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ランボー/FIRST BLOOD  [ACTION]    (1982)



 ランボー/怒りの脱出/RAMBO/FIRST BLOOD PART U 
[ACTION]
1986 ゴールデンラズベリー賞[最低作品賞][最低主演男優賞]
1985:アメリカ作品/1985.07日本公開(東宝東和)
監督:ジョージ・P・コスマトス     脚本:ジェームズ・キャメロン
CAST-1:シルヴェスター・スタローンリチャード・クレナン
CAST-2:ジュリー・ニクソンチャールズ・ネピアースティーヴン・バーコフマーティン・コーヴ
     アンディ・ウッドジョージ・キー・チャンウィリアム・ジェントヴォーヨ・ゴーリク/他
前作好評につき作製されたPART2、投獄されたランボーが新たな任務につく条件で解放…、潜入した地でランボーが待っていたものとは…またも強力な相手にたった一人の戦いを挑むことに…

STORYは…
警官1000人を相手に戦闘を起こした事件で服役中のランボー、元上官トラウトマンの面会、釈放と引換えに特殊任務につく話、承諾したランボーはマードック司令官の待つ活動基地に赴く ■任務…(米・大統領の第1級指令)東西緊張の真っ只中にあるMIAゾーンに潜入、行方不明となった味方の動向を探ること、条件…「敵と闘ってはならず、情報の収集だけが目的(救出は後続部隊の任務)、出発するランボー、パラシュート降下中のアクシデント、ナイフと弓矢以外の武器を失うランボー、現地連絡員(女性)コー・パオとの接触、リバー・パイレーツのヴィンとの交渉…目的地サンパンへ移動 ■数日後、MIAゾーンへの潜入に成功、米兵バンクスの拷問現場を目撃、本能と同情から指令に背きバンクスを救出、脱出に成功も、ヴィンの裏切り、ヴィン一味を倒し、敵軍用艇にロケット弾を発射、炎を上げながら迫る敵艦、川に身を投じるランボー達 ■ランボー収容のためにヘリコプターで出撃したトラウトマンと部下のエリクソン、ランボーがバンクスを同行している情報を基地に伝える、激怒するマードック、作戦の本当の目的…生存MIA〈戦闘中行方不明者〉に関する偽情報を戦略上アメリカ自体に流す意図(戦略コンピュータ・システムの指示)、本当に救出されては困るマードック、作戦中止命令、トラウトマン大佐も騙されていた、ジャングルに置き去りとなったランボーとバンクス、捕らわれの身に… ■東側ゲリラ部隊のポドフスキーによる拷問、超人的な忍耐力で絶え抜くランボー、潜入してきたコーの助けで逃亡、敵の追撃、激しい戦闘の中で胸を撃ちぬかれるコー、危険な任務の中でランボーが唯一心を開いた相手の死、アメリカに連れ帰る約束も果たせなかった…ランボーの怒りと哀しみ、ついに東側ゲリラ部隊、マードック、アメリカ軍(ホワイトハウス)を敵に回し…たった1人での反撃が始まる…


シルヴェスター・スタローンの出世作「ロッキー」のイメージが強すぎて、何をやってもダメな状況を打破すべく、1982年、元グリーンベレーの男1人VS警官1000人の戦いを描いたアクション映画「ランボー」を作製しヒット、ロッキーに並ぶ人気となった「ランボー」の続編、今度はスケールもでかくなり…一人で戦争!東側ゲリラ部隊&米軍内のバカヤローとの戦い(戦争)、これを記述しながら、まさかと思っていたら、やはりジェームズ・キャメロンが脚本を担当していたのには笑った…この映画のあとに続く 「エイリアン2」&「ターミネーター2」で、私(GO)が「 “2”のジェームズ・キャメロン」と勝手に名付けてたが、もう一つ前があったことを改めて発見、「1」の設定を「戦争状態」に持ち込む展開も同じ…ははは、この映画が成功したのは、シルヴェスター・スタローンが脚本に関してジェームズ・キャメロンと組んだことによる…と!?
公開初日(土)の第2回(12:40)、646席の映画館は満員でした(TOHOシネマズ六本木ヒルズ・スクリーン7)
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 ランボー3/怒りのアフガン/RAMBO V 
[ACTION]
1988:アメリカ作品/1988.06日本公開(東宝東和)
監督:ピーター・マクドナルド
CAST-1:シルヴェスター・スタローンリチャード・クレナン
CAST-2:マーク・ド・ジョングカートウッド・スミスサッソン・ガベイダウディ・ショウア
     スピロス・フォーカスランディ・ラネイ/他
前作好評につき作製されたPART3、元上官の危機を救うべくアフガニスタンに潜入したランボー、1VS軍隊…

