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ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡

 宮城県美術館での元々の開催は4/11〜6/14だったけど、閉館しちゃってたので。再開は5/18から、で、会期は6/28まで。…短っ! こーいう美術系特別展は2ケ月くらい会期あるのが普通だったから再開ニュース見た途端にぎゃー! ってなった。休み何処だ、いつ行ける! うわぁぁ! …みたいな。
 とりあえず行けた。はぁはぁ。平日だけど割と人いました。離れて鑑賞は心がけて来ましたヨ、もちろん。

 最初の出会いは「デザインあ」の「デザイン問答・偉人編」で紹介された時だったと思う。額縁の中に入れて飾るだけの芸術じゃなくて、生活の中にアートを、っていう目線がいーなーと思ってて。
 で、びじゅチューン! でいちご泥棒が歌になって。実物見たいなーと薄ぼんやり思ってはいた所で特別展の存在を知ったはいいが美術館閉まっちゃって悶々としてた。
 やっと会えたぞいちご泥棒ー。
 元はデニムだったのか…。色抜いて染めて、残った白い所また染めて、ってめっちゃ凝ってますねぃ。だから高級品になっちゃったのか。とはいえ、今はデザインが複製されて色んな製品になってるから、手に取って使える生活の中の美術、っていう観点から言えば大成功ですね。
 美術展の物販でも、しおりやメモ帳、ポストカード、みたいなよくあるものだけじゃなくて、エプロンやクッションカバー、ランチマットやポーチ、水筒やマグカップ…っていう生活雑貨でいちご泥棒がずらっと並んでるのがなんか楽しい。別にびっくりするほど値段が高い訳でもないし。うん、こういう世界ですよね、って思うのです。

 サブタイトルにもあるように「原風景」も展示の1つになっていて、工房の周辺の景色の写真も一緒に展示されていたり。デザインの元になったと思われる植物のことなんかも解説されてたり。「どういう所でデザインが生まれたのか」みたいな視点の展示もありました。意外と柳多いんですね柳。

 あとこちらは見るまで知らなかったんですがフォント…というか当時は「活字」も作っていたんですね。垂れ幕みたいにして展示されていたのですが、このフォントデザイン、モリスから始まってたんだーって初めて知りました。基本そんな美術業界詳しくない素人なのでスミマセン。
 ケルムスコット・プレスの書籍も展示されていたのですが、…どーなんだろ、ケルムスコット・プレス自体は「読みやすいこと」「邪魔しないこと」とかの理念があって書籍デザインを考え抜いていた、という説明があったけど、めっちゃデザイン凝ってて本当に読みやすいんだろうかどうなんだろうってつい考えてしまっ…たのは、日本語圏の人間だからですかね。当時の英語圏の皆様はあんな感じが読みやすいのかな。そういうものなんだろうか…。凝ってて美しいことは確かなんだけれどw

 まーとにもかくにも。はー。会期中に行けて良かった。
 これは余談ですが、今や美術品だから仕方ないけど、ちょっと触ってみたかった…無理ですけどね、ええ、判ってますけれども。どんな肌触りなんだろうなぁ。壁紙とかカーテンとかクロスとか椅子とか。

固定リンク / 2020.6.6


通勤ノベルゲーム その82

●月面奇譚

 回る文庫さんのショートノベル。エンディングまでは1時間ぐらい、選択肢あり。ただエンディングは…多分1つ。選択肢はもちろんストーリーに影響しますが、大筋は変わらず、だと思います。
 ドロイド版は既に非公開になっちゃったっぽいですね。iOS版はまだ公開中。

 設定は未来。月面で暮らす人々の群像劇。一見してまるで地球と同じような暮らしをしているように見えますが、その裏にあるものが見えるとじんわりディストピア、そんな世界観です。
 学校に通う少年の受ける「授業」は学校で動画を見る形で行われ、学校に来ると得られるポイントで端末ごしのビデオチャットで講師に直接質問することも出来る、という仕組み。女性講師に憧れを抱く少年はポイントで講師に授業の質問をする名目で話そうとする。
 一方講師の方は、ポイントを使って質問する生徒たちに同じ回答をしながら、その裏で、とある「計画」に関わろうとしてしていた…
 …みたいな。物語自体が掌編なのでネタバレ気にするとすると難しいな。

