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No.16 金峰山
牧丘町のホームページに大弛峠付近の紅葉が始まりましたと記載されていたので、大弛峠まで車で上がり、金峰山(2599m)へ登りました。10月4日に大弛付近はミゾレが降ったとのことで、紅葉はピークを過ぎた観がありましたが、終日快晴で素晴らしい景色を堪能できました。

日時 2003年(平成15年)10月9日(木)
天候 晴
同行 家内、飼い犬

所要時間
大弛峠駐車場(7.15) ←35分→ (7.50)朝日峠(8.00) ←50分→ (8.50)朝日岳(9:00) ←1時間→ (10.00)金峰山稜線(10:10) ←15分→ (10.25)金峰山頂上(11:15) ←15分→ (11:30)金峰山稜線で昼食(12:30) ←1時間10分→ (13:40)朝日岳(13:50) ←30分→ (14:20)朝日峠(14:20) ←30分→ (14:50)大弛峠駐車場

山行概要

金峰山長から見た五丈岩
金峰山頂から見た五丈岩
バックは南アルプス、茅ヶ岳
午前4時に自宅を出発し、大弛峠の駐車場には午前7時少し前に着きました。駐車場には7〜8台の車が止まっており、数人の人たちが山登りの準備をしていました。結構寒くて水溜りには薄氷が張り、あちこちに霜柱が立っていました。

駐車場から歩き始めて、木の間越しに富士山が見え出すとすぐ朝日峠の手前のピークになり、ピークから朝日峠までは一息でした。この峠は周囲を樹木に覆われ、特にこれといった特徴はありません。ここで一息入れたあと朝日岳へ向かいましたが、そろそろ疲れが出始めた頃、大きな岩がごろごろした見晴らしの良い岩場に着きました。この岩場で写真を写して休憩しましたが、ここから朝日岳の頂上までは10分足らずの距離でした。朝日峠の頂上は見晴らしがありませんが、少し先が開けていてベンチのある休憩所があり、ここからは金峰山の頂上がよく見えます。金峰山の頂上は意外に近くに見えました。

金峰山へはここから一度下りますが、随分下りますので帰りのことを思うともったいないような気がしました。金峰山への最後の登りはそう急坂ではありませんが、息があがり稜線へ出るまで結構なアルバイトに感じました。ここから頂上までしばらく見晴らしの良いハイマツの中を歩きます。この日は快晴で本州中央部の名だたる高山を殆ど見ることができました。

金峰山の頂上は、平日にもかかわらず人が多く、一番上の岩の上へ登るのはなんとなく順番待ちのような状態でした。頂上で眺望を楽しんだ後、ザックと同伴した柴犬を残して金峰山のシンボルの五丈岩まで行きましたが、写真で見るよりずっと威圧感があります。金峰山の頂上で眺望を楽しんだあと稜線の外れまで戻り、一番大きなケルンの脇で昼食にしました。風もなく快晴で、眼下に紅葉の中の金峰山小屋、その向こうに瑞牆山と八ヶ岳が望め、すばらしい景色に囲まれた昼食になりました。

昼食後帰途に着きましたが、朝日岳の登りにフーフー言いました。登りきった所にある休憩所に、偶々10人近くの人が居り、帰途の朝日岳の登りのきつさを挨拶代わりに話が弾みました。大弛峠へ戻った後、6月の国師ヶ岳の帰りと同じように大弛小屋でコーヒーを飲み、一息入れましたがましたが、林道が通れるようになる5時半まではだいぶ時間があるので、一度車に戻ってザックと柴犬を車に残して夢ノ庭園まで行きました。南アルプスと金峰山が霞の中に黒々と浮かんでおり、しばし見惚れていました。

大弛峠は標高2300mを超えますので、ここまで車で上がれば標高約2600mの金峰山までたいした高度差は無く、途中多少のアップダウンはあっても楽な山行であろうとタカをくくって行ったのですが、標高2500m級の稜線歩きは空気も薄くなり、それほど楽な山行ではありませんでした。同行した柴犬は、金峰山頂上の岩場で2回ほど抱き上げましたが、あとは私達よりずっと元気よく歩いていました。

金峰山ルートマップ大弛峠へ下山後、大弛小屋でコーヒーを飲もうと、小屋の方へ歩きかけた時、犬の同伴禁止の看板に気が付きました。今年の6月にここを訪れた時は気が付ませんでしたが、その時すでにあったのかもしれません。犬の同伴を具体的に禁止している表示を見るのは初めてです。

車で林道を下った後、牧丘町営の花かげの湯に寄り、汗と疲れを流して帰りました。

登山道からの富士山 大弛峠から歩き出してしばらくすると樹間から富士山が見えた
快晴で、終日整った姿を眺められた
朝日峠 朝日峠
ベンチのある小さな広場
木立に囲まれ見晴らしはない
南アルプス遠望 朝日岳山頂手前の岩場からの眺望
これから目指す金峰山の方は見えないが、南アルプス、甲武信ヶ岳、富士山が良く見える
写真は南アルプス白峰、鳳凰三山
奥秩父連峰甲武信ヶ岳、木賊山 朝日岳山頂手前の岩場からの眺望
奥秩父連峰甲武信ヶ岳、木賊山・・・
「朝日岳頂上 朝日岳山頂
頂上は見晴らしがない
このすぐ先が開けていて休憩所になっており、見晴らしが良い
朝日岳から金峰山を見る 朝日岳頂上の先の休憩所からは金峰山の頂上や五丈岩が見える
ここから鉄山の脇までかなり深く下るのが良く分る
金峰山の稜線と山頂 瑞牆山と八ヶ岳
金峰山の稜線
視界がぱっと開け、頂上まであと一息


峰山の稜線から見た瑞牆山と八ヶ岳

金峰山頂上 五丈岩から見た金峰山山頂
金峰山頂上
ここの標識には日本百名山2598mとある
国土地理院の地形図には2595m、ガイドブック等には2599mとある
どれが正解?


五丈岩側から見た金峰山山頂
砂払ノ頭へ続く稜線 金峰山小屋
五丈岩の基部から砂払ノ頭へ延びる岩稜
バックは甲斐駒ケ岳


昼食をとった稜線から見える金峰山小屋
箱庭のようだった
朝日岳の急登 帰途の朝日岳の登り
疲れている体にガレ場の急登はこたえる
同行した柴犬と登山者 朝日岳を登りきったところにある休憩所で雑談
同行した柴犬は人気者だった
紅葉したナナカマド 朝日峠付近のナナカマド
大弛峠〜金峰山間の登山道沿いの真っ赤な木はこれだけだった
夢ノ庭園からの甲斐駒と金峰山のシルエット
夢ノ庭園から見た甲斐駒と金峰山
幻想的な墨絵を見るようだった

犬連れ禁止の看板 犬の同伴禁止の看板
大弛峠の駐車場の国師ヶ岳側の登山口にあった
国立公園等の自然の風景地の保護とその利用等を定めた自然公園法では、犬の同伴を禁止していない
誰の権限でこの看板を?国立公園内にこんな看板を立てられるの?
同じ国立公園内の甲武信小屋のビーグル犬は例外?
それともここは私有地?
などとつい反論したくなる
同行した柴犬 金峰山からの帰途、朝日岳と鉄山の間の鞍部の広場で
ここを再び訪れることはないだろう

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