三河線非電化区間は2004.1からの入院が大幅に長引いてしまい、とうとう満足に撮影できないまま最後の日を迎えてしまいました。水が豊富にある矢作古川の鉄橋など、行ってみたいところは多かったのですが、とても残念なことをしました。そんなとき、国鉄末期の頃からのお知り合いであるドクターYさんが作品を提供して下さいました。例年ならば雨がちとなる3月下旬ですが、好天に恵まれたようで何よりです。(碧)
最近はあまり撮影に出掛けることもありませんでしたが、三河線に出向こうと思ったのはキハ30がお気に入りの車輌だった為です。以前は撮影に出向いた時に限ってキハ20ばかりが運行されていて見るチャンスがなかったのですが、年が明けていよいよカウントダウンと思い、また、最近は他にコレといったものがありませんので、出掛ける気になった次第です。
簡単なロケハンをしましたが、全般的に単調で、見せ場といい、撮れる場所といい鉄橋辺りしか良い場所がなかった気がします。三河旭駅は矢作川鉄橋のたもとで撮っているときに目に入りました。よい光線が当たっていて、無人駅の雰囲気も撮っておきたいと思い、構えてみました。
廃止後訪れてみると、直ちに駅名看板、時刻表、行き先票などが取り外され、駅は廃虚となった感じです。駐輪場もロープが張られ、それまでは溢れていた自転車、バイクが1台もなく、「終ったんだな。」と感じるものでした。それほど田舎ではないところに思えるのに、ガラーンとした状況から、さまざまな光景や雰囲気に与える鉄道の存在は大きいと感じます。