 特徴的なのはそのテキスト表示のされ方。フォントでかい。散文だけど韻文的レイアウトでどんどんっと表示される。背景は写真の加工。実にスマホ向き。というかスマホでしか生きない表現だと思う。その演出自体カッコイイ。
 言葉運びはシンプルでスピーディなだけに、判明して来る世界の「在り方」の怖さがひたひたと忍び寄る感じがします。
 …それにしても凄い発想だ合成生物学。なんか元になる出来事あったのかな。資源のない月面だからこそ活きる設定ではあるけど、未来の地球がこれやってないとも言い切れない…そう思うと色々含みがあって考えさせる物語ですな…。

固定リンク / 2020.5.30


久し振りのセサミストリート

 やー嬉しかったデス。日本語タイトルは「エルモのおうちで遊ぼう」原題は「Elmo's Playdate」。録画なんで吹き替え原語両方見ちゃいましたよえへへ。
 日本での放送時にアビーがまだいなかったから、アビーは日本初登場ですよね。小桜さんのアビー可愛い! ただ元々のアビーはもうちょっとやかましい(それもまたいい所 笑)から、小桜さん可愛過ぎる気もしたけど。
 吹き替えの話すると、松本健太さんのエルモがもう最高過ぎて涙出ます…。超舌っ足らず感がちょっと不足してるけど、原語の人が流暢に日本語喋ってると言われても信じそうだ…笑い声が…特に笑い声がぁ…!(悶)
 全体的に、日本語吹き替えの皆様上手で丁寧なんだ。もちろんそれはいいことなんだけど、原語の彼らは訛ってたり文法間違ってたり(クッキーモンスターはIをmeって言う)するので、日本語だとその「不完全さ」が再現されないのはちょっとさみしい気はする。それも「良さ」だと思ってる。あくまで個人の感想です。

 それはそうと。

 16年ぶりだから周辺が色々変わってて、グローバーがスマホ操作に四苦八苦して、音出ない逆さになる変なフィルターかける宇宙に飛んでく(※背景が)、っていうのが個人的にはかなり楽しかった。あと、司会役のエルモがスタートする時や誰かを呼び出す時に、いちいちエルモのお父さんが現れて操作をヘルプしているのも今時っぽくていいですね。子供だけでネットを勝手にやらせんじゃないよっていう教育的な意図もちゃんと含まれてそうで。だけどアビーの親は出て来ないってのも(救急救命士だから休めていない)。
 あと当然ですが番組制作自体が全部リモートだってーのもね。映像全体的に綺麗なんだけど、アン・ハサウェイさんの映像だけ縦横比違うとか、いかにも本当にリモート! って感じのも含まれてて。マペットたちの「自宅」背景はセットでしょうけれど、人間ゲストの皆様ってきっとご本人の自宅なんですよね。凄いなぁ。
 あとマペットたちの動きがね。一部を除いて片手しか動いてないように見えるの、何か意味あるのかな? SillyDanceの時とかは両手が動くこともあったけど。一番違和感あったのはHead, Shoulders, Knees and Toesの時。「片手しか動かせない子」に対する配慮だったりするとすげえんだけど。エルモ、「ears」の時わざわざ横向いて片耳だけカメラに向けて指さしてたよね。ああいう所。

 …あああ月イチとかでもいいからTV波にまた乗らないかなーセサミストリート。なんだかんだ言ってもやっぱり楽しいですよ…。自閉症のジュリアとか、ホームレスのリリーとか、先天的HIVの子とか父親が刑務所入ってるとか、日本で放送しなくなっちゃってから登場したキャラクターにすっごく意義のある子が多いのもなんか悔しい。日本でも彼らの日常見たいなぁむーん。

固定リンク / 2020.5.23


脱Flashおめでとうございます

 ニコッとタウンのHTML5バージョンがついにリリースされました。
 最初予告時点では火狐さん対応ブラウザから外れてて、テスト版の時も動作保証外言われていたと思った。のでテスト版に火狐でアクセスしていた時は非推奨環境だよとメッセージ出てたと思う…ので、本格リリースしたらブラウザ変えないとならないのかめんどくさいなぁとは思っていた。まあ、Chromeインストールはしてあるからいいんですけどね。
 …なのですが本番来たら火狐さんも対応ブラウザに入ってた。おおう。ホッとしたよ。今や激レア物件なのにありがとうございます。

 機能のいくつかばっさり切って、とりあえず仮想タウン機能死守、みたいな感じですね。あとガーデンもほぼ踏襲で残ってる。ペットと釣りは捨て方向。ペットは一応いるけど単なるオブジェクト扱いで育成したりお世話したりは出来なくなった。
 実はゲーム内通貨使ってたのってペットぐらいだったので、使い道なくなっちゃったなぁ。アバターアイテムの大人買いでもするしかないか。