STORYは…
■ランボーの行方を探し“タイ”を訪れたトラウトマン大佐、スティック・ファイトの賭け試合に出場していたランボーを発見、会場を出るランボーを追うトラウトマン ■小さな仏教寺院、黙々と寺院の修理に勤しむランボー(費用捻出のための賭け試合)、心の傷を癒し自分を見つめるランボー、トラウトマン大佐の訪問、新しい戦場への誘い…ソ連支配下のアフガニスタンに潜入、ゲリラの援助をする任務に一緒に行って欲しい…、拒絶するランボー「もう戦争は終わった…」、別れ… ■1人アフガニスタンに潜入したトラウトマン、察知したソ連軍、ザイセン大佐指揮下の砦に囚われの身となる… ■アメリカ国務省情報局のグリッグスからの知らせ…トラウトマンが捕虜になったこと、今回の作戦が極秘裏、国際法違反の国境侵犯、公式に捕虜解放を要求できない立場、たった1人の友人でもあるトラウトマンを見殺しにできない、悩むランボー、そして救出に向かう決心 ■アフガニスタン国境に近いパキスタンはペシャワール、協力者のゲリラ兵サムと接触、グリッグスの用意した装備、悪路をアフガニスタンへ、密告者の存在も知らずに… ■砦の中のザイセン大佐、トラウトマンへの尋問…彼が持ち込んだ筈の地対空ミサイルの在り処について…、ランボー潜入の知らせに軍用ヘリに乗り込むザイセン大佐 ■ゲリラの村、難攻不落の砦に尻込みするゲリラ…ランボーは1人乗込む決意…彼に従うムサと少年ハミド、村の騎馬によるゲームの真っ最中、ザイセン大佐率いる2機のヘリが出現、女・子供関係なしに降り注ぐ機銃の雨とロケット弾、ランボーの反撃で1機を撃破、逃げるのが精一杯のゲリラ、砦に向かうランボー、付いて来るムサとハミド、数々の防御ラインを突破、砦に潜入、時限爆弾を設置、外に2人を残し先に進むランボー、建物内に侵入、トラウトマン大佐を発見するも発見されて…激しい銃撃戦、先に仕掛けた爆弾が爆発を始める、混乱の中を退却、ボウガンに脇腹を射抜かれるランボー、ハミドも銃弾を… ■下水道を逃げる3人、大事にしていた幸運のお守りをハミドに渡すランボー、国境方向に逃げるようムサに指示、1人反転、矢を抜き燃える木を傷口に…消毒 ■翌朝、たった1人で砦を破壊したランボーに恐怖したザイセン大佐…全軍にランボー捜索命令、そのランボーは険しい断崖を登り…再び砦に侵入、トラウトマン大佐と捕虜となっていたゲリラを救出、ヘリを強奪、戦車に軍用車をことごとく破壊、ヘリを襲う敵弾、機外に逃れる…徒歩で国境を目指すランボーとトラウトマン大佐、追ってくるソ連特殊部隊、一人一人と倒していく、軍用ヘリもマイクロ弾装着のボー・ガンで撃墜、追っ手を一掃、国境間近、明るい表情で急ぐ2人、しかし、その眼前に…ソ連の大軍が待ち構えていた、死を覚悟し突入するランボーとトラウトマン大佐…


