■碧電雁八駅第5展示室

20.1.2 文章の修正
その他の作品、お客様の作品

(注) 拡大画像はJava Script を使用しています。セキュリティーの設定次第では正常に動作しないことがあります。

EF60+EF65F
刈谷では珍しかった重連、EF6085+EF65526

この区間での重連はたいへん珍しく、国鉄時代は無動力回送や夜間の荷35レを除けばこの1782レくらいしか記憶がありません。この列車は岡多線(現愛知環状鉄道)の北岡崎から分岐する化学繊維工場あての原料を輸送するタンク車を連結しており、進学のため郷里を離れた後の変遷は不明ですが、大学を卒業した時点ではDD51の牽引となっていました。大学受験を終えてやっと撮影を楽しむことができるようになった頃の作品です。

EH10×2+EF65(60?)
EH10×2+EF65の三重連が牽く貨物列車

ちょっと珍しい写真をお見せして、過去に人知れずこんな列車があったことを紹介します。
 朝6時50分頃、上り特急「さくら」通過の約20分後、上りの「こまどり」(不定期)が通過する直前に、この下り貨物が通過していたと記憶しています。
 EH10には重連総括制御の機能はなかったはずですから、次位、次々位のロコは回送でしょうが、この写真のようにEH10が2両入っていると壮観です。三重連となるのは定期化していたようで、他の日に行ったときにはEF級三重連を撮影しています。

写真、文:西野伊吹様
EH10+EF65F(無動)
無動力回送のEF65Fを従えたEH10が牽く365列車

2台ともパンタグラフを上げて機関士さんも乗務する重連は珍しかったのですが、パンタグラフを降ろした「次位無動」はしばしば見られました。定期的な回送、臨時列車を牽引したあと機関区に帰る時、工場に入出場するとき、転属するときなどのケースがありましたが、写真の365列車では何度も見られており、前記のいずれであったかはわかりません。ちょっと暗いですが、拡大画像ではバックの「依佐美の鉄塔」がおわかりいただけます。

EF61の自動車運搬貨車
EF61は貨物列車も牽いていた。自動車運搬車ク5000を牽くEF6110

EF61は蒸気発生装置(SG)を持ち、本来は旅客用でしたが、貨物列車を牽く姿も見られました。後ろに従えるのは自動車運搬用の赤い貨車、ク5000型(第2展示室にカラー画像あり)です。EF61は岡崎で前後を入れ換えて岡多線にも乗り入れていたように記憶しています。
 短命に終わり、立派な施設は宝の持ち腐れになってしまいましたが、沿線の工場で生産された自動車輸送も岡多線の重要な役割であったことは忘れてはなりません。

広島のゴハチ、63号機
ピンチヒッター63号機が米原機関区の荷物列車仕業を担当

荷物列車の担当をEF62に譲ってEF58が引退することを知った1983年の冬休み、朝の荷36列車を毎日のように撮りに行きました。
 荷物列車牽引末期のこの頃は機関車故障が多発し、本来は米原区の運用にこの日は広島区の63号機が入りました。PS22型パンタグラフが広島区の所属であることを物語っています。
 まだ掲示板も電子メールもないこの頃は東京のサークルの先輩に「荷のサブロクに63番入りました!」と電話で知らせ、年賀状には早速「ありがとう。今後とも防人(さきもり)を務めよ。」と指令がありました。

駅本屋(リスト)に戻る。

第1展示室-荷物列車、貨物列車を牽く電気機関車-へ

第2展示室−ディーゼル機関車−へ

第3展示室-EF65Pのブルートレイン-へ

第4展示室-EF65PF、EF66のブルートレイン-へ

碧海電子鉄道 © 2000-20 鈴木雄司(トップページへ)