行・す・ず 作品・日本






 スウィートホーム 
[COMEDY&HORROR]
1989.01:日本映画(東宝)
監督:黒沢清     製作総指揮・出演:伊丹十三
CAST-1:宮本信子山城新伍NOKKO黒田福美古舘伊知郎益岡徹渡辺まち子三谷昇
製作総指揮・伊丹十三、監督・黒沢清のホラー映画、パンフには絶賛の言葉ばかりだが… ナンダカナである

STORYは…
TVの取材班が向かう山奥…デイレクターの秋子、プロデュサーの和夫、カメラマン・田口、レポータのアスカ、同行した和夫の娘・エミ(秋子と父の恋愛を応援中)… 30年前に死んだ天才画家・間宮一郎の屋敷、食堂に飾られている遺作の壁画の取材、役所で借用した鍵、錆びついた門、板が打ち付けられた玄関、置かれている乳母車、持ち込まれる撮影機材と小道具(車椅子?)、キシム建物、かざされるハンディ・ライト、長い廊下、食堂の前に鉄格子の部屋(マサカリを見つけてきた田口)、食堂の壁、取り除かれて行く埃…地獄絵!?ガソリンを担いできた田口(何気に崩してしまった石積みの塔)、動き出した発電機、真赤な壁の部屋に入ったエミ…、壁画の前でミーティング中の一同、仕事の整理中の秋子のもとに…母の形見(ダブダブ)の服を着たエミ、浴槽で洗髪中のアスカ(手伝う田口)の顔が悪霊の顔とダブる(腰を抜かす田口)…深夜、先の石塔の傍らを狂ったように掘り返しているアスカ、小さな柩、泣き伏すアスカ… ガソリンを仕入れに行った秋子、トラックの下でモガク老店主・山村を救出、土偶のお守り? 庭、アスカ運転(逃げる?)の車が大木に激突、嫌な予感がする秋子…屋敷を出るよう和夫に相談、アスカを探しに出たエミ、彼女に向かって伸びる”彫像の影”、アスカを助けようとした田口を襲う”影”…高熱で焼け落ちた下半身、電灯を破裂させながらアスカに迫る影…間宮夫人の亡霊、半狂乱のアスカ、光るマサカリ、惨劇の始まり…


ホラー映画を言葉で表現するのは難しい、文系ではないもので…
しかしホラー系映画のお約束?父親(男)は無駄死(またはその存在すらない場合あり)、最後に戦って子供を救うのは母親(女)と…判で押したような展開が多い…この映画もそのパターン、商業的にはこの方が面白く作れるのだろう、たまには違った展開も見てみたいものだが…つまらないのだろうか…、それでこの映画ですが、なんだかなー状態、一つも恐くないし、笑うには中途半端な感、SFXに力を入れているといいながら…あまりにチャチっぽくて…悲しかった
広げるとA1版の折畳みパンフに絶賛のコメントの数々…なんか恥ずかしい、まあやってみたかったのかな…こういう映画
-1999format



 Sweet Rain 死神の精度 
[HUMAN DRAMA?]
2008.03:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:筧昌也
CAST-1:金城武/ディア(黒犬)
CAST-2:小西真奈美富司純子光石研石田卓也
CAST-3:奥田恵梨華吹越満菅田俊田中哲司山本浩司
CAST-4:村上淳嶋田久作森下能幸川岡大次郎
CAST-5:みれいゆ村岡希美廣川三憲小野花梨唯野未歩子/他
いわゆる死神とはチョット変わった…死神映画、人の命を狩るのではなく、7日後に不慮の死が予定されている人間の前に現れ…その人物を観察、「実行=死」か「見送り=生」を判定する仕事、彼が判定する事となった人間達の物語…

STORYは…
■雨、教会、葬儀、黒犬を連れた一人の男が入場、後方の席、少女の隣の座へ、少女が問う…おじさんって「死神?」&「どうしてココへ?」、何故わかる?問い返す…千葉と名乗る死神、彼が現れるのは…人間が不慮の死を迎える7日前、観察期間の後「実行(死)」か「見送り(生かす)」を判定するのが仕事、病死や自殺は関係なし、「いつもお葬式に来るの?」、相手が子供の場合…状況が分からず混乱も…10歳以下限定の千葉のアフターフォロー!「みっちゃんに花をあげて」と少女から渡されるバラ、急速に変色&しおれ…散っていく花、白手袋を装着、時が来る…立ち上がる千葉、少女の姿が薄くなる…「なんでお母さんは泣いているのかな?」、もっと一緒にいたかったんじゃないのかな?…少女の手を取り出て行く、何かを感じた母親が振り返る…

■人間界に繋がるレール、黒犬と共に歩く千葉、出現する…電話ボックスの扉、仕事だ!と犬 ■1985年のある日、雨、電話ボックスから現れる千葉、彼が地上に現れる時は…いつも雨、ターゲット…27歳のOL、電器メーカの苦情処理係の藤木一恵、どこか孤独な影のある女性、自分を指名してくるクレーマーの電話に悩まされる日々 ■会社前のCDショップに千葉の姿、仕事の合間を見つけては…人類最大の発明品!ミュージックを試聴するのが最大の楽しみ! ■退社する一恵、追う千葉、地下鉄の階段、キッカケ…故意に傘の水滴!話し掛ける千葉…クリーニング代を!逃げる一恵、思わず出た手…気を失う一恵、慌てて手袋 ■コインランドリー、ベンチで目覚める一恵、新手のナンパ?ナンパって…ここは船ではないから難破はしない!と大真面目、そして弁解…倒れたし&上着を渇かせるので…ココへ ■2人で夕食…これでナンパになった?自分は醜いから…本当はナンパされたことないと一恵、何処が見にくい?よく見えるぞ!紳士的だがどこか天然の千葉に安らぎを感じ…徐々に心を開く、いつしか自身のツライ過去を告白…父母の事故死、養父母が火事で死亡、恋人とのドライブ…事故、投げ出された一恵、ひまわり、動かない彼…いいことなしの人生、死について問う千葉、死んでしまいたいと思うことばかりと…一恵 ■やはり「実行」かと問う犬、「まあな!」、たいていは「実行」 ■また会えるかな?コイントスする一恵、絡んでくる男達…一緒に遊ぼうぜ!男達の背後に…千葉の姿、殴られても意に介さず、ナメるんじゃねーぞ!って、どこも舐めてない!新しい言葉に付いていけないと嘆き、刃物も恐れず、手袋外してタッチ…気を失う男達、コインを一恵へ渡し…逃げる ■橋の上、コイントスの話、いつも裏が出る、裏で願えば表が出ると… ■帰宅する一恵、シャワー、手首に自殺のタメライ傷が2つ ■雨、CDショップ、ミュージック好きな死神達の溜り場、近付いてくる仲間…ミュージックって…歌手を見つけてくるプロデューサーの力が重要との情報、そんなものなのか?と千葉、ポラロイド写真を見せる仲間…「実行」にしてきた若い女性、恋人関係、キスしている写真、死ぬ前に良い思いをさせてやった!シゲシゲ眺める千葉…青空に感心、ソッチかよ! ■一恵の観察、自宅、会社…いつものクレイマー ■判定前日、自宅に…クレーマーから電話、驚き…切る一恵 ■判定の日、会社に対策を迫るも…暖簾に腕押し、怒り!早退する一恵、クレーマーが尾行、気づき…必死で逃げる一恵、迫り来るクレーマー!


■人間界に繋がるレールを歩く千葉、出現する赤い非常口扉 ■雨の中、情報屋を待つチンピラの阿久津伸二、まぶたの傷が特徴的、背後の扉が開き…倒れる阿久津、チンピラ風の千葉が登場、今回のターゲット…阿久津の兄貴分でヤクザの藤田敏之(40歳)、彼が仇討ちとして狙う栗木の居場所を知る情報屋として…阿久津に接触、自動車、ミュージックを!カーステレオ、始まる曲…OFFする阿久津、不満気な千葉 ■藤田の隠れ家、カラスに石を投げる阿久津、割れる窓ガラス…慌てて部屋へ、謝る阿久津、千葉を紹介、冷蔵庫からビール&拳銃を手にする千葉、銃を褒める千葉、銃は好きでないと藤田、何かと千葉に突っ掛る阿久津、シャワーでも浴びてこい!藤田の命令、阿久津は悪い男ではないと藤田、早くに親に捨てられた、有名な歌手だったらしい、今は自分が面倒を見ている…と ■浴室…阿久津にメール、外へ出て…電話、組の幹部、あと2日引き止めておけの指示 ■死について問う千葉、死は怖くないが…筋を通さないことは許せない、どうしても栗木は殺す必要、仕事を持ちかけ&断わったのは藤田の組だが…使者〈兄貴分〉を殺した栗木、彼の居場所を告げる千葉、着替える藤田、帰ってきた阿久津、慌てて制止!簡単に千葉を信じて良いのか?罠かも?自分が確認に行く! ■車から栗木のマンションを偵察、群がり飛ぶカラス、護衛が多数、自分の面倒を見てくれた藤田を死なせたくない! ■ボーリング場、時間の引き伸ばし、ビリヤード、さっさと進めた方が良いと千葉、怒って千葉の素手に触れてしまう阿久津…気絶 ■雀荘、目覚める阿久津、本当の藤田を知らないのでは?と問う千葉 ■翌朝…栗木はいなかったと報告、洗濯に行かされる阿久津、真実を千葉に問う藤田、居た!着替える藤田、もう行くのか?(判定日には1日早い)、先に行く所があると笑う藤田、死ぬつもり…