 タウン機能の再現度が高くて驚きました。ううむ頑張ったなぁ開発者様。お疲れ様です。
 火狐使いと田舎の細い光回線の組み合わせだと、Flash時代は「回線遅い人用の簡易版に切り替えます?」メッセージがしょっちゅう出ていたんですが、HTML5版ではまだ出たことないです。軽いです。
 アクセスした最初のロード時間は若干時間かかる印象。でもロード終わった後の移動やオブジェクトクリック操作はだいぶ軽快です。楽。
 Flash版では、タウン内にあるオブジェクトをクリックしようと思うと、そのオブジェクトにある程度アバターを近づけないとならなかったんですが、HTML5版はそれなくなってますね。アバターから離れた場所にあるものでもふつーに触れるようになった。これが地味に一番ありがたいかも。
 …とゆーのも、イベントなどで特定オブジェクトに触る必要がある場合、そのオブジェクトの周りに他の皆様のアバターがみっしり集まっていて触れないっていうのが日常だったので。イベント参加、1日1回クリックするだけ、みたいな手軽さも良くてちょこちょこ参加してはいたけど、参加してもそもそも触れない。みんな状況は一緒だと思うから、自分のアバターもきっと誰かの邪魔になってる。とは思うけれどどーしようもなかった。
 今はオブジェクト周辺に集まる必要がなくなってだいぶ楽になりました。…が、これ意外と気づいていない人がまだ多いのかな。イベント時、タウンにアバター登場した直後に、ダッシュでイベントのオブジェクトに駆け寄ってるアバターさんまだ結構いる。私みたいに離れた場所でぼーっと立っているアバターさんはきっと気づいている組だろうな、うん。

 今までも色んなサイトで脱Flashの成功・失敗を目の当たりにして来たのですが、ニコッとタウンのタウン機能は、ここまで踏襲出来るの凄いなぁ…って感じました。しばらくはこれで、技術の変化に翻弄されずに続いて行くといいですねえ。

固定リンク / 2020.5.16


おうち時間にコミックでも

 勤務体制の変化で出来た隙間時間に、無職だった頃にもお世話になったコミックサイトで色々またかじりました。縦断攻撃するほどの時間はないので気になったものチラ見。

●嘘解きレトリック / 都戸利津

 主人公の鹿乃子ちゃんは時々、人の言葉の響きが硬くなって聞こえる。それはその人が嘘をついている時。この「嘘が聞き分けられる」力のため故郷に居づらくなって家出、行く宛てがなく空腹で行き倒れた所を、貧乏探偵・左右馬くんに助けられる。
 鹿乃子ちゃんの力を疎まず、むしろ探偵稼業にとっては便利だと歓迎され、鹿乃子ちゃんは給金なしで住み込みの探偵助手として雇われる(?)ことになる。
 …という訳で、昭和初期のレトロな雰囲気で語られる探偵モノです。
 人々からの聞き込みの際に助手の鹿乃子ちゃんは、手の合図で証言の嘘・本当を左右馬に知らせることか出来る、という点はチートだけれど、でも、鹿乃子ちゃんには嘘の理由までは判らない…し、彼女の「嘘判定」にも限界がある。「嘘」≠「話していることが真実ではない」、だからだ(たとえば、「幽霊がいた!」という証言は鹿乃子ちゃんの能力による判定では「嘘ではない」のだ、現実には幽霊なんかじゃなかったとしても)。この辺の能力の設定がちょっと面白いですね。鹿乃子ちゃんの能力が何を以って嘘と判定するのか、を、2種類の「明日は雨が降る」で確認する所で「おおお」って声が出た。…鹿乃子ちゃんは「能力」だけれど、実際は卓越したコールドリーディング能力でそれらしいことは出来るっちゃー出来るのかも。
 鹿乃子ちゃんの力を差し置いても左右馬は優秀ですな。貧乏だけれど(笑)。

●町田くんの世界 / 安藤ゆき

 映画化とかされてたから良い作品なのだろう、とは、思っていたのですが、…なるほど。勉強も運動も出来ない、ネットも使いこなせない、けど、人が好き。確かにこの人物造形は面白いですねえ。少女漫画世界の主人公としては「型破り」言われてしまうのは何だか町田くんに申し訳ないような。だって人としては彼の方がずっとずっと愛に満ちているし。
 …この物語って小さい所の積み重ねの心地よさってあるよーな気がするんだけど、映画でどーやって縮めちゃったのか少し興味が出た、かも。ただ、恋愛ものにされちゃってるんだとしたらAセクには微妙かな…むむむ。
 それにしてもこういう形の日常モノを描くメディアってやっぱりコミックが最強だなぁ、などということもふと思った。

