オーロラ探訪フィンランド紀行:7
◇ 生活断片編 ◇
さ、前回で無事オーロラ報告も出来たことですし、旅行記を読む皆さんの期待も一気に急降下したのではないでしょうか。そんな気配を察知したけど気にせず続きを書きます。
犬ぞりがかなり面白かったので、サーリセルカを去る前日の昼間はトナカイぞりにも乗ってみることにしました。スピードは犬ぞりには劣るものの、大きな動物に引かれて雪原を行くのは気持ち良く、サンタ気分も味わえます。

ワイルド一人にトナカイ一頭。
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今回のトナカイぞりでは日本人ガイドさんと共に、昔からこのラップランドに住むサーメ人のおじさんがガイドとして付いておりました。

サーメの民族衣装がステキ。
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片言の日本語での挨拶や、サーメの伝統文化の話を色々としてくれたりと、なかなかサービス精神旺盛な方だったのですが、途中の休憩時に衝撃的な事件が。
プルルルル… あれ?こんな山の中で携帯…?

もしもし?
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サーメ人あんたかよ!いやね、もう21世紀ですし、サーメ人の方々も現代生活を営んでいらっしゃるのは十分承知してますよ。でもねあなた、その格好で仕事中に現代生活持ち込んじゃダメだろ!と四人全員で総ツッコミ。容赦なくその様子をカメラに収めます。日本人ガイドさんも苦笑い。まあ面白かったからいいんですが。
以下、ワイルド四人による電話の会話想像中。
「ちょっとアンタ、どこいるのよ?(サーメ人の奥さんという設定)」
「や、今サーメ中」
「なんだ仕事中なの。今日夕飯いるの?」
「サーメ終わったら帰るから。また後で電話するわ」
そんなサーメ&トナカイタイムも終わって、明日はいよいよサーリセルカを後にし、首都ヘルシンキへ。ここでの思い出を忘れないように日中のサーリセルカの温度計でも載せておきますね。

氷点下22℃…。
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あ、もう一つ思い出深い場所があったんだ。

サーリセルカのスーパーマーケット。
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滞在中通い詰めたスーパーです。ちょっと見にくいかもしれませんが、真ん中の赤いネオン「Alko」ってありますね。これはわたしたちワイルド四人が真っ先に覚えた言葉の一つ。そう、酒屋です。最初にスーパーに入ったときに4人で「アルコ!アルコ!」って連呼しながら歩いてたらフィンランド人に笑われたよ。(当然です)

看板には日本語が。かわいいぜ。
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そのスーパーでの行き帰り、サラサラの雪が積もった場所にずぶずぶ入って行っては、相手に容赦なく雪をかけまくる等、やりたい放題のわたしたちでしたが、旅行記第1回で書いたソレルのシューズのおかげか、雪や気温にも負けず足元はすごく快適でした。がっちり見えますけど履いてみると以外とそうでもなく、普段着とも合わせやすいと思うので、これから極寒の地へ旅立つ方にはオススメです。
オーロラ報告も終わったので、あとはヘルシンキとか食事の話とかをちょろっと書ければなあと思ってます。誰も読んでなくても書くよ。
<続> |
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