2012年4月26日
米環境団体からIEC 委員会へのへメール 薄型テレビへの外部ロウソク耐燃要求による 利益と有害性について検討ください 情報源:Center for Environmental Health, Commonweal and Green Science Policy Institute, April 26, 2012April 26, 2012 Please consider the possible benefits and harm from an external candle flame requirement for flat screen TVs http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/IEC/ IEC_120426_candle_flame_requirement_flat_screen_TVs_en.pdf 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2012年4月29日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/IEC/ IEC_120426_candle_flame_requirement_flat_screen_TVs_jp.html IEC 委員会 事務局 御中 下記のメッセージを委員会メンバーにお伝えください。 私は、IEC 62368-1 Ed 2.0 -108/479/CDV 第11条と IEC 60065 Ed 8.0 ?108/478A/CDV 第21条にある義務的なロウソク耐燃要求を注意深く検討していただきたく、このメールを書いています。 ご存知のように、これらのロウソク耐燃要求条項は、テレビ筺体(きょうたい)が外部からのロウソクの炎に対して3分間の耐燃性を求めています。 少し立ち止まり、本当にそのような要求が必要なのか、特に現在の薄型テレビの技術と新たなロウソク産業安全基準の観点から考えてください(現在、6つのASTMロウソク安全基準と3つのCEN基準があります)。現実的な条件の下で、このような点火が本当に起きるでしょうか? このような条件にするためには、薄型テレビの下で3分間、誰かがロウソクを支えていなくてならないでしょう。唯一現実的なシナリオは、放火犯による意図的な点火だけであり、どのような基準もそのような放火犯による意図的な点火からテレビを守ることはできせん。 私たちは、火災安全のためには何も役に立たないのに、テストとされていない、あるいは有毒な化学物質を私たちのテレビに練り込むことを求める要求を本当に望んでいるでしょうか? 難燃剤をテレビの重量の20%近くまで使用することになる要求を含めることが合理的でしょうか? そのようなことをしても放火犯から守ることはできず、ただ潜在的に有毒な化学物質を含んだテレビを家庭に持ち込むだけであり、それらの有毒化学物質は容易にテレビの筺体から放出され、部屋のホコリの一部となり、最終的には私たちの環境、すなわち堆積物、土壌、水、そして野生生物中に蓄積します。 そのようなロウソク基準を満たすために、過去に使用された、そして現在使用されている化学物質は、子どもの知能低下や多動症はもとより、がん、不妊、内分泌かく乱、甲状腺障害などに関連しています。 この外部点火要求は、その実施により金銭的な利益を得る難燃剤産業界により推進され、多大な支援を受けていることは、驚くにあたりません。 起こりそうにないテレビへの点火源としてのロウソクについて、また、あり得ない火災のために外部ロウソク耐燃要求を含めることが公衆と環境にとって最良の利益であるかどうかについて、特にそのようにすることで、難燃剤を含んだプラスチックの廃棄処分時に環境問題を引き起こし、また子どもの健康に関する公衆の健康問題を引き起こすことについて、注意深く考えるためにわずかな時間をとってください。検討いただくために、報告書 The Case against Candle Resistant TVs(ロウソク耐燃テレビの問題)http://bit.ly/H8ADik に重要な情報があるので是非ご覧ください。 注意深い検討をいただければ幸甚です。 Judy Levin, MSW Pollution Prevention Co-Director Center for Environmental Health (510) 655-3900 x316 Sharyle Patton Director, Health and Environment Program Commonweal POB 316 451 Mesa Road Bolinas, CA 94924 Main Office - (415) 868 0970 ext 310 Direct line - (415) 779 1010 fax - (415) 868 2230 www.commonweal.org Arlene Blum PhD Arlene@arleneblum.com Visiting Scholar, Chemistry University of California, Berkeley Executive Director, Green Science Policy Institute P. O., Box 5455, Berkeley, California, 94705 Telephone: 510 644-3164 Mobile: 510 919-6363 Web: http://www.greensciencepolicy.org/ http://www.arleneblum.com/ 訳注:関連情報 テレビ筺体ロウソク耐燃要求関連
難燃剤使用に関する議論
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