シリーズ第3作、今回は「1人 VS ソ連軍」の戦争の設定(時代が時代で地域はアフガニスタン)…前作からあまり変化のない設定、「友情」を前面に押し出してくるあたり「ロッキー・シリーズ」と同じ展開、考えつくのはこの程度か…、まあ話をでかくするために「1人 VS 地球侵略を図る宇宙人」という方向に行っちう手もあったのに…それならそれで見に行ったと思うのだが、それでは私以外に誰も見に行かないかな? まあそのような出来と内容の映画でした
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 ランボー/最後の戦場/RAMBO 
[ACTION]
2008:アメリカ作品/2008.05日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:シルヴェスター・スタローン
CAST-1:シルヴェスター・スタローン
CAST-2:グレアム・マクタヴィッシュマシュー・マースデンジェイク・ラ・ボッツティム・カン
     レイ・ガイエゴス
CAST-3:ジュリー・ベンツポール・ジュルツケン・ハワード/他
「3」から「20年」経過して「ランボー/最後の戦場」の公開、「ロッキー」シリーズも20年ぶりの公開ですが…私は「ランボー」を選択して見に行きましたが…監督・脚本・出演のシルヴェスタ・スタローン…もう終わりですかね!

STORYは…
■ビルマ(字幕はミャンマー:日本は軍事政権を承認したため)の現状を伝える映像 ■タイ北部サルウィン川に面する村、ジャングルで毒蛇を捕え&船上から弓矢で魚を捕獲する男…ジョン・ランボー、元グリーンベレー、ベトナム戦争の英雄…20年以上昔の事、帰還兵に冷酷な故郷アメリカを遠く離れた地、毒蛇を観光用の見世物に販売、人や荷物を船で運搬しての生活 ■タイ&ビルマ(ミャンマー)国境付近…世界で最も長く内戦が続く地、ビルマ(ミャンマー)の軍事政権…キリスト教徒の多いカレン族を迫害、彼らから土地や天然資源を奪取、それに飽き足らず…女子供に至るまで容赦ない虐殺、特に反応を示さないランボー…抜け殻? ■彼を訪ねるコロラド州のキリスト教支援団の一員…医師マイケル、ビルマ(ミャンマー)のカレン族に医療品を届ける目的、陸路は地雷で危険ゆえ…船での道案内を依頼、断わるランボー、再度の説得を試みる女性サラ・ミラーに…帰れ!の一言 ■雨の夜、彼のボートにサラの姿…再説得、その瞳に宿る希望と信念?戦うことで誰かを救えると信じていた頃の自分を思い出すランボー ■船上に支援団一行、ランボーに話し掛けるサラ、地元は?家族は?答えるものの…特に反応らしき反応なし ■夜、入江に灯り、ミャンマーの海賊、静かに通過を図るも…発見され襲撃!サラの身柄を要求する海賊、瞬時に撃ち殺すランボー、非難する一行、殺らなければ…サラは犯されまくり&お前達は殺された!とランボー、目的地に到達、出迎え、帰りは陸路を行くと捨てゼリフのマイケル、サッサと出発、ランボーに十字のペンダントを手渡すサラ ■帰路、海賊の船を入江に入れ…爆破&証拠隠滅するランボー ■時は流れ…ランボーに訪問者、支援団の帰国予定から10日経過、拉致の疑い、救出に雇われた5人の傭兵を同じ場所に送り届けるよう依頼されるランボー… ■出発前夜、ある決意を秘め…鉄片に火を入れ&黙々とナイフをつ<りあげるランボー ■船上、個性も経歴も目的も見事なまでにバラバラの傭兵達、リーダー的存在の「ルイス」…金のために戦う現実主義者、SAS(イギリス陸軍特殊部隊)出身の一流兵士、キレたら止まらないと荒々しい性格、何かとランボーを挑発!対照的な「リース」…寛ぎ&楽しげに歌を口ずさむが…実は数多<の戦場を体験&恐怖の麻痺した戦闘マシーン、彼の歌をうるさがる元韓国軍兵士「エン・ジョー」…いかなる時も冷静な仕事人、口の悪い「ディアス」…国を守るという理想から湾岸戦争に参加して失望、それでも家族を養うために戦闘を続ける男、そして只一人…捕らわれた支援団を称え&人命を助けるために戦うという理想を追い求め続ける一流狙撃兵「スクールボーイ」 ■目的地に到着、迎える反政府軍兵士2名、1人は子供!引続き同行しようとするランボー、ボートで待つよう制止するルイス、目的の村に到着、傭兵が目を背ける大量虐殺の跡、ビルマ(ミャンマー)のエリート殺戮軍の基地は10数km先&100人以上が駐屯と告げる青年&子供を帰す、そこに政府軍のトラック、身を隠す傭兵達、水田にばら撒かれる対人地雷、村人を走らせ…誰が生き残るか賭け!相手をするには強敵すぎ、逃げ腰の傭兵達…