●ミステリと言う勿れ / 田村由美

 すげー。最初の事件は究極のアームチェアディテクティヴ。なんてったって自分が容疑者として取調室にいる状態で真犯人につながる推理をしてしまう。整くん凄過ぎる。記憶力が卓越している、観察力もある。でも本人探偵のつもりは全然ないんですね…。
 職業探偵じゃないので完全に巻き込まれ型の整くん。こーいう「語らせ方」が出来る作者様の頭が良過ぎる…。良いクローズドサークルもの。これ舞台化しても面白そうと思った。

●ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。/ [原作]原田まりる[作画]荒木宰[キャラクター原案]杉基イクラ

 今時って作画さんとは別にキャラクター設定した人というのがあるんだ。へええ。…あ、もしかして原作小説の挿絵の人…という意味かな? そういうことか。
 …それはそーと。原作は元アイドルの原田まりるさんの小説、ですがマンガから入っちゃったごめんなさい。
 で。うん。日本版ソフィーの世界な! それな! ソフィーの世界は元が西洋思想だしソクラテスの時代から始まってるしで壮大だからあの規模だけれど、こっちは幾人かの思想だけの抜粋、かつ日本の女子高生アリサの生活実態に添って、だから凄く入り易い。うん。うまいなぁ。これは原作側が「うまい」んだろうなぁ。
 キルケゴールの「選ばなかった可能性が僕を殺しに来る!」で笑い出してしまった。これもそうだけれど、「キャラクター化」の方法が日本人のセンスにぴったり来る感じ。いつか原作にも挑戦してみようかしらん。

●コタローは1人暮らし / 津村マミ

 予想もつかない号泣物件でした。いい意味で裏切られた。
 風呂なしアパートの一室に4歳のコタローくんが引っ越して来るのですが、彼、1人暮らしです。引っ越しそばならぬ引っ越しティッシュを配られたご近所の皆様は、幼稚園児の1人暮らしというこの少年に色々と振り回されます。その日常が淡々と描かれている。
 コタローくんはそこらの大人よりよほど生活力があるし大人の気遣いもする。ちゃんと自炊して毎日銭湯にも通い、掃除や洗濯も。週に一度「優しい人からの寄付」と称して弁護士さんが現金を持って来る(銀行口座がないので)のが彼の収入。お金は困ってない様子です。
 銭湯のボイラー故障で2日お風呂に入れなかった時のコタローくんの態度の「急変」で、彼の1人暮らしの背後にあるものに(私は、ですが)思い当たってしまって。…で、「写真を撮られるのが苦手」の話で確定して内心悲鳴が。…うわぁぁぁ(滂沱)。
 でもそういうセンシィティブなことはコタローくんは一切表に出さない。それにももちろん理由がある。表に出て来る、行動として見える部分はひたすら微笑ましく大人びる小さな子供でしかない。事情が見えてしまった読者は号泣しちゃうけど、そのコタローくんの「努力」を見つめるご近所さんたちが、うっすらとその「事情」に気づいていてもなお、変に感極まって泣いたり下手な同情かけたりせず、1人の住人としてきちんと意志を尊重してるのも実にカッコいい。
 強いねえコタローくん。ご近所さんたちも本当にいい人。こういう手触りの物語に仕上げるのもいいなぁ。これもコミックならではかもねえ。

固定リンク / 2020.5.9


いい意味で商業BL

 タイのBLドラマの話。文春オンラインの紹介記事貼っておこう。

 …面白い。BLというカルチャーは二次元かつ日本で広がったものって感覚が強かったけど、今アツいのはタイのBLドラマ、って話です。作られてる数も上の記事によれば年20本ほどってうわぁ。日本ではきのう何食べた?とおっさんずラブくらいしかないのに。ねえ。いや二次元の数はとんでもないですけど。

 若い人たちをテレビの世界に取り戻すためにBLっていう発想もえええーと思ったけど、それがまた成功しちゃってるのが。腐女子パワー恐るべし(笑)。日本で仮面ライダーがイケメン俳優の登竜門的ポジションになってるよーに、タイでは今BLドラマがそのポジションにいたりするんじゃないかと勝手に思っちゃったり。
 字幕つきでYouTube公開されているのもあって無料でも見られる。…とゆーかタイ本国では放送波でやってるのかなこれ。ネット配信だけなのかしら。広告によるマネタイズえげつないのでネット配信の収益も考えてはいるのかなと思うけれども(数分毎に広告入る感じ。チョーうざいですw)。