■人間界に繋がるレール、出現する扉、仕事だと黒犬 ■今度のターゲット…70歳の美容師、老人とは珍しい! ■雨、海辺の美容室、息子と電話する女主人、ヘルパー・ロボット調整終了、起動する…竹子 ■扉を開く千葉…彼女の美容室に現れる長髪の千葉、髪を切りたい!外は大雨&こんなとこに?髪を切るだけが目的ではないでしょうと女主人…ターゲット、絵を描きにと言い訳、確かに晴れていれば景色は良いと…カット&洗髪、突然女主人が言う…あなた死神でしょ?絶句する千葉…


もう充分です…と女主人、死について問えない千葉…何か気持ち悪い ■店外に竹子、久しぶりと…常連の少年、客がいると珍しがる ■少年のカット、帰らない千葉を不思議そうに見る、カット終了、暫く店で遊び&カードゲームのコレクションを千葉に見せびらかす少年、超レアの「死神カード」を自慢、どうして死神は鎌を持っているの?不思議そうに問う千葉 ■竹子に送って欲しいと少年…了解、千葉にお願いがあると女主人…明後日の休日、髪をカットしたい10歳位の男の子を数人集めてきて欲しい、カット代はタダで構わない…奇妙な依頼、神様ならそれ位できるでしょ?と、神ではないと否定するが、結局…引き受けさせられる千葉…


今回は「ノーカントリー」と合わせて2本見るつもりで…時間の調整が取れやすい新宿へ行きました…歌舞伎町内で向かい合わせの映画館ですから、でコッチが当日の2本目(このチョイスは正解だと思う)
映画館での予告CMでなんか良さそうと…期待大の状況で見に行きました、最近「死神ばやり」と言う方がおられましたが…それって「デス・ノート」だけでしょう?と思っていたら、「ノーカントリー」も「死神」みたいなものでした…でも流行りじゃないね、この映画の「死神」の設定は、いわゆる死神と異なります、不慮の死を遂げる予定の人間のラスト7日間の生活を観察…「実行」か「見送り」をジャッジする役目、この「見送り」が大きな違いでしょうか
話しは大きく3つのパートに別れていて一人の死神がそれぞれについてジャッジをするのだけど…、それはそれ、ねえ、映画ですから…そんな単純じゃないってことですが、今回ばかりは…これ以上は書けませんね…これは!でも伏線張りの甘さがあって…見ているうちに展開が読めば読めちゃうのが少々惜しい感じはあるが、でもラストでジーンとして、なんか良い作品でした
金城武の死神、OL役の小西真奈美、美容室主人の富司純子のキャスティングもハマッテました
実は2008年はココまで、良い映画に恵まれず…不作の年かと思っておりましたが、やっとを付けることができました…ここ数年では最も遅い展開でした、良かった良かった…
ちなみに公開初日ということもあり、「ノーカントリー」を見る前に「見たい回の指定(座席含む)」に行ったら、15:20の回ですが…と提示された座席表、今なら「全席空いてます」と言われ…腰砕け!もしかして…ハズレか!?と心配になってました、杞憂に終わって良かった
それから…先日、小西真奈美が「藤木一恵」名でCDを出しているのを見ました、特にそれ以外にコメントがなかったため、ただ単に、ミュージシャン・ネームと思ってたのですが…彼女の劇中の役名で歌う主題歌となる「Sunny Day」だったのでした、ハハハッ…情報収集不足が露呈してしまいました、お恥ずかしいしだい
ちなみに公開初日の第3回(15:20〜)の回、305席の映画館は3〜4割程度の入りでした(新宿)
2000-2009format



 スカイ・クロラ/The Sky Crawlers 
[ANIMATION]
2008.08:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:押井守     原作:森博嗣 「スカイ・クロラ」シリーズ
CAST-1:菊地凛子加瀬亮
CAST-2:谷原章介栗山千明平川大輔竹若拓魔
CAST-3:榊原良子山口愛麦人大塚芳忠
CAST-4:竹中直人ひし美ゆり子安藤麻吹兵藤まこ西尾由佳理/他
森博嗣氏の原作「スカイ・クロラ」の映画化作品、平和を感じるため…あえてショーと化した戦争(企業が代行)、16〜17歳で成長が止まり…通常では死ねなくなったキルドレ達…戦闘機乗りの物語なのだが…、押井監督…どうした???

STORYは…
■いくつかの大戦を経て手に入れた束の間の平和、今とよく似た時代、かりそめの平和を実感するための「ショーとしての戦争」、テレビを通して戦争を「観戦」、戦闘機のパイロットとして戦う“キルドレ”…新薬開発途上で出現した人種、外観は16〜17歳で成長を停止、曖昧な記憶、思春期の姿のまま、「戦死しない限り彼らは死なない」… ■欧州、ロストック社の前線基地“兎離洲〈ウリス〉”に1機の散香〈サンカ〉…単発のプッシャー・タイプ、降りる函南優一〈カンナミユーイチ〉、見回し…司令官室を見上げる、迎える女性整備主任・笹倉〈ササクラ〉、機体交換の話、散香→散香で?女司令官・草薙水素〈クサナギスイト〉へ到着の挨拶、何故に機体交換?普通なら引継ぎが必要では?以前の基地に関する質問返し…答えられず、新たな部屋番号を告げるスイト ■部屋の確認…2人部屋、食堂へ、自己紹介するユーイチ、新聞をキッチリと折りたたむ男湯田川亜伊豆〈ユダガワアイズ〉、部屋の奥に篠田虚雪〈シノダウロユキ〉、窓を叩く音…今日も朝帰り!ユーイチと同室の土岐野尚史〈トキノナオフミ〉、パイロットは…たまに飛ぶスイトを入れて5人、自分の前任者・栗田仁朗〈クリタジンロウ〉ってどうしたの?意昧ありげな表情を浮かぺながら…何も語ろうとしない面々、ユーイチ自身が知っていること…自分が“キルドレ”であること&戦闘機の操縦の仕方だけ ■トキノの誘い、バイクで到着したダイナー…ミートパイが上手いらしい、現れるコールガール2人、トキノと出て行くクスミ、ユーイチに寄り添うフーコ、胸にフクロウのタトゥー、落ち着いた女性、一夜、背中のタトゥーを見入るユーイチ、クリタジンロウについて質問、答えなし ■偵察任務に出るトキノとユーイチ、川面を低空飛行、巨大ダム、放水開始、ギリギリで上昇するトキノ…相棒の腕前確認、平気で付いて来るユーイチ、帰還の時刻、Uターン、敵機3機発見、トキノが1機&ユーイチが2機撃破、帰還…それを一足早く告げる犬、優れた戦闘能力、直にエースパイロットとなるユーイチ、そんな彼を見つめるスイト、必ず2つ折りにされるマッチを確認、ユーイチのベッドに顔を伏せる ■偵察から帰還したユーイチ、基地に1人の少女、スイトの妹・草薙瑞季〈ミズキ〉、実は娘との情報、来ればスイトに怒られるが…たまに来るらしい ■日増しに厳しくなる戦況、そんな中…基地を訪れる見学者、対応を任されるユーイチ、逃げるスイト ■オフのユーイチ、1人でダイナーへ、階段にはいつもの老人、迎えるマスターが問う…呼ぶかい?首を横に振るユーイチ、TV…兎離洲基地近辺にラウテルン社の戦闘機接近のニュース、飛び出すユーイチ ■スイト帰還、ユダガワを墜とした敵機スカイリィ、機首に黒豹のマーク!“ティーチャー”と呼ばれるパイロット、元々はロストック社所属、ある日突然…ラウテルン社に移籍、絶対に勝てない敵…「大人の男」、ロストック社優位の戦場に送り込まれたエース! ■電話を掛けるスイト、埒が明かず、ユーイチに自動車の運転を命令!ロストック社戦区司令部へ、入口で阻止する大人・本田、強引に入るスイト ■帰路、黙る2人、寄り道…基地のゲストハウス、2人だけ、冷凍食品のディナー、洋服のボタンを外すスイト、ずっと彼を待ち続けていたかのようなスイトの視線、動けないユーイチ ■演じられている戦争、本来…相手国に仕掛ける際には事前連絡が必要、ラウテルン社の領空侵犯、大々的な報復攻撃を計画するロストック社…


