(大田南畝、あるいは大田直次郎として交遊のあった人) |
交遊 | 詞書・漢詩・狂歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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あいかわ 相川 | 「夏日、相川氏を訪ふ | 南畝集6 漢詩番号1279 | ③440 | 天明5年 1785/06/ |
あいごろ 愛吾廬 | | |||
あいざわ 会沢 (水戸藩) | 「春日、吉川氏邀へて、水藩の会沢氏・田中氏と湯島の酒楼に宴す 坐中更有新知楽 共喜春宵得聚星」 | 南畝集5 漢詩番号0902 | ③310 | 安永10年 1781/01/ |
あいづろう もちよし 会津楼 持吉 | 「ことし神無月十二日、会津楼生掛持吉見まかりしときゝて | 紅梅集 | ②355 | 文政1年 1818/10/12 |
あいにちろう 愛日楼 | | |||
あえば 饗庭 | 「饗庭 盈(二字欠)に贈る。戯れに内人に代る | 南畝集16 漢詩番号3029 | ⑤60 | 文化4年 1807/02/ |
あおき きゅうえもん 青木 久右衛門 | 「夏日、青木氏に過りて古書画を観る 「戊辰五月七日小石川百間長屋の前なる青木氏【久右衛門、両御番】にて古書画をみる」 | 南畝集16 漢詩番号3170 一話一言28・29 | ④102 ⑭58・127 | 文化5 1808/05/05 |
あおき じんしろう 青木 甚四郎 | 「滝水楼より使して江戸酒一樽を川崎宿まで送しをもて来るとて、青木氏のもとより とありければ | 玉川余波 | ②143 | 文化6年 1809/03/14 |
あおき りんけい 青木 隣卿 | | |||
あおやま びぜん 青山 備前守 | 「修竹園に題して朝散大夫青山備州の八十を寿す | 南畝集5 漢詩番号1018 蜀山集 | ③349 ⑥100 | 天明1年 1781/09/ |
あおやま まさとし 青山 正俊 | 「驟雨飛声入鼎来 これは播磨の国青山正俊が求によりて走書 | 蜀山集 | ⑥100 | 未詳 |
あかぎ 赤木 | 「三月十一日、讃藩の赤木氏・菊池桐孫五山と同じく妓を携へて舟を墨水に泛べ、花を看る 女三為粲者 人百己千之 歳々年々興 看花不愆期」 | 南畝集19 漢詩番号4020 | ⑤353 | 天明3年 1783/07/15 |
あかさか かいもん 赤坂 海門 | 「春日、肥前文学石井仲車、邀へて馬景徳の松琴楼に宴す。雲藩萩野求之・薩州世子侍読赤崎彦礼・芸州文学頼千秋・及び堀口孟一・爽鳩子允・井子瓊・鈴猶人と同じく賦す春日、馬景徳の席上に薩州世子侍読赤崎彦礼の韻を和す 寥々天下知音少 此会尋常豈可求」 | 南畝集7 漢詩番号1307 | ③452 | 天明6年 1786/02/ |
「(石井仲車帰国送別会)赤崎彦礼を憶ふ 此日聞君偏伏枕 遙因帰雁寄相思」 | 南畝集7 漢詩番号1318 | ③456 | 天明6年 1786/03/ | |
「春日、石仲車、邀へて麹房の鶴巣楼に飲す。赤崎彦礼・稲垣恵明・爽鳩子允・萩野求之・馬景徳・辺道壱・岡故完・原子文・井子瓊・鈴猶人・春菶仲と同じく賦して佳字を得たり 「席上、赤崎文学に贈る | 南畝集7 漢詩番号1417-8 杏園詩集三 | ③491 ⑥89 ⑥295 | 天明8年 1788/02/21 | |
あかさか なぬし 赤坂里長(名主) | 「赤坂の里長を哭す 【臥雲山竜昌寺、四谷に在り】」 | 南畝集7 漢詩番号1468 | ③505 | 天明8年 1788/07/ |
あかつら 赤つら | 「鈴木欣次兵衛表徳を赤貫といふ。ことし神無月廿日頓滅ときゝて 【欄外。鈴木氏県令手代】 | 万紅千紫 | ①277 | 文化11年 1814/10/20 |
「浄諦院鈴木氏以俗名置句頭狂名赤つらといへり。欣次兵衛なり | 六々集 | ②217 | ||
あかまつ だいきょう 赤松 大経 | 「春日、岡田忠卿・伴忠順・石井子彭・赤松大経・磯田仲馨と同じく服右父の信古堂に集ふ。戯れに赤松大経の韻を和す 郢曲尋常難自和 随珠径寸向誰投 何時一謝人間事 避穀従君著鹿裘」 | 南畝集6 漢詩番号1073 杏園詩集 | ③371 ⑥65 | 天明二年 1782/02/23 |
あきたこう 秋田大守(佐竹曙山) | 「楼上臨三絃江 秋田太守 三階の額 | 巴人集 | ②405 | 天明3年 1783/05/ |
あきたこう 秋田大守(佐竹義和) | 「狐拳のかたを融川法師のかける三幅対の絵に詩歌せよと、秋田の大守の求によりて 左 狐 中 名主 常々急度能申付 在々何人放鉄砲 右 鉄砲 | 放歌集 | ②190 | 文化9年 1812/05/ |
あきやま しか 秋山 子華 | 「竜口の邸舎に秋山実子華の寄せらるる韻に和す | 南畝集16 漢詩番号3165 | ⑤100 | 文化5年 1808/05/ |