 昭和の時代からトランスジェンダーが体の性別変えたいって思った時、日本じゃやってくれる人がいなくてタイに行く、っていうのはもうお約束の域で、あの当時からTGがタイに行くと言えば性別変えること、みたいなのが既にテンプレートみたいになってたと思う。それだけかの国はLGBTに対する偏見みたいなのも、もしかしたら日本よりも少ないのだろうかと昭和の頃には思っていたぐらいで。今はまあわざわざ外国行かなくてもよくはなって来ているのかな。技術も発達したでしょうしね。
 だからなんとなーく、タイかぁ、なるほどねえ、なんて変な納得感が。受容していることはもちろんだけれどそれを正当に稼ぐ手段にすることに迷いもなく規制もない。しかも理解した上で「きちんと」仕事している。

 上の紹介記事にもリンクされてるドラマシリーズの最初の方をちらっと見ては見たのですが、なんてーか、BLである意味なくない!?(※いい意味で)、っていう感じがした。日本の逃げ恥とか恋つづ辺りの感じじゃないですかね、それがたまたま男同士だってだけ、っていう「軽さ」を感じる。あと記事にもありますけど周りの人たちがね。偏見とか差別とかカミングアウトとかそういう、同性愛モノについて来る後ろ暗さがあんまり仕事してない(しつこいですが※いい意味で)。
 ここまでカジュアルでいいんだろうか、と不安になるくらいの「当たり前感」が、逆に、ああLGBTの実在が日常になるってこういうことだ、みたいな、……ある意味の理想郷に見えて来るもどかしさ。ご自身がゲイである上記記事のライターさんが沼にハマっちゃう心理はちょっと判る。こーいう世界であって欲しいんだろうなぁと。……で逆説的にな。日本はここに至れてないってことなんだね。二次元は別として。

 で。こういう世界がちゃんと商業的な成功をしている、ってのはちょっとブレイクスルーになりそうな。頑張れタイBL。いや他の国もだけど。
 あーでも欧米とかはまだまだ難しいですかねえ…。時々言われることだけれど、LGBTは人権問題抱えて喧嘩しなければならないみたいな、闘争モードじゃないとLGBTじゃないみたいな、当事者側でもそういう意識がどーしても抜け切れてない層が時々いますからねい。でも本来って、眼鏡かけてますとか、血液型はABですとか、そーいう「人の属性のひとつ」でしかないんだけれどなーとかもやもやしたり。
 そういうもやもやが全然見当たらない感じがするタイBL。ちゃんとマネタイズ出来てこれからも量産して行けるなら何かが変わる気がするかも。確かに。YouTube再生数も今の段階で既にえらいことになっている。これはもうマイノリティとは呼べない世界だ。制作側が、テーマはテーマとして、作品自体の質はマジョリティ指向なのは凄いことで。残念ながら日本だとまだネタ系/特殊系の枠でしょうからねえ。実写ものは。

 それにしてもYouTubeで日本語字幕つけてる人いい仕事してますね。ボランティアなのかな。タイでの習慣とか、日本人には「何それ?」っていう所、セリフ以外の「解説」も日本語でちょこちょこ入れてくれているのが何とも親切。
 既に沼ずぶずぶな皆様から見ると今のおススメはやっぱり2getherでしょうか。時間作れたら(でその時にまだ公開されていたら)ちょっと見てみてみようかしら、とは思わせてくれました。最初の時点で、男とか女とかを超越したフラットさが既にかなり新鮮。

固定リンク / 2020.5.2


通勤ノベルゲーム その81

●籠庭のクックロビン

 うををオフラインで出来るー!(第一声がそれか)
 SEEC様のノベルはオンライン必須が多くてねー。クリエイターとして信用してはいるのですが出来ないループでぐんにゃりしていたので。うふふ。やったー。

 マルチエンディングのノベルゲームです。
 孤児院育ちのロビンは、ヴァルトシュタイン卿にお金で買われて彼の城にやって来て、メイドとして働くことになります。
 ある時、喉が渇いて水を飲もうと深夜に部屋を出た彼女は、謎の怪物のような幽霊のような何者かに遭います。慌てて逃げ出して偶然辿り着いた扉。その向こうには閉じ込められているという「ドロッセル」を名乗る女性がいます。
 姿を見ることは出来ませんが、扉越しに話をするようになったドロッセルとロビン。ドロッセルはロビンの見た怪物(?)を「こまどり」と呼びます。
 気になったロビンは「こまどり」のことを城の住人たちに尋ねようとします。皆、その存在は認めるものの、一様に口が重く肝心なことは話してくれない。
 それでもロビンは「こまどり」について独自に調べようとします。
 …そして辿り着く真相は…
 みたいな話。
 雰囲気はかなり暗めのゴシックホラー。とはいえホラー要素はそーんなに強くはないです。スプラッタ要素は…ほんのちょっぴり。それほどはっきりは出ないですが。