森博嗣氏の原作「スカイ・クロラ」シリーズ全巻読んでいるもので…見に行くこととしました、あの冷たく&乾いた高度の空気を感じたい!そんな中をダンスする如く…宙を舞うプッシャータイプの戦闘機・散香を見たい!(押井守監督だし…そこらへんはシッカリ描いてくれると信じて)、そして、生に執着しないキルドレと取り巻く人々の微妙な関係を…
期待して行って“裏切られた”感じ…(私の思い込みが激しいのか?)、現在までに出された5冊の前半をゴチャマゼにしたストーリー、本当は草薙水素〈スイト〉の飛ぶシーンが見たかったのだが…メインは函南〈カンナミ〉優一、しかもスイトとの…キルドレならではの愛の物語?頼むから…もっと空を飛んでくれ!地べた這ってないで…空を飛んでくれ!それから…なんでササクラが女になってるんだ?スイト⇔ササクラ(男)で進んだ本、ユーイチ⇔ササクラ(女)…何か効果はあったのかな?残ったのは違和感のみ…何も残らなかった感じ
映画見終わった時、「本当はね…」と相手に本の方のストーリーを説明していた人…3名!「本は面白い」と力説している方も居られました!まあ、私もソッチ派です、ということで、「ナンダカナ〜」や「面白くない」というのではなく…不満足ということで
としました
どうでも良いこと…当日渋谷で公開初日となる別映画(レイトショー)の指定を確保後、用事で新宿へ移動、「スカイ・クロラ」は新宿のシネコンで見ようと思ったら…3時間ほど前にして「満席」表示!?用事を手早く済ませて、渋谷にUターン、滅茶苦茶暑い中をアッチコッチへ移動…大汗!見やすい席確保、大変でした…が、内容的に報われなかった…
ちなみに公開初日の第3回(16:30〜)、300席の映画館に6割位の入りでした(渋谷東急)
2000-2009format



 スカイハイ 劇場版 
[ACTION]
2003.11:日本映画(東映)
監督:北村龍平     原作:高橋ツトム
CAST-1:釈由美子大沢たかお谷原章介魚谷佳苗
CAST-2:菊地由美椎名英姫山田麻衣子岡本綾浅井江理名小田瑞穂
CAST-3:田口浩正戸田菜穂北見敏之優恵吉田照美北村一輝/他
釈チャン主演のTV版「スカイハイ」の劇場版、不慮の事故&殺された者が辿り着く“恨みの門”、迫られる3つの選択…「お生きなさい」「お行きなさい」「お逝きなさい」、映画ならでわのストーリー展開、TV版を期待してはダメですよ

STORYは…
■巨大地下施設、宙吊りの死体、警察到着、切れるロープ、落下、胸に穿たれた穴、持ち去られた心臓、連続猟奇殺人事件…3人目の犠牲者 ■担当刑事・神崎耕平、徹夜明け…彼自身の結婚式、衣装を差し出す上司・城嶋、この際…覆面パトカー&サイレン、教会、新婦・斉木美奈に詫び、式場で待つ耕平達、開かれた扉、よろけ進む美奈、真っ赤に染まるウエディング・ドレス、流れ落ちる血、胸に開いた穴、差し出される手、崩れ落ちる、美奈を抱き絶叫する耕平…第4の犠牲者、捜査班を外される耕平、取上げられる拳銃 ■怨みの門?門番イズコが告げる3つの選択、自分に起きた事態の確認&決断のため…現世へ向かう美奈、自分の死体との対面、新居に耕平、家具を配置する2人の記憶、復讐を誓う耕平 ■殺された理由?…記憶を遡る美奈、式場の控室、鏡…何かを訴える顔が映る、不安、式場に走る美奈、行く手を遮る男、後方に女…美奈の胸を刺す凶器、振り返る美奈、伸ばされる男の手、不鮮明な映像、男の手に…動く自分の心臓 ■検屍医・青山響子の部屋に耕平、心臓を取られた美奈が歩いた…医学的には不可能、彼を心配する響子…不思議な事はいくらでもある、魂の重さの話、知人のカメラマン…搭乗予定の飛行機をポラロイドで撮影、飛行機を掴む腕!危険を訴えるも無視した人々、搭乗を止めた男、墜落した飛行機…、非現実的と怒る耕平 ■拳銃を受け出す耕平、自宅、部屋に立つ美奈…気付くハズなし、側頭部に銃口…引き金にかかる指、美奈の絶叫、ガラステーブルにヒビ、自殺を思い止まる、必死に状況を思い出す耕平…すれ違った女! ■モンタージュ写真作製、驚く美奈…自分を刺した女、自分の心臓を持ち去った男の顔が鮮明に…、男のオフィスに現れる美奈、彼女が見える男…会話、取り出されたケース内…動いている心臓が4つ、儀式の度に霊力UP、奥の部屋に眠る女性(植物状態)…男の妻エリ、彼女を取り戻すためなら…なんでもする、男の秘書…攻撃を受ける美奈…ビルから落下、同じ境遇の女・摩耶(TV版最終話の女)との出会い ■恨みの門に4人の女性、連続殺人事件の被害者達、自分達が殺された理由?イズコが語る、理由は不明だが4人にはある共通点が…


TV版は大体見てましたが映画化?しかも北村龍平監督が?なんか違うような気がしながらも見に行きましたが、なるほど、そういうストーリー&展開ならば北村監督で映画化だ(まあ高橋ツトム氏との交友関係もあるが)、この物語で、こういう展開ができるとは思っていなかった、但し今回の…フェンシングのようで、舞うが如くの…殺陣シーンの演出、場面によっては、チョット物足りない感がするのですが…、特に釈由美子に関しては「修羅雪姫」のイメージが強かったもので…尚更かな、設定上あまり強すぎるのは問題なのでしょうが、もう少し派手目にしていただきたかったな…と、(蛇足…釈ちゃん、お疲れ気味?お肌が荒れてます)
公開22日目(大雨)、第3回(16:30)、410席の映画館に20〜30人程度の入りでした(渋谷東映)
〈ここからは映画館の対応に関する話〉
渋谷東映、上映期間はあと1週間で…パンフレットが売切れ、入荷予定を聞いたら…「有りません」、手に入れる方法は?と聞いたら…「有りません」、私以外にもパンフがないと嘆いていたお客さんがかなりいたのに…冷たい応対、翌日…新宿に出かける妻に映画館を回ってもらいましたが…結局、手に入らず、但し、コチラでは東映の事業推進部で通販していることを教えてもらえました、入金後、約10日後にパンフが届きました(事後確認ですが、東映のサイト内にも、通販していることが記されていました)、渋谷東映の皆様!今後の改善を望みます! 通販で購入できますと、連絡先までメモ書きしてくれた新宿東映の皆様…アリガトウございます!
2000-2009format



 SCRAP HEAVEN/スクラップ・ヘブン 
[DRAMA]
2005.10:日本映画(オフィス・シロウズ)
監督:李相日
CAST-1:加瀬亮オダギリジョー栗山千明
CAST-2:柄本明光石研
CAST-3:田中哲司森下能幸水木薫鈴木砂羽団時朗山田辰夫榊英雄
CAST-4:宮崎稲穂/他
この世に不満だらけの2名の男…「クソだろ?」「想像力が足んねえんだよ」「…想像カがあれば俺も世の中も、もうちょっとマシになってるはず…」「クソを洗い流そう!」「クソどもに想像力を植えつけてやろう」と…始められたゲーム、この世に絶望している女…「全部を一瞬で消しちゃう方法」?

