ZOIDS栄光の歴史

 

 ゾイドのコーナー入ってすぐにあったのは、「ZOIDS栄光の歴史」と題された、ゾイドの歴史年表である。形の上では旧シリーズから始まってはいるものの、メインは、19999年8月以降の新シリーズに入ってからの流れが紹介されている。

 

年表は、まず、1982年に「メカボニカ」が発売された事から始まっている。しかし、賢明なファンは、1981年にアメリカで「ZOIDS」として発売されたのが本当のスタートであることは知っているであろう。つまり、この歴史年表は、日本国内の展開のみを対象としていることが、明らかである。もちろん、メインターゲットであるユーザーにはそれで充分濃い内容であろう。年表上には、ビガザウロガリウス、エレファンタス、グライドラーという、メカボニカからある機体と、日本国内ゾイドシリーズ1号機が紹介されている。そして、いきなり1991年のゾイド第1期販売終了が来て、そこにギルベイダーが添えられる。

 そして1999年4月。まず、コロコロコミックで、激ハードホビーとして、ゾイドの記事が掲載されるようになる。翌5月上山道朗氏による「機獣新世紀ZOIDS」の連載がスタートする。6月には、次世代ワールドホビーフェアにて8月28日発売が紹介される。

 そして、1999年8月28日、いよいよ12体のゾイドの再販から新シリーズがスタートする。この新シリーズスタート以降の流れは、あえて説明する必要はないであろう。

年表の間には、パッケージ写真、コロコロコミックのカラーページの抜粋、アニメのポスター、Mookの表紙などを織りまぜながら、人気機体やゾイド本体以外の重点商品の発売、アニメの展開の基点を紹介している。

 そして、ゾイドは新時代へ突入する。この新時代が、従来のリアルな動きの機体から、非稼動モデルに代表されるような、動きを失ってもポージングとデザインを優先させる機体に移行していくという意味であれば、それはゾイドがゾイドでいられるか、疑問となる新時代であってほしくないものである。

 年表の末を見ると、1999年8月から2001年3月の1年7ヶ月の間に、ゾイドはのべ800万体販売されたとのこと。2001年3月現在で40種類近い機体が発売されているので、その合計の販売数であり、800万人に行き渡っているわけではない。このシリーズを通してのべ800万販売という数字は、多いのか少ないのであろうか・・・・・

 なお会場では、この年表の下にケースが置かれ、その中に、発売された新シリーズの全てのゾイドが展示されていた。

 

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