 ゲームシステムはスタミナ制。MAX100の「体力」をいくつか消費して章を開くことが可能になり、消費量は10〜50と様々。後半になると1つの章の体力消費が多くなります。
 動画広告閲覧で回復アイテムゲットしたりすることは可能。あと課金で体力消費せずに読めるようにすることも可能。体力は時間回復です。
 ゲーム開始当初から画面上部に「真」と「狂」を両端に置いたゲージがあり、選択肢の一部はこの真狂ゲージを左右に動かします。で、このゲージの最終的な値によって最終話のエンディングが変化します。それ以外も、途中で選択肢の選び方による強制エンドがいくつかあります。

 物語の途中はホラー要素が強いですが、全エンディングクリア後に現れるエピローグで全部持ってかれますね。なかなかズルい展開です(褒め言葉)。
 途中経過はロビンが城に来た経緯も含めてよく考えるとだいぶエグいのになあ。うん。終わり良ければ全てよし。その言葉がこれほど意味を持つ物語もないかも知れない。

固定リンク / 2020.4.24


一方、コールセンターでは

 色々ありますので一部ぼんやりした書き方になりますことはお断わりしておいて。

 コールセンターでも、一部で、新型コロナウィルスの感染者が出たことが公式発表されたりニュースになったりしてた影響で、私の勤務先でも対策が講じられておりまして。
 コールセンター自体は閉鎖出来ないので、普段座っている席を1つ空けて飛び石に人が座って仕事することになりまして。まぁ要するに人と人との距離開けるってことですね。
 そーなるってーと座ってる人の数は自動的に半減する訳で。どーしてるかってーと。
 ……昼休みがありません。
 労働基準法は6時間以上で45分、8時間以上で1時間の休憩が義務づけられている…ってことは、5時間59分までなら休憩なしブッ続け勤務はOKなんだね。なるほど。まさにその通りなシフト組まれてる。

 出勤したら6時間くらいぶっ続けて電話取り続けます。その間はごはん食べません。
 その後、別のチームが出勤して来て、交代で座って、また6時間くらいぶっ続けて電話取り続け。その間ごはんなし。
 …みたいな体制になっております。組の交代時間帯にちょっとだけ隣合わせになる瞬間があって、その後は飛び石状態になるって仕組みです。
 お客様の対応長引けはその分時間も伸びる、訳で。実質6時間越えはふつーにある。労働基準法何処行ったオイ。
 管理者に申告すればトイレには行けるのですけれどね。さすがにそれは行けないと困る。でもダッシュで帰って来やがれと釘さされますけど。
 1人あたりの全体の拘束時間はその分減ってはいる、のですが、朝礼の時間とか間に入っていた休憩時間とかの隙間を削って圧縮してる感じです。

 これも感染対策で仕方ないとはいえ。この寒いのに(※ここは東北だ)窓開けるんだよ。仕方ないけどさ。暖房あるけど、でも寒いのよさ。ひざ掛けケット貸し出しされてるからそれ被ってガタガタしながら仕事してます。
 出勤前に熱測るのも必須にされているのですが、こんな寒い中で仕事させられてたら新型じゃない普通の風邪にはかかっちゃうんじゃないかと思ったり。寒い。

 それと。喉痛いです。間に休ませる時間がないので酷使せざるを得なくて。今までのど飴なんてあんまり興味なかったけど、ヴィックスとか浅田飴とか南天のど飴とか、とっかえひっかえ試しました。私の場合は南天のど飴が一番合うみたいです。常備してます。飴なら何とか、ほっぺにでも押し込んでおけば喋るのに支障はないので。普段は食べ物居室に持ち込むのダメと言われてる職場ですが、のど飴は例外です。ごはん食べられないのでカロリー摂取するという点でも役に立ってます。飴。

 まあそんな感じなので。
 コールセンターつながらない! って開口一番怒鳴るお客様、ホントすみません。私たちも別に好きで混雑してる訳じゃないのです。
 在宅勤務の広がりでご家庭のネットワーク環境についての質問も激増。なので固定回線系コールセンターは死ぬほど混んでます。あああ。ホントすみませんゴメンナサイ……。