STORYは…
■それなりに“正義の味方”を夢見て警察官になった粕谷シンゴ、事後処理のデスクワークばかり、反りの合わない上司、ウンザリの毎日、自分を刑事課に推薦してくれると言っていた籔田刑事にアタルしかない ■ある日…バスジャックに遭遇、乗り合わせていた…若い男とサングラスをかけた女、夢見ていた完璧なシチュエーション!…のはずが、手も足も出ないシンゴ、犯人の発砲、倒れる若い男、女の片目から…義眼が落ちて転がっていく、そして…犯人は銃身をくわえて自殺する ■3ヶ月後、シンゴ…バスで撃たれた若い男・テツと偶然再会、日ごろの鬱憤を「クソだろ?」と…ぶちまけるシンゴ、「想像力が足んねえんだよ」とテツ、「…想像カがあれば俺も世の中も、もうちょっとマシになってるはず…」と身をのりだすシンゴ、「クソを洗い流そう!」とシンゴを誘うテツ、向かった先…とある公衆トイレ、「クソどもに想像力を植えつけてやろう」とテツの提案、ゲーム…復讐代行業、ルールは単純…@依頼者は身分を明らかに、A他言無用、B誰も傷つけない、C連絡はトイレの落書き ■最初の依頼者、医療ミスで母親を殺された看護士、内部告発、事実を隠蔽している院長へ罰を! ■清掃員姿の2人、院長室へ潜入、院長を縛り上げ…デタラメ特大注射を突きつける、院長の狼狽と大絶叫…笑いが止まらない2人 ■小学生の男の子からの依頼、虐待ママへの復讐、偽装誘拐…「子供を助けてほしければ」と…ふざけた指示を連発、あたふたと走り回る母親の様子に大爆笑、母と息子の関係回復にも一役 ■次々舞い込む「復讐依頼」…のめりこむシンゴ ■新たな依頼者…「今度こそ助けてもらえるんですよね」…バスに乗り合わせた義眼の女・サキ、事件の際の無能ぶり…負い目、度々彼女の勤め先の薬局に出向いていたシンゴ、毎度…追い返されていた、サキの依頼は…親からの縁談話をかわすために恋人のふりをして欲しい!密かに心躍らせるシンゴ、無事役目を果たすも…サキはつれない態度のサキ、撫然とするシンゴ、「あたしとヤリたいの?」…冷笑するサキ、なし崩し的に関係を持つ2人 ■警察の仕事にますますやる気をな<すシンゴ、周囲にも疎まれて居場所を無くしていく、消えた自席→倉庫、署内左遷? ■一方のテツ、精神を病んで入院していた父親が自殺 ■2人のゲームはますます加熱、警察組織という「クソ」の目を覚ますには…拳銃でも盗むしかない、冗談混じりに愚痴るシンゴに…テツが乗った!逡巡るシンゴの背中を押すテツ…「思い出せよ!拳には拳を、世の中には想像カを、だろ?」 ■土砂降りの雨の日、交番を前にする2人…


諸般の事情で、映画を見てから2ヶ月以上を経過して記入しているため、記憶がかなり曖昧になっています…
収集したチラシからコノ映画を知り、面白そうだということで…見に行きました、期待していたほどではなかったが…まあソコソコに面白かったというところでしょうか、ちなみに、「シン・シティ」と連続で見ました
公開1日目、第2回(13:50〜)、299席の映画館に1〜2割り程度の入り(シネアミューズ ウエスト:渋谷)
2000-2009format



 鈴木さん 
[DRAMA]
2022.02:日本映画(Incline)
監督:佐々木想
リレコーディングミキサー:野村みき
出演:いとうあさこ佃典彦
大方斐紗子保永菜緒宍戸開松永大輔/他
Facebookに映画製作に係る従姉妹のコメントがあり!
製作に係った「鈴木さん」なる映画があるが宜しければ観てください」と…
公式HPを確認したが内容はナカナカなものである
全国で10館(東京で2館)のみの上映!
ラッキーなことに徒歩圏内に開館したばかりの「下北沢K2」ではないか!
(一度入ってみたかったんだよね)
多分初めて行く人は迷うと思う…こんなとこに映画館!?
72席のミニシアター、しかも毎日1回しか上映していない!
良かった…土日は昼の部(平日は夜)!観に行けるじゃない!
映画終了後にトークショー付き…確認したら従姉妹は既に登壇済み…明日は誰か不明!もう1回出てこないかな?

STORYは…
現人神である「カミサマ」を国家元首にいただき、清く、美しく輝けるとある国のとある街
(カミサマは、御病気を理由に20年に渡り、その姿を見せていない)
町中に掲げられている“カミサマ”の肖像画…そのポマードべったりの七三分けの髪型を守る市民
(過剰に装飾された化粧姿、ポマードべったり七三分け、軍服、勲章の数々)
少子化にあえぐこの街では、45歳以上の未婚者は市民権を失うという条例が制定されており…
市民権を剥奪されると、街を出て行かなければならない
市が主催する婚活パーティ!力説する市長のホンダ
あるいは、軍に入隊し、強制的にお国の為に働く道を選ばなければならない
(敵国の工作員が入り込み作戦を展開しているとの情報、黒い車で町を走る政府の役人)
この街で介護施設(廃止されたラブホテルを使用)を営んでいる未婚の“よしこ”
45歳を目前に控え、この街から排除される不安を抱えながら…
日々暮らしていた。市民権を得ることを諦め、街を出るという選択もあるが
彼女は施設に入居している老人達を見捨てることはできない
(施設で働く若者“のりこ”、重度の認知症老人“すみこ”)
そんな中、老後施設に一人の身元不明の中年男性が突如として迷い込んでくるのであった…


面白かったです!が、右に倣えの体制には怖くもありました!
いとうあさこと佃典彦が怪演しています!
近未来、「美しい国」を掲げる現人神“カミサマ”の統治するとある国の物語
(但し、カミサマは御病気を理由に20年の長きに渡り、そのお姿を見せていない)
とある町、町中に掲げられている““カミサマ”の肖像画にお辞儀をする市民達
国を?栄させるべく45歳独身者は市民権を失う(=死)、頻繁に開かれる婚活パーティ!
ダメなら、軍隊に入隊してお国のために働けば…生き延びることができる
最近、敵国から“工作員”が紛れ込んで、いろいろと悪さを仕掛けてくると言われている(自警団結成)
政府の人間も黒塗りの車で巡回している
老人介護施設を経営する“よしこ”…数か月後に45歳、でも老人達のため、施設を守らなければならない!
さあどうする?
そこに現れた中年の不審人物、老人達が勝手に“鈴木さん”と名付けた男
国民ナンバーの刺青もない!この男は何者?
生き延びるために必死の“よしこ”はこの男を利用しようと考えるが…
なかなか面白かったが…
「美しい国」も捉え方を過ぎて誤ると、こんな世界が待っていると思うと…恐怖であり、コメディでもある
是非、ネットでググって公式HPを観てもらいたいものだ!
興味がある方は、是非観てもらいたいものです…
リレコーディングミキサーはGOの従姉妹、音関係は保証します!
監督もHP上で「予算と完全に不釣り合いな音響世界を完成させた」と述べている!
で、上映後にトークショーありでした!
佐々木想監督と政府関係者(若者)を演じた松永大輔さんが来られました
朴訥と喋る佐々木監督だが…なかなかユニークである
松永さんも好青年だな(ん?42歳なの?見えない見えない)!まあ楽しい時間でした!
で!流石にパンフが作られていないので、データ打ち込みは大変なことになるんだろうな…!
公開9日目(14:5000)、72席の映画館で4割程度の入り(下北沢K2 スクリーン1)
2011.09format



 すずめの戸締まり 
[ANIMATION]
2023 日本アカデミー賞[最優秀音楽賞]:RADWIMPS
2022.11:日本映画(東宝)
監督:新海誠
声の出演:原菜乃華松村北斗山根あん
深津絵里染谷将太花瀬琴音伊藤沙莉神木隆之介松本白鸚
花澤香菜三浦あかり/他
2016年「君の名は。」、2019年「天気の子」から3年刻みの2022年!
「すずめの戸締り」が公開された!
当然「ムビチケ」は購入済み!今回も楽しみにしています!
なるべく余計な情報が入らず観たかったので、映画の予告CMとチラシ情報以外はシャットダウン!
今回はどんな旅を観せてくれるのだろう?
ともかく新海誠監督の「配色」が大好きである!
あの「紫」に少し寄せた「青」が絶妙である!その他にも…少しずつ違う世界!
本当は「IMAX」で探したんだけど、時間が合わず!
ならばできるだけ大きなスクリーン!ということで「TOHOシネマズ日比谷Screen1」を選択!
さあ、明日行くぞ!

