摘してくれるまでそれに気づかないワタシって、猫くささに関してすでにかなり鼻が麻痺しているような気がする。これはやばい。ホントに気をつけないと、自分がヘイキでも他人には「!?」ということがあるかもしれない。うちは猫がいっぱいいるわりには全然くさくないもんね!と思っていたが、ホントはくさいのかも・・・!もうワタシにはわからなくなってるだけだったりして。がーーーん。 猫飼いの人は、ときどき猫がいないおうちの人に来てもらってニオイをチェックしてもらったほうがいいかもしれないです。お互い気をつけましょう・・・ |
つめとぎグルメ(10月30日) 猫は好きなんだけど、飼おうかな。どうしよっかな。・・・などと迷う人にとって最初に気になることは、おそらく「つめとぎ問題」なのではないだろうか。猫飼いにとっての真の永遠のテーマは「トイレ」と「メシ」だと思うが、飼い始める前はむしろそっちのほうが気になるという人も多いような気がする。 個人的には元々あんまり几帳面でもきれい好きでもないせいか、べつに新築マンションのフローリングをキズだらけにされようとタタミにゲロ染み作られようとたいして気にならない。だけど貸家だったらやっぱりそうも言ってられないだろうなぁと思うし、持ち家の人だって日ごろからキレイに掃除して磨きあげてるような場合、やっぱりあんまりぼろぼろにされるには忍びないってことはあるだろう。基本的に「別にいいや」と思ってるワタシだって、ゲロ染みはちょっぴり泣けたもんね(笑)。 しかし幸いにも我が家では、つめとぎ問題で苦しんだという記憶はほとんどない。 思えばあれはスオミがまだうちにきて間もない頃。ちびちびすおちゃん(死ぬほど可愛い)がたどたどしい手つきで布のソファに「かりかりかり」とはじめたとき「おお、いっちょまえにツメといてるよ!かわいーー!(←おやばか・・・)よし、早速つめとぎを買ってあげないとね!」とペットショップに向かった我々は、その店先でステキなつめとぎくんにひとめぼれしてしまったのだった。 はっきりいってすごく高かったが、えらくがっちりとした麻縄巻きの柱状のつめとぎで、他のものと比べると明らかに段違いにモノが良い。ちょうどサ○セイで売られているキャットタワーの柱部分だけをちょっと細くしたような、ずっしりと重い逸品(?)だ。 しかし「これで使ってくれなかったら目もあてらんない」というくらいのお値段だったため、さすがにしばし悩んだのだが、結局「よしっ、可愛いすおちゃんのためだもん!思い切ってコレにしよう!」と親ばかモード全開でそれをゲットしてしまった。こういう底辺の親ばか野郎のおかげでペット産業は隆盛を極めているんだね!このように親ばか経済効果は大きいものなのである。(←?) 経済効果はおいといて。なんとこのつめとぎ、その後長きに渡って予想以上の大好評を博した。出した瞬間から速攻ですおちゃんが使ってくれるわ、あとからやってきたアイノもこゆめも喜んで使ってくれるわ、そりゃもういいことづくめだ。それにしても、使ってもらえてホントによかったよ。(小市民的) しかし!いかに大活躍してくれたつめとぎ君といえども、さすがに寄る年波には勝てぬ。(←?)2年も使い続けてたもんだから最近さすがに縄がつるつるになってしまったうえ、ついに縄の一部が切れてしまって余命いくばくもないってカンジになってきた。 なんとか他のに乗り換えてもらおうと同じような形のものをいくつか買ってみたのだが、初代つめとぎ君があまりにも好評すぎてどいつもこいつも他のつめとぎにはほとんど目もくれない。新品をならべて置いてあげてるのに、みんながみんなわざわざぼろぼろになった初代つめとぎばかりを使おうとするのである。 なんてことだ。最初にゼイタク品(・・・・)を与えてしまったばっかりに、ヤツラはすっかり「つめとぎグルメ」になってしまったのか! しょうがないのでこの際少々高くても同じものに買い換えようとも考えたのだが、なぜか初代くんと同じ品はどこにいっても二度と目にすることはなかったのである。思えば買ったときだって「現品限り」だったもんなぁ。広告でもネットでもあんなのみたことないし。困った。とても困った。 しかしじっくり構造を調べてみると、かなりがっちりしたつくりの初代くん、麻縄を買ってきて巻きなおしてやればまだ使えそうな感じがする。うまく巻けるかどうかいまひとつ自信がないが、ここはひとつエコな観点からも資源の再利用をはかるべきか! ・・・などとつらつら考えていた折から、とつぜん我が家は本土に引越しすることになった。 先日引越し業者さんが「とりあえずどうぞ」と20枚もダンボールを置いていってくれたのだが、さすがに20枚もあるとバラのまんま重ねて立てておいてもそれなりに厚みがある。 こんな悪目立ち(?)する謎の物体をうちの新しもの好き猫ズが放っておくわけがない。さっそく猫ズはダンボール(縦)の上に「ぴょーん!」と飛び乗ったり寝そべったりして新たな遊び場として活用するようになった。 そこまではまぁ予想通りというか、そうなるだろうなーというカンジだったのだが! ある朝起きてきたワタシは驚愕した。 ダンボールのまわりに、細かい紙のカケラがばらばらと落ちまくっているではないか。 うわー、掃除機かけなくちゃ! ・・っていうか、これはもしや!?と固まるワタシに、こゆめ様が親切にも目の前で「ばーりー、ばーりー」とダンボールの断面でツメを研ぎまくるところを見せてくださった。 さすが実演つきだとすごい説得力だ。 「ほーら、おたくの猫ちゃんもこれで安心!」などとテキヤのおっちゃんに畳み掛けられたら思わず買ってしまうくらいの説得力である。(←?) っていうか、おいおい!ダンボールの上側がボロボロじゃないかぁぁぁぁ。しかもかどっこがかじられて欠けてるじゃないかぁぁぁぁ! ためしに一枚ガムテープ貼って組み立ててみたところ、上から見ると明らかに角がかじられてへっこんでいる。とってもあやしい。しかも箱の上側におもいっきり猫の歯型までついてたりするのがまた最高にものがなしさを漂わせている。ケモノの気配びんびんだ。 ああ、前回の引越し時のフタ地獄に引き続き、今回もまた引越し屋さんにあやしい目で見られてしまうのか・・・ この場合、箱の天地を逆にして立てておかなかったことが災いしたといえよう。せめて底の部分だったらこんなに目立たなかったのに! いいんだいいんだ、どうせわたしゃケモノと暮らしてるんだよ!けっ。(←逆ギレ) ワタシ的には引越し屋さんに対してちょっぴりはずかしいものの、彼らの置いてってくれた箱のおかげでつめとぎの素材に関しては非常にうるさいと思われていたうちの猫ズが実は最も庶民的な素材「ダンボール」もイケるくちだったことが判明したのである。ありがとう引越し屋さん!ダンボールのつめとぎだったら近所のスーパーでも売ってるよ。・・・・ でもダンボールでつめとぐと、すっごいゴミが出るんですけど。ちょっとイヤかも。・・・ やっぱり麻縄を巻き直そうとひそかに決意する掃除ギライのワタシであった。 あっ、とりあえず重ねた箱の上下を逆さに立て直しておきました。こっち側だったら見えないからね、いくら研いでもオッケーだ!ゴミは出るけど。(・・・・・) |
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