固定リンク / 2020.4.17


春のすぺしぁるもの

 ほぼ録画で。

●大家さんと僕

 時間帯的に自分にとってゴールデンタイムなのでつい目に入って。
 原作は読んだことないんだけど、何かで紹介されてた時に、大家さんがセンサーライトの仕組みを知らなくて矢部さんが点けてると思ってお礼を言うエピソードが紹介されていたのは薄っすら覚えていた。
 こういう「大家さん」はいるんだろうなと思うのですよ。他にもね。こういう生き方をしているお年寄りだっていない訳ではないんだろうけど。でも、こういうエピソードを掬い取って作品に出来る人が身近にいるかいないかの差は大きいなぁと思ったり。
 矢部さんセンスあるねえ。こういうの形に出来るって凄い才能。オリジナル主題歌までついたのに5分×5話で終わっちゃうのか…贅沢だ…。心のささくれに効きますねえ。

●うたテクネ2020

 前回の再放送してて「ん?」と思ったら第二弾来た! 公式には去年のが「うたテクネ2019」で今回は「うたテクネ2020」らしいです。
 2019は6本あったのに2020は4本に減っちゃったねえ…ううむ。
 2019の6本は「プロモーションビデオ」感もそれなりにあったけど、2020の4人はすっごく、ご自身のクリエイション作品な感じが前面に出てる気がする。個性強いなぁ…。舌と唇が揃っちゃったのは単なる偶然なんだろうけど。
 2020の中では「蝶々さん」がかわうい…。細野さんの曲自体も好きだからひいき目もあるかもだけど。最初のシーンと、あと途中にも出て来るけど、女の子が右向いたり左向いたりするたびに顔が崩れて服の柄が変わっちゃうところがなんかクセになる。

●戦国鍋TVセレクションが

 なっつかしいぃー! 戦国炒飯TVっていう新番組が始まるらしいのでその宣伝ってやつですかね。
 本放送時にこっちに来てることに気づいたの遅かったから全部はフォローしてなかったのですが、それでも、当時、東京発じゃなくて地域の局からこういうのが出て来たこと自体凄いなぁと思ったりして記事に書いていた。久々に会えて嬉しかったですよ。ふふふ。あああまた「敦盛2011」が頭の中で回り出して来た…w
 戦国炒飯TVどーなるんだろう。ちらっと映った予告見る限り鍋とノリは一緒っぽい? 2020年の今は2.5次元モノは既に定着の域に入っていると思うから、鍋見てた皆様の「懐かし補正」込みで割といいセン行く…かな? まあ楽しみに待ちます。

●テキシコー

 年末年始の時点で、サイトには全5回と予告されていたのに2回までしか放送されず、続きはいつなんだ…って思ってたらこのタイミングで来ましたか。
 5回のラストで次回予告があったからまだ続くのかな? と思ってたら新年度からレギュラー化みたいですね。
 #3から出て来たプログラム人間なかなか面白い。そういう方法で「手順」を見せるかーという。結局プログラミングって手順ですからね、ええ。どーやって望むような結果を出す手順を作れるか、だし。
 トイレのドアが閉まると「〇」が「×」になるあれってSNSで一時期バズってたやつじゃありませんでしたっけ。取り入れるの素早い。いい参考例であることは確かですけど。

●おはなしのくに→昔話法廷コンボ再び

 ……というかこの編成パターンもレギュラー化!?(笑)

固定リンク / 2020.4.11


2020年冬あにめ

 異世界転生とサイコミステリーが2大潮流になってる気がしますねぃ、今のアニメ界。

●宝石商リチャード氏の謎鑑定

 …もしかしたら。
・専門店の店長さんが謎解き
・主人公は素人で、何かの弾みで謎解き店長さんと出会う
・主人公が店長さんの店でバイトすることになり、素人目線ワトソンをやってる
 っていうパターンの話に弱いらしいぞ私!(笑)
 「ビブリア古書堂の事件手帖」とか。「京都寺町三条のホームズ」とか。我ながらこんな所にフラグがあることに今更気づいた。
 という訳で見てました。
 基本的に鉱物は好きなんだけど宝石はド素人で。ダイヤモンドは硬すぎてダイヤモンドじゃないと削れない、とか、ルビーとサファイアが実は同じものの色違い、とか、そのぐらいしか知りません。なので用語とか知識はまるっきりわかんないです。
 ただ宝石っていうのはそれだけで「人間ドラマ」がくっつき易い品物だなぁ、という気がして。その辺りでミステリィのネタには事欠かない題材ではありますね。
 正義くんの真っ直ぐさ故に生きづらくなっちゃってるのも現代的。本人がそこまで自覚していないのがまだ救いだけれど。
 あと谷本さんの鉱物ヲタ女子ぶり。語る語る。で語る時人が変わるの素敵(笑)。
 でトドメに、谷本さんという人がありながら(?)、「リチャードルート」と言われてしまう正義くんとリチャードくんの異様な信頼関係は何なんだ。いやまあ、人気出るの判るなーと思っちゃったけどね。…谷本さんがAセクっぽいのでまあこれはこれでアリなのか。
 それにしても。今時のイギリス貴族様って同性のパートナーシップでいいのか…(変な所が気になってるセクマイ魂)

