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No.188 飯盛山
久しぶりの山歩きです。八ヶ岳の近くの飯盛山(1640m)に出かけました。昼食時間を入れても往復約3時間、暑からず寒からずの陽気の中で、素晴らしい眺めを楽しむことができましたた。

日時 2015年(平成27年)9月30日(水)
天候 晴
同行 なし

所要時間
駐車場(8.55) ←45分→ (9.40)平沢山分岐(9.50) ←20分→ (10.10)飯盛山(10.25) ←25分→ (10.50)平沢山で昼食(11.40) ←5分→ (11.45)平沢山分岐(11.45) ←30分→ (12.15)駐車場

山行概要

我家を午前6時に出発し、獅子岩の駐車場には午前8時35分に着きました。駐車場には車が数台止まっていますが、登山者らしい姿は見当たりません。我家からは休憩無しで来たので、車の中で一息つきました。車から降りてみると結構強い風が吹いています。9月にしては少々冷たい風でした。いつものように靴を履き替え、GPSをセットして出発です。
飯盛山から見た赤岳
飯盛山から見た赤岳
スキー場の傷跡が景観を損ねている
道路を挟んで駐車場と反対側にある、登山口から山道に入りました。雑木林の中の緩い登りが続きます。左手の木の間から野辺山方面の畑やハウスが眺められますが、たいした眺めではありません。やがて道が殆どフラットになり 少し歩いたところで、目の前に導標が現われました。平沢山分岐です。この導標を右に曲がると目の前がパッと開けます。目の前に南アルプスが長々と連なっており、左にはこれから向う飯盛山の頂上とその右に富士山が眺められます。これから向う飯盛山まであと僅かです。ここで景色を眺めながら一休みしました。
一息ついたところで出発です。ここからは、見晴しのよい道が続きます。歩き始めると秋の花が目に付くようになりました。マツムシソウやリンドウ、トリカブトのつぼみ、名前は分かりませんがキク科の白い花も沢山咲いています。右手の南アルプスや前方の富士山を眺めたり、咲いている秋の花に目を向けて歩きました。
やがて飯盛山の頂上直下の登りが始まりましたが、思ったより楽に頂上に着きました。頂上は広くありません。頂上を示す標識の周りはロープが張られており、一休みするスペースはほとんどありません。しかし360度、視界をさえぎるものはありません。富士山を起点に右へ、南アルプス八ヶ岳、、浅間山、奥秩父などの山々がぐるっと見渡せます。これまでに登った山が沢山あるので、それぞれの思い出を振り返りながら、目の前に広がる景色を楽しみました。
ルートマップ頂上は、朝と同じように結構強い風が吹いており、昼食に陣取る場所もないので、昼食は平沢山でとることにして頂上を後にしました。平沢山の登り口は、導標などが立っていないので、少し分かりにくいところにあります。登り口を見つけ、少しきつい登りを登って頂上に着きました。
平沢山の頂上で、袋麺の天ぷらそばに乾燥油揚げや乾燥野菜を沢山入れてク具沢山にして食べましたが、結構いける味がしました。自宅ではとても食べる気がしませんが、こんなものでも体調が良ければ山では旨いと思えるのが不思議です。
のんびり昼食を取った後、駐車場まで下りましたが、数十人規模の小学生の団体と何組かすれ違いました。引率している先生らしき人に、何か大会でもあるのかと聞いたら、遠足で、他の学校などと示し合わせて来たのではないとのことでした。

飯盛山は若い頃、登ったということだけは覚えているのですが、どんなところだったかは全く記憶にありません。従って実質的には初めてて来たことになります。獅子岩の駐車場まで車で来れば、頂上まで標高差は200mほどしかなく、急な登下降もありません。平沢山分岐を過ぎれば素晴らしい景観を眺めながら歩くこともできます。私の好みにピッタリで、「当り」、の山の一つに数えられます。
東名高速の海老名と中央高速の八王子が圏央道で結ばれたので、中央高速沿線の山へは、従来よりは、だいぶ短時間で行けるようになりました。帰りの国道16号の渋滞も気になりません。但し、平日だと高速料金が往復で8000円以上になるのが、少々つらいところです。

「山の花」に以下の花の写真を追加しました。
ヤマラッキョウ

獅子岩駐車場 獅子岩の駐車場
前方に見えるのはトイレ
広い駐車場で、写真と反対方向には売店がある
但しこの売店が現在営業しているのか否かは不明
駐車場から見た八ヶ岳 獅子岩駐車場から見た八ヶ岳
この駐車場は八ヶ岳の好展望地で、南八ヶ岳の山々が一望できる
飯盛山登山のためというより、この景観を眺めるために造られた感が強い
飯盛山登山口 飯盛山登山口
道路を挟んで駐車場と反対側にある
導標や案内板が立っており迷うことはない
飯盛山の登山道 登山道
獅子岩駐車場から稜線に出るまで、このような感じの道が続く
きつい登りは皆無といってよい
平沢山分岐 平沢山分岐の導標平沢山分岐
導標が立っており、導標にしたって数メートル進むと視界が開ける
平沢山へは真っ直ぐ進むのだが、これを示す表示はない
平沢山から下ってきてここが分岐だと分かった
南アルプス 平沢山分岐からの眺め1
上の写真の平沢山分岐の先で視界が開け、目の前に南アルプスの山並みが広がっている
甲斐駒早川尾根北岳鳳凰三山、いずれもこれまでの山行で登っており、見飽きることが無かった
飯盛山と富士山 平沢山分岐からの眺め2
進行方向に目を向けると富士山と飯盛山が眺められる
写真左端のピークが飯盛山
飯盛山の頂上の標識や頂上へ続いている登山道がはっきり分かる
飯盛山 平沢山分岐からは視界が開けた道が続く
右手に南アルプス、前方に富士山と飯盛山が眺められる
飯盛山頂上 飯盛山頂上
頂上は狭く、写真のように一方通行のようなロープが張られている
国土地林の地図では、飯盛山の標高は1640mだが、ここの標識では1642mとある

奥秩父の山々 飯盛山頂上から奥秩父
頂上に立つまでは、飯盛山に隠れていて見ないが、頂上に立つと目の前に現れる
金峰山の五丈岩がはっきり分かる
瑞牆山や足を骨折した小川山も良く見えた
南アルプス 飯盛山頂上から南アルプス
写真右端のピークが甲斐駒
甲斐駒の左の方に早川尾根が続き、写真左端近くのピークが北岳
この写真では潰れてしまって分からないが、北岳の前に鳳凰三山がある
飯盛山から見た平沢山 平沢山
写真中央やや左側のピークが平沢山
頂上が開けているのが分かったので、ここで昼食をとることにした
平沢山頂上 平沢山の標識平沢山頂上
飯盛山の頂上よりずっと広い
昼食はここで取った
頂上には三角点があり、高さは1653mとあるので飯盛山より高い
平沢山から見た飯盛山 平沢山頂上からの眺め
飯盛山へ登る人達が良く見える
写真右手には、飯盛山と同じように南アルプスを眺められる
今日は終日富士山が良く見えた

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