STORYは…
九州(宮ア県)の静かな町で暮らす17歳(高校2年生)の少女・鈴芽〈すずめ〉
叔母・環〈たまき〉との2人暮らし(環:40代・漁協の総務部長職)
いつもの登校時、下り坂を疾走する自転車だが…はるか前方に、美しき男性の姿、スピードを緩める鈴芽
突然「この辺に廃墟はありませんか?」と問う!「扉を探している」という旅の青年・宗像草太との出会い
彼が気に掛かる鈴芽!友人から「顔が赤いよ!」の言葉…やっぱり?
学校からのUターン!「温泉街」の廃墟へ!青年を探す鈴芽
中央施設のど真ん中に立つ「扉」?何?開けてみる鈴芽!いつかどこかで何度も観た風景にドキリ!
扉の裏表を行き来しても「見える世界」に行けない!
でも何度目か…足元に突き刺さった石を発見!何だろうと“抜いて”しまう!猫?
再び学校、(環さんが作ってくれた)お弁当タイム!
窓から見える景色に異変…廃墟から立ち上る赤いもの!でも他の誰にも見えていない?
再び現場に急行する鈴芽(個人的観察:アレッ?通行止めのバリケードが消えた?)
件の扉から勢いよく噴出する赤いもの、扉を閉めようとしている青年、手助けする鈴芽!怪我した
何?説明を求める鈴芽!災害を止めた?「閉じ師」って何?「全て忘れろ!」と言う青年
でも怪我してるから…病院を拒否するなら、自宅に連れ帰って治療する鈴芽、母親は看護婦だった!と
自己紹介、青年は「宗像草太」、少女は「岩戸鈴芽」
えっ?君が「要石」を抜いたの?と草太、何が問題と鈴芽?
鈴芽が観たのは「常世の世界」?そもそも一連の騒動が何故に観える?
突然、窓台に現れた“小さな白猫”、「すずめ すき」&「おまえは じゃま」!
飛び去る“白猫”、振り向けば消えた草太…鈴芽が母に作ってもらった椅子に憑依させられた?
白猫を追う椅子、それを追う鈴芽…の変な光景!それにSNSが反応!
宮崎港に停泊するフェリーに飛び乗る白猫、追いかける椅子(草太)と鈴芽!出航!
白猫と対峙する椅子(草太)、俺を元に戻せ!「要石が(何やらかんやら)」?
高速艇に飛び移る白猫、フェリーに取り残される鈴芽と“動いて話す椅子(3本脚)”
既に、“特徴的白猫(ダイジンの命名)”、“走る椅子”、“それを追う少女”の情報がUPされている!
制服女子校生と歩く椅子では目立ち過ぎる!
“椅子”だけでは何もできないなら…取り合えず自分の体を取り戻すまで鈴芽の世話になることに!
で、このフェリーは「愛媛港」行き!叔母・環に説明のしようなし、電話でバトル!断!
翌朝、鈴芽と椅子は、“SNSの白猫情報”によって廃墟へ向かう!
やがて日本各地で次々に開き始める「扉」…白猫に導かれながら九州→四国→関西→東京へ
日本列島を巻き込んで“すずめの戸締り”の旅が始まる!
旅先での出会いに助けられながら…
辿り着いた“その場所”で鈴芽を待っていたのは、忘れてしまったある事実だった!


今回も新海誠ワールドを楽しまさせていただきました!
まずは地震大国・日本の仕組みと災いを防ぐ防御システム&「閉じ師」という設定が面白い!
東日本大震災被災者の少女と災害を防ぐ青年の…恋と自分探しの旅!
ストーリーは単純だが、鈴芽が出会う人との交流が心温まるな!
(こんなに良い人ばかりだと、世の中スムーズに廻るんだけどね)
新海誠ワールドは、その「設定」と「人物描写」、「こだわりの背景」を独特な「配色」と「スピード感」
そしてこれらを下支えする「声優陣」と…音楽「RADWIMPS」!
ぜんぶひっくるめて「3年に1度のお祭り」たど思って楽しんでます!
で、今回はどういう作品なのかな?映画館で流れてしまう「劇場予告(CM)」と「宣伝チラシ」は仕方ないとして
その他の情報はシャットダウンして、当日に臨みたかったんだけど…
11月11日の金曜日が公開初日!
嫌でも、早々とInstagramに上げてくる人達がいるのは仕方ないとして!
デフォで最初の2行表示に「感想」を書かないで欲しいな!である
(相当に悪質な映画を除く)
で、公開2日目の初回、劇場後方の中央部で観ていたんだけど…事件発生!
前の男、背が高いのか、座高が異様に高いのか?多分「座高が高い」!
比較的新しいシネコン(TOHOシネマズ日比谷)の傾斜度の高い劇場なのに…この人の頭がスクリーン掛かる!
席を選ぶ段階で、「前の席にどんな人が座るのか?」は分からない!ゆえに諦めるしかないな!
と思っていたら、ガチの新海誠ファン?
映画が始まると…時たま「半分腰を浮かせて(半立ち)前かがみ」の体勢になる!
これで画面左下の多くが遮られる状態!
何度目かの「半立ち」で、遂に我慢できなくなって、私は前の席に手を掛けて…
身を乗り出して、その男性の肩を叩いた!が、全くの無反応というか、硬直状態に入っている!
ダメかな?と思いつつ、後に引っ張ってみた(着席させようと試みた)が、動かない!
ダメだこりゃ!「完全に入ってる!」
諦めたんだが、もしかして少しは「引っ掛かるものがあった」のか?
それ以降、「半立ち」回数と時間が短くなった!まあ多少は我慢できる程度に…
まあ実力行使に打って出て良かったかな?
公開2日目の第1回(10:05)、459席の映画館で7割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN1)
2011.09format



 スチームボーイ/STEAMBOY 
[ADVENTURE&ANIMATION]
2004.07:日本映画(東宝)
監督:大友克洋
CAST-1:鈴木杏小西真奈美中村嘉葎雄津嘉山正種
CAST-2:児玉清沢村一樹森ひろ子阪修
CAST-3:斉藤暁寺島進稲田徹/他
大友克洋9年ぶりの映画、19世紀のイギリスが舞台、科学と発明を主題とした冒険活劇?

STORYは…
■洞窟内、特殊な水を抽出する科学者ロイドとエディの親子 ■高密度の蒸気を鉄球内に封じ込める実験、無理をする父ロイド、事故、倒れるエディ ■1866年、英国・マンチェスター、紡績工場で働くレイ(13歳)…祖父ロイド&父エディ(研究のため渡米中)、発明一家の孫息子、受け継がれた才能、工場の機械修理もやってのける腕前、彼ら一家を馬鹿にする者達を殴り倒す ■レイ宛に届いた祖父からの荷物…図面と手紙&小さな金属製ボール、突然の訪問者…オハラ財団(祖父達のスポンサー)の使い…アルフレッドとジェイソン、万博会場行きの荷物に手違い、ボールを渡すよう依頼、ロイドの手紙…オハラ財団にボールを渡すな!抵抗するレイ、ロイド本人が到着、父エディは死んだ!ボールをスチーブンスンに届けろ!裏庭…完成したばかりの蒸気動力の一輪自走車で逃げるレイ、信号弾、追う財団の自走機関、田園地帯に展開する蒸気チェイス、鉄道の線路に追い込まれるレイ、後方から汽車接近、前には自走機関、レイに救いの手…偶然に列車に乗り合わせていたスチーブンスンと助手デイビッド、機関車を操作し自走機関を跳ね飛ばす、財団が投入したカニメカ飛行船、巨大な鉄の爪、客車の屋根を破壊、網に捉えられるレイ、弾みでボールのバルブが緩む…噴出する凄まじい蒸気、当たる物をコトゴトク粉砕、財団が追う力…言葉を失うスチーブンスン ■ロンドン、万国博覧会会場、オハラ財団のパビリオンに連れ込まれたレイ ■同刻…双頭の蒸気船スカーレット号到着、オハラ財団会長の孫スカーレット(14歳)、代理人としてロンドンの地へ ■食堂にレイとスカーレット、死んだハズのエディと再会!怪我により体の一部を機械化した姿、科学がもたらす人類の幸福を語る、そしてパビリオンの秘密…あのボール=“スチームボール”のエネルギーを使った世紀の大発明“スチーム城”、3つのスチームボール、巨大システムに感心するレイ、エディの手伝いを始める、そんなレイに興味を持ったスカーレット、ワガママ放題でレイを振り回す、ペット(犬:コロンブス)用の散歩装置の修理!部品を探しに深夜の万博メイン・パビリオンに忍ぴ込む、無邪気に踊り・感動し・鏡に姿を映すスカーレットに…それまで知らなかった一面を見て、彼女に対する印象が変わる ■開会式前日、スチーム城内、圧力の漏洩が発生、対応を指示するエディ、現場にはバルブを開く犯人?捕らわれの身から抜け出したロイド!なぜ?ロイドはエディの言葉の裏にあるものを見せる…格納庫に並べられた幾多の新兵器…科学の持つ悪魔の一面!エディとロイド…どちらが正しいのか?迷うレイに再ぴ取り外したスチームボールを託すロイド、ジェイソンの追撃を逃れテムズ川に飛込むレイ、狙撃、救いの手…英国海軍の戦艦をバックにしたデイビッド、スチーブンスンに手渡したスチームボールが兵器にセットされる、科学の恩恵に与る前に国家自体(の安定)が必要だとスチーブンスン! ■万国博覧会会場、ビクトリア女王の開会宣言、その陰でオハラ財団パビリオンに集結する各国軍事関係者達、監視中のスコットランドヤードがパビリオンを急襲、迎え出たのは…蒸気兵の一隊、万博を利用しての新兵器の売込み、サイモンの指示…警官隊に襲いかかる蒸気兵、英国軍も蒸気戦車で対抗、財団も戦車&飛行兵&水中兵を続々と繰りだし応戦、混乱状態の収拾に向け…女王と直接掛け合おうと戦場を行くスカーレット、痛ましい兵士の死体、砕け散るクリスタルパレスの有り様、怒り爆発…サイモンを問い質すためUターン ■スチーブンスンの工房、どちらにしてもスチームボールが戦争に使われることに怒るレイ、デイビッドの制止を振り切りスチームボールを取外す ■財団パビリオンに艦砲射撃を始める英国軍、崩れ落ちる外壁、最上部のメイン・コントロール装置に陣取るエディ、スチームボールの不足をものともせず…スチーム城を発動、凄まじい地響き、外壁(装飾)を脱ぎ捨て空中に浮揚するスチーム城、噴出する蒸気の気化熱、蒸気に触れるものは凍結、城内…過大な蒸気圧に悲鳴をあげる配管類、恐怖する作業員達が逃亡 ■最上階を案内中のサイモン、追いついたスカーレット、「お金を儲けるにも程がある!人が死んじゃうじゃない!」、英国軍の攻撃に慌てる軍人達、緊急避難装置(飛行船)を起動させるサイモン、ドタバタ ■操縦席のエディ、機械に取り込まれたかの様子に驚くスカーレット、ロイド出現、親子の意見は相変わらず平行線、溢れる蒸気、互いに相手を止めるため…取り出された拳銃、発砲、足を撃たれたロイド、操縦席ごと下階に消えたエディ ■墜落した飛行兵のメカを改造するレイ、自分と組まないかと誘うデイビッドを退け…スチーム城に向け飛立つレイ、ジェイソンの襲撃を回避 ■スチーム城へ銛を撃ち込む英国軍、機関車に繋がれた鎖、スチーム城を引摺り下ろす試みも…スチーム城のパワーとジェイソンのカッターの前に失敗、スチーム城もエネルギー不足から揚力を失い下降を始める、このままでは爆発 ■スチーム城に飛び込むレイ、スチーム城と共に滅びるつもりのロイド、ここはロンドン市街だと伝えるレイ、位置を把握していなかったロイド、スチーム城をテムズ川に戻すしかない、中央制御装置で待機するロイド、3つ目のスチームボールを再セットに向かうレイ、それを襲う巨大クレーン“アイアンハンド”、レイはロンドン&科学の未来を救うことが出来るのか…?


