2015年の活動報告

中国経産局主催のエンジン研究会やピナクル訪問、自技会への論文発表ほかの活動を紹介します。
ここには記載してませんが、企業に対するコンサルタント業務を定期的に実施しています。
2015年は特に講演会や雑誌などへの寄稿を多数させていただきました。

  • 1月
    中国経産局主催「将来の自動車エンジンを考える研究会」の天然ガス自動車の最近の動向の講演会を実施
    「クルマ側から見た天然ガス自動車の可能性」について講演した。広島大学市川准教授、日本ガス協会と大阪ガス佐古氏から、それぞれ「将来の車のエネルギー源とメタンの可能性」、「天然ガス自動車を取り巻く最近の状況について」、「大阪ガスのエンジン研究」について講演していただいた。
  • 2月
    「自動車エンジン技術がわかる本」の改訂版を出す計画を作成
    「自動車エンジン技術がわかる本」を2009年に出版してから、マツダのSKYACTIVの登場ほか、エンジン技術の革新が色々と進んだので改訂版を出す計画を作成した。新しい内容をピックアップするとともに、本格的な執筆に着手した。
  • 3月
    サンフランシスコのピナクル社を訪問
    日本の自動車メーカからのエンジニアを同伴して、4サイクルの対向ピストンエンジンを開発しているサンフランシスコのピナクル社を訪問した。モータサイクル用としての開発が進んでおり、ピナクルエンジンを搭載したスクーターに試乗できた。詳細はモーターファンイラストレイテッドVol.103に訪問記を掲載しているので参照してください。
  • 4月
    企業での「自動車エンジンの最新技術動向」についての講演
    証券会社、日本大学理工学部、電装部品のサプライヤで「自動車エンジンの最新技術動向」について講演した。日本大学では、研究室の見学と研究内容の紹介を受けて、エンジン研究についてのディスカッションを行った。
  • 5月
    自動車技術会春季大会で論文発表
    自動車技術会春季大会で「1D-CFDシミュレータと最適化ソフトを使ったBMEP30barの高過給ダウンサイジングガソリンエンジンの可能性検討」と題して論文講演した。SERC研究会の成果を元にシミュレーション検討を行ったもので、ミラーサイクルとクールドEGRを利用することで。容積比(幾何学的圧縮比)13でもBMEP30barを発生できる可能性を示した。
  • 6月
    日本技術士会中国本部講演会で「自動車エンジンの最新技術動向」について講演
    多くの中国地方の技術士の方々に聴講してもらい、活発な質疑応答があった。
     
  • 7月
    「内燃機関性能向上をもたらす吸排気弁の制御_高効率内燃機関」と題する解説を寄稿
    「内燃機関性能向上をもたらす吸排気弁の制御_高効率内燃機関」と題する解説を寄稿したエンジン技術の専門書「革新的燃焼技術による高効率内燃機関開発最前線」がNTS社より出版された。
  • 8月
    エンジンの研究開発用ソフトの開発販売のベンチャー企業で「自動車エンジンの最新技術動向」について講演
    設立間もない企業が幅広く自動車メーカとビジネスを行っていることに感銘を受けた。
     
  • 9月
    インターネット雑誌「レスポンス」に「実用燃費から読み解く、ガラパゴス日本の「『ハイブリッドとCVT』」を寄稿
    動弁機構のサプライヤで「エンジンの最新技術と可変動弁機構」について講演し、技術ディスカッションを行った。
  • 10月
    博士のエンジン手帖3を三栄書房より出版
    新刊発売記念トークをとして、モーターファンイラストレイテッドの読者に「自動車エンジンの最新技術動向」について講演した。好評を得る。
  • 11月
    広島大学にて講演「厳しくなる燃費・排ガス規制に対応する自動車用エンジンの最新技術動向」
    広島大学内燃機関関連研究室講演会で「厳しくなる燃費・排ガス規制に対応する自動車用エンジンの最新技術動向」と題して講演し、エンジン研究についてのディスカッションを行った。
    新刊「図解:自動車エンジンの技術」ナツメ社より発売
    「図解:自動車エンジンの技術」のご案内はこちら>>
  • 12月
    東京工業大学小酒研究室講演会で講演
    東京工業大学小酒研究室講演会で「厳しくなる燃費・排ガス規制に対応する自動車用エンジンの最新技術動向」と題して講演し、研究室の見学と研究内容の紹介をうけて、エンジン研究についてのディスカッションを行った。
    中国経産局主催「将来の自動車エンジンを考える研究会」の天然ガス自動車の最近の動向の講演会を実施
    HKSと日立造船から「天然ガス自動車の現状」と「エネルギーキャリアとしてのメタンの利用」について講演していただいた。
    インターネット雑誌「レスポンス」に「排ガス計測のための走行モードとVWのディーゼルの不正」を寄稿