●ID:INVADED

 この手のものをオリジナルでっていうのはなんとなーくPSYCHO-PASSを横目で眺めているからこその企画って感じはちょっとする、けど、いやぁもう。出て来る世界が人の内面世界だから何でもアリ過ぎて。この自由度の高さは面白いねぃ。毎回変な発想に頭引っかかれるの楽しいゾこれ。
 イドの中のカエルちゃんでまず吹き出しちゃって。あはは。よいセンス。自分で名探偵言っちゃう名探偵。あと津田健次郎さんはやっぱり「役者」だ。酒井戸の時のキャラクターイメージと声のド迫力が全然噛み合ってないのがまた素敵。逆に現実の鳴瓢さんの時はぴったりだし。
 夢だと時間の長さが歪む、っていう一点だけが「現実」で、それを元にこーいう世界観構築するのすげぇなぁ…。さすが舞城王太郎先生と言うべきかしら。
 人物造形もとことん面白い。特に穴井戸ー!(笑) 登場した当時はこんなええキャラだとは思わなかったですよ…。声やった竹内さんも素敵。酒井戸/鳴瓢で全く変えない津田さん(これはこれでもちろんいいのです!)に対して、穴井戸/富久田でまるっきり別人、そこにも意味がある。素晴らしい。
 ジョンウォーカーという犯人のフーダニットは最初から判り易いけど、で、だとしてどうするのさ!? っていうのが全く読めなかったです。お見事。
 あああそれにしてもあの子は救われないのか…今はまだ…舞城先生は続編の余地なんざ残さず終わらせるかなぁと薄ぼんやり思っていたらそんなこたーなかった。続けられそうだねこれ。どーなるのかは円盤次第なんだろうか。

●虚構推理

 メタミステリな匂いがする、と思って見始めたらものの怪話だったうお!? と思ったけどやっぱりメタミステリ! 楽しい。好きっすこういうの。
 真実は置いといて「虚構」が解決への道っていう発想自体が面白い。知恵の神様、という立ち位置がこういう意味なのかーというのが。
 …具体的な「化け物」の形を取ってしまっているのはもちろんフィクションだけれど、SNSその他で作られている空気とか噂によって形作られる「真実」とか、実は現実にも通じるものがあったりする感じがして。
 もちろんこの物語に於いては件の能力により実体化するというエクスキューズはあるんだけどね。でも、現実でも意外と「空気」って実力行使しますよね…。フィクションだけど現代的。それをちゃんとした「出来事」として構築するのに件と人魚持って来るっていう発想が既に素晴らしい。
 掲示板上での「戦闘」は凄いですね。動きが全くなくても攻防にわくわくしてしまう。本当に現代的。ちゃんとドメイン取って現実にもサイト更新するし、アニメのストーリーで404になったら現実のサイトも404にするし、すげぇ。さすが。いいねえ。スタッフお疲れ様です(笑)。

番外 : ●異種族レビュアーズ

 見てません。ごめんなさいw
 ただ、紳士の皆様がご覧になってきゃっきゃうふふしている所をたまたま通りがかる機会がございまして(ネット上で)。ああ日本にこーいう作品をアニメ化出来る余裕があったのか…これにちゃんとお金出す人たちがいたのか…みたいなことにしみじみしちゃって。
 北米で配信中止だわ日本の地上波でも次々止まっちゃうわ、何もかもがむしろ箔がついたと言うべきでしょう。規制アイコンで隠すことすら間に合わなくなるレベル。凄い。Hentaiは日本のお家芸だ!w
 アニメータの皆様の渾身の肌色作画(想像)が報われますように。とゆーかAT-XはまあいいとしてBS11完走したっぽいね!? 頑張ったねえ! うん。これ配信サービスに乗るの確かに難しそうだし、久々に「積む」ことでしか報われない作品が出て来たのか…って感じがする。ヲタの皆様円盤積むの頑張って下さい…w

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