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(2003年2月27日発行)



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ホームページ作成担当者からのひとこと

柿坂 寛之



「おまわりさん」と声に出して言ってみる。
「犬のおまわりさん」や赤塚不二夫さんのマンガの中の警官がまず思い浮かぶ。テレビでは、たくさんの刑事が活躍している。いろんなキャラが描かれているが、みんな足をすり減らし悪人を追い詰めていく。市民のくらしの安全を守る正義の味方。現実のおまわりさんはどうか?

 わたしのまわりには何人も警察官の知人がいる。みんな親しめる人だ。なのになぜニュースにかくも多くの警官の不祥事が報道されるのか。それも警官個人の問題というより組織としての問題が多い。聞くところによると警察組織には労働組合がない。上意下達が徹底していて上には逆らえないとも聞く。そういえば、知人も「県警は……」ではなく「うちの社は……」とどこか声をひそめて言葉少なに話す。「うちに電話しないでくれ。君から電話があったことが社にわかるから」と本気で言われたこともあった。署員の家まで盗聴しているのだろうか? 「昔、架空の領収書をたくさん書いた」という知人もいる。この方の話は、もう40年前の日本海に面した県の話であるが。

 やはり、閉鎖された組織のあり方が多くの問題を醸成させているのだと思う。マスコミに載る不祥事は氷山の一角にしかすぎない。国民に開かれた民主的な警察組織に変えていかなければ、住民基本台帳ネットワークが動きだした社会では、警察に常時監視される時代が来かねない。そのために今できることは、国民が監視の目を光らせていくことである。しかもそれが系統的であることが必要だ。

 インターネットは、弱者による情報発信の手段として大きな力をもっている。また、情報が蓄積されることで点と点の情報が線になり、やがて面になっていく。それをみんなで共有できることが、さらに運動を広がりのあるものにしていくだろう。このたび、そんな大切な場をつくることに参加させていただくことになり、光栄に思っている。


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