あきやま しょけい 秋山 庶卿 | 「秋山庶卿の和せらるる「庚午元日」の韻を畳和す 大梁賓客叨恩遇 羞殺夷門監者翁」 | 南畝集17 漢詩番号3334 | ⑤153 | 文化7年 1810/02/ |
「秋山庶卿の怙(チチ)を失ふを弔慰す | 南畝集17 漢詩番号3509 | ⑤202 | 文化8年 1811/04/ | |
あさい 浅井 | 「早秋、関叔成・三上志恕と同じく紀藩医官浅井氏の家楼に宴す。開字を得たり 仙遊縮地乾坤外 共酔壺公白玉盃」 | 南畝集3 漢詩番号0373 | ③132 | 安永4年 1775/07/ |
あさくら 朝倉 | 「牛門の朝倉君の牡丹 | 南畝集19 漢詩番号4162 | ⑤392 | 文化13年 1806/04/ |
あさだや たけえもん 朝田屋 武右衛門 | 「右の三首はきのふ川崎のやどのあるじのこふにまかせてかきてやり。内々の事也 諫鼓の画に 牧童笛をふきて牛にのりたる画 布袋ふくろの上にのりたる画 | 玉川余波 | ②112 | 文化5年 1808/12/18 |
「重ねて砂子駅に宿し、戯れに客舎の壁に題す | 玉川余波 | ②113 | 文化5年 1808/12/26 | |
「三たび砂子駅に次(ヤド)る 早晩桃花流水去 還郷拾聴子規啼」 | 玉川余波 | ②123 | 文化6年 1809/01/26 | |
「四たび砂子駅に次(ヤド)る。庭に牡丹の芽有り、之を主人に問へば則ち白牡丹なり | 玉川余波 | ②128 | 文化6年 1809/02/08 | |
あさだ さだはち 浅田 定八 | 「小机村浅田氏がやどに入てみれば朱漆にぬれる器 | 玉川余波 | ②125 | 文化6年 1809/01/29 |
あつた 熱田 | 「熱田聯句 | 小春紀行附録 南畝集15 漢詩番号2820 | ⑨97 ④426 | 文化2年 1805/11/09 |
あのつ 洞津(安濃津) | 「伊勢の洞津にすめる人のもとより玉川の鮎籠もてつくれる花生を贈りけるに | 紅梅集 | ②366 | 文政2年 1819/04/ |
あまの どうじゅん 天野 道順 | 「天野道順によみてつかはしける | 紅梅集 | ②346 | 文政1年 1818/07/ |
あのつのひと 洞津の人(伊勢) | 「伊勢の洞津にすめる人のもとより玉川の鮎籠もてつくれる花生を贈りけるに | 紅梅集 | ②365 | 文政2年 1819/04/ |
あらい してつ 荒井 子徹 | 「席上、荒井子徹の松前に之くを送る | 南畝集16 漢詩番号3112 | ⑤85 | 文化4年 1807/11/ |
「ある人の【欄外。荒井氏也】のもとより蝦夷の黒百合の苗をおくれるに、月草の花さきけるもおかしくて | 七々集 万紫千紅 | ②247 ①284 | 文化12年 1815/08/ | |
あらかわ 荒川 | 「秋日、山士訓・野美卿と同じく荒川氏を尋ね、主人の東山より帰るを待つ | 南畝集4 漢詩番号0712 | ③246 | 安永8年 1779/08/ |
あらかわ えいしゅん 荒川 英俊 | 「荒川英俊の紀藩の聘きに応するを賀す | 南畝集2 漢詩番号0246 | ③85 | 安永2年 1773/09/ |
あらかわ くんめい 荒川 君鳴 | 「荒川君鳴・馬田国瑞唱酬の作に和す 当時月旦知誰是 恐合平輿指二竜」 | 南畝集12 漢詩番号1970 | ④165 | 享和1年 1801/04/ |
「荒川君鳴の侯駕に従つて江戸に還るを送る 【双竜唱和巻の韻を和す】 「五嶽図に題す【荒川君鳴の扇頭の画】 「荒川君鳴の双竜争玉巻を読みて君鳴の韻を次ぐ | 南畝集12 漢詩番号2038-9 2042 | ④184-5 | 享和1年 1801/07/ | |
あんしじゅん 安子潤 | | |||
あんしぼく 安 子穆 (大膳亮玄磧) | 「十八夜、岡順之・安子潤・子穆・滕言卿・原士立・木徳貞・甥義方と同じく高田に遊ぶ。山字を得たり 詩なし」 | 南畝集4 漢詩番号0565 | ③199 | 安永7年 1778/08/18 |
「冬夜、安子潤宅に子穆・懿卿と同じく賦す。韻を限る | 南畝集4 漢詩番号0581-3 | ③204 | 安永7年 1778/10/ | |
「金剛庵小集。安小穆の酒饌を携ふるを謝す | 南畝集4 漢詩番号0686 | ③238 | 安永8年 1779/08/01 | |
「高田五夜看月。安道清。字 子穆。称 大膳亮玄磧」 | 月露草 | ⑱47 | 安永8年 1779/08/17 | |
あんどう げんけい 安藤 言卿 | | |||
あんどう 安藤 | 「安藤氏の六十を寿す 羅列児孫将献寿 九如歌罷対南山」 | 南畝集5 漢詩番号0874 | ③300 | 安永9年 1780/10// |
あんどう 安藤 | 「監察安藤君の遷りて將に大監と作らんとするを賀す | 南畝集7 漢詩番号1346 | ③466 | 天明7年 1787/04/ |