及第点ではあるのでしょうが、なんというか…タンタンと進んでいってしまうというか…、ソコソコ面白いのに、盛り上がりに欠ける感がある、あえてセーブしているのか? 設定は19世紀末のイギリス、科学と発明がもたらすであろう明るい未来を夢見ていた人々、躍動する蒸気機関…こういうの見るの好きである(まあ実物の方がもっと好きだが)、独創的な発明家父子(マッドサイエンティスト)&才能の片鱗を見せる孫、繰り出される発明品の数々(役に立つかは疑問だが)、何かワクワク…したであろう万博(そういえば大阪万博ってのもありました)の場、各々の信念のもと…富と名声を求める科学者達、誰が味方で誰が敵?祖父と父の間に挟まれて右往左往、暗躍する武器商人とワガママお嬢様、科学と発明と戦争、大混乱のロンドン、事態収拾に奔走する発明家親子3代、そして未来は…夢と希望に溢れる若者達に委ねられる?ターゲットはマニアではなく、次世代を担うであろう「少年少女」、夢と希望、そして反戦メッセージ
前作「MEMORIES/大砲の街」から9年かけての新作も、私にはチョット物足りない、大友マンガは大好きなのだが…両手放しで褒めている映画作品があまりなかったりして…、大友作品の映画化は本人にも難しいのか?
(新宿スカラ座3)
2000-2009format



 ステキな金縛り/ONCE IN A BLUE MOON 
[COMEDY]
2011.10:日本映画(フジテレビ/東宝)
監督:三谷幸喜
出演:[法廷-1]:深津絵里西田敏行阿部寛中井貴一竹内結子KAN
[法廷-2]:小林隆浅野忠信山本耕史市村正親小日向文世
生瀬勝久深田恭子梶原善篠原涼子山本亘浅野和之戸田恵子木下隆行草g剛
佐藤浩市阿南健治近藤芳正唐沢寿明西原亜希山寺宏一大泉洋/他
三谷映画って、そのうち必ずTVでやるからと、他の作品と競合すると後回しになっちゃう
今回も、この秋の異常な公開ラッシュに巻き込まれてしまって、最後の最後の一群の中に入ってしまった?
「もう観ましたか?」の声もあり!
深津絵里、西田敏行、中井貴一、阿部寛、竹内結子…豪華出演陣で
更に?多分いろんな俳優さんがチラッチラッと出てくるんだろうな!人探しも楽しみ(HP作製は大変)!
笑いと涙のツボはしっかり押さえてくれてるだろうから…安心して観てられるだろう!
シネコン・ポイントも貯まっていて…1回無料だし!ラッキー!
次のラッシュ前に…滑り込みセーフ!って感じかな?

STORYは…
闇を切り裂く稲光、轟く雷鳴、屋敷の前に佇む謎の黒装束の女
その後…1つの殺人事件、殺された女

失敗続きで後がないと言われる弁護士の宝生エミ(若くして死んだ有能な弁護士の父と同じ道を歩んだが…)
これがラスト・チャンスと渡された仕事は…先輩の事務所から回されてきた事件
殺された女性・矢部鈴子、容疑者は夫…一見普通の事件と思われたが、彼にはアリバイがあると言う
なんと事件があった夜、彼は旅館の一室で…金縛りに遭っていたいたというのだ…
無実を証明できるのは…一晩中、彼の上にのし掛かっていた、落ち武者の幽霊だけ!
早速その旅館を訪ねるエミ、天候不順、帰宅方法なし
その夜、エミも金縛りに遭う
目を開けると…そこには落ち武者の姿、その名は“更科六兵衛”
思わずその手を掴んだエミ…「どうか、裁判で証言してください!」
こうして…前代未聞の「幽霊が証言台に立つ」という裁判が始まる
ただし、この六兵衛…全ての人に見えるとは限らない(いや見える人は限られている)
更に2人の前に立ちはだかるのは…
一切の超常現象を信じようとしない敏腕カタブツ検事!
人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士&421年前の無念の死を迎えた落ち武者の奇妙な友情
果たして、彼らは真実を導き出すことが出来るのか?


やっぱり三谷幸喜は上手いな!前述のとおり、笑いと涙のツボはしっかり押さえてくれてました!
笑う笑う!楽しかったです!映画館内は爆笑・爆笑でした!
深津絵里は凄い女優さんだな…やっぱり
知ってる役者さんがチョイ役で出てくる出てくる!
でも上映中は楽しかったのですが…あれっ?今コレを書く段になって思うと…凄い面白い!じゃなくて面白い!?
見終わってから時間が経てば経つほど…そんな気になってくるぞ!うーん…
面白いよっ!て、お薦めできるけど…予定調和?予想通りに過ぎたかな?
まあ、でも観てる最中は楽しかったし…良いか!!

あと2億あれば!!(笑)
公開12日目の第2回(13:00〜)、646席の映画館は2〜3割の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 7)
2011.09format



 砂の上のロビンソン 
[COMEDY]
1989.09:日本映画(ATG)
監督:すずきじゅんいち     原作:上野瞭 「砂の上のロビンソン」
CAST-1:大地康雄浅茅陽子橋本俊一鈴木武次郎浅川奈月高橋ひとみ戸川京子
CAST-2:長門裕之森本レオ下條アトム石橋蓮司根上淳大塚周夫団令子東野英心柳家小三治
     藤木悠多々良純風見章子立木義浩西川きよし小沢昭一梶原茂片桐はいり神谷茂
     高橋由美子
CAST-3:伊藤公子/他
コメディ映画、住宅会社のモデルハウス(2億円の物件)にモニターになる=見学者に見られる生活を1年間、役割をつつがなく果せば、モデルハウスはあなたのもの…プライバシー皆無の状況に挑んだ家族…

