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(2003年7月17日発行)



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桶川事件の講演を聴いて


杉本 三郎




 軍隊は、国を守るためにあるので、国民を守るためにあるのではない。警察は、その国の権力体制を守るために自らの組織を維持するが、市民の安全をまもることはしない。桶川ストーカー殺人事件は、その典型的なものだ。
猪野詩織さんが、加害者からの暴力から守ってくれと上尾警察署に懇願し続けたのに、警察は適切な捜査もしないで放置していた。その結果、桶川駅前で詩織さんは刺殺されてしまった。被害者の両親は、警察を、国家賠償請求事件として裁判所に訴えた。警察は告訴状を改ざんするなどして、捜査の怠慢を隠そうとしたり、被害者の性格を誹謗中傷して、その上両親の対応が適切でないと非難して、おのれの責任を免れる主張をしている。
 腐った組織の官僚は、潰すか、無くすしか方法はないのか!!
 腐った国家体制には、腐った官僚が育ちます。

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