昨年10月、公安委員会や県警が情報公開実施機関となって1年経ったことから、県警庁舎ツアーを兼ねて公開請求を行いました(前号既報)。このうち「規律違反台帳」といわれるもの、また公安委員会議事録を見ていたところ、情報公開請求状況を平成14年4月まで7か月間分までとりまとめた資料があることがわかりました。次に、第2次請求した県警総務部作成の「情報公開請求状況について」という文書につき報告します。
「規律違反台帳」は、処分を一覧にしたものですが、2001年1月から12月までの1年間に144件あったことがわかります(資料は01年4月から02年3月までのものです)。同じ事件でも監督責任を問われたものもあります。事案は「公用品の紛失」、「交番バイク等盗難被害」から職務関連犯罪まで多様です。 また、「情報公開請求状況について」では、7か月間で、公安委員会に7件、県警に114件の請求があり、両者あわせて、公開13件、一部公開127件となっていますが、存否応答拒否が2件あります(不存在は22件)。不服申し立ては2件です。 私たちも、状況に応じ、不服申し立てや訴訟を検討して行く必要があるでしょう。いずれにしても、警察を見張るためには、情報公開請求は重要な柱ですから、会員の方の積極的な活用をお願いしたいと思います。 (添付資料を参照してください。――編集子)