STORYは…
[晩夏]郊外の団地、木戸周平の家族5人が住む2LDK、狭い!出勤中に見た吊広告:「東西不動産のシンデレラ計画。理想的家族にこの土地と家を。モニター募集中!」、会社では部下の多美の被害妄想に振り回される周平… その頃(例の)広告に声を上げる妻・涼子… [秋]面接会場、モデルハウスに住む覚悟、理想的家族像の質問…シドロモドロの周平に代わり答える涼子&周平の頬にキス… 夜、押入の中でTV&晩酌中の周平、割込んでくる涼子、合格すればラブホに行かなくても… ある日 会社に涼子から電話…合格! [晩秋]2億円の家、重役からの注意事項、モニター期間1年、契約違反は即刻退去、理想的家族チェック担当・津田早苗、広告用の写真撮影、自分の部屋に歓喜する家族… 電車内、照れ臭そうに広告を見る周平、ん?睨んでいる多美…、モデルハウスの見学者、対応に追われる涼子、早苗のチェック、プライバシーは無いの? 次男の草太は広告ネタで笑われ戸惑い…、 娘・葉子に近付く少女・聖子「ネコを貰って!」押し付けられた箱の中にネコの死骸…、不良・玉田に絡まれる長男・恭平…保険料の要求(カツアゲ)*有名人割増、エスカレートする災難、上司に呼ばれる周平、良くない噂、同僚・野瀬から多美に関する忠告… 「モデルハウスを貰うために社長と寝たろう」…売女 呼ばわりの電話に応対する涼子(知らんぬ顔の早苗)、弁当持参で居座る老夫婦・文雄&たき、お茶を要求… 葉子の前に箱を持った聖子が出没… デパート出向を命じられる周平、有名人が実演販売?やっかみの左遷と愚痴る周平を励ます同僚・野瀬… 家の前で恭平を待伏せていた玉田、カツアゲの実態調査で只ひとり ”玉田”の名を言わなかった理由を聞きに…脅迫的な先生嫌いと、部屋へ篭り勉強に…、イタ電に悩む涼子、帰りの遅くなった周平と草太、友人と電話中の涼子、自由になりたいと… [冬]東西不動産・重役も来る特別見学会(まぎれ込んで金を返しに来た玉田:学校を辞め寿司屋で修行中)、理想的家族の昼食風景を見学?何か変だと思いながらも従う周平、昼食会の始まり、ぎこちないセリフ、客席には弁当持参の老夫婦、多美、聖子の姿が…


結構 面白かった、住宅会社のモデルルームに住みモニターになる=見学者に見られる、全くプライバシー無視、こんなことチャレンジするのはTV芸人位?普通の精神構造では持たないでしょう、この木戸一家、よくぞ1〜2ヶ月持ちました、でも最後には家族崩壊…まあ納得できる展開です、でも一般的にこんな企画は許されないだろうな…
この映画を見に行ったとき、涼子役の浅茅陽子さんが映画を見に来られていました、上映開始寸前、スタッフに囲まれて端の方の席に着席されました、すばやい動きに気付いた人はあまりいなかったようです
ちなみに当HPの記念すべき300本目のデータ投入作品となりました(20010909)
(テアトル新宿)
-1999format



 SPRIGGAN 
[ANIMATION]
1998.09:日本映画(東宝)
監督:川崎博嗣     総監修:大友克洋
コミックのアニメ化、本当に大友克洋は総監修だったのだろうか?多くを語りたくない映画の一つ

STORYは…
高度に発達し過ぎたために滅亡した超古代文明からのメッセージ・プレート「我々の遺産を悪しき者から守れ」、世界に散見される超古代文明を封印する事を目的とした組織「アーカム」、その工作員が「スプリガン」、ノアの方舟をめぐるアーカム:スプリガンと米:ペンタゴン(の大佐)との戦い

総監修に大友克洋の名前がありましたので見に行きましたが…つまらなかった!!!
原作を読んでませんので、もしかしたらそっちは面白いのでしょうか?今回は勘弁してください!内容も上記以上に書く気にもなりません!パンフレットを読んでも大友克洋は積極的な参加ではないようです…総監修なのに他人事のようなコメント… 残ったものは日本アニメの画像の出来の良さという点のみ、音響バランス最悪!映画館も責任の一翼を担っていますが…効果音が勝ち過ぎて、セリフは全く聞き取れない状態、思い出しただけでも…怒・怒・怒!以上
(コマ東宝:新宿)
-1999format



 SPACE ADVENTURE コブラ 
[ANIMATION]
1982.07:日本映画(東宝東和)
監督:出崎統     原作:寺沢武一 「コブラ」
CAST-1:松崎しげる榊原良子中村晃子藤田淑子風吹ジュン睦五郎田島令子久米明/他

STORYは…
■女賞金稼ぎのジェーン、酒場で出会ったトボケ顔の男…葉巻を離さず&軽口ばかり、無視&エア・カーで街へ向かうジェーン、撃ち取ったばかりのお尋ね者宣教師ダゴバの首を保安官事務所に届ける為、エア・バイクで追ってきた男、しきりにモーションをかけて来る…「俺の名はコブラ!史上最高の賞金首!」との名のり、火を吹くジェーンのレザーガン、冗談にも程がある!コブラは死んだ筈、第一顔が違い過ぎる!が…どこか憎めないところのある男、彼を街まで送り&ダゴバの首を保安官に渡したジェーン ■その夜…ホテルの窓から例の男の姿を見つけたジェーン、部屋に招く、その時…光る球体が窓を破って飛び込んで来た、ダゴバの首!続いて殺人ロボットの襲撃!ジェーンを狙う第7銀河最大の悪の権力“海賊ギルド”の攻撃、ホテルを脱出した2人、追い来るギルドの船、エア・カーの上に立つ男…左腕を構える、閃光を発するサイコガン!破壊される船、左腕にサイコガンを持つ男は全宇宙に只一人…男は本物のコプラ、一匹狼の正統派海賊、海賊ギルドにたった一人で立ち向かった男、コブラはギルドの追求を逃れるため顔も声も変えていたのだった ■ジェーン…一世紀前に絶滅したといわれるミロス星の女、太陽を持たず宇宙をさまよう美しい伝説の星ミロス、コブラは海賊ギルドに追われるジェーンにカを貸すこととした… ■コブラ、ジェーン、レディ(コブラの相棒)の3人を乗せたタートル号…宇宙へ飛び立つ、目標は惑星シド、そこに浮かぶ刑務所からジェーンの三つ子の妹キャサリンを救いだすため、ギルドの戦闘機の攻撃を軽く撃退…シドへ ■ギルドが牛耳るシドの刑務所、待ち受けていたギルドの幹部クリスタルボーイ、サイコガン発射も…特殊偏光ガラスのクリスタルボーイの身体を素通りするレーザー光線、コブラは捕われ&冷凍、一方のジェーンは妹キャサリンの手によって殺されてしまう、キャサリンはクリスタルボーイを愛し…ミロス星の女王の座を狙っていた ■ジェーンのコブラヘの愛は生き続けていた…ジェーンの体から一筋の光が飛び出とびだすと末の妹ドミニクにジェーンの愛を送り届ける、そしてコブラは仮死状態のまま動き始める…復活、奇跡のようミロス星人の愛の力 ■シドを脱出したコブラ、ミロス星の精霊トポロ教授の指示でドミニクのいるルルージュ星へ ■雪と氷の星ルルージュ星、ドミニクはその星の独立を求めて戦っているスノウ・ゴリラの一員、コブラはドミニクからミロス星の秘密を知らされる…ミロスは自動推進装置を持った人工の星、女王だけがそれに近づくことができる、ジェーン、キャサリン、ドミニクはミロスの女王の血統、女王を決めるには3人が一人の男を愛して1つになるか、1人を残して他の2人が死ぬしかない、その秘密を知ったギルドはキャサリンを女王にし…ミロス星を使って第7銀河を消滅させる計画、ギルドの力を全字宙に誇示するため ■クリスタルボーイの軍団がスノウ・ゴリラを襲撃、次々と倒れる隊員達、追い詰められるコブラとドミニク、ドミニクを逃がすため…コブラは猛然とクリスタルボーイに立ち向かう、激しい格闘、だがクリスタルボーイの投げた黄金の骨が走るドミニクの胸を貫く ■ジェーン&ドミニクを失ったコブラ…1人ミロス星に降りる、ドミニクの最期の願いを入れてキャサリンを殺すため…


原作マンガが大好きで見にいきましたが…あまりにあまりな出来と内容に大きく落胆した記憶が… (2009.07)
-1999format



 スペーストラベラーズ 
[COMEDY&CLAIM ACTION]
2000.04:日本映画(フジテレビジョン/東映/ROBOT)
監督:本広克行
CAST-1:金城武安藤政信池内博之深津絵里渡辺謙筧利夫鈴木砂羽甲本雅裕武野功雄
CAST-2:濱田雅功中山仁高杉亘小木茂光大杉漣ガッツ石松ジョビジョバ高田聖子氏家恵
CAST-3:三木眞一郎坂口候一正名僕蔵/他
アクション・コメディ映画、監督は本広克行、原作はジョビジョバ…、宣伝コピー「強盗史上、最も人質に愛された3人組…その日、銀行のロビーは楽園(パラダイス)になった…」と…