ロッキー・シリーズでは「5」から「17年」経過の後「ロッキー・ザ・ファイナル」を作製したシルヴェスタ・スタローン、ロッキーと並ぶ人気シリーズ「ランボー」では…「3」から「20年」経過して「ランボー/最後の戦場」を作製!一体何のため?「ロッキー・ザ・ファイナル」公開時から既に「ランボーの続編作製」のアナウンスがあり…ロッキーよりはランボーの方が好きな私は、コッチを見ることにして「ロッキー・ザ・ファイナル」は捨てました
ところで…ここにきて長い沈黙ののち過去のヒット・シリーズの続編を立て続けに作製したのは何故?まあ演技ベタなスタローンゆえ、製作サイドも扱いづらいか?勢いのあった当時は良かったが、ここ最近目立った役も作品もなし?彼のキャラを活かせる企画がなかったのか…已む無く自ら監督・脚本・主演で「ロッキー」と「ランボー」の続編を作製したか?「ランボー」のパンフ見てみると…「全ての決着」をつけたかったとのコメントウーン!?それでは前作のラストは何?あれで決着してなかったのか?まあともかく何か言わざるを得なかったんだろうな…とは思う
どっちにしても肉体派映画の続編ゆえ「(ロッキーの)16年」「(ランボーの)20年」の歳月は長過ぎた感!ロッキーはどうだったか知らないが…ランボーでは、遂にその肉体を見せずじまい、やたらと走っているが…動きも重く&鈍い感じ、接近戦はなし、内容も陳腐というか何もない、パンフ掲載のストーリーだって人物紹介に終始するのみ、全編リアルな殺戮ショー!殺して殺して殺しまくるのみ…映像的には見事だけど…それはシルヴェスタ・スタローンの功績ではなく、技術スタッフの頑張りだ!1,800円の価値なし、そんだけ払って見たら…憤激もの!DVD待ちにするにはチョット惜しい気もするので…見たい人はともかく安く見られる方法の選択を!1,300円の前売券(+前売りのオマケのバンダナ)に、初日入場者への数量限定カンバッチを貰っても…私的には憤激ものだから…せめて1,000円は切る必要があると思われます、まあ、最近見た映画の中では、最低ランクでしょう
ちなみに映画内での国名の扱いだが…音声は「ビルマ」、字幕は「ミャンマー」です、繰返される政変…1989年にクーデターで樹立した軍事政権が国名を「ビルマ」から「ミャンマー」に変更、軍事政権を認めない国々は以前からの国名「ビルマ」と呼び、軍事政権を認めた国(日本政府を含む)は「ミャンマー」へ変更!(民主化指導者アウン・サン・スー・チーを軟禁…現在も続く)、但し意味としては…「ビルマ」でも「ミャンマー」のどちらも同じことらしい、ちなみにこのページとしては映画主体で「ビルマ」表記としたうえで「ミャンマー」を併記いたしました
しかし…映画公開に先立つ2008/5/2-5/3にミャンマー(ビルマ)をサイクロンが直撃!軍事政権はナカナカ実体を明かそうとせず…5/24現在、被災者250万人、死者78,000人、行方不明者56,000人との報道だが、各国メディアおよび人道的支援者の入国を制限している状況、支援物資にいたっては被災地へ届いているかも不明の状況、一部情報筋では軍部による略奪も噂されている、さらに日本人には忘れられない出来事…2007年、反政府デモ取材中に日本人ジャーナリスト・長井健司氏が治安軍により銃撃を受けて…死亡
映画の日本公開日5/24、サイクロンの救済もままならない中で…軍部の政治的役割を保証する内容を含む「新憲法案の是非を問う「国民投票」が強行されている、映画で描かれる軍事政権が全て事実かは分からないが…今のままでは非情にマズイ状況にあると思われる、私には直接何もできないが、簡略ではあるがせめて何が起きているかを書かせてもらいました…以上です
ちなみに公開初日の第2回(14:35〜)、267席の映画館は、5割り程度の入りでした(新宿プラザ劇場)
2000-2009format



ランボー/ラスト・ブラッド    (2020/6/26)