STORYは…
■閉店間際のコスモ銀行、突如3人の強盗が侵入…孤児院で育った3人(アニメおたく、無口なガン・マニア、彼等を見守る兄貴分…)の夢、パラダイスを求めて… それぞれの事情で、閉店時間に残ってしまった人々、閉じてしまった金庫、勝手に大事になる事件、どうしたらいいの?どうにかしなければ…
■ハヤブサジェッター:リーダー“保”、アイリーンベア:婚約者に裏切られた“みどり”、ブラックキャット:アニメおたく“誠”、ドラゴンアタック:無口なガンマニア“功”、クラッシュボンバー:国際手配のテロリスト“坂巻”、ホイ:離婚間際の男、ゴールドパピヨン:離婚間際の女、カールヘンドリックス:人見知りの銀行員、エレクトリックサニー:ハイテクが苦手な電気屋、調子のいい銀行員、元刑事のガードマン、おかたい支店長、暴走する警察、そして解散の記者会見をするアイドル・グループ…

踊る大捜査線MOVIEの本広監督作品です
序盤は人物紹介&小ネタでジョブ(少しばかりダレルかな…?)、それからの展開は…実際に見てください、内容を書きたいけど…シチュエーション含めたら大変なことになってしまうので止めときます、実に様々な仕掛がされています…リピーターが多いのもそのせい…?劇中アニメのスペース・トラベラーズもビデオ&DVD化されたとのこと
しかし映画館のハウリングしまくりの音響は最悪だった…
(渋谷東映)
2000-2009format



SPACE BATTLESHIP ヤマト     は、別ページとなります



劇場版 SPEC 天     は、別ページとなります
劇場版 SPEC 結〈クローズ〉 漸ノ篇     は、別ページとなります
劇場版 SPEC 結〈クローズ〉 爻ノ篇     は、別ページとなります



スマホを落としただけなのに     は、別ページとなります
スマホを落としただけなのに/囚われの殺人鬼     は、別ページとなります



 スローなブギにしてくれ 
[ YOUTH? ]
1981.04:日本映画(東映)
監督:藤田敏八     原作:片岡義男 「スローなブギにしてくれ」
CAST-1:浅野温子古尾谷雅人山崎努浅野裕子竹田かほり原田芳雄室田日出男
CAST-2:春川ますみ赤座美代子浜村純石橋蓮司岸部一徳伊丹十三/他

STORYは…
■夕暮の第三京浜、白いムスタングから放り出された若い女(&猫)、「ちょっと酷過ぎるじゃないの?大丈夫かよ!」後ろから400ccのオートバイで追いついてきた少年が声を掛ける…ゴローとさち乃の出会い!元気付けの食事…ハンバーカー・ショップ、サイフが無いことに気付いたさち乃、ムスタングの中、男のことをよく知らないさち乃、無一文、そのままゴローの部屋へ転がり込んで(猫と共に)居着いてしまう、同棲生活の始まり ■福生の旧米軍ハウスに暮らすムスタングの男、こちらも奇妙な同棲生活、仕事仲間だった輝男と敬子のカップルが男の家に転がり込んできた…男2人と女1人、生まれた子供も男か輝男の子か不明、しかも子供は敬子の妹・由紀江に預けられている、奇妙な均衡の中での暮らし ■ある朝…ジョギング中の心臓発作であっけなく死んでしまった輝男、「ややこしい関係だったけど…凄く安定してうまくいってたな」、通夜の席でいたたまれなくなった男、ムスタングの車内の忘れ物、さち乃の住所を把握、さち乃に忘れ物を届ける…「どうせ君ら、上手く行かんよ」、強引にさち乃を抱き寄せてキス ■1ヶ月後、増えてる猫、さち乃とゴローの生活もそれなりに安定、さち乃は行きつけのスナック「クイーン・エリザベス」のマスターの好意でアルバイト、ところが…ゴローはバイト先の牛丼屋を喧嘩で辞めてしまう&さち乃の店での接客に嫉妬…仲違い、不貞腐れて出ていってしまうゴロー、残されたさち乃、男に連絡、季節外れの高原ホテル、体を預けるさち乃、男の旅の目的?離婚しかけている妻への書類にハンを押すこと、子供のピアノ・コンサートに出かけること、ホテルの朝…男に子供からの電話、受話器を取ったさち乃、男の寝顔を侮蔑を込めて見つめる ■10匹以上に増えた猫、アパートに帰宅したさち乃、何してきたかと問うゴローに…「売春よ!」の答え ■再びスナックで働き始めたさち乃、何となく帰りづらいと思った日…作業服の男2人に襲われ…強姦される、服はボロボロ、生傷だらけ、「2人にやられたなんて…汚ったねぇ!」、さち乃の眼に憎しみが光る、逆上したゴローは犯人を探して街中を歩き回る ■半月後、犯人を発見したゴロー、ボコボコにしてさち乃の復讐を果たし…ご機嫌なゴロー、さち乃は呟く「カタキのことばかり考えて、あたしのことを考えない人なのよね、ゴローって、自分のことばかり考えて、あたしのことを考えない人なのよね!」 ■再び男の元に走ったさち乃…


当時人気の出始めた「浅野温子」!原作が「片岡義男」で「スローなブギにしてくれ」、音楽は「南佳孝」の同名タイトル曲がヒット!勢い
というか流れで観に行ってしまいましたが、本音としてはあまり面白い物ではありませんでしたね…細かいことは覚えてませんが!
(大宮ハタ:さいたま市)
-1999format



 スワロウテイル 
[近未来???]
1996.09:日本映画(日本ヘラルド映画/他)
監督:岩井俊二
CAST-1:三上博史Chara伊藤歩江口洋介アンディ・ホイ渡部篤郎山口智子大塚寧々
CAST-2:桃井かおり洞口依子ミッキー・カーチス渡辺哲塩見三省武発史郎
CAST-3:山崎一鈴木慶一光石研小橋賢児藤井かほり田口トモロヲ北見敏之酒井敏也修 健
     翁華栄/ケント・フリック/ローリー寺西/シーク・マハメッド・ベイ/アブラハム・レビン/顧暁東
CAST-4:南加絵野口雅弘中沢青六/他
近未来映画?かつて“円”が世界で一番強かった頃、移民達で賑わう“円都(イェンタウン)”、“円”で夢が叶う夢の都にやって来た者達の物語…、日本でもこういう映画は作れるんだと思わせてくれた作品です

STORYは…
昔々”円”が世界で一番強かった頃…いつかのゴールドラッシュのような街、移民達は”円都(イェンタウン)”と呼んだ。でも日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民達を”円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ。ここは円の都、円で夢が叶う夢の都…そしてこれは…イェンタウンにやって来た、イェンタウン達の物語。 グリコ…胸にアゲハのタトゥー、2人の兄と生別れ、歌手を夢見てイェンタウンに渡ってきた娼婦…母(娼婦)が死にたらい回しにされていた少女を拾う…彼女にアゲハと命名…。何でも屋「青空」で働くアゲハ、仲間(店員)はグリコに魅れるフェイホン、謎の男ラン(殺し屋)、イラン人ニハット…様々な人間の集まる「青空」、歌姫グリコ…。ある夜グリコの客、葛飾組の須藤に襲われるアゲハ、元ボクサーに救われるが、死んだ須藤の腹からカセットテープ…「マイ・ウェイ」… 動き出した葛飾組と流氓(リウマン)のリーダー:リョウ・リャンキ…「マイ・ウェイ」のテープ、実は一万円札の偽造データ。葛飾組を壊滅させるリョウ・リャンキー… 一方で仲間のシェンメイから事件の全貌を知ったランはテープからデータを引き出す…億万長者…グリコの夢を叶えるためライブ・ハウスを買い、イェンタウンクラブをOPEN…一躍スターになるグリコ… そんな中、仲間の少年が覚醒剤を試すのを止めるため、自らの腕に注射を突立てる…意識不明…通り掛かりのリョウ・リャンキ…彼女を阿片窟の病院へ、そこで見たポスターを見て青ざめるリョウ・リャンキ…


やったネ!日本でもこういう映画は作れるんだ、岩井俊二ガンバレ!と言うことで機会があったら見ることをお薦めします
ランとシェンメイ&リョウ・リャンキとグリコで、もう1本作れそうな…とも思うが、止めておいた方がいいか!?
ちなみに、イェンタウンは千葉市の湾岸…あの悪名高き(お笑いネタ?)モノレールが写ってるぞ…
(シネ・アミューズ・イースト:渋谷)
-1999format